その1の続編です。
何人もの生徒が正門から出てゆく。どれくらいかの割合で男女が楽しそうに話しながら歩いていた。堂々と手を繋ぎ、肩を寄せ合う姿は羨ましくもあり、腹立たしくもあった。暫く眺めていたが、なかなか現れない基則に対し、徐々に苛立ちと落胆を覚え始めた。
「よう幾朗。お前、こんなところで何やってんだよ」
「ああ。基則と待ち合わせしてるんだ。あいつの姿、見なかったか?」
「いや、見なかったけどな。じゃ、俺達帰るわ」
「そっか。じゃあな……」
クラスメイトが教室の掃除を終え、帰って行った。幾らなんでも遅すぎると感じた彼は、「里村先輩がどんな人か教えてやるよ」なんて偉そうな事を言って、結局はそのネタが用意出来なかったんだと思い、家に帰ろう正門を後にした。
「何処に行くの? 篠坂君」
そんな彼の後姿に問いかける女性の声があった。振り向くと、制服姿の里村萌々香の姿が立っていた。ストレートの青く長い髪に、ウェストの細さを強調する斬新なデザインのセーラー服が彼女の魅力を引き立てる。そして、丈の短いダークグレーのプリーツスカートから伸びる生足が女性らしさを強調していた。彼女は右手を腰に当てながら軽く微笑み、幾朗を見つめていた。
「あ……えっ? 里村……先輩?」
「ごめんね篠坂君、遅くなって」
「お、遅くなってって……。どういう事……ですか」
「待っててくれたんでしょ」
「えっ? えっ?」
「相原基則君から聞いたわ。私の事を知りたいんだって?」
「あ、いや……。基則が?」
「うん。私が直接教えてあげる。ここじゃ人目が多いから家に来ない?」
「えっ……。家って、誰の家に?」
「私の家に決まってるじゃない。嫌かな? 六時に塾があるから準備をしなきゃいけないの。だから家で話をする方が助かるんだけど」
まさか萌々香が自ら教えてくれるなんて思っても見なかった幾朗は、周囲の男子生徒達から突き刺さるような視線を浴び、返答を躊躇した。拳を作った掌にじんわりと汗が滲み、酷く喉が渇く。
「彼がいるから付き合うことは出来ないけど……本当の私を教えてあげるよ。時間、あるんでしょ?」
「あ、あるけど……。あ、ありますけどっ」
「ふふ。先輩だからって敬語使わなくていいわよ。じゃ、あまり時間が無いから」
萌々香はクスッと可愛らしく笑うと、彼の背を向け歩き始めた。彼女の背中で髪がたなびくと、少し離れた幾朗の所にまでリンスのいい香りが漂った。細い脹脛が交互に動くと、プリーツスカートに包まれたお尻が左右に揺れ、彼を興奮させる。周りに視線を移すと、不釣合いな二人を不思議がっている女子生徒や、嫉妬しているような鋭い目つきで睨んでいる男子生徒が立ち止まっており、異様な空間に包まれていた。
「さ、里村先輩。ちょ、ちょっと待ってください」
幾朗はその場から逃げるように小走りすると、萌々香の後姿に歩調を合わせた。人の身長ほど離れて歩いていると、彼女が前を向いたまま「横に並んで歩きなさいよ」と呟いた。それでも黙って後ろを歩いていると、手を握られ、強引に横を歩かされた。
「すごい汗だね。そんなに緊張してるの?」
「すいません……」
彼女の柔らかい手から体温が伝わってくる。どうすれば良いか分からない幾朗だったが、一瞬だけ萌々香の横顔を見た後、軽く握り返した。周囲には同じ方向に帰る数人の生徒がおり、しきりに幾朗達に視線を送っていた。里村萌々香という、学校ではある意味有名人と無名の男子生徒。見た目は萌々香が幾朗を引っ張るような感じで歩いているので、尚更違和感があるようだ。彼が少し俯いていると、萌々香が目を細めてニヤリと笑った。
「他人の視線が気になるの? もし私が付き合うと言ったら、こんな視線なんて当たり前のように浴びるのよ。それも毎日の様にね。篠坂君はこうなる事が分かってたんでしょ?」
「そ、それは……」
「こんな風に私と歩きたいから告白したんだよね?」
「えっ。あ、あの……」
ふと、基則の言葉を思い浮かべた。萌々香と付き合うという事は、それだけの覚悟が必要なのだろう。周囲の視線が物語っていた。彼女は他の生徒達を追い越すように、無言で大きな歩幅を保ったまま歩き続けた。そして十分ほど経った頃、最寄の駅に辿り着いた。
「私の家、四つ向こうの駅で降りるの。同じ方向?」
「あ、はい。僕はもう少し後の駅で私鉄に乗り換えるんで」
「そう。じゃ、定期あるよね」
「はい」
繋いでいた手を離すと、掌がひんやりとした空気に纏われる。これほど緊張した経験が無い彼は額に滲んだ汗を拭うと、萌々香の後ろについて改札口を通り、ホームに停車していた銀色の電車に乗り込んだ。車内は混雑しており、すでに立っている乗客も結構いる。他校の帰宅時間とも重なり、学生の姿が多く見られた。萌々香が乗客の隙間を縫い、反対側の自動扉まで移動すると、幾朗も同じように足を進め、彼女の背後に立つ。艶のある長い髪に見とれていると、アナウンスの後、自動扉が閉まった。そのタイミングで萌々香は体を反転させ、彼と向き合う体勢になった。彼女が動くたびにいい香りが周囲に広がり、幾朗の鼻をくすぐった。面と向かうと、彼の方が少し背が高くて彼女の額を見る感じになった。
電車が動き出し、車内が揺れる。萌々香は少し足を開き、右手で幾朗の腕をそっと掴んだ。目の前に里村萌々香が立っている。しかも、これほどの至近距離に。俯くと、セーラー服の胸元に白い素肌が見え、彼女の吐息までが耳に届くほどであった。
「まだ一年なのに背が高いんだね」
「あ、はあ……」
「中学で運動してたの?」
「野球部でした。補欠でレギュラーにはなれませんでしたけど」
「そう。通りでこの腕、太いわけだ」
彼女は幾朗と視線を合わせたまま、掴んでいた腕を優しく摩った。その行為に、たまらず下半身が反応した。
「ねえ、私の彼を知ってる?」
「あ、はい。大川先輩ですよね」
「うん。篠坂君は彼の事、どう思う?」
「ど、どう思うって……カッコいいしスポーツも勉強も出来るからすごい人だと思いますけど」
「そうでしょ。私と彼ってお似合いだと思わない?」
ここで「思います」と言えば、二人の関係を認める事になる。幾朗はその質問にどう答えようかと迷った。手に届かない女性だと分かっているし、すでに断られているのだが、肯定するのは癪に障るのだ。
「ねえ。答えられないの? それってまだ私に未練があるって事だよね」
「み、未練とかじゃないです」
「じゃあ何? 素直にお似合いだって言って欲しいんだけど」
「……皆がそう思っているなら、それでいいんじゃないですか」
「皆じゃなくて、篠坂君の意見を聞きたかったんだけどな」
悪戯っぽい目をしながら笑った萌々香は「大川君と一緒に帰る事があるんだけど、彼ってすごくエッチなんだよ」と、幾朗を見つめた。
「そうなんですか?」
「教えて欲しい?」
「……い、いえ。別に」
他人との行為なんて聞きたくないと思った幾朗は断った。しかし、頭の中では大川先輩と萌々香が裸で抱き合い、セックスをしているシーンが自動的に再生される。里村萌々香という女性が、知的で清楚というイメージを保ちたい幾朗にとっては、想像でも見たくないシーンであった。
「どうして? 私の事を色々と聞きたいんじゃないの?」
「それはそうですけど」
「じゃあ、断る理由なんて無いんじゃない?」
「僕は別にそういう事を聞きたいとは思わないんです」
「それじゃ、何が聞きたいの? 私のスリーサイズかな?」
萌々香が空いている手でセーラー服の襟元を引っ張り、少し前屈みになりながら可愛らしく舌を出した。
「なっ……」
セーラー服の中に、白いブラジャーに包まれ、深い谷間を作る胸が見え隠れする。息を呑んだ彼は、上目遣いでニヤリと笑う彼女に気づくと、頭を振って視線を外した。
「どうだった? セーラー服の中は。男なら興奮するでしょ」
「や、止めてくださいよ。里村先輩がそんな事するなんて……」
「私がこういう風にするのっておかしいかな? 篠坂君、私の事を清楚だと思っているんでしょ」
「そ、そうです。だって学校ではいつもそうじゃないですか。だから僕は、そんな里村先輩が……」
「本当に清楚な女子なんて、そんなにいないと思うけどな。もちろん私も、篠坂君が思っているような清楚な女子じゃないし」
「そんな事、ないです。里村先輩は僕が理想とする人ですよ」
「ふ〜ん、そうなんだ。篠坂君の目にはそう映っているんだね」
電車がゆっくりとホームに流れ着き、自動扉が開く。すると萌々香は、幾朗の手を引いて扉に向かって立たせた。そして彼女自身は他の乗客と共に幾朗の後ろに立ち、腰の辺りから両腕で抱きしめる様な体勢を取った。
「さ、里村……先輩?」
「何も言わずに大人しくしててね」
「えっ……」
「私が本当に清楚か、身をもって教えてあげる」
アナウンスと共に扉が閉まり、ガタンと音を立てながら電車が動き始める。幾朗は、背中に密着する萌々香の胸に興奮せざるを得なかった。俯くと、彼女の両手が黒い制服の腹部に添えられている。夢の様な状況ではあるが、萌々香の言動が彼の思っていたものとは掛け離れていた事に動揺し、失望を感じ始めた。
「よう幾朗。お前、こんなところで何やってんだよ」
「ああ。基則と待ち合わせしてるんだ。あいつの姿、見なかったか?」
「いや、見なかったけどな。じゃ、俺達帰るわ」
「そっか。じゃあな……」
クラスメイトが教室の掃除を終え、帰って行った。幾らなんでも遅すぎると感じた彼は、「里村先輩がどんな人か教えてやるよ」なんて偉そうな事を言って、結局はそのネタが用意出来なかったんだと思い、家に帰ろう正門を後にした。
「何処に行くの? 篠坂君」
そんな彼の後姿に問いかける女性の声があった。振り向くと、制服姿の里村萌々香の姿が立っていた。ストレートの青く長い髪に、ウェストの細さを強調する斬新なデザインのセーラー服が彼女の魅力を引き立てる。そして、丈の短いダークグレーのプリーツスカートから伸びる生足が女性らしさを強調していた。彼女は右手を腰に当てながら軽く微笑み、幾朗を見つめていた。
「あ……えっ? 里村……先輩?」
「ごめんね篠坂君、遅くなって」
「お、遅くなってって……。どういう事……ですか」
「待っててくれたんでしょ」
「えっ? えっ?」
「相原基則君から聞いたわ。私の事を知りたいんだって?」
「あ、いや……。基則が?」
「うん。私が直接教えてあげる。ここじゃ人目が多いから家に来ない?」
「えっ……。家って、誰の家に?」
「私の家に決まってるじゃない。嫌かな? 六時に塾があるから準備をしなきゃいけないの。だから家で話をする方が助かるんだけど」
まさか萌々香が自ら教えてくれるなんて思っても見なかった幾朗は、周囲の男子生徒達から突き刺さるような視線を浴び、返答を躊躇した。拳を作った掌にじんわりと汗が滲み、酷く喉が渇く。
「彼がいるから付き合うことは出来ないけど……本当の私を教えてあげるよ。時間、あるんでしょ?」
「あ、あるけど……。あ、ありますけどっ」
「ふふ。先輩だからって敬語使わなくていいわよ。じゃ、あまり時間が無いから」
萌々香はクスッと可愛らしく笑うと、彼の背を向け歩き始めた。彼女の背中で髪がたなびくと、少し離れた幾朗の所にまでリンスのいい香りが漂った。細い脹脛が交互に動くと、プリーツスカートに包まれたお尻が左右に揺れ、彼を興奮させる。周りに視線を移すと、不釣合いな二人を不思議がっている女子生徒や、嫉妬しているような鋭い目つきで睨んでいる男子生徒が立ち止まっており、異様な空間に包まれていた。
「さ、里村先輩。ちょ、ちょっと待ってください」
幾朗はその場から逃げるように小走りすると、萌々香の後姿に歩調を合わせた。人の身長ほど離れて歩いていると、彼女が前を向いたまま「横に並んで歩きなさいよ」と呟いた。それでも黙って後ろを歩いていると、手を握られ、強引に横を歩かされた。
「すごい汗だね。そんなに緊張してるの?」
「すいません……」
彼女の柔らかい手から体温が伝わってくる。どうすれば良いか分からない幾朗だったが、一瞬だけ萌々香の横顔を見た後、軽く握り返した。周囲には同じ方向に帰る数人の生徒がおり、しきりに幾朗達に視線を送っていた。里村萌々香という、学校ではある意味有名人と無名の男子生徒。見た目は萌々香が幾朗を引っ張るような感じで歩いているので、尚更違和感があるようだ。彼が少し俯いていると、萌々香が目を細めてニヤリと笑った。
「他人の視線が気になるの? もし私が付き合うと言ったら、こんな視線なんて当たり前のように浴びるのよ。それも毎日の様にね。篠坂君はこうなる事が分かってたんでしょ?」
「そ、それは……」
「こんな風に私と歩きたいから告白したんだよね?」
「えっ。あ、あの……」
ふと、基則の言葉を思い浮かべた。萌々香と付き合うという事は、それだけの覚悟が必要なのだろう。周囲の視線が物語っていた。彼女は他の生徒達を追い越すように、無言で大きな歩幅を保ったまま歩き続けた。そして十分ほど経った頃、最寄の駅に辿り着いた。
「私の家、四つ向こうの駅で降りるの。同じ方向?」
「あ、はい。僕はもう少し後の駅で私鉄に乗り換えるんで」
「そう。じゃ、定期あるよね」
「はい」
繋いでいた手を離すと、掌がひんやりとした空気に纏われる。これほど緊張した経験が無い彼は額に滲んだ汗を拭うと、萌々香の後ろについて改札口を通り、ホームに停車していた銀色の電車に乗り込んだ。車内は混雑しており、すでに立っている乗客も結構いる。他校の帰宅時間とも重なり、学生の姿が多く見られた。萌々香が乗客の隙間を縫い、反対側の自動扉まで移動すると、幾朗も同じように足を進め、彼女の背後に立つ。艶のある長い髪に見とれていると、アナウンスの後、自動扉が閉まった。そのタイミングで萌々香は体を反転させ、彼と向き合う体勢になった。彼女が動くたびにいい香りが周囲に広がり、幾朗の鼻をくすぐった。面と向かうと、彼の方が少し背が高くて彼女の額を見る感じになった。
電車が動き出し、車内が揺れる。萌々香は少し足を開き、右手で幾朗の腕をそっと掴んだ。目の前に里村萌々香が立っている。しかも、これほどの至近距離に。俯くと、セーラー服の胸元に白い素肌が見え、彼女の吐息までが耳に届くほどであった。
「まだ一年なのに背が高いんだね」
「あ、はあ……」
「中学で運動してたの?」
「野球部でした。補欠でレギュラーにはなれませんでしたけど」
「そう。通りでこの腕、太いわけだ」
彼女は幾朗と視線を合わせたまま、掴んでいた腕を優しく摩った。その行為に、たまらず下半身が反応した。
「ねえ、私の彼を知ってる?」
「あ、はい。大川先輩ですよね」
「うん。篠坂君は彼の事、どう思う?」
「ど、どう思うって……カッコいいしスポーツも勉強も出来るからすごい人だと思いますけど」
「そうでしょ。私と彼ってお似合いだと思わない?」
ここで「思います」と言えば、二人の関係を認める事になる。幾朗はその質問にどう答えようかと迷った。手に届かない女性だと分かっているし、すでに断られているのだが、肯定するのは癪に障るのだ。
「ねえ。答えられないの? それってまだ私に未練があるって事だよね」
「み、未練とかじゃないです」
「じゃあ何? 素直にお似合いだって言って欲しいんだけど」
「……皆がそう思っているなら、それでいいんじゃないですか」
「皆じゃなくて、篠坂君の意見を聞きたかったんだけどな」
悪戯っぽい目をしながら笑った萌々香は「大川君と一緒に帰る事があるんだけど、彼ってすごくエッチなんだよ」と、幾朗を見つめた。
「そうなんですか?」
「教えて欲しい?」
「……い、いえ。別に」
他人との行為なんて聞きたくないと思った幾朗は断った。しかし、頭の中では大川先輩と萌々香が裸で抱き合い、セックスをしているシーンが自動的に再生される。里村萌々香という女性が、知的で清楚というイメージを保ちたい幾朗にとっては、想像でも見たくないシーンであった。
「どうして? 私の事を色々と聞きたいんじゃないの?」
「それはそうですけど」
「じゃあ、断る理由なんて無いんじゃない?」
「僕は別にそういう事を聞きたいとは思わないんです」
「それじゃ、何が聞きたいの? 私のスリーサイズかな?」
萌々香が空いている手でセーラー服の襟元を引っ張り、少し前屈みになりながら可愛らしく舌を出した。
「なっ……」
セーラー服の中に、白いブラジャーに包まれ、深い谷間を作る胸が見え隠れする。息を呑んだ彼は、上目遣いでニヤリと笑う彼女に気づくと、頭を振って視線を外した。
「どうだった? セーラー服の中は。男なら興奮するでしょ」
「や、止めてくださいよ。里村先輩がそんな事するなんて……」
「私がこういう風にするのっておかしいかな? 篠坂君、私の事を清楚だと思っているんでしょ」
「そ、そうです。だって学校ではいつもそうじゃないですか。だから僕は、そんな里村先輩が……」
「本当に清楚な女子なんて、そんなにいないと思うけどな。もちろん私も、篠坂君が思っているような清楚な女子じゃないし」
「そんな事、ないです。里村先輩は僕が理想とする人ですよ」
「ふ〜ん、そうなんだ。篠坂君の目にはそう映っているんだね」
電車がゆっくりとホームに流れ着き、自動扉が開く。すると萌々香は、幾朗の手を引いて扉に向かって立たせた。そして彼女自身は他の乗客と共に幾朗の後ろに立ち、腰の辺りから両腕で抱きしめる様な体勢を取った。
「さ、里村……先輩?」
「何も言わずに大人しくしててね」
「えっ……」
「私が本当に清楚か、身をもって教えてあげる」
アナウンスと共に扉が閉まり、ガタンと音を立てながら電車が動き始める。幾朗は、背中に密着する萌々香の胸に興奮せざるを得なかった。俯くと、彼女の両手が黒い制服の腹部に添えられている。夢の様な状況ではあるが、萌々香の言動が彼の思っていたものとは掛け離れていた事に動揺し、失望を感じ始めた。
コメント
コメント一覧 (2)
エロさ的には女の子が攻められる方が興奮しますが、
憧れの先輩に対する欲望と失望の狭間で揺れ動いている
男の子を見るのも面白いものですねw
コメントありがとうございます〜っ。
一応、タイトルを決めましたので、これで進めたいと思います。
彼が、葛藤から性欲へ引きずられてゆく様を書きたいなぁと考えています。
まだ続きは全く書けていませんが、地道に頑張りまっす!