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「ねえ龍治。ほんとに出来るの?」
「ああっ。義春と翔太で試したからな。信じないなら試してやろうか? その副委員長の身体で!」
「嫌よ。気持ち悪い。何でアンタに私の身体を乗っ取られなきゃならないのよ」
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「来たわよ」
「ああっ」
「何ですか? 急に呼び出して」
「ごめんな杉崎さん」
「塾に行く予定とかあった?」
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「生徒会長だからって、私の放課後の時間を縛るなんてできませんよ。今日中には資料をまとめて先生に提出します。私は生徒会長の立場を利用した、あなた達の不正を認めませんので」
「不正だなんてひどいなぁ。でも、杉崎さんがそこまで言うなら、僕も生徒会から身を引くよ。真面目な杉崎さんには許せないよね。僕から全部、校長先生に…いや、校長先生に直接話すよ」
「それなら私も同席します。真実を話すか分からないので」
「もちろんさ。だからこれ以上の詮索はやめて欲しいんだ。そしてこれからは、杉崎さんとも仲良くしたい。とにかく、仲直りの握手だ。必ず校長に話すから」
「…そうですか。わかりました。一度だけ信じます」
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(ロックオン成功!)
「えっ?」「……」
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(そのまま大人しくしてろよ…)
「……」
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「…う…。……」
「ねえ龍治。いつまで握手してるのよ」
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「お〜い龍治っ! どうなってるか説明してよ」
「あの…副会長。私から説明しますよ」
「ええ? 説明って何か知ってるの?」
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「はい。もう終わったので」
「終わったって何が?」
「生徒会長がしたかったことですよ」
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「私の身体を乗っ取って、人格まで奪ってオナニー映像を撮るんですよね。私のその映像を見せて、不正を言えばオナニー映像をSNSにばら撒くって脅迫するんでしょ!」
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「なんでアンタがそれを知ってるわけ? 龍治と私しか知らないのにっ」
「だから言ってるじゃないですか。もう私、杉崎 亜也子は生徒会長の糸原 龍治に乗っ取られているんです。私のすべては糸原 龍治の思うがままなんです」
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「ほんとに…龍治なの? 普段の杉崎さんにしか見えないんだけど」
「はいっ! こうして私らしく話してますけど、生徒会長なんです。だって本当の私なら、副会長の御田 紗理奈さんとは笑顔で話しませんよ。それとも信じてもらえないなら、私がするはずもない、チンコやマンコってエロい話をしましょうか?」
「いや…龍治…なんだよね。それなら自分の喋り方をすれば?」
「ええ? 嫌ですよそんなの。折角、杉崎 亜也子を乗っ取ってるのに」
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「…っていうか、クスッ! やだ…私ったら…そうだったんだ」
「な…何が?」
「誰も知らない性癖をているんです。匂いフェチ…それも体臭の! 自分の脇の臭いにも興奮出来ます」
「ほんとに? でもほんとなら…ラッキーな情報だけどね」
「本当ですよ! じゃあ折角なので…」
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「私が副会長の脇を匂っているところをスマホで撮ってください。私を脅迫するネタになりますよね?」
「それはそうだけど…。本気で言ってるの?」
「もちろんです。たくさん、脅迫ネタを用意しましょう」
「脇を嗅がれるなんてちょっと恥ずかしいんですけど。いいわよ」
「はいっ。じゃあ失礼します」
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「セーラ服の生地が少し湿ってます」
「……」
「この距離でも臭いますね」
「言わないでよ。恥ずかしい」
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す〜は〜、す〜は〜
「……ちょ、ちょっと……」
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「あはぁ〜。す…すごいの…。他人の身体をこんなに堂々と嗅いだのは初めて…。もっと嗅いでいいでしょ?」
「好きにすれば? う…ふっ」
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す〜は〜、す〜は〜
「は…はぁ…」
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「ううっ…」
「あはぁ…」
「か…過呼吸で立ち眩みました」
「そりゃそんだけ、す〜は〜してたらなるでしょ!」
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「でも、こんなに他人の脇を嗅いだのは初めて。この鼻に残った副会長の臭いをオカズにオナニーします」
「ほんと…ド変態ねっ」
「はい♡ だから誰にも内緒だったんです。それじゃあ保健室でオナニーするので撮ってくださいね」
「撮るけどねぇ…」
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「いつまで杉崎さんに成りすましてるわけ? いつもの龍治と話したいんだけど」
「嫌ですよっ。だって私がお前の事を紗理奈って呼ぶのは腹立つだろっ! 折角人格まで奪われたんだから、最後まで杉崎 亜也子ますよ」