「んんっ……はぁ〜」

 甘い溜息が漏れる。それは例え様のない気持ちよさだった。男では到底感じる事が出来ない強烈なオーガズムを体験した鷹又は、ほんの少しの間、倉庫の天井を眺めていた。軽く頭を上げると、胸の谷間から仲嶋が見える。彼は愛液塗れになった顔をマットで拭いていた。
「ねえ……」

 一言だけ呟き、仰向のまま沙世の両足を真っ直ぐ天井へ伸ばし、足首のところで交差させる。そして、細い十本の指で、丸出しになった尻の肉を掴むと、左右に思い切り広げてみせた。
 真っ直ぐに伸びたニーハイソックスの足がたまらなくセクシーに見える。そして、無理やり左右に開かれた尻の割れ目には、先ほどまで舐めていた女性器と、ヒクヒクと動く肛門が惜しげもなく晒されていた。
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「お、おい……」

 沙世のいやらしい姿に、肉棒がはちきれそうだ。仲嶋が立ち上がると、沙世は何も言わずにニヤリと笑った。動揺する彼は、黒いニーハイソックスの足を何度も眺めた後、ゆっくりとマットに上がった。
 開かれた膣口からはまた愛液が溢れ始めている。あの中に肉棒を入れたらどんなに気持ちがいいだろうか。手コキや足コキとは比べ物にならない快感があるに違いない。仲嶋の心臓は痛いくらい脈打っていた。
 恐らく鷹又は待っているのだろう。仲嶋が自らの意思で沙世の膣を貫くことを。それが分かっていながらも、彼は罪悪感を凌ぐ性への欲求を抑え切れなかった。

「いいのか?」
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 その問いかけにも答えず、彼女は高く足を上げ、女性器を曝け出していた。肉棒が沙世の膣に入りたがっている。あの、舌を入れた時の温かさを肉棒で味わいたい。
 鷹又が沙世の声で言った言葉を思い出した。今、彼女の意識はない。セックスをしたところで、仲嶋が相手だったとは思わないのだ。そして、鷹叉が押崎沙世の体を楽しんでいるだけだと自分自身に言い聞かせた。
 息を荒げながら、そっとニーハイソックスに触れると、彼女は真っ直ぐに伸ばしていた膝を折り、大きくM字に開いて彼を受け入れる体勢を取った。両手を頭の後ろに敷き、仲嶋に視線を送る。

「い、入れるぞ……。ほ、本当に押崎さんは覚えていないんだろうな?」
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 やはり彼女は何も言わず、いやらしい笑みを浮かべているだけだった。M字に開いた足の間に体を割り込ませ、硬く勃起した肉棒を握りながら彼女の膣口へ触れさせる。ここまで来たら、後戻りできない。ゆっくりと腰を前に突き出すと、亀頭が減り込んでゆく。すると沙世は「んっ」と小さく喘ぎ、眉を歪めた。

「お、押崎さんの中に……はぁ、はぁ」

 更に腰を進めると、彼女の膣は何の抵抗もなく肉棒を受け入れていった。クンニで感じた膣の温かさ。それが今、肉棒全体を覆いつくした。俯くと、互いの下腹部が密着し、根元まで入り込んだ事が分かる。女子高生の膣壁が肉棒をキュッと締め付けてくる。蕩けるような気持ちよさに、入れただけでイッてしまいそうだ。
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「んあああぁ〜」

 膣が肉棒で満たされた沙世は艶かしく喘いだ。一度、完全に引き抜き、もう一度挿入すると、彼女は「ああっ」と鼻に掛かった声を上げながら身悶えた。徐々に腰の動きを早めると、喘ぎ声も同じように早く、そして短くリズムを刻むようになる。

「あっ、あっ、あっ、んんっ、あんっ」

 気持ちがいいのか、頭の後ろに敷いていた両手がマットを掴もうと頭の周りを這い始めた。

「すごいっ。押崎さんの中、温かくてヌルヌルして……締め付けてくるっ」
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 セックスの快感に酔いしれる仲嶋は、夢中で腰を振っていた。奥まで突かれる度に、沙世の乳房が円を描くように揺れ動いている。沙世の喘ぐ表情がたまらない。普段、接している彼女とのギャップに頗る興奮した。

「はぁ、あっ、あっ、あんっ、すげっ……あうっ! ん、ん、あっ」
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 激しいセックスに沙世の華奢な体が揺さぶられる。もしかしたら、誰かがここに来るかもしれない。彼女を喘がせている姿を見られてしまったら――。体育館の倉庫でのセックスというシチュエーションも仲嶋を興奮させた。

「あんっ、あんっ、あ、あ、あっ。イイッ……んああっ」

 沙世は片手を額に当てながら仲嶋のされるがままになっていた。本当にこの体を男子生徒が操っているのだろうか。そう思えるくらい、彼女の言動は自然であった。
 いやらしい水音と、パンパンと肉同士がぶつかる音が倉庫に奏でられる。仲嶋は目の前で揺れ動く沙世の乳房を掴み、十本の手で揉みしだいた。
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「ふああっ! 胸がっ……あっ、ち、乳首っ……すごいっ」

 膣と乳首を同時に刺激された沙世は更に身悶え、大きな喘ぎ声を漏らした。胸に付着していた精液がローション代わりになり、彼の手をいやらしく滑らせる。沙世は彼の腰に両足を巻きつけると、乳首を弄っている手首を掴み、頭を左右に振った。

「お、押崎さんっ! 俺、もうヤバイっ」

 大きく息を乱す仲嶋は、腰のストロークを短くすると素早く動かした。子宮口を激しく突かれる沙世も、すぐそこにまでオーガズムが近づいている。下半身がビクビクと震え、女性としての悦びを感じる瞬間が来た。

「あああっ、イクッ、イクッ……はぁ、はっああっ、あ、あ、あっ、んっ……あああっ!」
「俺もっ! はぁ、はぁ、うああっ!」
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 仲嶋は腰に巻きついていた足を振りほどき、彼女に向かって激しく射精した。二回目の射精だというのに、彼女の顔や胸は大量の精液で汚された。

「んはぁ〜。ああ……はぁ〜」

 膣でオーガズムを得た沙世は、何度か大きく体を震わせると、その快感に満足して目を細めた。そして次の瞬間、ニヤリと笑ったのだ。
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(押崎の体、すげぇ気持ちよかったな。こんなに気持ちいいなら何度でもヤリたくなる。でも、今はこれで……へへへ)

 沙世が目を閉じ、表情を失う。全身に入っていた力が抜け、意識を失っているように思えた。彼女の異変に気づかない仲嶋は、足を広げながらマットに座り、ゆっくりと肉棒を扱きながら「はぁはぁ」と息を乱している。そして、何度か深呼吸した後、沙世に声を掛けた。
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「な、なぁ。これで満足しただろ? 押崎の体を返してやってくれるよな。お前のいう事を全部聞いてやったんだ。彼女の体を綺麗にして教室に戻ってきてくれよ。後は……俺が何とかするからさ。多分、意識がない間に時間が経っているから戸惑うと思うんだ。その辺は上手くごまかすから」

 返事のない彼女の肩を軽く揺すると、「んん……」と小さな声を漏らし、目を開けた。

「大丈夫か? お前も随分気持ちよさそうだったけど。押崎さんの体ってそんなにいいのか?」

 その問いかけに、沙世は頭を持ち上げた。そして肉棒を垂らす仲嶋と、精液塗れになった自らの体を見つめた。

「えっ? えっ?」
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 何が起こっているのか分からない様子だ。しかし、暫くすると状況を理解したのか、表情が強張った。

「どうしたんだよ、そんな顔して」
「キ……キャァ〜ッ!」

 けたたましい程の悲鳴を上げた沙世が、胸と股間を隠した。
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「な、何叫んで……ってまさか……」
「何よこれっ! どうして裸にっ……どういう事ですかっ」
「お、押崎……さん!?」
「あっちに行ってくださいっ。早く離れてっ、いやぁ〜っ」

 動転した彼女は必死に叫びながら体を横に倒し、仲嶋を遠ざけた。
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「ち、違うんだ押崎さんっ。き、聞いてくれよっ。俺は……くそっ、あいつっ」
「いいから出てって! 早く出て行ってっ」
「だ、だからそうじゃなくて」
「出て行って〜っ!」
「そ、そんな……」

 こうして仲嶋は鷹又の策略に嵌り、彼女の信頼を全て失ったのであった――。



 それから一週間。二人の行為は表ざたにはならなかった。仲嶋は図書委員の部長を辞め、互いに近づく事はない。誰も率先してやろうとしない部長については、押崎沙世が務める事になっていた。

「あっん。だ、だめだよ鷹又。こんな所で」
「いいだろ? 鍵も閉めたし誰も来ないから」
「だ、だって……」
「俺が慰めてやるよ。押崎の心も体も」
「もう、鷹又ったら……あっ」

 誰もいなくなった図書室。受付の椅子に座っている沙世の後ろから鷹又が抱きしめ、愛撫をしていた。彼は、落ち込んでいた彼女の心に上手く付け込み、幼馴染と言う立場で優しく接した。彼の元に沙世が戻ってきたのだ。しかも今度は体まで許す関係になった。
 セーラー服の襟元から手を忍ばせると、ブラジャーの中に指を差し入れ乳首を弄る。

「んんっ。だ、だめだったら……」
「そう言いながらも乳首、勃ってるじゃないか。下の方は?」
「あっ!」

 素早くスカートを捲り、パンティの上から股間を撫でる。

「何だよ。もう濡れてるぞ」
「ち、違う……そうじゃ……はぁっ。んっ、た……鷹又ぁ」
「俺、お前がどうすれば気持ちいいか分かっているんだ。だから、俺以外の奴とセックスしても全然気持ちよくないぞ」
「あっ、あっ……そんなっ。も、もうっ……イッちゃうっ!」

 鷹又は仲嶋とのセックスで、彼女の快感を堪能した。そしてあの後、何度か沙世の体に乗り移り、彼女の性感帯を学習した。どうすれば一番気持ちよくなるのかを知り尽くしているのだ。
 あまりに上手い愛撫、そしてセックスに沙世は酔いしれた。若い彼女は、もう鷹又なしでは生きて行けないとさえ思えるほどであった。
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「あっ、あっ、あっ、いやっ……んっ」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「あ、あ、あ、あっ、だめっ、も、もうイクッ、イクッ〜!」


 今日も図書室に二人の喘ぎ声が響く。

(これでもう押崎は俺のモノだ。でも、折角他人の体を乗っ取れる薬を手に入れたんだ。他の女子だって俺の自由……へへ。次は女子剣道部の淺川さんを頂こうか)

「うっ! はぁ〜」

 そんな事を思いながら、鷹又は沙世の尻に射精した――。