その1の続きです。
挿絵には、ILLUSIONのソフト「ジンコウガクエン」の体験版を使っています。
 守から言われた時間が過ぎ、隣にある姉の部屋を訪れた裕樹は、瞬間的に顔を背けた。

「よっ! 裕樹。姉ちゃんの体、乗っ取ったぞ」
「ちょ、ちょっと!」
「何恥かしがってんだ? 折角、裕樹のために裸になったんだからしっかり見ろよ」

 目の前にいるのは、守の口調で喋る彼の姉、仁美であった。頭の中では何となくこういう展開になる事を予想していたが、実際に目の前で起こると上手く受け入れられない。フローリングの床には、ほんの少し前まで彼女が身につけていたであろう淡いグレーのVネック長袖Tシャツとタイトジーンズ、そして白い下着が脱ぎ散らかされていた。

「ま、守君なの?」
「ああ。あの薬で姉ちゃんの体に入り込んだんだ。最初は抵抗されたけど、思ったより簡単に乗っ取れたかな。姉ちゃん、大学で水泳やってるから水着の後がクッキリと付いてる。ちょっとエロくない?」
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 ゆっくりと視線を向けると、裸体の仁美が腰に手を当て、嬉しそうな表情をしながら裕樹を見ていた。健康的な小麦色の肌と、彼女が本来持っている白い肌のコントラストが確かにいやらしく見えた。競泳水着だろうか、股間から腰に掛けてかなりの角度が付いた水着の跡だった。
 それにしても、守が言うように姉のスタイルは抜群に良かった。こんな姉が自分にもいたら――そんな事を瞬間的に思ってしまった。

「ほら、後ろもこんな感じ」
「えっ……」
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 嬉しそうに背を向けた彼女が、滑らかな曲線を描く後姿を披露する。肩から背中に掛けてクロスした水着の跡。そして、丸い尻に浮かび上がる白い肌は男なら頬ずりしたくなる程、魅力的に見えた。

「どうだ? 母ちゃん以外に、初めて見た女の裸だろ? 感想は?」
「あっ……うん。すごく綺麗。こんなに綺麗なお姉さんがいて羨ましいよ」
「そうか? ま、俺は小さい時から見てるからそんなに興奮しないけどな」
「えっ? 見てるって……」
「今も……じゃないぞ。姉ちゃんが高校に入るくらいまでだよ。その時でも、結構スタイル良かったんだ。何人もの男から告られてみたいだけど、小学生の頃から好きな男がいてさ。そいつとずっと付き合ってる」
「へ、へぇ〜。良く知ってるね。じゃあ、ここで……その……エッチしているのは……」
「そう。その小学生の頃から付き合ってる男。名前は小路 敦夫って言ったかな? まあ、スポーツ万能で俺たちよりも随分とカッコイイ奴だけど」
「ふ〜ん……」
「へへ、なあ裕樹。そういう事を聞くって事は、お前もその気になってきたんだな?」
「えっ?」
「じゃあさ、予定通り今日はお前の記念日にしようぜ」
「き、記念日って……」
「分かってるだろ? 童貞卒業記念日! 姉ちゃんのココを使って卒業させてやるよ」

 少し釣り目の仁美がニヤニヤしながら、水着用に処理され、形の整えられた陰毛の更に下を指出した。

「い、いや。だからそれは絶対にしちゃいけないと思うんだ。いくら守君のお姉さんだからって、勝手に体を使ってそんな事するなんて……」
「いいじゃん。姉ちゃんは処女じゃないし。俺も姉ちゃんの体で快感を味わってみたいからさ。知らないのか? 女の体って男より何倍も気持ちいいんだってさ」
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 守は姉の顎に手を当てながら、「二十一歳の大人の女よりもクラスメイトの方が良かったか? クラスメイトじゃ後で何かあった時に面倒だしさ」と言い、ニヤリと笑った。

「それはそうだけど……」
「大丈夫だって。俺も早く姉ちゃんの体を楽しみたいんだ。お前が嫌だって言うなら、一人で楽しむぞ」
「あ……う〜。わ、分かったよ。すぐに脱ぐから」

 いけない事だと分かっている。しかし、美女の裸体を目の当たりにする事で、思春期に高ぶる性への本能が、道徳感と理性を鈍らせた。裕樹は躊躇しながらも制服を脱ぎ、股間を隠しながら全裸になった。

「しっかり勃起してるじゃん。真面目な裕樹が勃起しているなんて、すげぇ意外な感じがするよ」
「言わないでよ。僕だって普段はこんな風にならないんだから」
「お前、家でオナニーとかしないのか?」
「そんな事は無いけど……。月に2回位……かな」
「マジで? 俺なんて毎日してるけど。じゃあ、この前オナニーしたのは何時なんだよ」
「う〜ん、一週間くらい前かな」
「一週間も貯めてんだ。へぇ〜、じゃあ今日は大量に出せるな! 姉ちゃんのベッドに上がれよ」
「いいの?」
「いいから上がれって」
「う、うん」

 勝手に他人の――それも女性のベッドに上がるなんて失礼だと思いつつも、守に乗っ取られた仁美に促され、ゆっくりと腰を下ろした。マットレスにはピンクの敷布団が敷かれ、ほのかにいい香りが漂っている。恐らく、仁美が使用しているリンスの残り香であろう。

「仰向けに寝ろよ」
「……いいのかな?」
「しつこいな。いいって言ってるだろっ」
「わ、分かったよ」

 仁美の表情がやや不機嫌になったため、裕樹は慌てて仰向けに寝転んだ。彼女が使用している枕に頭を乗せるだけでも気持ちが高ぶる。

「俺もドキドキするよ。姉ちゃんの体ってマジで気持ちいいのかな? 胸はすげぇ柔らかいけどさ」

 目の前で美人の女性が恥かしげも無く胸を揉んでいる。その仕草を見ただけでも、男として込み上げてくるものがあった。

「ま、守君っ」
「何だよ。これくらいで興奮してちゃ、何回イッても足りないぞ」

 そう言いながらベッドに上がり、仰向けに寝転ぶ裕樹を四つん這いになって跨いだ。丁度、互いの顔が同じ位置に来ると、彼女のダークブラウンのセミロングが裕樹の頬をくすぐる。先程香った敷布団と同じ匂いがより一層強く感じられた。見つめ合うと、裕樹が耳を赤くしながら視線を逸らし、顔を横に向ける。

「ちゃんと見ろよ。こんなに間近に女の裸があるんだぞ。ほら、胸も触ってみろよ」

 仁美の女性らしいトーンの高い声を使って誘惑する守は、わざと体を左右に動かし、二つの胸をいやらしく揺らした。水着に隠されていた、白く透き通った乳房が如何にも柔らかそうに揺れ動く。守のせいで肉体が興奮しているのか、ほのかに赤みを帯びた姉の乳首が触って欲しそうに、ぷっくりと勃起していた。

「そ、そんなの触れないよ」
「触りたくないなら、吸い付いても構わないけどさ」
「無理だよっ。そんな事をしたらお姉さんに怒られるじゃない」
「だ〜か〜ら〜」

 守は仁美の肘を崩し、互いの上半身を密着させた。裕樹の胸に彼女の重みが感じられると共に、柔らかい感触が皮膚に伝わってきた。その状態で体を左右に揺する仁美の口から、「うっ」という吐息交じりの声が漏れた。

「こうして胸を揺すると、お前の胸に乳首が擦れて気持ちいいんだ。こんな感覚、初めてだ」
「そ、そう……」

 相変わらず顔を横に背ける裕樹が素っ気無い返事をしたので、守は「ほら、ケツ触れよ!」と言い、彼の両手を掴むと、強引に仁美の尻に宛がった。

「わっ!」
「いいから触れよ。お前、俺がいいって言うまで姉ちゃんのケツから手を離すなよ。離したら絶交するぞ」
「な、何でだよ。こんな事で絶好だなんて」
「俺の性格、分かってるだろ」
「……もう〜」

 掌一杯に、柔らかい尻の感触がある。丁度触っているところは、胸と同じく彼女本来の素肌の色をした部分だろう。競泳水着の跡が残る仁美の後姿を思い出した裕樹の手に汗が滲んだ。

「揉んでみろよ。柔らかいぞ」
「柔らかい事くらいすぐに分かるよ。でも……ほんとに揉んでもいいのかな。あっ……その、いいんだ」

 また守に怒られると思った裕樹は、指先に力を入れて仁美の尻をゆっくりと揉んでみた。風船でも無く、ゴムボールでも無い。中身がしっかりと詰まっているのに、指が減り込む程の柔らかさがある。他に例え様の無い感触がそこにあった。

「す、すごく柔らかくて……でも弾力があって。掌に吸い付く感じがするよ」
「お前さ、料理番組のリポーターじゃないんだから」
「う、うん。でも……ほんとに柔らかくて触り心地がいいよ」
「だろ! なあ裕樹。お前のチンポ、さっきからずっと姉ちゃんのマンコに当たってるんだ」
「えっ。あっ……ごめんっ」

 体を動かそうと足を開いたところに、仁美の両足が閉じられる形で嵌り込んだ。彼女の股間と太ももの間に収まった肉棒がヒクヒクと動いている。

「ちょ、ちょっと守君っ!」
「へへ、素股ってやつだよな。腰動かしてやろうか」

 守は裕樹の脇の下から仁美の両腕を忍ばせ、彼を抱きかかえるように体を密着させた。裕樹の頭の横に仁美の頭が密着し、ダークブラウンの髪が彼の顔に被さった。

「ま、守君……」
「うっ、はぁっ」

 耳元に女性の吐息が聞こえる。掴んでいた尻がゆっくりと持ち上がり、下りて行く。ほんの数回、上下に動かしただけで、太くて硬い肉茎が粘り気のある透明な液でコーティングされた。陰唇が開き、膣口から愛液が蕩け出てくる。その滑りと素股の刺激に、裕樹も思わず「あうんっ!」と情け無い喘ぎ声を漏らした。
 ニチニチといやらしい水音が聞こえる。

「ね、姉ちゃんの体、すげぇ気持ちいいっ」

 動かし方によってクリトリスが刺激されるらしく、守は仁美の腰を前後にも揺すり、一番気持ちのいい動き方を探索した。

「守君っ。そんなに動かさないでよっ」
「だってこうしたらすげぇ気持ちよくって! はぁ、あっ……これがすげぇっ!」

 クリトリスが擦れるよう、尻を上下に動かしながら体全体を前後に揺らす。皮の剥けたクリトリスが赤く充血し、守の精神に女性としての快感を連続的に流し込んだ。
 閉じられた足に力が入ると、肉棒がより一層強く扱かれる。

「うっ、ううっ」

 オナニー以外に射精の経験した事の無い裕樹は、女性の素股による刺激に翻弄された。掴んでいた仁美の尻を止めようと力を入れたが、力強い腰の動きは彼の力では防ぐ事ができなかった。女性の快感を貪る守の欲望が、自分の意思で自由に操れる姉の腰を激しく動かし、オーガズムを手に入れようとする。

「あっ、あっ、あうっ。気持ちいいっ! すげっ! すげぇっ!」
「ま、守君っ! 僕、もうっ!」

 肉棒を駆け上がる精液を止めようと手を伸ばしたが、全く届かなかった。

「ううっ!」

 その瞬間、亀頭から白い精液が激しくほとばしった。

「うあっ。うっ、うっ、ううっ」

 裕樹は背中を反らせながら仁美の尻を強く掴んだ。それでも彼女の動きは止まらず、耳元でセクシーな喘ぎ声を漏らしていた。

「あっ、ああっ、すげっ。あはぁっ、あっ、気持ちよすぎてっ……あっ、イ、イクッ!」

 腰の動きが一層激しくなり、華奢な腕が裕樹を力一杯抱きしめた。精液と愛液で塗れる肉棒を執拗に扱き上げる仁美の股間がヒクヒクと痙攣したかと思うと、裏返った彼女の叫びにも似た喘ぎ声が部屋中に響き渡った。

「んああっ、あああああ〜っ!」

 裕樹を抱きしめながら顎を挙げ、セクシーな唇から涎を垂らした仁美の全身が痙攣した。ビクビクと震える様が裕樹にも感じられ、女性のオーガズムを守が体験したのだという事が伝わってきた。

「はぁっ、はあっ、はあっ、あああ〜」

 頭を布団に預けた彼女が肩で大きく呼吸をしている。

「ま、守君。ちょっとどいてよ」

 力の抜けた仁美の体を何とか横に転がした裕樹は、汚れた肉棒を見て赤面した。股間の周りがいやらしく濡れており、ピンクの敷布団には大きなシミが出来ている。恐らく膣から溢れ出た愛液なのだろうと思って彼女を見ると、仁美も裕樹に視線を合わせ、ニヤリと笑った。

「へへ。俺、姉ちゃんの体が気に入った。なあ裕樹、まだやれるだろ? 今度はマンコに入れて童貞卒業だ。そこをどけよ」
「えっ……わっ!」

 強引に押された裕樹は、一旦ベッドから下りた。すると仁美がベッドの真ん中に仰向けで寝転び、小麦色の肌をした足をM字に開脚させる。

「ここに入れるんだ。分かるだろ?」

 守が仁美の手を操り、両手で陰唇を広げてみせた。先程まで肉棒が擦れ、剥き出しになったクリトリスの下、男には無いピンクの肉穴が見えている。その穴からトロトロの透明な愛液が涎の様に垂れている状況に、裕樹の萎えかけた肉棒が元気を取り戻した。

「僕の……オチンチンを入れるんだ」
「他に誰のチンポを入れるんだよ。ほら、早くベッドに上がって来いよ」
「う、うん……」

 M字に開いた足の間に体を割り込ませた裕樹は、競泳水着の跡がくっきりと残った仁美の体を眺めた。とても魅力的な肉体だ。こんな女性と結婚できたらどれだけ幸せだろう。中学生の頭でそんな事を考えた。

「俺も緊張するなぁ。どんな感覚なんだろう」

 彼女の声で呟いた守は、細くてスラリと長い足を更に広げると、軽く腰を上げた。女性からこうやって積極的に言ってもらえる――しかも相手は、きっと裕樹が生きている間に付き合う事は無いであろう美人だ。
 弟の守に肉体を乗っ取られ、普段は絶対に取らない行動を取らされていると考えた裕樹の鼓動が高鳴った。
 血液が漲る肉棒を右手で支え、彼女が両手で開いている陰唇の中へと案内する。

「い、入れるよ?」
「ああ。でも最初はゆっくりな」
「うん」

 膣口に亀頭が触れると、ヌルっとした感触が伝わってきた。仁美の手が陰唇から離れ、「うっ」という呻き声が発せられた。

「だ、大丈夫?」
「いいから入れろよ」

 亀頭が膣口を広げながら入り込んだ。それだけでも気持ちいいと思った裕樹が、ゆっくりと腰を前に押し出してゆく。肉茎が滑りのある襞に包まれ、生温かい感触が肉棒全体に伝わった。

「うあああ……」
「はぁ、うはぁ」

 互いの下半身が密着すると、共に何とも言えない声を上げた。守は仁美の眉を若干歪め、両腕で上半身を軽く起こしながら繋がっている部分を眺めている。自分の下腹部に裕樹に肉棒が減り込んでいる様が不思議なのだろう。

「これって男じゃ考えられないよな」
「う、うん。ねえ守君、動いてもいい?」
「えっ……。あ、ああ。動いてくれ」

 その言葉に、裕樹が腰を引く。肉棒に絡みつくピンクの襞がカリを擦り、極上の快感を与えてくれる。守も、仁美の膣から抜けてゆく肉棒の感覚に鳥肌を立てた。そのまま彼の腰が前に動き、また膣内が満たされる。両腕で上半身を起こしていた守は、姉の肉体に沸き起こる気持ちよさに「うはぁっ!」と声を上げ、ベッドに頭を預けた。

「お姉さんの中、すごく気持ちいいっ」

 ゆっくりと腰を前後に振る裕樹は、初めて味わうセックスの快感に酔いしれた。自分の手でオナニーする感覚とはまるで違う――女性がいなければ叶えられない極上の快感だ。守も普段、姉が感じている女性の快感を手にし、身を善がらせた。

「んああっ。はぁ、ああ……。あっ……あっ……ああっ」

 裕樹が腰を打ち付けるたび、仁美の口から喘ぎ声が漏れた。声だけ聞いていると守が乗り移っている事を忘れてしまいそうだ。
 少し早く腰を動かすと、喘ぎ声も同じペースで漏れる。ピンクの敷布団を掴み、顔を横に向けて喘いでいる仁美がたまらなくセクシーに思えた。そして自分が腰を振ることで善がる彼女を見て、大人の女性を悦ばせる優越感、あるいは支配感のような感情を覚えた。

「守君っ。僕、イキたいっ!」
「えっ? あっ? あああっ! ちょっ……んはあっ!」

 腰の動きが一層激しくなった。日焼けした彼女の両足が自然と裕樹の腰を縛りつける。それでも裕樹は上半身を倒し、仁美の体を抱きしめながら必死に腰を振った。姉が彼氏を部屋に連れ込んだ時に、自分の部屋で聞いていたベッドの軋みと同じ音が耳に入る。きっと姉はこうして彼氏とセックスをしていたのだ。守の脳裏にそんな事が蘇った。

「あっ、あっ、あっ、ぎ、気持ちいいっ、気持ちいいっ!」
「はぁっ、はあっ、ぼ、僕もすごく気持ちいいっ。このままずっとしていたいよっ」

 仁美の脳が守にオーガズムの前兆を継げた。大きな波が来そうな予感。クリトリスで感じたエクスタシーとはまた違う、もっと深いところから一気に湧き上がる快感。男の射精よりも遅く、それでもその威力は比べ物にならない、女性のみに与えられるオーガズム。
 その巨大な波に飲み込まれるように、守は極上の快感を仁美の肉体から受け取った。彼女の滑り気のある襞が肉棒を締め付け、裕樹を蕩けさせる。

「あっ、あ、あ、ダメだっ……。ああっ、イ、イックッ! ……んああああっ!」
「うっ、うっ、はぁ、はぁ、はぁ、あっ、あっ、はああっ」

 裕樹は膣から肉棒を一気に引き抜くと、激しく扱いて彼女の腹部に射精した。短距離走を何本も走った時の様に呼吸が乱れ、頭痛がする。大きく口を開き、肺一杯に空気を取り込んだ彼は、肉棒を片手に上半身を丸めて「はぁ〜っ」と息を吐いた。

「んはぁ〜」

 仁美の口から何とも言えないセクシーな喘ぎ声が漏れ、大の字に開いた手足の力が抜けた。潤んだ瞳で天井を眺めていた彼女は、「これが女の快感なんだ……。たまんねぇな」と小さく呟いた。
 下腹部に残るオーガズムの余韻。今、股間を弄るとすぐにイケそうだ。そんな事を思いながら、守は腹部についた裕樹の精液を彼女の人差し指で掬い取り、親指との間で何度も糸を引かせた――。