中編の続きです。
青葉さんの身体を乗っ取った秋斗とのセックス。子宮口を貫き、極上の快感を味わう二人が女子陸上部、副部長の汗臭い身体を堪能します(^^


 その後、身体の動きを制限していたユニフォームが脱がされ、自由になった。ユニフォームが濡れていたし、倉庫が暑いせいもあってベトベトだ。マットから身体を起こすと、すかさず青葉さんが前に回り込み、向かい合う体勢で俺の太ももに腰を下ろす。首に両腕を絡め、目を細めながら笑っていた。

「ねえ。剛史のチンポ、すっかり硬さを取り戻しているね。青葉聖香のマンコに入りたがっているんだ」
「そういう言い方は止めろよ」
「いいじゃない、実際にそうなんだから。私の本心じゃないけど、剛史のチンコを受け入れてあげる」

 回りくどいと言うか、素直じゃない言い方と言うか――。秋斗は青葉さんの腰を浮かせると、右手で勃起した肉棒を握り、膣口に照準を合わせた。そして亀頭が膣口に触れたところで、肉棒を前後に動かし、陰唇にこすり付けた。

「ヌルヌルしてるでしょ。ここに入れて欲しい?」
「……そのつもりじゃないのか?」
「女子陸上部の副部長のマンコだよ。まだ一人しか経験していないし、オナニーに溺れている身体じゃないの。剛史には勿体無いよね」
「そんなのどうでもいいだろ。早く腰を下ろしてくれよ。じゃないと……」

 執拗に焦らすから、わざと腰を突き上げてやった。すると亀頭が膣口に減り込み、青葉さんの口から「んあっ」と言う裏返った喘ぎ声が漏れた。

「はぁん。自分から入れるなんて強引なんだから。思わず喘いじゃったじゃない」

 突っ張っていた腰を下ろすと、彼女の身体も一緒に下りて来た。そして更に腰が沈んでゆき、俺の下腹部に着地する。何とも言えない快感だった。肉棒が膣内に埋もれ、スライムみたいな肉壁が締め付けてくる。動かなくても気持ちがいいと感じたのは青葉さんが初めてだった。

「んふぅ……。今までの二人とは違うと思わない?」
「ああ。すごく締め付けてくるよ。入れてるだけでも、すげぇ気持ちいい」
「毎日部活で鍛えている身体だよ。マンコの締まりにも自信があるの。彼なんてすぐにイッちゃうしね」
「確かにそうだと思うよ。これで動いたらすぐに射精しそうだ」
「でも、さっき一回抜いたから大丈夫だよね。逆に私の方が先にイッちゃうかも」
「どうしてさ」
「分からないかな? 剛史のチンコ、子宮の入り口まで届いているんだよ。体位を変えたらチンポの先が子宮に減り込んじゃう。この身体ってそんな体験した事ないから、完璧なオーガズムを迎えられそう」
「へぇ〜。子宮にチンポが入ったら気持ちが良いのか?」
「分からない。でも、奥まで突かれたらそうなっちゃいそうな気がするの。刺激された事がないところを弄られたら……この身体がそう言ってるわ」

 青葉さんは肉棒を飲み込んだ下腹部を摩った。腹筋が割れそうなほどほっそりと、そして硬そうな腹部。彼女の顔を見ていると、どうしてもキスしたくなる。

「なあ。青葉さんとキスさせてくれよ」
「キスは嫌よ。だって私のマン汁を舐め回った口でしょ。セックスが終わって、お互いに綺麗にしてからならいいよ」
「残念だな。今、キスしたいのに」

 そう言って青葉さんを抱きしめると、彼女の身体を下へと沈めた。確かに亀頭がつっかえる感じがする。

「うあああ……」

 青葉さんが力いっぱい抱きしめ返してきた。更に下へと押し込むと、今度は身体をビクビクと震わせ、蛙の様に開いている両足を俺の身体に巻きつけてきた。

「すごい反応だな」
「あ……ああ……。入っちゃう……。チンポが子宮に入ろうとしてる」
「でもこれ以上は無理だな」
「気持ちいい…。この身体って、ぎゅっと抱きしめられると安心するみたい」
「そうなんだ」

 俺は一度彼女の上半身を解放すると、小ぶりな胸を両手で鷲掴み、十本の指で揉み始めた。思うように形を変える胸が指に吸い付いてくる。

「小さめだけど柔らかいな」
「んふぅ。気にしてる事を口にしないでよ。陸上やってると脂肪が落ちるから仕方ないの。でも……あんっ。これでもCカップなのよ」
「へぇ〜。そうは見えないけどな」
「ほんとなん……だからぁ。ああぁ、乳首が気持ちいいっ」

 両方の乳首を摘んで捏ねると、青葉さんは上半身を仰け反らせた。膣壁がキュッと締まるのが分かる。暫く弄っていると、マン汁が俺の股からマットへと滴り落ち始めた。

「んっ、はぁ。蕩けちゃいそう」
「俺もだよ。動いてないのに、マンコがギュウギュウ締め付けてくる」
「うんっ。じゃあそろそろ動いてあげる」

 青葉さんは俺の肩に手を添えると、両足を蟹股に開いた状態でマットに足の裏を付けた。そして蛙飛びの要領でゆっくりと足を伸ばし、腰を上下に動かした。

「あっ……。ああっ。あっ……ん。はぁっ、マンコにチンコが出たり入ったりしてるよ。腰が浮いちゃいそう」
「うわ……すげぇ締め付け。これじゃそんなに絶えられないかも」

 乳首を摘んでいた両手を、上下に動く彼女の腰に添えた。身長はそれほど変わらないのに、俺の腰とは全く違う細さだ。少し力を入れて彼女の動きをサポートすると、ストロークが更に大きくなった。亀頭が殆ど出てきた状態から、一気に根元まで入り込む。その時に彼女のお尻と俺の太ももの間でパンという肉音が響いた。青葉さんは顎を突き出し、天井を見ながらハァハァと息を荒げている。彼女のシャープな顎と、喉元から鎖骨にかけての女性らしいラインにそそられる。
 青葉さんの身体が発する熱気はすごかった。こうして腰を支える掌が汗ばんでいる。元々汗かきだったのかもしれないけど、陸上部で掻く健全な汗じゃなく、俺とのセックスで掻いている汗は余計にいやらしく感じた。

「ああっ、あっ、あっ、はぁ、はぁ……ああっ」

 疲れてきたのか、腰の動きが鈍くなってきた。俺は一度彼女を制止すると、目の前にある乳首に吸い付いた。コリコリとして硬く勃起した乳首は汗で濡れてしょっぱく、ある意味、美味しかった。

「んあああっ!」

 指で弄った時よりも強い反応を示した青葉さんは、俺の頭を思い切り抱きしめてきた。それでも口の中で転がし、硬くした舌先で弾くように刺激する。もちろん吸い付いたまま。

「すご……いぃ。そ、そんなに弄ったら、脳みそがおかしくなる。は、はぁ、あっああぁ」

 青葉さんの身体はビクビクと震えていた。二つの乳首を交互に舐め回し、軽く甘噛みすると、彼女は「も、もうだめだっ。剛史、頼むからマンコでイカせてくれっ!」と秋斗の口調で強請ってきた。
 ここからは俺が腰を振る番だ。青葉さんをマットに寝かせ、正常位で肉棒を捻じ込む。さっきとは全然違うスピードで打ち付けると、彼女は激しく喘ぎ始めた。小ぶりの胸が前後に揺れ、勃起した乳首が踊っている。身体を揺さぶられるのか辛いのか、彼女はしきりに手を動かし、掴むものを探しているようだった。

「あっ、あ、あ、あ、あ、あんっ。はぁ、はぁ、あっ! あっ、ああっ」

 彼女の口から漏れるのは、喘ぎ声と息遣いだけ。全く秋斗の雰囲気が見えず、青葉聖香さんとセックスしているような錯覚を覚えた。背中を仰け反らせ、頭を左右に振りながら快感を表現している。眉を歪め、大きく口を開けながら悶える青葉さん。こんなに乱れた表情は、きっと彼氏の石本先輩だって見た事ないだろう。
 そう思いながらしばらく突いた後、青葉さんの身体を俯けにして、両膝を突かせた。本当は四つん這いになって欲しかったけど、腕に力が入らないようだ。
 突き出された尻は丸くて柔らかい。余分な脂肪は付いていないけど、女子らしい尻だった。膝立ちの状態で尻を掴み、マン汁で滑った肉棒を膣口に宛がう。すると青葉さんが一瞬、腰を引いた。

「はあ、はぁ。このまま入れられたら……きっと奥まで入っちゃう」
「だからバックの体勢にしたんだ。青葉さんが感じた事の無い快感を体験させてやろうと思ってさ」
「んんっ……。幾ら記憶を覗き見ても、バックから突かれた経験は見当たらないし、子宮口に捻じ込まれた感覚もないの。この身体の初体験を本人よりも先に体験するんだ。未知なる快感にちょっとドキドキするわ」
「青葉さん、怒るんじゃないかな?」
「そんなの本人は全く知らな……ふあぁぁぁ!」

 俺はゆっくりと肉棒を挿入した。亀頭から肉茎、そして根元まで。亀頭がつっかえる感覚があったから、更に彼女の尻を引き寄せ、下腹部に密着させた。すると、亀頭にヌルッとした締め付けを覚え、カリ首が何かに引っかかるような感じになった。彼女を見ると、ネコのように背中を反らせ、両手に拳を作りながら口をパクパクと開けている。

「カリ首が締め付けられる感じがする。これってもしかして子宮口に入り込んだからか?」

 挿入したときと同じようにゆっくりと引き出す。青葉さんは肩で息をしながら頭を上げ、潤んだ瞳で俺を見た。

「大丈夫か?」
「これ……刺激が強すぎかも……。子宮口が押されて、チンコが減り込んでくる感覚って剛史には想像できないだろ」
「何だよ。秋斗口調に戻ってるじゃないか」
「そりゃ戻るって。前の二人とは全然違う、新たな快感なんだ。自分の身体で初めてオナニーした時の何十倍……いや、何百倍も気持ちいい」

 秋斗がそう言うんだからよっぽど気持ちいいんだろうな。でも俺だって初めて肉棒を子宮の中に押し込んだ感覚は気持ちいいんだ。やめろと言われても聞けるはずがない。

「じゃあもっと続けようぜ」
「ちょっと待ってくれよ。この快感を味わうには心の準……だからっ! はああっ!」

 青葉さんの身体がビクビクと痙攣した。下腹部で柔らかい尻を押しつぶし、肉棒を根元まで押し込んだ俺は、「うはぁ」と深く息を吐いた。さっきと同じようにカリ首の部分が執拗に締め付けられる。子宮口の窄みを出たり入ったりする感覚がすごく気持ちよかった。
 ここだけを味わいたい。そう思い、青葉さんの足をもう少し開かせ、踏ん張れるようにした。一番奥まで減り込ませた状態で、五センチくらい腰を引き、もう一度押し込む。子宮口に亀頭が出たり入ったりして、極上の快感を味あわせてくれる。青葉さんは悲鳴にも似た喘ぎ声を漏らし、身悶えている。十回ほど出し入れすると、膣口から粘度の低い液体が溢れ出した。モワッとした女性の臭いが鼻に衝く。白いマットは彼女の身体から分泌された液体を幾らでも吸い込んでいった。

「んああっ。あうっ、あっ……あああっ。お、お腹がえぐられるっ。き、気持ちよすぎぃ」
「俺もすげぇ気持ちいいっ。中で出したい気分だっ」

 肉棒を入れたまま彼女の上半身を引き起こし、背後から両胸を揉む。彼女の短い後ろ髪から汗が滴り落ち、微かなリンスの匂いと汗臭さが混じった臭いが漂ってきた。何処を触っても汗まみれで、手が滑りそうだ。

「あああっ。あっ、あん、あん、あっあっ。んあっ」

 体力の限界か、快感に溺れているのか、青葉さんの両腕はブラブラと垂れ下がったままだった。もう一度彼女の身体をマットに倒し、背中から覆いかぶさるように腰を振る。身体全体が密着し、青葉さんと一つになったような錯覚を覚えた。彼女をきつく抱きしめ、蟹股に開いたまま柔らかい尻を潰すように肉棒を根元まで突き刺す。少し疲れたら腰の動きを緩め、華奢な背中に舌を這わせた。

「ふああああ〜」

 青葉さんが泣きそうな声で喘いだ。彼女の背中はとてもしょっぱく、全体的に臭っていた。ここまでくると汚さなんて構っていられない。青葉聖香という女子の全てを舐め尽したい。そんな衝動にも駆られた。彼女の上半身を少し捻らせ、脇の下を嗅ぎながら舐め回す。綺麗に処理された脇に鼻を擦りつけ、何度も深呼吸をした。ちょっとだけ腋臭っぽい臭いがする。健康な生活をしている彼女でもこんな風に臭くなるんだと思い、吸い付きながら舌先で刺激した。青葉さんはくすぐったいのか気持ちがいいのか、裏返った声で解釈できない言葉を口にしていた。こうして舐めている間も、腰をゆっくりと動かして子宮口を刺激する。青葉さんの身体が発する強烈な快感を経験する秋斗は、我を忘れている様に思えた。

「はぁ、はっ……あああっ! も、もう何度もイッてるって。はぁ、はぁ、ああぁ〜。あっ、蕩けるっ。あっ、あっ、んはぁ!」

 よく分からなかったけど、青葉さんの身体はすでにオーガズムを迎えていたみたいだ。俺もそろそろ限界が近づいてきている。最後は彼女を抱きしめたままマットの上で反転し、細い身体を俺の上に仰向けの状態で寝かせた。背後から胸を握り締め、腰を振る。大きく足を開き、ひたすらに喘ぐ青葉さんは胸を弄る俺の手首を強く握った。
 天井を見ると、二つの電球が揺れているように見える。耳元には青葉さんの頭があって、腰を動かすタイミングで「あっ、あっ、あっ」と喘いでいた。反対側を向いているので表情は見えないけど、何回もイッっているせいか相当疲れている様な感じがした。
 俺も最後の力を振り絞って腰を振る。素早く振っているから、子宮口の中には入っていない。でも、部活で鍛えられた膣壁が肉棒に絡みつき、極上の快感を与えてくれた。

「ああっ、あっ、あっ、だめっ……あああっ。こ、壊れるっ」
「はぁ、はぁ、はぁ、あうっ……イ、イクッ!」

 額に汗を掻きながら必死に腰を振った俺は、汗で滑った青葉さんの身体を上にずらして肉棒を引き抜いた。そして、彼女を乗せたまま手でしごき、脂肪の付いていない滑らかな腹に射精した――。




 小さな窓の外は真っ暗になっていた。俺と秋斗は青葉さんの身体を楽しんだ後、マットの上で仰向けになって寝転んでいた。もちろん、まだ秋斗は青葉さんを乗っ取ったまま。日が沈んだとはいえ、生温い空気が淀んだ体育倉庫は、こうして寝転んでいるだけでも汗が滲み出てくる。暫く無言で天井を見つめていた俺は、眠気に襲われながらも上半身を起こし、青葉さんの裸体をじっくりと眺めた。秋斗も眠たいんだろう。青葉さんの目が閉じそうだ。彼女の腹には白い精液が付着したままだった。若干申し訳なくなり、彼女の白いユニフォームで拭いてやる。その刺激に目を開いた青葉さんは「そろそろ時間かな?」と呟いた。
 秋斗が青葉さんの身体を乗っ取ってから二時間以上は経っているだろうか。三時間楽しめると言っても誤差はある。早ければ二時間半くらいで魂が弾き飛ばされると聞いている。

「時間がヤバイかもしれないな。青葉さんの身体、返した方がいいんじゃないか?」
「……そうだな。流石に部活を頑張った後のセックスは疲れたよ。身体が眠りにつきたいって言ってる」
「だろうな」

 青葉さんが上半身を起こし、脱ぎ捨てていた下着を身に着け始めた。そして、湿った短パンとユニフォームを身に纏うと、「う〜ん」と大きく背伸びをした。見た目は部活を終えた青葉さんそのままだ。でも、あのユニフォームや靴下には、俺の精液がたっぷりと染み込んでいる。本人が嗅いだらどう思うだろう。汗とイカ臭さが混じって気持ち悪くなるかもしれないな。
 大きなあくびをする青葉さんは体育倉庫を出ると、女子更衣室へと歩いていった。俺もズボンだけ穿き、上半身は裸のままでプール横の男子更衣室へと向かう。シャワーがあるから綺麗に汗を流せるんだ。冷たい水がとても気持ちよかった。口の中のネバネバもスッキリする。十分ほどで汚れを洗い流すと、その辺に吊ってあったタオルを借用し、身体を拭いた。

「それにしても青葉さんとのセックスは気持ちよかったな」

 相性がいいって、こういう事を言うのかもしれない。そう思いながら制服に身を包み、更衣室を出た。グランドが見える芝生に腰を下ろし、自分の身体に戻った秋斗が体育倉庫から出てくるのを待った。

「ねえ剛史。一つ忘れてない?」

 ほんの一分ほど経った後、後ろから声を掛けられた。振り向くと、セーラー服姿の青葉さんが立っている。彼女もシャワーを浴びてスッキリした様子だ。

「……秋斗か? まだ青葉さんの身体を乗っ取っているのか」
「ああ。もうちょっとだけ時間があるみたいだ。魂がはじき出されるときの気持ち悪さがないから」
「へぇ〜。でも、もうヤバいだろ?」
「まあな、だから急いでシャワー浴びて着替えてきた」
「で、忘れてないかって何を?」
「お前、キスしたいって言ってたじゃないか」

 そう言うと、彼女は体育倉庫の時みたいに俺を押し倒した。暗い空をバックに、青葉さんのニヤニヤと笑う顔が見える。その顔が徐々に近づいてくると、「剛史も綺麗になったんでしょ。口を開けて」と囁かれた。その言葉通りに唇を開くと、青葉さんが口を尖らせながら口内に唾液を垂らしてくる。

「私の唾液、美味しい?」
「……美味しいって言うか、全然いい気がしないんだけど」
「そう言わないでよ。こんな事、私は一生しないだろうから」

 そして青葉さんは俺の頭を掴み、激しく唇を押し付けてきた。舌を絡ませ、互いの口内を舐め回す。彼女の切ない鼻声に興奮する俺は、スカートの上から尻を揉み、セーラー服の裾から両手を忍ばせて華奢な背中を撫で回した。
 きっと職員室には何人かの先生が残っているだろう。こんなところを見られたら怒られるだろうな。

「うっ……。ヤバい、そろそろ魂が弾き飛ばされそうだ」
「お、おい。この状態で青葉さんの意識が戻ったら……」

 最後まで言わないうちに、彼女はまた女子更衣室へと走り去ってしまった。口内に彼女の舌が這い回った感触が残っている。そして、掌には尻の柔らかさと背中の温もりがあった――。
 その後、五分ほどすると青葉さんが余所余所しく帰る姿が見えた。いつの間にか夜になっているから動揺しているんだろう。秋斗が乗っ取っていた間の記憶も無いわけだし。しばらくすると、体育倉庫から秋斗が歩いてきた。

「いやぁ、ヤバかった。すげぇ焦ったな」
「俺の方が焦るって。青葉さんに見つかるのは俺だけなんだから」
「でも、青葉さんとセックスできて良かっただろ?」
「ああ。すげぇ気持ちよかった」
「俺も青葉さんの身体、気持ちよかった。子宮を突かれるってのは男じゃ絶対に体験できないからな」
「秋斗は三回も女子の快感を楽しんだんだ。今度は俺に乗っ取らせてくれよな」
「そうだなぁ……。ジャンケンに勝ったらな!」

 こうして俺達は家路に着くことにした。次に薬を手に入れる時は、随分と涼しくなっているだろう。今度こそジャンケンに買って女子の快感を味わってやる。
 そう思いながら、星が疎らに光っている夜空を眺めた――。

おしまい。