番外編の最終話です。
女性から女性への憑依と、兄妹の近親相姦が含まれますので、
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「ちょっ! お、おいっ」
「すごく硬いね。私の中に入るかな?」
「う、嘘だろっ。そこまでするなんておかし……ううっ!」

 秋田は最後まで言葉を言う前に、上ずった呻き声を上げた。彼の前に膝を着いた琴美が、勢い良く肉棒を咥え込んだのだ。妹の口内で亀頭が舐められ、ストローの様に吸われる。

「うああっ。さ、紗枝っ! お前っ……」
「んくっ。んっ、んふっ……ん。んんっ、んっ……。どう兄貴、私のフェラも満更じゃないでしょ」
「ヤ、ヤバイって。妹の身体なんだぞ」
「そうだよ、だからしてるんじゃない。妹さんの口で一回イク?」
「そんな事出来る訳ないだろ。だ、だからやめろって……はぁ、はぁ、うっ」

 ニヤニヤと笑う琴美は、いやらしい水音を立てながら兄の肉棒を美味しそうに舐め回した。琴美の容姿で紗枝のテクニックを使われると、すぐにでもイッてしまいそうになる。
 肉棒を咥え込み、頭を上下に揺らす彼女は、その動きを速めた。喉の奥にまで亀頭が減り込み、また出てゆく。たまらず頭を抑えて動きを止めようとしたが、紗枝は琴美の手で強く振り払うと、より一層激しくフェラチオを続けた。

「んっ、んんっ、んっ。兄貴のオチンチン美味しいよっ。んくっ、ん、ん、ん、んっ」
「うあっ! ヤ、ヤバっ……うっ、はぁ、はぁ。さ、紗枝っ。マジでっ……」
「いいよ兄貴、私のフェラでイッて。んっ、んっ、ん、ん、ん、ん、ん、んんっ、んぐうっ!」
「さ、紗枝っ。そんなに早くっ……うううっ」
「んっ、ん、ん、ん、んくっ、んんっ、はんっ、んん、んん、ん、んんっ」
「うはぁっ!」
「んぐっ! んはぁ……んんん。んっくぅ〜」

 琴美の身体がビクンと震え、ゆっくりとした頭の動きに変わった。秋田は天を仰ぎながらビクビクと腰を動かし、情け無い喘ぎ声を漏らしていた。

「うっ、うっ。はあ、はあ、はぁ……」

 肉棒から精液を吸い取るように頬を窄めた琴美が、喉を膨らませながら秋田を見る。そしてピンクの唇を大きく開き、粘り気のある白濁液を見せ付けた。実の妹の口内に自分が射精した精液が溢れている。赤い舌に白い液体が絡みついて妙にいやらしい。その様子を見た秋田は目を細めた。
 十分に見せ付けて満足したのか、彼女はゆっくりと口を閉じると喉を鳴らして精液を飲み込んでしまった。

「お、おいっ!」
「うふ……。どう? 妹さんに精液を飲まれた感想は。じゃ、お腹も満たされたことだし、今度は下の口も満たして欲しいな」
「こ、これ以上は流石に無しだろ。幾らなんでもやり過ぎだって!」
「大丈夫。中に出さなきゃいいだけだから。それにオチンチンが大きいままじゃん。兄貴も私とやる気あるって事でしょ」
「だ、誰でも女にそんな事されてたらこうなるんだって」
「へぇ〜、妹相手でも? そうは思えないけどなぁ。私が逆の立場なら欲情なんてしないけど。素直に妹の私が好きで、セックスしたいって言えばいいのにね」
「だから違うって言ってるだろ」
「いいから見ててよ。あ・に・きっ!」

 巧みに琴美の口調を真似る紗枝は、椅子に座っている彼を跨ぐように立つと、自ら白いパンティの生地をずらし、女子高生の股間を露にしながらゆっくりと腰を沈めていった。
 射精しても衰えない肉棒の元へ、琴美の股間が近づいてゆく。

「まだ動かないでね。制服を着たままセックスするなんてそそられない?」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ。これ以上するなら、俺も素直に聞くことは出来ないぞ」

 腰を下ろしてゆく琴美の脇を支え、彼女の動きを止めた秋田がきつく睨んだ。しばらく、互いに見つめあった後、琴美の口から「じゃあ、赤神君にセックスしてもらおうかな。この身体のまま。友達に妹さんを寝取られるか、このままセックスするか……。どっちでも構わないけど」と言う、有り得ない言葉が出てきた。

「そんな選択肢、選べるわけ無いだろ」
「ふ〜ん。人の身体を好き勝手に弄んでおいて、そんな事が言えるんだ。昇平って最低だよね。友達だけど、好きでもない赤神君とセックスさせられた私の気持ちなんて、何とも思わないんだ」
「だからそれは悪かったって謝ってるだろ。俺にはこれ以上、謝り様が無いんだ」
「分かっているわ。だからこうして罰を受けているんじゃない。私、まだ昇平を許せない。大学でも会いたくないし、超常現象サークルにも行きたくない」
「……で、でもさ」
「これ以上、話すつもりは無いわ。赤神君とさせるのが嫌なら、その手を放して。その方が誰にも気付かれないからいいんじゃない? 私は黙っていてあげるけど」
「紗枝……」
「ねえ昇平。どうして赤神君としたのよ。私、昇平の彼女じゃなかったの? 付き合ってる私の身体で、他人とセックスするなんて……。昇平だけの私じゃなかったって事よね」
「ち、違うって。紗枝は俺だけの彼女だ。でも、紗枝の身体に憑依したら……女の身体ってどんな感じなのか知りたくなったんだ。男とは違う、女の身体を……」
「……私が昇平の立場なら、そんな事しなかったわ。するとしても、魂の抜けた昇平の身体が相手だったと思う」
「そ、そうか……そうだよな」
「今更、遅いけどね。こうして話をしていても、昇平のオチンチンは萎えないんだ。まるで妹さんとセックス出来るのを心待ちにしているみたい」
「そんな事無いって。俺はそういう意識は全く無いんだ」
「もういいじゃない。素直になれば?」

 琴美の動きを拒んでいた秋田の手には力が入っていなかった。再度、ゆっくりと腰を下ろし始めた膣口に亀頭が触れ、そのまま減り込んでゆく。

「うっ……紗枝。琴美は初めてじゃないのか?」
「違うみたいね。んっ……ふ。そのフォトフレームに飾ってある男の子としてるんじゃない? うっはぁ〜。昇平のオチンチンで下腹部が満たされちゃった」

 机上にあるフォトフレームに視線を移した彼女は、座っている秋田の上に腰を下ろした。琴美の下半身から湧き上がる快感に、ウットリとした表情で秋田を見ている。

「俺……妹と繋がってるんだ」
「そうよ。兄妹でセックスしてるの。昇平と琴美でね。相変わらず大きなオチンチン。子宮口まで届いているみたい。ほら、写真の彼氏も兄妹のセックスを見てるわ。……んっ、あっ、あっ、あはっ、あっ、あんっ」

 制服を着た妹が、自分の上で喘いでいる。腰を動かし、肉体から快感を貪る紗枝――琴美の顔を見ることが出来ない。肉棒に感じる膣の感触。まだ男性の経験が少ないのであろうか。紗枝のものとは違い、狭くてギュっと締め付けられる感じがした。肉棒に絡みつく襞、そして熱く滑った愛液。理性とは裏腹に、肉体は蕩けるような快感に悦びを感じていた。

「あっ、ああっ、気持ちいいっ。私の身体とは感じ方が違うっ」
「はぁ、はぁ、はぁ。さ、紗枝」
「昇平も気持ちいい? んっ、んっ、気持ちいいなら自分から腰を動かしてもいいのよ」

 妹に対して、自ら腰を振るなんて出来ない。彼はそう思っていた。しかし、目の前で踊る制服の胸。そして琴美の声を使った喘ぎ。妹だと考えなければ、積極的な女子高生とセックスしているだけなのだ。
 肉棒の疼きが収まらない。気持ちよさそうに喘がれると、自ら腰を振りたいという欲望が沸き始める。

「はぁ、はぁ、あっん。……葛藤してるの? もう入れちゃってるから遅いと思うけどね……。ふう〜、ねえ兄貴。ちょっと疲れたから休憩」

 紗枝は琴美の身体を止めると、肉棒を膣に咥えたまま、秋田をギュッと抱きしめた。互いの頬が触れ合うと、彼女の髪から良い香りが漂ってくる。
 制服の胸を彼に押し付ける琴美は、彼の耳元で小さく囁いた。「ねえ兄貴。お願いだから動いて」と。

「だ、だからそんな事は……」
「誰にも言わないから……パパにもママにも。今だけ楽しもうよ。兄貴もイキたいでしょ?」

 また琴美の口調を真似た紗枝は、彼を抱きしめたまま軽く腰を動かし、「はぁ、はぁ、兄貴のたくましいオチンチンで私もイキたい。このまま抱っこしてベッドに連れて行ってよ」と小さく呟いた。
 秋田の手が恐る恐る、彼女の背中に添えられた。妹をこんな風に抱きしめるのは幼稚園以来かも知れない。

「私の太ももを持って、抱える様に持ち上げればいいから」

 言われたとおり手を下ろすと、スカートの裾ごと彼女の開いた太ももを持った。そして前屈みになりながら立ち上がった。琴美の足が彼の腰に巻きつくと、「んんっ……」と小さく喘いだ。スカートの生地に隠れて見えないが、肉棒は膣の中にしっかりと入ったままだ。

「俺、ヤバイよ。妹なのに……妹なのにしたいと思い始めてる」
「だから内緒にしておいてあげる。このままベッドでセックスしよっ」

 肉棒がキュッと締め付けられた。秋田は妹を抱きしめたままベッドに移ると、彼女と一緒に寝転んだ。彼が覆いかぶさる体勢――秋田の腰に巻きついていた細い足が、ベッドの上でM字に開かれた。

「来て、兄貴。一緒に気持ちよくなろ!」
「紗枝。ほ、ほんとに誰にも言わないよな」
「うん。私達だけの秘密だよ」
「…………」

 秋田は何も言わず、上半身を起こすとゆっくりと腰を動かし始めた。紺色のプリーツスカートを捲ると、股間を覆っていた白いパンティがずらされ、深々と肉棒が入り込んでいる様子が伺える。細く縮れた陰毛は、紗枝よりも薄かった。

「あっ、はぁっ、はあっ、あっ、あっ……あっ。気持ちいいっ。兄貴のオチンチン、すごく気持ちいいっ」
「はぁ、はぁ。お、俺も……気持ちいいっ」

 徐々に速度が増し、ベッドが軋み始める。制服が捲り上がり、可愛らしい臍が見えていた。その臍を撫でた後、制服の中に手を忍ばせブラジャーごと胸を掴む。

「あっ、あんっ!」

 胸を揉まれた琴美が、制服越しに彼の手を掴んだ。腰を振りながら、もう片方の手も制服の中に潜らせ、両手で胸を揉みしだく。相当気持ちが良いのか、琴美は上半身をくねらせながら悶えていた。
 本来ならあるはずの無い妹とのセックス。その妹は肉体を操られ、兄を拒むことなく悦な表情で喘ぎ声を漏らしていた。
 必死に腰を振りながら胸を揉んでいた秋田は、右手を制服から引き抜くと、親指の腹をクリトリスに当て、腰の動きに合わせて擦った。すると、琴美の身体がビクビクと大きく跳ね、「あああっ!」と、これまでに無い大きな喘ぎ声を漏らした。

「あうっ、あっ、はぁ、はぁ、あああっ、あっ、すごいっ……んんんっ」

 膣とクリトリス、そして胸の三箇所を同時に刺激された肉体は、紗枝の精神を極上の快感で包み込んだ。瞬間的にオーガズムを迎え、快楽の津波が次々と押し寄せてくる。膣が肉棒を執拗に締め付け、秋田にもこれまでにない快感を与える。

「うっ、すごい締め付けだっ」
「ああっ、またイクッ……んあっ! あっ……あっ……はぁ、はぁ。あああっ、そんなに弄ったら……あっ! あっ! おかしくなっちゃうっ」

 琴美の上半身が仰け反り、浮いた腰に力が入った。M字に開いていた足がつま先までピンと伸び、口から涎を垂らしている。

「あっ、あっ、イクッ、イクッ……んああっ!」

 自分では何度イッたのか分からないほど、琴美の身体は快感に溺れていた。これ以上されると意識が飛んでしまう――そう思った頃、秋田も我慢が出来なくなった様だ。
 両手で妹の腰を持ち、最後の力を振り絞って腰を振る。そして、三十秒ほど経った頃、膣から一気に引き抜き、琴美の制服目掛けて射精したのだ。

「ううっ! あっ、ああ……は、はぁ、はぁ、はぁ……」
「あああ〜。はぁ、はぁ……あはぁ〜」

 満足した秋田は、何度か肉棒を扱くと上半身を丸め、何度か大きく深呼吸した。琴美の胸が上下に大きく動いている。紗枝も琴美の肉体で十分に快感を楽しんだのであろう。幸せそうな表情で目を瞑っていた。
 二人は暫くの間、何も言わずに快感の余韻に浸った――。



 制服に付着した精液をウェットティッシュで拭き取った琴美が、服を着る秋田に「これで許してあげるわ」と言い、頬に軽くキスをした。

「や、やめろよ。お前、まだ琴美の身体なんだからな」
「いいじゃない。気持ちよかったでしょ、妹さんとのセックスは。私は気持ちよかったわ。肉体によって性感帯が随分と違うものね」
「俺は良く分からないけどな。男女の違いは分かったけど」
「また私に憑依したいと思ってる?」
「いや、もう懲り懲りだ。これ以上、仕返しされたらたまらないよ」
「そうよね、今度同じ事をしたら……兄貴はママとする事になるもんね!」

 琴美が舌を出して可愛らしくウィンクした。その可愛らしい表情が、何とも恐ろしいものに見えた秋田は、「も、もういいだろ。早く琴美の身体から出て行ってくれ」と言い、妹の部屋から出て行った。

「うふふ。これで昇平も懲りたかな? ごめんね琴美ちゃん、勝手に身体を使っちゃって。あなたの身体、お兄さんと相性が良いかも知れないわよ!」

 壁際にある姿見に琴美の身体を映した紗枝は、少し乱れていた制服を正すと、彼女の身体から抜け出た――。



「はぁ〜。俺、マジで琴美としたんだ。ヤバイよなぁ〜」

 部屋に戻った秋田は、深い溜息をつきながらベッドに寝転がっていた。紗枝が憑依した妹とのセックス。誰にも言えない。絶対に言えない――。
 そう思いながら、また深い溜息をついたのであった。