その2の続きです。
大きな振動と共に電車が動き始める。背後に立つ萌々香の姿が扉のガラス越しに薄っすらと映っていた。そして、肩から見える彼女の悪戯っぽい目と視線が合うと、耳元で「んふふ」と笑う小さな声が聞こえた。
抱きしめていた彼女が彼の制服のボタンを一つだけ外し、右手をそっと忍ばせる。白いカッターシャツ越しに腹部を撫でられると、幾朗は身震いした。
「里村先輩っ」
「シッ! 何も言わないでって言ったでしょ」
飴でも舐めていたのだろうか。彼女が耳元で囁くと、苺の様なほんのりと甘い香りがした。彼は周りの視線を気にしながら、背中に密着する女子の体温を感じていた。人の温もりをこれ程近くで感じたのはいつ以来だろうか。そんな事を思っていると、空いているしなやかな手が下腹部から更に下へと移動し、黒いズボンの前を優しく撫で始めた。その信じられない行為に、幾朗は振り向こうとした。
「ダメよっ。動かないで」
「せ、先輩」
「いいから大人しくしててよ。何も悪い様にはしないから」
「で、でも他の人に……」
「いいじゃない、見たいなら見せてやれば。篠坂君は黙って前を向いてて」
彼女はそう言って、幾朗の首に軽くキスをした。ズボンの上から執拗に股間を撫でられると、彼の息が荒くなる。
「ねえ、ズボンの中で硬くなってるんだけど。清楚な私じゃないのに興奮するのね」
自分の意思に反して勃起する肉棒に、幾朗は顔を赤らめ俯いた。
「篠坂君って、本当はこんな私の方が好きなんじゃないの?」
幾朗は黙って首を振った。制服の中で腹部を撫でていた右手が引き抜かれると、器用にボタンを留め、今度は更に上のボタンを外して中に入ってくる。どうやらお目当ては乳首のようだ。カッターシャツの胸元に添えられた指が小さな乳首の位置を探り当て、いやらしく弾き始める。彼はたまらず、制服の上から彼女の手を制止した。
「んふふ。乳首、感じるんだ。篠坂君って可愛いよね」
「里村先輩……」
「何も言わないでって言ってるでしょ。これ以上喋るなら……」
彼女は更に背後から豊満な胸を密着させると、股間に這わせていた左手をズボンのポケットに忍ばせた。幾朗はその行為に思わず腰を引いたが、ポケットに入った彼女の手は勃起した肉棒を容易に捉え、生地ごと優しく摩った。
「こんな事されるなんて思っても見なかったでしょ。篠坂君のオチンチン、私の手に握られてすごく大きくなってるよ。それに、こんなに熱くなって。本当にエッチなんだね」
ポケットの中で、五本の指が肉棒を握り締め、ゆっくりと上下にしごいている。それは、どうすれば幾朗が気持ち良くなるのかを熟知している様な動きであった。
「ほら、真っ直ぐ立ちなさいよ。余計に変に思われるわよ」
数人の乗客は二人の怪しい行為に気づいており、何度も冷ややかな視線を送っている。幾朗は恥ずかしくて、周囲にいる乗客の顔をまともに見ることが出来なかった。そうしている内に次の駅に着き、乗客が入れ替わる。萌々香は幾朗を扉の前に立たせたまま、ポケットに手を忍ばせつつ彼の横に移動した。外れたボタンを留め直した幾朗は、「もう止めてくださいよ」と、ズボンの上から彼女の手を押さえた。
「面白いね、篠坂君って。そんな事言いながら、しっかり勃起してるじゃない」
「ぼ、勃起って……。誰でもそんな事されたら、そうなりますよ」
「そうだよね。やっぱり男は誰だっていやらしい女子の方が好きなんだよ。もちろん篠坂君もね」
「それは……」
「まだ清楚な女子が好きだって言うの?」
電車が動き始めると、彼女は肉棒を少し早くしごいた。
「さ、里村先輩っ」
「もっと弄って欲しいでしょ?」
「言わないでください。僕はそんな里村先輩に告白したんじゃ……」
「私の事、失望した? 見た目や雰囲気に惑わされちゃダメだって事よ」
「そんな……。今の里村先輩は、本当の先輩じゃ無いです。わざとそんな風にしてるんでしょ? 僕の気持ちを完全に引き離すために……」
「あはっ。篠坂君って本当に面白いわね。どうしてあなたのためにそんな事までしなきゃならないのよ。たかが男子生徒一人のためにする訳無いでしょ。自惚れないでよね」
萌々香はポケットから手を抜くと、素早くズボンのベルトを外した。
「な、何するんですかっ」
「分かっているくせに。いちいち聞かないで」
「ちょ、ちょっと。里村先輩……うっ」
萌々香の左手が、緩んだズボンの腹部から潜り込んだ。トランクスとズボンの間に滑り落ちたが、もう一度手を引き上げ、トランクスの中に入ってゆく。程なくして、彼女の指が勃起した肉棒の亀頭に触れた。
「すごいね。オチンチンの先からいやらしいガマン汁が出てる。指がヌルヌルしてるよ」
直接肉棒を握り締めた彼女は幾朗の目を見ながら、指の腹を使って亀頭を撫でた。粘り気のあるガマン汁が敏感な亀頭に塗られると、どうしても腰が引けてしまう。そんな彼を見てニヤニヤと笑う萌々香は、生温かくて柔らかな手で直接肉棒を握り締め、彼が普段行っているオナニーと変わらぬしごき方をはじめた。
「うっ、うっ」
「どう? オチンチンしごくの、上手でしょ。私にしごかれて気持ちいい?」
「せ、先輩がこんな事するなんて……」
「いいじゃない。私の事を知りたかったんでしょ。学校での一面しか知らない篠坂君にとっては刺激が強すぎかな?」
「ほ、本当に里村先輩はこんな事を……」
「篠坂君の目の前にいるのは誰かなぁ? 里村萌々香にしか見えないと思うんだけどな」
萌々香は彼の耳元で、「ねえ。このまま私の手でしごかれてイキたい?」と囁いた。彼女の手が更に下へと移動し、二つの玉を弄んでいる。
「私の手を使って、この玉の中にある精液を出してあげてもいいんだけどな」
彼女が取る言動の一つ一つが信じられなかった。憧れだった里村萌々香がこんな痴女だったなんて――。
もしかしたら、大川先輩とも電車の中でこんな事をしているのかもしれない。いや、恐らくしているのだろう。幾朗の中で、萌々香の清楚なイメージがガタガタと崩れ落ちていった。
「し、知りませんでした。先輩がこんな人だったなんて……」
「私の事、嫌になった? でもね、清楚な女子と付き合ってもつまんないよ。ほら、篠坂君の友達の相原君だって言ってたんじゃないの?」
「あいつと僕は違うんです。僕は清い付き合いが出来るだけで幸せなんで……うっ!」
「まだそんな事言って。こうして私にオチンチン握られて勃起してるのよ。体は正直なんだからね。そうやって上辺でカッコいい事を言ったって何の説得力も無いよ。自分でもおかしいって分かんない?」
「だ、だから……」
「分かった分かった。かなり強情だなぁ。それじゃあ、私が身を持って篠坂君の口からエッチな女子が好きだって言わせてあげるわ」
「は、はぁ?」
「家に着いたら、私のオナニー見せてあげる」
「なっ……」
「私のオナニーを見ながら自分でオナニーすればいいわ」
とんでもない事を口にする萌々香に、幾朗は言葉を失った。少し大きな声で話したため、彼女の声を聞いた他校の女子生徒達がコソコソと耳打ちしている。そんな周囲の状況を何とも思わないのか、萌々香は肉棒をしごいていた手を引き抜くと、ホームが見え始めた車窓にガマン汁を擦り付けた。
「よく我慢したね。逆の立場だったらイッちゃってたかもな」
萌々香は意味深な言葉を言い、いやらしい目をしながら笑って見せた。
抱きしめていた彼女が彼の制服のボタンを一つだけ外し、右手をそっと忍ばせる。白いカッターシャツ越しに腹部を撫でられると、幾朗は身震いした。
「里村先輩っ」
「シッ! 何も言わないでって言ったでしょ」
飴でも舐めていたのだろうか。彼女が耳元で囁くと、苺の様なほんのりと甘い香りがした。彼は周りの視線を気にしながら、背中に密着する女子の体温を感じていた。人の温もりをこれ程近くで感じたのはいつ以来だろうか。そんな事を思っていると、空いているしなやかな手が下腹部から更に下へと移動し、黒いズボンの前を優しく撫で始めた。その信じられない行為に、幾朗は振り向こうとした。
「ダメよっ。動かないで」
「せ、先輩」
「いいから大人しくしててよ。何も悪い様にはしないから」
「で、でも他の人に……」
「いいじゃない、見たいなら見せてやれば。篠坂君は黙って前を向いてて」
彼女はそう言って、幾朗の首に軽くキスをした。ズボンの上から執拗に股間を撫でられると、彼の息が荒くなる。
「ねえ、ズボンの中で硬くなってるんだけど。清楚な私じゃないのに興奮するのね」
自分の意思に反して勃起する肉棒に、幾朗は顔を赤らめ俯いた。
「篠坂君って、本当はこんな私の方が好きなんじゃないの?」
幾朗は黙って首を振った。制服の中で腹部を撫でていた右手が引き抜かれると、器用にボタンを留め、今度は更に上のボタンを外して中に入ってくる。どうやらお目当ては乳首のようだ。カッターシャツの胸元に添えられた指が小さな乳首の位置を探り当て、いやらしく弾き始める。彼はたまらず、制服の上から彼女の手を制止した。
「んふふ。乳首、感じるんだ。篠坂君って可愛いよね」
「里村先輩……」
「何も言わないでって言ってるでしょ。これ以上喋るなら……」
彼女は更に背後から豊満な胸を密着させると、股間に這わせていた左手をズボンのポケットに忍ばせた。幾朗はその行為に思わず腰を引いたが、ポケットに入った彼女の手は勃起した肉棒を容易に捉え、生地ごと優しく摩った。
「こんな事されるなんて思っても見なかったでしょ。篠坂君のオチンチン、私の手に握られてすごく大きくなってるよ。それに、こんなに熱くなって。本当にエッチなんだね」
ポケットの中で、五本の指が肉棒を握り締め、ゆっくりと上下にしごいている。それは、どうすれば幾朗が気持ち良くなるのかを熟知している様な動きであった。
「ほら、真っ直ぐ立ちなさいよ。余計に変に思われるわよ」
数人の乗客は二人の怪しい行為に気づいており、何度も冷ややかな視線を送っている。幾朗は恥ずかしくて、周囲にいる乗客の顔をまともに見ることが出来なかった。そうしている内に次の駅に着き、乗客が入れ替わる。萌々香は幾朗を扉の前に立たせたまま、ポケットに手を忍ばせつつ彼の横に移動した。外れたボタンを留め直した幾朗は、「もう止めてくださいよ」と、ズボンの上から彼女の手を押さえた。
「面白いね、篠坂君って。そんな事言いながら、しっかり勃起してるじゃない」
「ぼ、勃起って……。誰でもそんな事されたら、そうなりますよ」
「そうだよね。やっぱり男は誰だっていやらしい女子の方が好きなんだよ。もちろん篠坂君もね」
「それは……」
「まだ清楚な女子が好きだって言うの?」
電車が動き始めると、彼女は肉棒を少し早くしごいた。
「さ、里村先輩っ」
「もっと弄って欲しいでしょ?」
「言わないでください。僕はそんな里村先輩に告白したんじゃ……」
「私の事、失望した? 見た目や雰囲気に惑わされちゃダメだって事よ」
「そんな……。今の里村先輩は、本当の先輩じゃ無いです。わざとそんな風にしてるんでしょ? 僕の気持ちを完全に引き離すために……」
「あはっ。篠坂君って本当に面白いわね。どうしてあなたのためにそんな事までしなきゃならないのよ。たかが男子生徒一人のためにする訳無いでしょ。自惚れないでよね」
萌々香はポケットから手を抜くと、素早くズボンのベルトを外した。
「な、何するんですかっ」
「分かっているくせに。いちいち聞かないで」
「ちょ、ちょっと。里村先輩……うっ」
萌々香の左手が、緩んだズボンの腹部から潜り込んだ。トランクスとズボンの間に滑り落ちたが、もう一度手を引き上げ、トランクスの中に入ってゆく。程なくして、彼女の指が勃起した肉棒の亀頭に触れた。
「すごいね。オチンチンの先からいやらしいガマン汁が出てる。指がヌルヌルしてるよ」
直接肉棒を握り締めた彼女は幾朗の目を見ながら、指の腹を使って亀頭を撫でた。粘り気のあるガマン汁が敏感な亀頭に塗られると、どうしても腰が引けてしまう。そんな彼を見てニヤニヤと笑う萌々香は、生温かくて柔らかな手で直接肉棒を握り締め、彼が普段行っているオナニーと変わらぬしごき方をはじめた。
「うっ、うっ」
「どう? オチンチンしごくの、上手でしょ。私にしごかれて気持ちいい?」
「せ、先輩がこんな事するなんて……」
「いいじゃない。私の事を知りたかったんでしょ。学校での一面しか知らない篠坂君にとっては刺激が強すぎかな?」
「ほ、本当に里村先輩はこんな事を……」
「篠坂君の目の前にいるのは誰かなぁ? 里村萌々香にしか見えないと思うんだけどな」
萌々香は彼の耳元で、「ねえ。このまま私の手でしごかれてイキたい?」と囁いた。彼女の手が更に下へと移動し、二つの玉を弄んでいる。
「私の手を使って、この玉の中にある精液を出してあげてもいいんだけどな」
彼女が取る言動の一つ一つが信じられなかった。憧れだった里村萌々香がこんな痴女だったなんて――。
もしかしたら、大川先輩とも電車の中でこんな事をしているのかもしれない。いや、恐らくしているのだろう。幾朗の中で、萌々香の清楚なイメージがガタガタと崩れ落ちていった。
「し、知りませんでした。先輩がこんな人だったなんて……」
「私の事、嫌になった? でもね、清楚な女子と付き合ってもつまんないよ。ほら、篠坂君の友達の相原君だって言ってたんじゃないの?」
「あいつと僕は違うんです。僕は清い付き合いが出来るだけで幸せなんで……うっ!」
「まだそんな事言って。こうして私にオチンチン握られて勃起してるのよ。体は正直なんだからね。そうやって上辺でカッコいい事を言ったって何の説得力も無いよ。自分でもおかしいって分かんない?」
「だ、だから……」
「分かった分かった。かなり強情だなぁ。それじゃあ、私が身を持って篠坂君の口からエッチな女子が好きだって言わせてあげるわ」
「は、はぁ?」
「家に着いたら、私のオナニー見せてあげる」
「なっ……」
「私のオナニーを見ながら自分でオナニーすればいいわ」
とんでもない事を口にする萌々香に、幾朗は言葉を失った。少し大きな声で話したため、彼女の声を聞いた他校の女子生徒達がコソコソと耳打ちしている。そんな周囲の状況を何とも思わないのか、萌々香は肉棒をしごいていた手を引き抜くと、ホームが見え始めた車窓にガマン汁を擦り付けた。
「よく我慢したね。逆の立場だったらイッちゃってたかもな」
萌々香は意味深な言葉を言い、いやらしい目をしながら笑って見せた。
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