続きです。

落とし前1_005
「一回だけでいいからさっ。そしたら別れてやるよ」
「どうしてそうなるの…」
「付き合ってやってたんだ。俺にだってプライドがある。ちゃんと落とし前付けないとなっ!」
「落とし前だなんて…。酷いよ孝志―。私…好きじゃない人としたくない―」
「俺と別れたいんだろ?セックスなしで別れるなんて有り得ないからなっ」
落とし前1_006
「なあ伴子。お前…色々教えてくれたよなぁ。嫌いな女子の事や、中学校の時に初めてキスをした相手―」
「その男…今、同じクラスにいるんだよな!」
「……」
「そいつとはセックスもしてたんじゃなかったっけ? みんなに言ったらどんな反応するかなぁ?」
「あっ…」
「脱がせてやるよ」
落とし前1_007
「お願い孝志っ! キスだけはっ、キスだけは嫌っ」
「変な奴だな。ま…いいけど。俺が気持ちよくなれればそれでいいし!」
「ううっ」
「いい胸してんじゃん! …ってか、早速勃起してんのかよっ」
「ち…違っ…」
「すでに体は興奮してるってか!」
落とし前1_008
「あっ」
「こっちはどうだ?」
「い…いやぁ〜っ」
「何だよこの音っ。もう準備できてんじゃん」