補習授業3_011
「ま…まさか…。この声…この身体…。わ…私…山磯君になっているの?」
「おかしな事を言うわねっ。誰が見ても山磯君じゃない。補習授業の間に昼寝をするなんていい度胸ねっ」
「ち…違うっ! 私は木井っ! 木井美根子よっ。あなたこそ誰なのよっ」
「ほんと、おかしな子ねぇ〜。山磯君が私だなんて。昼寝している間に変な夢でも見たのかしら?」
補習授業3_012
「馬鹿にしないでっ! 何でもいいから私を元に戻しなさいっ」
「ねえ岡柴さん。あなたの彼氏はいつもあんな風に寝ぼけた事を言うの?」
「の…信孝? 何言ってんの? 何かおかしいじゃん」
「だから言ってるじゃない! 私は山磯君じゃないのっ! 木井美根子なのっ!」
「まあいいわっ。とりあえず補習授業を続けるわよ。山磯君とセックスしなさい」
「えっ! ま…待ってよセンセーッ。今するの?」
補習授業3_013
「当り前じゃない。補習授業の内容なんだから」
「で…でも…」
「そこまで成りきらなくてもいいのよぉ〜」
「……。信孝…これも授業だから…」
「ちょ…ちょっと待ちなさいっ。全く意味が分からないわっ。ちょ…ちょっと…」
補習授業3_014
「顔…見ながらだと恥ずかしいから」
「ま…待って岡柴さんっ。絶対にダメッ。岡柴さん! 岡柴さんっ!」
「ぐうっ」
「うっ…ううっ…」
補習授業3_015
「ふああっ」
「うっ…」
(う…嘘っ。嘘でしょ…。岡柴さんの中に入っている感覚が…。ほ…本当に私…山磯君の…男性の身体になっているの?)