pixivを利用されている方はご存知ではないでしょうか。
憑依や時間停止などのイラストを描かれているハツさんが、【歪められた理想】の挿絵を描いてくださいましたので、当ブログでも使用させて頂きました。
ハツさん、どうもありがとうございます!
「続きを読む」からご覧下さい。
作品全体を掲載していますが、過去に掲載していたバージョンでいうところの、「その5」の部分になります。

また、ハツさんの魅力的なイラストが掲載されている
pixivページはこちら↓
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 自分の気持ちを伝えたからとって、必ずしも相手が同意してくれるとは限らない。普段から接点の無い異性ならば尚更だ。篠坂幾朗はそう感じつつ、告白した相手の後姿が視界から消えるまで、歯を食いしばりながら見つめていた。彼が高校に入学し、告白した女子生徒はこれで四人目。全員、年上の三年生ばかりだ。部活や委員で一緒に活動しているわけでもなく、一方的な片想い。しかも、告白はいつも彼氏がいる女子生徒だった。

「あのさあ。お前ってどうして断られる相手に告白するんだよ。彼氏がいる女子に告白したって無理に決まってるだろ」
「たまたま好きになった人に彼氏がいるだけだ」
「もし、お前に気持ちが傾いたとしてもだ。付き合っていた彼氏が黙っていないだろ。まして相手は年上の先輩なんだぜ。ボコボコにしばかれて終わりだって」
「そういう状況になった事が無いから分からない」
「はぁ〜。ちゃんと先の事も考えて行動しろよな」
「そんなの、俺の勝手だし」

 幾朗は、校舎の影から見ていた相原基則と共に教室へ歩いた。基則は高校に入ってから同じクラスになった、親友と呼べる存在だ。顔はまあまあ整っているが、勉強やスポーツが出来る訳ではない。しかし彼は女性にモテた。密接な関係を築く事が出来る話術を持っているのだ。そして、一度関係を持つと相手が離さない。いつも別れる時は、自分から断っているという彼を羨ましく思っていた。
 同じクラスの女子でも、可愛い子がいるじゃないかーーいつも基則に言われている。しかし、幾朗は自分が好きなタイプを曲げたくない。彼は年上で髪の長い女性が好きなのだ。しかも、知的で清楚な雰囲気が漂っているような女性。
 姉がそんな風であったため、影響を受けたのかもしれない。もちろん、彼はシスコンではなく、しっかり者の姉に憧れを抱いていただけなのだが。

「でもさ。今、告白した里村先輩はレベルが違いすぎるだろ。美人なのは当たり前だけど、学年でトップの成績だぜ。付き合っている大川先輩はサッカー部で、成績も何時だって十位以内、そしてイケメンなんだ。皆、お似合いのカップルだと思っているから、手を出す人なんていないぞ」
「そんなの関係ないし。好きになった相手に告白する。それだけさ」
「じゃ、何時まで経っても彼女なんて出来ないぞ」
「その内、出来るさ」
「……お前さ。年上で知的、そして清楚な女性が好きだって言う気持ちが無くなれば、ちょっとは考え方が変わるのか?」
「ロングヘアーも欠かせないぞ」
「ああ。そうか、そうだったな。じゃ、例えば里村先輩のイメージが崩れたらどうなる?」
「そりゃまあ……。でもそんな事は考えられないから無意味だな。やっぱり俺は里村先輩のような女性と付き合いたい。そして清く爽やかな日々を過ごすんだ」
「へぇ〜。じゃ、試してみるか?」
「試してみるかって……何を?」
「幾朗。お前、放課後は暇だろ。時間作っておけよ」
「いいけど……どうしてさ」
「里村先輩がどんな人か教えてやるよ」
「どんな人かって……基則は知り合いだったのか?」
「いや、そういう訳じゃ無いけどさ」
「じゃあどういう訳さ。里村先輩の情報を誰かから聞いたのか?」
「ま、とりあえず放課後な!」

 基則はそれ以降、里村先輩について語らなかった。恐らく、何か自分の知らない情報を持っているんだ。幾朗はそう思いながら教室に戻り、基則と共に午後の授業を受けた。
 そして放課後、基則は「後で追いつくから、学校を出たところで待っててくれ」という言葉を残し、足早に教室を出て行った。

「どういう意味だよ。俺の家で話すって事か?」

 帰り支度を済ませた幾朗は、彼の真意が分からないまま正門を出た道路脇で待つ事にした。
 その後、十分ほど経っただろうか。保健室には基則と里村萌々香の姿があった。手入れされたストレートの長い髪からリンスの香りが漂っている。彼女は周りを見渡しながら、少し不機嫌そうな表情をしていた。

「ねえ、市川先生なんていないじゃない」
「おかしいな。でも言われたんですよ。市川先生に、保健室に来てもらうよう伝えてくれって」

 彼女の後ろから髪の香りを嗅いだ基則は、カーテンで囲われたベッドに身を隠すと、ポケットに忍ばせていた小さなビンを取り出し、中に入った液体を一気に飲み干した。そして素早くベッドの下に潜り込むと、「里村先輩、助けてくださ〜い」と、大きな声を上げた。

「どうしたの?」

 萌々香は歩み寄り、カーテンを開いた。しかし、彼の姿が見当たらない。

「え? 何処に行ったのよ」

 掛け布団を捲っても、基則の姿は無かった。

「ねえ、何処にいるのよ。もしかしてベッドの下? 私、時間が無いから戻るわよっ。直接職員室に行って市川先生の所在を聞くから」

 からかわれているのだと思った彼女は、溜息を付いた後、ベッドから離れようとした。しかし、急に体が引っ張られたような感覚を覚え、ベッドに倒れこんでしまった。

「うっ……。な、何?」

 金縛りにあった様に、体が動かない。しかも、得体の知れない何かが体中に這い回っているような感覚があった。

「い、いや……ぁ」

 制服を通り越し、直接素肌を撫でられている。腹部から胸、乳首に刺激が走ると、彼女は頬を赤らめ、「あんっ」と切ない声を漏らした。そして、下半身に刺激を感じると、息を荒げた。彼女の意思とは無関係に足が開き、スカートの裾から白と紺のストライプが入ったパンティが覗き見えた。

「だ、だめっ! そこは……はぁっ!」

 頭を必死に上げようとするが、首に力が入らない。更に下半身に沸き起こった快感が全身に広がり、彼女の思考を蕩けさせた。

「あっ、あっ……ん。だ、だめぇ……」

 見えない何かに犯されている感じだ。蟹股に開いた姿は、彼女には似合わなかった。そして、スカートに包まれた尻が上下に動いている様は、まるで膣から何かを飲み込んでいるように思えた。

「んっ、んっ。そんな……。は、入って……来ないで。私のそこに……あっ、あはぁっ!」

 上ずった、か細い声を漏らした萌々香は、ビクン、ビクンと身体を震わせ、気を失った。そしてほんの暫くした後、ゆっくりと瞼を開いた。
 蟹股に開いていた足を閉じ、上半身を起こした彼女はベッドの下に潜り込んでいた基則の姿を確認した。彼は意識を失っている様だ。

「そのまま大人しく待っててね!」

 そう呟き、少し乱れた長い髪を手で整えた彼女は、カーテンを捲って保健室を出て行った。
 何人もの生徒が正門から出てゆく。どれくらいかの割合で男女が楽しそうに話しながら歩いていた。堂々と手を繋ぎ、肩を寄せ合う姿は羨ましくもあり、腹立たしくもあった。暫く眺めていたが、なかなか現れない基則に対し、徐々に苛立ちと落胆を覚え始めた。

「よう幾朗。お前、こんなところで何やってんだよ」
「ああ。基則と待ち合わせしてるんだ。あいつの姿、見なかったか?」
「いや、見なかったけどな。じゃ、俺達帰るわ」
「そっか。じゃあな……」

 クラスメイトが教室の掃除を終え、帰って行った。幾らなんでも遅すぎると感じた彼は、「里村先輩がどんな人か教えてやるよ」なんて偉そうな事を言って、結局はそのネタが用意出来なかったんだと思い、家に帰ろう正門を後にした。

「何処に行くの? 篠坂君」

 そんな彼の後姿に問いかける女性の声があった。振り向くと、制服姿の里村萌々香の姿が立っていた。ストレートの青く長い髪に、ウェストの細さを強調する斬新なデザインのブレザーが彼女の魅力を引き立てる。そして、丈の短いダークブルーのプリーツスカートから伸びる生足が女性らしさを強調していた。彼女は右手を腰に当てながら軽く微笑み、幾朗を見つめていた。

「あ……えっ? 里村……先輩?」
「ごめんね篠坂君、遅くなって」
「お、遅くなってって……。どういう事……ですか」
「待っててくれたんでしょ」
「えっ? えっ?」
「相原基則君から聞いたわ。私の事を知りたいんだって?」
「あ、いや……。基則が?」
「うん。私が直接教えてあげる。ここじゃ人目が多いから家に来ない?」
「えっ……。家って、誰の家に?」
「私の家に決まってるじゃない。嫌かな? 六時に塾があるから準備をしなきゃいけないの。だから家で話をする方が助かるんだけど」

 まさか萌々香が自ら教えてくれるなんて思っても見なかった幾朗は、周囲の男子生徒達から突き刺さるような視線を浴び、返答を躊躇した。拳を作った掌にじんわりと汗が滲み、酷く喉が渇く。

「彼がいるから付き合うことは出来ないけど……本当の私を教えてあげるよ。時間、あるんでしょ?」
「あ、あるけど……。あ、ありますけどっ」
「ふふ。先輩だからって敬語使わなくていいわよ。じゃ、あまり時間が無いから」

 萌々香はクスッと可愛らしく笑うと、彼の背を向け歩き始めた。彼女の背中で髪がたなびくと、少し離れた幾朗の所にまでリンスのいい香りが漂った。細い脹脛が交互に動くと、プリーツスカートに包まれたお尻が左右に揺れ、彼を興奮させる。周りに視線を移すと、不釣合いな二人を不思議がっている女子生徒や、嫉妬しているような鋭い目つきで睨んでいる男子生徒が立ち止まっており、異様な空間に包まれていた。

「さ、里村先輩。ちょ、ちょっと待ってください」

 幾朗はその場から逃げるように小走りすると、萌々香の後姿に歩調を合わせた。人の身長ほど離れて歩いていると、彼女が前を向いたまま「横に並んで歩きなさいよ」と呟いた。それでも黙って後ろを歩いていると、手を握られ、強引に横を歩かされた。

「すごい汗だね。そんなに緊張してるの?」
「すいません……」

 彼女の柔らかい手から体温が伝わってくる。どうすれば良いか分からない幾朗だったが、一瞬だけ萌々香の横顔を見た後、軽く握り返した。周囲には同じ方向に帰る数人の生徒がおり、しきりに幾朗達に視線を送っていた。里村萌々香という、学校ではある意味有名人と無名の男子生徒。見た目は萌々香が幾朗を引っ張るような感じで歩いているので、尚更違和感があるようだ。彼が少し俯いていると、萌々香が目を細めてニヤリと笑った。

「他人の視線が気になるの? もし私が付き合うと言ったら、こんな視線なんて当たり前のように浴びるのよ。それも毎日の様にね。篠坂君はこうなる事が分かってたんでしょ?」
「そ、それは……」
「こんな風に私と歩きたいから告白したんだよね?」
「えっ。あ、あの……」

 ふと、基則の言葉を思い浮かべた。萌々香と付き合うという事は、それだけの覚悟が必要なのだろう。周囲の視線が物語っていた。彼女は他の生徒達を追い越すように、無言で大きな歩幅を保ったまま歩き続けた。そして十分ほど経った頃、最寄の駅に辿り着いた。

「私の家、四つ向こうの駅で降りるの。同じ方向?」
「あ、はい。僕はもう少し後の駅で私鉄に乗り換えるんで」
「そう。じゃ、定期あるよね」
「はい」

 繋いでいた手を離すと、掌がひんやりとした空気に纏われる。これほど緊張した経験が無い彼は額に滲んだ汗を拭うと、萌々香の後ろについて改札口を通り、ホームに停車していた銀色の電車に乗り込んだ。車内は混雑しており、すでに立っている乗客も結構いる。他校の帰宅時間とも重なり、学生の姿が多く見られた。萌々香が乗客の隙間を縫い、反対側の自動扉まで移動すると、幾朗も同じように足を進め、彼女の背後に立つ。艶のある長い髪に見とれていると、アナウンスの後、自動扉が閉まった。そのタイミングで萌々香は体を反転させ、彼と向き合う体勢になった。彼女が動くたびにいい香りが周囲に広がり、幾朗の鼻をくすぐった。面と向かうと、彼の方が少し背が高くて彼女の額を見る感じになった。
 電車が動き出し、車内が揺れる。萌々香は少し足を開き、右手で幾朗の腕をそっと掴んだ。目の前に里村萌々香が立っている。しかも、これほどの至近距離に。俯くと、白いブラウスに包まれたブレザーの胸元が妙にセクシーに思え、彼女の吐息までが耳に届くほどであった。

「まだ一年なのに背が高いんだね」
「あ、はあ……」
「中学で運動してたの?」
「野球部でした。補欠でレギュラーにはなれませんでしたけど」
「そう。通りでこの腕、太いわけだ」

 彼女は幾朗と視線を合わせたまま、掴んでいた腕を優しく摩った。その行為に、たまらず下半身が反応した。

「ねえ、私の彼を知ってる?」
「あ、はい。大川先輩ですよね」
「うん。篠坂君は彼の事、どう思う?」
「ど、どう思うって……カッコいいしスポーツも勉強も出来るからすごい人だと思いますけど」
「そうでしょ。私と彼ってお似合いだと思わない?」

 ここで「思います」と言えば、二人の関係を認める事になる。幾朗はその質問にどう答えようかと迷った。手に届かない女性だと分かっているし、すでに断られているのだが、肯定するのは癪に障るのだ。

「ねえ。答えられないの? それってまだ私に未練があるって事だよね」
「み、未練とかじゃないです」
「じゃあ何? 素直にお似合いだって言って欲しいんだけど」
「……皆がそう思っているなら、それでいいんじゃないですか」
「皆じゃなくて、篠坂君の意見を聞きたかったんだけどな」

 悪戯っぽい目をしながら笑った萌々香は「大川君と一緒に帰る事があるんだけど、彼ってすごくエッチなんだよ」と、幾朗を見つめた。

「そうなんですか?」
「教えて欲しい?」
「……い、いえ。別に」

 他人との行為なんて聞きたくないと思った幾朗は断った。しかし、頭の中では大川先輩と萌々香が裸で抱き合い、セックスをしているシーンが自動的に再生される。里村萌々香という女性が、知的で清楚というイメージを保ちたい幾朗にとっては、想像でも見たくないシーンであった。

「どうして? 私の事を色々と聞きたいんじゃないの?」
「それはそうですけど」
「じゃあ、断る理由なんて無いんじゃない?」
「僕は別にそういう事を聞きたいとは思わないんです」
「それじゃ、何が聞きたいの? 私のスリーサイズかな?」

 萌々香が空いている手でブレザーの襟元を引っ張り、少し前屈みになりながら可愛らしく舌を出した。

「なっ……」

 白いブラウスを盛り上げる二つの乳房がたまらない。息を呑んだ彼は、上目遣いでニヤリと笑う彼女に気づくと、頭を振って視線を外した。

「どう? ブラウス越しに見る私の胸。男なら興奮するでしょ」
「や、止めてくださいよ。里村先輩がそんな事するなんて……」
「私がこういう風にするのっておかしいかな? 篠坂君、私の事を清楚だと思っているんでしょ」
「そ、そうです。だって学校ではいつもそうじゃないですか。だから僕は、そんな里村先輩が……」
「本当に清楚な女子なんて、そんなにいないと思うけどな。もちろん私も、篠坂君が思っているような清楚な女子じゃないし」
「そんな事、ないです。里村先輩は僕が理想とする人ですよ」
「ふ〜ん、そうなんだ。篠坂君の目にはそう映っているんだね」

 電車がゆっくりとホームに流れ着き、自動扉が開く。すると萌々香は、幾朗の手を引いて扉に向かって立たせた。そして彼女自身は他の乗客と共に幾朗の後ろに立ち、腰の辺りから両腕で抱きしめる様な体勢を取った。

「さ、里村……先輩?」
「何も言わずに大人しくしててね」
「えっ……」
「私が本当に清楚か、身をもって教えてあげる」

 アナウンスと共に扉が閉まり、ガタンと音を立てながら電車が動き始める。幾朗は、背中に密着する萌々香の胸に興奮せざるを得なかった。俯くと、彼女の両手が黒い制服の腹部に添えられている。夢の様な状況ではあるが、萌々香の言動が彼の思っていたものとは掛け離れていた事に動揺し、失望を感じ始めた。

 大きな振動と共に電車が動き始める。背後に立つ萌々香の姿が扉のガラス越しに薄っすらと映っていた。そして、肩から見える彼女の悪戯っぽい目と視線が合うと、耳元で「んふふ」と笑う小さな声が聞こえた。
 抱きしめていた彼女が彼の制服のボタンを一つだけ外し、右手をそっと忍ばせる。白いカッターシャツ越しに腹部を撫でられると、幾朗は身震いした。

「里村先輩っ」
「シッ! 何も言わないでって言ったでしょ」

 飴でも舐めていたのだろうか。彼女が耳元で囁くと、苺の様なほんのりと甘い香りがした。彼は周りの視線を気にしながら、背中に密着する女子の体温を感じていた。人の温もりをこれ程近くで感じたのはいつ以来だろうか。そんな事を思っていると、空いているしなやかな手が下腹部から更に下へと移動し、黒いズボンの前を優しく撫で始めた。その信じられない行為に、幾朗は振り向こうとした。

「ダメよっ。動かないで」
「せ、先輩」
「いいから大人しくしててよ。何も悪い様にはしないから」
「で、でも他の人に……」
「いいじゃない、見たいなら見せてやれば。篠坂君は黙って前を向いてて」

 彼女はそう言って、幾朗の首に軽くキスをした。ズボンの上から執拗に股間を撫でられると、彼の息が荒くなる。

「ねえ、ズボンの中で硬くなってるんだけど。清楚な私じゃないのに興奮するのね」

 自分の意思に反して勃起する肉棒に、幾朗は顔を赤らめ俯いた。

「篠坂君って、本当はこんな私の方が好きなんじゃないの?」

 幾朗は黙って首を振った。制服の中で腹部を撫でていた右手が引き抜かれると、器用にボタンを留め、今度は更に上のボタンを外して中に入ってくる。どうやらお目当ては乳首のようだ。カッターシャツの胸元に添えられた指が小さな乳首の位置を探り当て、いやらしく弾き始める。彼はたまらず、制服の上から彼女の手を制止した。

「んふふ。乳首、感じるんだ。篠坂君って可愛いよね」
「里村先輩……」
「何も言わないでって言ってるでしょ。これ以上喋るなら……」

 彼女は更に背後から豊満な胸を密着させると、股間に這わせていた左手をズボンのポケットに忍ばせた。幾朗はその行為に思わず腰を引いたが、ポケットに入った彼女の手は勃起した肉棒を容易に捉え、生地ごと優しく摩った。

「こんな事されるなんて思っても見なかったでしょ。篠坂君のオチンチン、私の手に握られてすごく大きくなってるよ。それに、こんなに熱くなって。本当にエッチなんだね」

 ポケットの中で、五本の指が肉棒を握り締め、ゆっくりと上下にしごいている。それは、どうすれば幾朗が気持ち良くなるのかを熟知している様な動きであった。

「ほら、真っ直ぐ立ちなさいよ。余計に変に思われるわよ」

 数人の乗客は二人の怪しい行為に気づいており、何度も冷ややかな視線を送っている。幾朗は恥ずかしくて、周囲にいる乗客の顔をまともに見ることが出来なかった。そうしている内に次の駅に着き、乗客が入れ替わる。萌々香は幾朗を扉の前に立たせたまま、ポケットに手を忍ばせつつ彼の横に移動した。外れたボタンを留め直した幾朗は、「もう止めてくださいよ」と、ズボンの上から彼女の手を押さえた。

「面白いね、篠坂君って。そんな事言いながら、しっかり勃起してるじゃない」
「ぼ、勃起って……。誰でもそんな事されたら、そうなりますよ」
「そうだよね。やっぱり男は誰だっていやらしい女子の方が好きなんだよ。もちろん篠坂君もね」
「それは……」
「まだ清楚な女子が好きだって言うの?」

 電車が動き始めると、彼女は肉棒を少し早くしごいた。

「さ、里村先輩っ」
「もっと弄って欲しいでしょ?」
「言わないでください。僕はそんな里村先輩に告白したんじゃ……」
「私の事、失望した? 見た目や雰囲気に惑わされちゃダメだって事よ」
「そんな……。今の里村先輩は、本当の先輩じゃ無いです。わざとそんな風にしてるんでしょ? 僕の気持ちを完全に引き離すために……」
「あはっ。篠坂君って本当に面白いわね。どうしてあなたのためにそんな事までしなきゃならないのよ。たかが男子生徒一人のためにする訳無いでしょ。自惚れないでよね」

 萌々香はポケットから手を抜くと、素早くズボンのベルトを外した。

「な、何するんですかっ」
「分かっているくせに。いちいち聞かないで」
「ちょ、ちょっと。里村先輩……うっ」

 萌々香の左手が、緩んだズボンの腹部から潜り込んだ。トランクスとズボンの間に滑り落ちたが、もう一度手を引き上げ、トランクスの中に入ってゆく。程なくして、彼女の指が勃起した肉棒の亀頭に触れた。

「すごいね。オチンチンの先からいやらしいガマン汁が出てる。指がヌルヌルしてるよ」

 直接肉棒を握り締めた彼女は幾朗の目を見ながら、指の腹を使って亀頭を撫でた。粘り気のあるガマン汁が敏感な亀頭に塗られると、どうしても腰が引けてしまう。そんな彼を見てニヤニヤと笑う萌々香は、生温かくて柔らかな手で直接肉棒を握り締め、彼が普段行っているオナニーと変わらぬしごき方をはじめた。

「うっ、うっ」
「どう? オチンチンしごくの、上手でしょ。私にしごかれて気持ちいい?」
「せ、先輩がこんな事するなんて……」
「いいじゃない。私の事を知りたかったんでしょ。学校での一面しか知らない篠坂君にとっては刺激が強すぎかな?」
「ほ、本当に里村先輩はこんな事を……」
「篠坂君の目の前にいるのは誰かなぁ? 里村萌々香にしか見えないと思うんだけどな」

 萌々香は彼の耳元で、「ねえ。このまま私の手でしごかれてイキたい?」と囁いた。彼女の手が更に下へと移動し、二つの玉を弄んでいる。

「私の手を使って、この玉の中にある精液を出してあげてもいいんだけどな」

 彼女が取る言動の一つ一つが信じられなかった。憧れだった里村萌々香がこんな痴女だったなんて――。
 もしかしたら、大川先輩とも電車の中でこんな事をしているのかもしれない。いや、恐らくしているのだろう。幾朗の中で、萌々香の清楚なイメージがガタガタと崩れ落ちていった。

「し、知りませんでした。先輩がこんな人だったなんて……」
「私の事、嫌になった? でもね、清楚な女子と付き合ってもつまんないよ。ほら、篠坂君の友達の相原君だって言ってたんじゃないの?」
「あいつと僕は違うんです。僕は清い付き合いが出来るだけで幸せなんで……うっ!」
「まだそんな事言って。こうして私にオチンチン握られて勃起してるのよ。体は正直なんだからね。そうやって上辺でカッコいい事を言ったって何の説得力も無いよ。自分でもおかしいって分かんない?」
「だ、だから……」
「分かった分かった。かなり強情だなぁ。それじゃあ、私が身を持って篠坂君の口からエッチな女子が好きだって言わせてあげるわ」
「は、はぁ?」
「家に着いたら、私のオナニー見せてあげる」
「なっ……」
「私のオナニーを見ながら自分でオナニーすればいいわ」

 とんでもない事を口にする萌々香に、幾朗は言葉を失った。少し大きな声で話したため、彼女の声を聞いた他校の女子生徒達がコソコソと耳打ちしている。そんな周囲の状況を何とも思わないのか、萌々香は肉棒をしごいていた手を引き抜くと、ホームが見え始めた車窓にガマン汁を擦り付けた。

「よく我慢したね。逆の立場だったらイッちゃってたかもな」

萌々香は意味深な言葉を言い、いやらしい目をしながら笑って見せた。
 これが本当の里村先輩なのだろうか?
 幾朗は電車を降り、改札口を通った萌々香の後姿を追いながら思った。学校で見かける彼女は、自信に満ち溢れ、清らかなオーラを放っていた。きっと周りにいる友達や先生は、そんな萌々香が本来の姿だと思っているだろう。幾朗だってそう思っていたからこそ、彼女にときめき、告白したのだ。しかし、萌々香の本性はあまりにも異なっていた。この事実を知れば、皆はどう思うだろうか――。

「どうしたの? 歩くの、遅いじゃない」
「えっ……。い、いや」
「オチンチンが勃起してて歩きにくいのかな?」

 萌々香は笑いながらスカートの前で右手を握り、肉棒をしごくような素振りを見せた。そんな言動が普段の彼女からは想像できず、彼の気持ちを萎えさせていった。

「あ、あの……」
「何?」
「やっぱり、大川先輩とも……。その……同じ様にしてるんですか」
「ふふふ。同じ様にってどういう事?」
「どういう事って……」

 幾朗に言わせたいのか、彼女はわざと分からないフリをして質問を投げ返した。暫く口を開かずにいると、「大川君とは電車でセックスした事もあるよ。こうして二人で家に来て、私の部屋で互いの気が済むまでセックスするの。部活の無い時なんて、必ず私の家に来てるわよ。ラブホテル代わりかな」と、恥ずかしげも無く暴露した。

「想像しただけでアソコがジュンと濡れてきちゃうわ。あまり意識しすぎるとパンティが汚れちゃうものね」
「そ、そうなんですか……」
「何、落ち込んでるのよ。私の部屋に男子を入れるのは、篠坂君で二人目なんだから。もっと喜んで欲しいな。ああ、大丈夫。いつも部屋は綺麗にしているから、大川君の精液塗れのティッシュとかコンドームは落ちていないよ。イカ臭い匂いもしないし」

 徐々に歩みが遅くなる彼の手を掴んだ萌々香は、元気良く大股で歩きながら通りの向こうに見えた一軒家を指差した。

「あれが私の家よ。ほら、早く歩いてよ」
「でも、僕はもう……」
「何言ってるのよ。ここまで来て帰るなんて言わせないから。私の体を使って、篠坂君の心の底にある、本来の欲望を引きずり出してあげるわ」

 そう言いながら強引に家へ案内した萌々香は、玄関に入ると「ただいま」と声を掛けた。すぐに愛犬が廊下を走って来たが、微笑みかけた萌々香を見て「ウ〜ッ」と警戒している。

「どうしたのポチ? 大丈夫よ、彼は悪い人じゃないから」

 なだめようしたが、愛犬は萌々香に対して警戒心をむき出しにしているようだ。手を差し伸べると、大きな声で吠え始めた。

「おかえり萌々香。何事?」
「ああ、お母さん。ポチが……」
「ポチ、向こうに行ってなさい。あら、その人は?」

 愛犬をキッチンへと走らせた母親が、萌々香の後ろに立っている幾朗を見て、少し怪訝な表情を浮かべた。

「彼は篠坂君。同じ学校の生徒なの」
「そ、そう」
「は、始めまして。篠坂と言います」

 萌々香に似て、美人の母親だった。見た目は三十代半ばくらいであるが、実年齢はもう少し上であろう。彼女と同じ青い髪だが、セミロングに軽いカールが掛かっている。白いブラウスにグレーのスカート、そして肌と同じ色のストッキングは、学校で見る普段の萌々香と同じく、清楚な雰囲気を漂わせていた。

「萌々香が男の子を連れてくるなんて始めてね」
「そうだったかな」
「いつも話をしていた大川君では無いのね」
「うん、そうだよ。今日は彼に数学を教えてあげようと思って」
「この家で?」
「そうよ」
「どういう関係なの?」
「う〜ん、家庭教師と生徒って感じかな」
「そ、そうじゃなくて。お友達……なのかしら」
「彼氏に見える? さすがに年下は遠慮するわ。大川君もいるしね。今日は私の部屋でみっちり教えてあげるの」
「萌々香の部屋に二人きりでいるって事? 別に部屋で勉強する必要は無いんじゃないの。図書館とかあるじゃない……」

 母親は遠回りに招き入れる事を拒否しているようだった。彼に対して、全く視線を合わせない事からも容易に想像できる。

「大丈夫よ。お母さんが考えているような事にはならないから」
「お、お母さんは別に何も……。でも、六時から塾があるのよ。人に教えている場合じゃ……」
「だから短時間で集中的に教えるの。その方が効率がいいでしょ! 真剣に教えるから、部屋には入って来ないでね」
「そ、そんな。でも……」

 初めて幾朗と視線を合わせたが、すぐに逸らした。余程、家に上がって欲しくない様だ。そんな母親の気持ちをよそに、彼女は「ほら、篠坂君。早く上がって」と催促し、目の前にある階段に足を掛けた。

「あ……はい」
「ねえ、時間が無いんだから早くしてよ」
「すいません。お、お邪魔します」
「ちょ、ちょっと萌々香っ。先に上がったら……」

 階段の途中まで上がった彼女は一旦足を止め、母親と幾朗を見下ろした。すでに幾朗も階段を上っている途中で彼女を見上げている。彼女を見上げた二人には、丈の短いスカートから白い生地に青いストライプの入ったパンティが惜しげもなく披露されていた。

「ふふふ。別にパンティくらい見られたって大丈夫よ。ねえ篠坂君。こんな事で興奮しないよね!」

 スカートの裾を持ち、お尻の部分を悪戯っぽく捲り上げた彼女を見て、幾朗は慌てて俯いた。

「な、何してるのっ! 早く隠しなさいっ」
「いいじゃない。見られて減るようなものじゃないんだから。お母さんもケチよね」
「なっ……」

 母親は普段の娘とは異なる言動に、言葉を失った。その隙に「篠坂君、早く来てよ」と手招きした彼女が軽快に駆け上がり、自分の部屋へと歩いてゆく。彼も母親の顔を見ることが出来ず、「し、失礼します」と言葉を残して階段を駆け上った――。

「どう? 私の部屋は」

 開いていた扉から覗き込むと、萌々香がベッドに腰掛けていた。

「扉を閉めて。ああ、鍵も掛けてね。お母さんが入ってくると面倒だから」
「で、でも。お母さん、心配してますし」
「いいから早く」
「……は、はい」

 彼女に押し切られ、扉の鍵を閉めた幾朗は部屋を見渡した。ピンクのクロスに、勉強机とベッド。そしてハンガー掛けが置いてあるシンプルな部屋だ。机上も整理されていて、見たところ埃も無い事から、綺麗好きであると想像出来る。しかし、蟹股に足を開き、ラフな体勢でこちらを見ている彼女がこの部屋を整理しているとは思えなかった。この家に入ってから違和感だらけだ。

「お母さん、大丈夫ですか? やっぱり家を出た方が……」
「全然大丈夫よ。気にしないで」
「でも、話が合わないです」
「どういう事?」
「だって、里村先輩は大川先輩を家に連れてくるって言ってましたけど、お母さんは男の子を連れて来るなんて始めてだって言ってました。あれってどういう事なんですか?」
「そんな事、いちいち気にしなくていいわよ」
「それに、ポチ……でしたっけ。犬だって執拗に吠えてたし」
「おかしいよね、ポチ。私の事を忘れちゃったのかな。姿も匂いも私なのにねぇ。ま、そんな事はどうだっていいわ。今はお母さんや犬なんて関係ないし」

 萌々香は質問をはぐらかすと、ベッドから立ち上がり幾朗の前に立ってウィンクした。

「さ、里村先輩」
「さて。先に質問させてあげる。私の何が知りたいの?」
「えっ。それは……改めて聞かれると、何を質問して良いのか……」
org3882469
※挿絵(ハツさん)
「そ、そういう内容じゃなくて」
「じゃあどういう内容?」
 高圧的な彼女が、自分よりも大きく見えた。何に関しても彼女の方が上回っている様な気がする。こんな風に問い詰められると、上手く質問をする事が出来なかった。

「はい、三分経ったから質問タイムは終了ね。椅子をベッドの前に持ってきて。ティッシュは机の上にあるでしょ」
「えっ、えっ……」
「ベッドの上でオナニーしてあげるから、篠坂君も椅子に座ってオナニーしてよ。向かい合って、互いのオナニーを見ながらオナるなんて、すごく興奮するよね!」
「じょ、冗談でしょ。冗談で言っているんですよね」
「冗談なんかじゃないよ。時間が無いんだから早くズボンを脱いで座ってよ」

 ベッドの上にしゃがみ込んだ彼女は、大きく足を開いてパンティを曝け出した。その萌々香のいやらしい姿に興奮せざるを得ない。しかし、まさか彼女が本気で言っていたなんて――。

「ほら、早くしなくちゃ萌々香の時間が無くなっちゃうぞ。篠坂幾朗クン!」

 ここまで来れば従うしかないのだろう。恥ずかしくて赤面が止まらない彼は、彼女に背中を向けながらズボンとトランクスを脱ぐと、勃起した肉棒を隠しながら椅子に座った。

 萌々香がニヤニヤしながら両手で隠してる肉棒を見つめている。その視線は、早く両手を退けて勃起した様子を見せろと言っている様であった。

「ねえ、そんな風にしていたらオナニー出来ないんじゃない?」
「だって……」
「私がオナニーしている姿を見れば、篠坂君もしてくれるのかな?」
 彼女の手がゆっくりと股間へ下りてゆき、青いストライプの入ったパンティの前で止まった。何もしなくても、手がその場所にあるだけで興奮する。しなやかな中指と薬指が股間を隠している生地を軽く押すと、萌々香は「んっ」と切ない吐息を漏らした。彼女自身も、その様子を確かめる様に俯き、覗き見ている。更に指を押し込むと、マシュマロの様に柔らかく、肉厚な秘部が縦に割れ、ピンと張っていた生地が二つの盛り上がりを作った。すると、瞬く間にシミが現れ、膣口から溢れ始めた愛液を吸い取り始めた。
 幾朗は、息を荒げながらその猥褻な行為に見入っていた。彼女は妄想ではなく、現実で自慰行為をしているのだ。しかも今日、初めて会った男子生徒の前で――。

「あんっ」

 気持ち良かったのか、萌々香は身体を震わせながら喘いだ。その瞬間、肩幅ほどに足を広げた幾朗は股間を隠していた手で肉棒を握り締め、妖艶な萌々香の表情とパンティ越しに股間を弄る手を交互に見ながらしごき始めた。

「んっ、あっん。篠坂君ってすごくエッチなんだね。本当にオナニーするなんて」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「んふふ。じゃあもっといやらしい私を見せてあげる」

 幾朗は高鳴る鼓動を感じながら、血管が浮き出る肉棒を握り締め夢中でしごいていた。萌々香はニヤリと笑いながら、パンティの中に手を忍ばせた。生地に隠れた指達は、彼女が感じるであろう部分を撫で回している。青いストライプが指の動きに合わせて歪むと、彼女は喘ぎ声を奏でた。

「ふあっ! あっ、あふっ。この感覚っ、やっぱり直接クリトリスを触るとすごく気持ちがいいっ」
「うっ、はぁ。里村先輩っ……はぁ、はぁ」

 時折、ビクンと身体を震わせる萌々香は、下半身から溢れ出る快感をウットリとした表情で表現していた。膣の中に指を入れているのか、薄い生地の中からクチュクチュといやらしい水音が聞こえる。

「イイッ! 女って最高っ。でも、ちょっと敏感過ぎるんじゃない? それとも篠坂君が私のオナニーを見ているから? あんっ、篠坂君のオナニーも素敵よ。そんなにオチンチンを勃起させちゃって」

 彼女は幾朗がそそるような言葉を呟きながらベッドに座り、パンティから片足を抜いた。そして再度お尻を持ち上げ、蟹股に足を開くと曝け出した女性器を執拗に弄り始めた。

「んっ、んっ、あんっ。私のオマンコから、いやらしい汁が沢山出てる……ねえ篠坂君、私ってエッチな女だよね」
「はぁっ、はぁっ、うっ……はぁ」
「私が指を入れているこの穴の中に入れたいんでしょ? 暖かくてヌルヌルしてるのよ。んっ、あふん。入れさせてあげるわ。でも、その前にお互いのオナニーを見ながらイクの。篠坂君も、私のオナニーを見ながらもっとオチンチンをしごいて」

 その言葉に、幾朗は更に右手の動きを早めた。背中を丸めながら一心不乱にしごく彼に目を細めた萌々香は、膣から溢れた愛液を赤く充血したクリトリスに塗り込む様にしながら、執拗に刺激した。

「あっ、あっ、あっ、あっ、んあっ。クリトリスすごっ……い!」
「うっ、はぁ、はぁ、里村先輩っ! 僕、もうっ!」
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※挿絵(ハツさん)
 女性が悶えながらオナニーをする姿に我慢が出来なくなった幾朗は、萌々香の裏返った喘ぎ声を耳にしながら白濁液をぶちまけた。過呼吸になりそうなほど何度も息を吸い込み、肉棒から発する快感を最後まで感じ取る。いつもと変わらぬオナニーではあるが、リアルタイムで行われる萌々香のオナニーを目の当たりにしながら行うと、余計に気持ち良く感じた。
 その少し後、萌々香が激しく肩を揺らした。

「あ、あ、あっ。あんっ、イ、イク〜ッ!」

 力いっぱい目を瞑り、クリトリスを弄る彼女の股間から勢い良く潮が噴出した。

「あ〜っ。あっ……あっ、はぁ〜」

 愛液に塗れた右手をゆっくりと動かし、オーガズムを堪能した彼女は幸せそうな表情をしながらベッドに尻を付け、幾朗を眺めた。

「んふぅ。どうだった? 私のエッチな姿を見ながらオナニーするのは」
「……き、気持ち良かったです」
「素直ね。学校で見る清楚な私よりも、今の私の方がいいと思わない?」
「それは……」
「私のオマンコ、オチンチンが欲しいって疼いているの。エッチな私を受け入れてくれるなら……」

 萌々香はベッドから立ち上がると、床に散乱した液体を眺めた。

「見てよ。篠坂君のオチンチンから出た精液と、私のオマンコから出たマンコ汁。いやらしいよね」

 蟹股に足を開きながらしゃがんだ彼女は、前に垂れた髪を後ろに靡かせると、シミの様に散らばる精液と愛液を人差し指で掻き回した。透明な愛液に薄められた精液を指で掬い取り、幾朗に見せ付ける。

「二人のエッチな汁が混じっちゃったよ」

 彼女は鼻で笑うと、椅子に座ったままの幾朗に近づき、その汚れた指で亀頭を撫でた。

「ううっ」
「んふふ。オチンチンの先に私のマンコ汁が付いちゃったね」

 幾朗は何も出来ず、ただ彼女の行為を見つめているだけであった。亀頭を撫でていた指が肉茎に滑り降りると、今度は右手で全体を握り締める。萎え始めていた肉棒に新たな血液が流れ込み、硬さを取り戻した。

「篠坂君。そろそろ本当の気持ちを言って欲しいな。こんな私の方が好きだって」

 萌々香は彼の前に肩幅ほどに足を開いて立つと、スカートを捲りながら女性器を見せ付け、ゆっくりと肉棒をしごいた。前屈みになっているため、制服に包まれた大きな乳房が目の前で揺れている。

「あ、あの……。僕は……」
「うん」
「その……」
「何?」

 肉棒を握る手の動きが早くなった。その刺激に幾朗は「ううっ」と呻いた。

「はぁ、はぁ」
「篠坂君……ねえ、幾朗。幾朗はエッチな萌々香の方が好きよね? 幾朗は萌々香を自分の物にしたいよね。この大きなオチンチンで、私と一つになりたいよね」
「……なりたいです」
「それなら聞かせてよ。幾朗の口から」
「あの……うっ! はぁ、はぁ、そんなに激しくしごいたらっ」

 ガタンと椅子が軋み、彼の身体が硬直した。その姿に、萌々香はしごくのを止め、根元を強く握り締めた。

「イキそうなの? 私の手コキでイキたいのなら、次の質問で必ず答えて。ねえ幾朗、清楚な萌々香より、エッチな萌々香の方が好きよね。清楚な女性よりもエッチな女性の方が好きよね?」
「はぁ、はぁ……はい。清楚な女性よりもエッチな女性の方が好きです」
「はい。良く出来ました」

 萌々香はニヤリと満足そうな笑みを浮かべると、彼を椅子から立たせた。そして背後に回りこむと、大きな乳房を密着させながら右手を前に回し、勃起した肉棒を激しくしごいた。

「うあっ。ううっ」
「どう? この方が普段のオナニーの感覚と同じでしょ? 反り返ったオチンチンをしごきやすいものね」

 左手が彼の小さな乳首を摘んだ。

「気持ちいいでしょ。まるで二人羽織みたい。うふふ、そうだ。……はぁ、はぁ、俺の手が里村先輩の手になって。すげぇ……勝手にチンコと乳首を弄ってる。これ、たまんねぇよ」
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※挿絵(ハツさん)
 彼女はしごきながら、幾朗の口調を真似して見せた。すると、彼の息が更に激しくなった。白くて細い指が肉棒をしっかりと握り、上下にしごいている様は、本当に自分がやっている様に見えた。萌々香と一つになっている。そんな気がした彼は、「ううっ。気持ちいいっ」と声を上げた。

「はぁ、はぁ、ううっ。マジで気持ちいいよ。里村先輩の手でしごくなんてありえねぇ。も、もうイキそうだ。はぁ、はぁ、あっ、あうっ……イ、イクッ、イクッ」

 背後から萌々香の男口調が聞こえる。それに合わせて気持ちを高ぶらせた幾朗は、萌々香の手によって二回目の射精に達したのであった。

 先ほどより勢いが落ちたものの、白い精液は小さな弧を描いて床へと落ちていった。そして、肉棒を握り締めていた萌々香の右手にも幾らか付着した。

「気持ち良かっただろ? 萌々香の手でしごかれて」
「はぁ、はぁ。……はい。すごく気持ち良かったです。里村先輩が僕の喋り方を真似してしごくなんて、何だか今までに無い興奮を覚えました」
「……んふふ、上手だったでしょ。男子の口調を真似するなんて簡単だもの……ニシシ!」
「演劇部に入っていた事があるんですか?」
「無いわよ。もしかしたら、私の中に男子の魂が宿っているのかもね」
「そんな筈無いですよ。里村先輩みたいな綺麗な人に」
「そうかしら? 見た目じゃ分からない事なんて、世の中には沢山あるのよ」
「まあ……そうですけど」

 彼女らしい口調に戻った萌々香は、手に付いていた精液をスカートで拭うと、徐にボタンに手を掛け制服を脱ぎ始めた。

「さ、里村先輩っ」
「いいじゃない。幾朗も私の裸が見たいでしょ? 幾朗はエッチな私を受け入れたのよ」
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※挿絵(ハツさん)
 下の名前で彼を呼ぶ萌々香は、恥ずかしげも無くスカートを脱ぎ捨てると、ブラジャーに手を掛けた。床に散乱した制服達がシワになる事を心配する幾朗だが、当の本人は全く気にしていない様だ。

「この窮屈なブラジャーを外すと……ほら。うわっ、これが私の胸よ。大きいでしょ」

 自分でも初めて見る様な素振りで目を見開き、乳房を両手で掬い上げた彼女は自慢げに揺らした。その大きな胸や括れたウェスト、そして滑らかな曲線を描く下半身に見とれていた幾朗は、ハッとして目を逸らせた。

「今更、目を逸らしても仕方ないじゃない。忘れない様に、私の裸を目に焼き付けておいてよ」

 彼女は長い髪を靡かせながら、腰に手を当てたり胸を強調するなど、色々なポーズを取って見せた。そして最後に背を向けると前屈みになり、尻を突き出した。
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※挿絵(ハツさん)
「そろそろオチンチン、復活したみたいね。二回も出しているのに、女の裸を見たら勃起出来るんだ。そんなに私のオマンコに入れたかったのかな?」
「それは……その……」
「ねえ幾朗。触ってみてよ、私の濡れまくったオマンコ」

 幾朗は右手を握り締めた。目の前に曝け出された萌々香の丸い尻。そして、尻の割れ目に繋がる陰唇が女性である事を主張しており、何とも魅力的で吸い寄せられそうになった。小学校ならともかく、ここ最近女性と手も握った事が無い彼が、頭脳明晰で美人だと言われる萌々香と手を繋ぎ、そして制服に隠されていた素肌を触れるなんて誰が想像出来ただろう。手を差し出せば触れる距離に白い尻がある。彼は二回の射精で汚れた肉棒をヒクヒクとさせながら躊躇していた。

「時間が無いんだから早く触ってよ」
「あ、はい……」

 少し強い口調で話す萌々香に押され、そっと尻に触れた。指先、そして掌に伝わる彼女の温もり。優しく撫でると、肌理細やかな肌が吸い付いてくる様に感じだ。

「そのまま下に移動させて。幾朗の手でオマンコを触って欲しいの」

 また鼓動が高鳴った。彼の右手が尻を下りてゆき、太ももへと辿り着いた。そして、内腿へと這った後、萌々香の大切な部分である女性器に触れたのだ。閉じられた陰唇から愛液が滴り落ち、周囲の皮膚をいやらしく濡らしている。彼女の身体が男を求めている事は一目瞭然であった。その陰唇を軽く触り、ゆっくりと中指を谷間に減り込ませてゆく。皮膚から感じた体温とは明らかに違う熱気がそこにあった。

「んふぅ。ちょっと指を入れられただけで感じちゃう。やっぱり他人に触られるのって、感覚が全然違うわ」
「そう……なんですか?」
「幾朗だって、私に手コキされたら気持ち良かったでしょ? それと同じよ。そのまま指をオマンコの中に……ふあっ! どう? 指が全部入ったでしょ。それが私のオマンコよ」

 指全体がヌルヌルとした空間に閉じ込められた。異様に温かく、蕩ける様な柔らかさが伝わってくる。

「今からその穴にオチンチンを入れるのよ。私のマンコ汁を手にとってオチンチンに塗ってくれない? 一応潤滑剤の役目をしてもらおうと思ってね」
「僕のこれに里村先輩の……液体を?」
「そう。嬉しい?」
「嬉しいというか、恥ずかしいです」
「じゃあ……股の間で塗ってあげる」
「えっ……」

彼女は尻を突き出したまま手招きした。緊張した趣で近づいた彼の肉棒を後ろ手で掴んだ萌々香は、天井を向いた亀頭を少し前に倒すと、濡れた股の間に挟みこんだ。滑った感覚が肉棒全体を包み込むと、初めて経験する気持ち良さに身震いした。

「緊張してるの? そのまま何度か腰を動かしてみて」

 その言葉通り、ゆっくりとした動きで腰を前後に揺らした。俯くと、長いストレートの髪が肩から落ち、真っ直ぐに伸びた背骨が浮かび上がる背中が見える。艶かしい女性の背中であった。そして幾朗の下腹部には柔らかい尻が密着していた。

「ヌルヌルだね。じゃ、いよいよ里村萌々香とのセックスよ。一度腰を引いたら、下から突き上げるように腰を前に出して」
「は、はい……」

 腰を引くと、愛液塗れになった肉棒が見えた。そして振り向きながら見ている彼女の前で少し下半身を沈め、天井を向いた亀頭を陰唇の割れ目へゆっくりと押し付けていった。

「んっ……分かる? オチンチンが入ってきたよ」

 素股とは明らかに違う温かさが亀頭を包み込んだ。何の抵抗も無く減り込んでゆく肉棒は、彼女の「んはぁ〜」という喘ぎ声と共に根元まで飲み込まれていった。

「す、すごい……。温かくて……キュッと締め付けてくるっ」
「あぁ〜。これ、久しぶりの感覚……。下腹部が満たされた感じは男じゃ味わえないわ」
「えっ?」
「ううん、何でもないの。そのまま幾朗のオチンチンで里村萌々香を突きまくって!」

 妙に違和感のある言葉を口にする彼女の腰を掴んだ幾朗は、鼓動を高ぶらせながらゆっくりと腰を動かした。

「あっ……あっ……あんっ……」

 彼が腰を打ち付けるたびに、萌々香の口から切ない喘ぎ声が漏れた。自分の動きに合わせて声を上げる萌々香を目の当たりにすると、まるで自分の物にしたかの様な感覚に陥った。
 徐々に動きを早めると、彼女の喘ぎ声も追従する。しかも、女子高生とは思えない艶のある大人の喘ぎ声に聞こえるのだ。

「あんっ、あんっ、あっ、あふっ。い、幾朗っ……気持ちいいよぉ。私、こうして幾朗にバックで突かれたら、気持ち良すぎておかしくなっちゃいそう」

 そそる言葉で雰囲気を作る萌々香は、自ら胸を弄りながら更に激しく喘いで見せた。

「あっ、ああっ! そんなに奥までっ……幾朗っ。あっ、壊れちゃうわ」
「里村先輩っ。気持ちいいですっ。里村先輩の中っ……すごくヌルヌルして温かくてっ」
「あんっ、私もよ。幾朗の硬くて大きなオチンチンが……あああっ」

 肉同士がぶつかり合う音が部屋に響き、彼の気持ちを更に高ぶらせる。膣口に亀頭のカリが引っかかり、膣壁が肉棒を締め付け蕩けさせる。女性とのセックスを初めて体験する幾朗は、その甘美な快感に身も心も虜になりそうであった。いつまでもこの気持ち良さを感じていたい。そう思いつつも、射精へのカウントダウンが急激に近づいてくる。一度オーガズムを迎えた萌々香の身体も、二度目のオーガズムには時間が掛からない。彼女は嫌がる様子を一切見せず、喘ぎながら嬉しそうな表情を浮かべていた。内股の足をガクガクと震わせ、身体を前後に揺さぶられながら快感を堪能しているようであった。

「はぁ、はぁっ、里村先輩っ。先輩の中がすごく締め付けてきてっ」
「あふっ、あっ、あ、あ、あうっ。ああ〜っ、気持ちいい〜」

 幾朗は必死に腰を振りつつ、部屋の状態を目で追った。初めて入った女性の部屋。勉強机に並んだ参考書や、壁に掛けられた女子らしい可愛い時計。彼の足元に脱ぎ散らかされた制服やスカート。そして、彼女の母親が一階にいる状態でのセックス。全てが刺激的であり、彼を興奮させた。マラソンをしているかの様に息を乱し、ひたすらに膣を犯す幾朗は、三度目の絶頂を迎えようとしていた。彼女の中に射精したい。そんな気持ちを抱いていると、萌々香は裏返った喘ぎ声を漏らしながら彼に言った。

「あっ、あっ、すごっ……んんっ! な、中に出していいからっ。あああっ、子宮まで届いちゃうっ。幾朗のオチンチンが大事なところに届いて……んはあっ」
「先輩っ、先輩っ……うっ、うはあっ。僕っ……も、もう我慢できないっ」
「私の中でいいよっ……あっ、そんなに奥まで入っちゃ……気持ち良すぎてっ」

 あまりの快感に足の力が入らなくなった萌々香は、膝を折りながらしゃがもうとした。しかし、幾朗はそんな彼女を強引に引き上げると、最後の力を振り絞って膣の奥深くまで力強く犯し続けた。
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※挿絵(ハツさん)
「んああっ! あ、あ、ああっ、あ、こ、壊れるっ……ああっ、ダ、ダメだっ! イ、イグッ……」
「はぁ、はぁ、はあ、ううっ。僕もっ……イクッ!」
「うあっ……あひぃ! あ、あ、あ、あ、あ、イクッ、イクッ、イッ……んああああっ〜!」

 身体全体を揺さぶられ、快感の渦に身も心も溶かされた萌々香は、肉壁を痙攣させながら肉棒を締め付け、オーガズムを迎えた。そして幾朗も彼女の言葉に従い、膣内で三度目の射精を行ったのであった。
 激しく息を乱す彼が役目を果たした肉棒を引き抜くと、膣口から白い精液が涎の様に垂れ、内腿へと伝い落ちていった。その様子を見てハッとした幾朗は、「あっ……。ご、ごめんなさいっ」と、うろたえながら後ずさりした。

「んふぅ〜。やっぱり女の身体って最高だよなぁ……ってね。私のオマンコ、幾朗の精液塗れになっちった。でも大丈夫、今日は安全日の予定だから」

 さっぱりとした表情で上半身を起こした萌々香は、汚れた股間を拭き取ろうともせず大きく背伸びをした。一人焦っている幾朗に、「大丈夫だって言ってるでしょ。それとも、私と幾朗の赤ちゃんが欲しかったの?」と悪戯っぽい目をして笑った。

「い、いえっ……ほ、本当に大丈夫……なんですか?」
「心配したって仕方ないじゃない。子宮の中まで拭き取る事なんて出来ないんだし。ま、三〜四ヶ月先に私が悪阻を催したら、僕が父親ですって申し出てくれたらいいから」
「そ、そんな……」
「だから冗談だって! さてと、そろそろ時間も無くなってきたから、幾朗もズボンを穿いてね」

 勉強机の上に置いてある目覚まし時計を見ると、塾へ行かなければならない時間になっていた。萌々香はティッシュで手際よく汚れを拭き取ると、クローゼットから普段着を取り出し、身に着けた。

「早くズボンを穿いてよ。お母さんが来るかもしれないから」
「あ、はい……」
「それから、明日は今の私じゃないから気安く話しかけないでね。今の私は今日だけなの。幾朗には意味が分からないと思うけど、そういうことだからヨロシクね!」
「はぁ?」
「いいから早く早く」
「わ、分かりました」

 萌々香に急かされた幾朗は、身なりを整えると母親にも挨拶せずに家を出て行った。

「ま、これでアイツも清楚な女性への拘りが無くなるだろ。俺の演技もなかなかのもんだな……と言っても、こうして記憶が読めなきゃ里村先輩のフリなんて出来ないけどな。それにしても、女の身体ってどうしてこんなに気持ちいいんだろ。自分の身体が情けなくなってくるよな」

 男の口調で呟いた彼女は、「まあ、折角だからこのままちょっとだけ塾へ行ってみるか。俺、塾なんて初めてだし!」と独り言を言うと、不振がる母親を他所に塾へ向かったのであった――。




「里村先輩と話が出来たんだろ。どうだった? お前も女性に対しての考え方が変わっただろ?」

 次の日の学校。休み時間に話を持ちかけた基則に、幾朗は素直に頷いた。

「ああ。やっぱり俺が間違ってたよ」
「そっか。知的で清楚な女性っていう束縛から解放されたんだな!」
「いや、やっぱりそれは外せないな」
「はぁ?」
「俺の考えは間違えて無かったよ。知的で清楚な女性が好きだ。でも、実はそれって見せかけで、本当はエッチだったっていうギャップがたまんないんだよ。あの、普段とのギャップはすげぇよ。興奮しっぱなしだった。基則には分からないだろうなぁ」
「いや、分からないっていうか……あれ、どうしてこうなったんだろ?」
「お前、里村先輩の本当の姿って知ってるか? 俺さ、もう里村先輩に一生付いていきたいって感じだよ。はぁ〜、基則にもあの里村先輩の変貌振りを見せてやりたかったなぁ。ダメ元で、もう一回告白しようかな?」
「…………」

 基則は、幾朗の満足そうな笑みを見ながら心の中で呟いた。
 ちょっとやりすぎたかな……と――。

終わり