「跨いじゃおっと!」

 妹のタイツを着た文男がベッドに上がり、北斗を跨ごうとした瞬間、彼は「ま、待てっ!」と叫んだ。

「えっ……何?」
「タ、タイツを着ているからって、お前の体重で圧し掛かられたらたまんないよ」
「……んふふ。それって私が重いって事? 女の子に対して失礼だよ」
「だから容姿はお前の妹でも……ううっ!」

 強引に跨った文男に、北斗は瑞菜の顔を引きつらせた。潰れると思ったのだが、予想外に軽い。

「私の体重、四十キロちょっとなのに。これでも重い?」
「……お、重くない。これってどうなっているんだ?」
「そのタイツも同じだよ。タイツが模擬している体と同じ体重になるの」
「じゃ、じゃあ……本来、俺達が持っている重さは何処に行ったんだ? 筋肉や脂肪はどうなったんだ?」
「うふふ。それは企業秘密って事で!」

 文男は北斗の下半身に女座りしたまま、唯香の顔で悪戯っぽく笑った。

「ほんとに体重まで軽くなるなんて、すげぇタイツだな」
「そうでしょ。もっともっと褒めてくれていいからね!」

 セーラー服を着た女子高生が体の上に跨っているというシチュエーションにそそられる。しかも、視線を下に移すと、自分の胸にも女性の乳房が付いているのだ。その乳房を女子高生が掴み、優しく揉み始める。

「乳首、勃起してるね。北斗さん、興奮してるんだ」
「不思議だよなぁ。興奮してドキドキしているのに、チンポが勃起する感覚が無いんだから」
「だって、今は瑞菜っていう女子高生になっているんだから。女子高生はチンポなんて付いてないでしょ」
「ああ。でも……うっ」

 唯香の上半身が倒れ、瑞菜のタイツに舌を這わせ始めた。耳を甘噛みし、舌先で首筋を舐めている。そのゾクゾクする感覚に、北斗は身を震わせた。

「うっ……ん」
「気持ちいい?」
「な、何ていうか。くすぐったいような……はぁ、あっ……はぁ」
「脇の下も舐めてあげる」

 細い指を絡ませながら脇の下を這う舌に、北斗は思わず「あんっ」と女性らしい喘ぎ声を漏らした。

「んふふ。北斗さん、ほんとの瑞菜ちゃんみたいな喘ぎ声だね」
「い、今の……俺が出したのか?」
「そうだよ。それが自然な喘ぎ声なの。もっと出してもいいよ」

 わざと胸を外し、腹部や腰、そして体を反転させて背中やお尻を愛撫する。それでも北斗は、瑞菜のタイツが発する快感に蕩けそうになった。全身を舐められるだけでこんなに気持ちがよいとは思わなかったのだ。

「あっ、あんっ。はぁ、はぁ……あっ、あっ」
「可愛いよ、北斗さん。折角だから、瑞菜ちゃんって呼んであげるね。だから私の事も唯香って呼んでよ。今は女の子同士ってことで」
「俺が……瑞菜ちゃん?」
「そうだよ。だって、瑞菜ちゃんにしか見えないし。私も唯香にしか見えないでしょ?」
「あ、ああ……」
「すごいよ、瑞菜ちゃんのオマンコ。気持ちよすぎてエッチな涎が垂れまくってるもん」

 膣口から溢れた透明な愛液を指で掬い上げた唯香は、興奮して顔を赤らめる北斗に見せ付けた。指の間にアーチを作る、粘り気のある愛液。これが自分の股から出ていると思うと、尚更鼓動が高鳴った。

「もっと気持ちよくしてあげようか」

 唯香は、北斗を仰向けに寝かせると迷わず胸に愛撫した。

「ふああっ!」
「んふっ。んんんっ……んっ、んっ」

 全身がビクビクと震える。女子高生の口が勃起した乳首に吸い付き、口内で舌を使っていやらしく舐め回す。もう片方の乳首も、指によって捏ねくり回され、北斗に絶大な快感を与えた。

「あああっ! あっ、うっ……ああっ」
「相当気持ち良さそうね」
「む、胸がっ……はぁ、はぁ、す、すげぇっ」
「女の子はこんな風に感じる事が出来るんだよ。男のチンポとは全然違うでしょ?」
「き、気持ちよすぎるよっ。脳みそが蕩けそうだ」
「それじゃあ、瑞菜ちゃんの脳みそを完全に蕩けさせてあげる。でも、私も楽しませてよね」
「な、何するんだ?」

 胸への愛撫をやめた唯香は彼を跨いだまま膝立ちすると、両手をスカートの中に忍ばせ、シミの付いた白いパンティを引き下ろした。そして片足ずつ上げて脱ぎ捨てると、体を反転させて北斗の顔の上に移動した。

「んふふ、シックスナインだよ。お互いのオマンコを舐めあうの」
「シ、シックスナイン……」
「どう? これが私のオマンコ。多分、彼氏にしか見せた事がないんじゃないかな? あ、それとお兄ちゃんにも見られちゃってるけど。お兄ちゃん、酷いんだよ。クスコを使って、膣の奥まで見るんだもん」
「お、お前。そんな事までしたのか?」
「私じゃないよ。お兄ちゃんが勝手にしたの。エッチだよねぇ、妹のオマンコを奥まで見るなんて。でも、私だけじゃなくて他の女性になった時も覗いてたみたい。形とか長さに個人差があるの。締め付け具合にも差があって……あ、これって全部お兄ちゃんが言ってた事なんだけどね」

 北斗は「そこまでよくやるよ」と呟きながら、目の前にある唯香の女性器を見つめた。瑞菜のタイツとは違い、縮れた短い陰毛がそれなりに生えている。足を開いているせいで陰唇が左右に開き、ピンク色の膣口が少し見えていた。その上に小さな突起が付いている。これがクリトリスだろう。

「ねえ瑞菜ちゃん。先に私のオマンコを弄ってよ。私が瑞菜ちゃんのオマンコを弄ったら、瑞菜ちゃんは気持ちよすぎて何も出来なくなるかもしれないから」
「そ、そうなのか? そんなに気持ちいいのか?」
「タイツを着たときに、ちょっとだけ触ってみたんでしょ? その時とは遥かに違う感覚になると思うよ」

 彼は、タイツを着る時にクリトリスに触れた事を思い出した。非常に敏感で、全身が震えた事を覚えている。でも、それはほんの少しのことだったので、先程胸を執拗に愛撫された快感と比べると、小さなものに思えた。

「そうかな?」
「そうだよ。とりあえず、私のオマンコを弄ってくれない? クリトリスだけじゃなくて、膣の中に指を入れていいから」

 唯香は、北斗を跨ぐように四つん這いになると、弄りやすいように腰を下げた。更に近づいた女性器にゴクリと唾を飲み込んだ北斗は、両手の指を使って陰唇を大きく広げてみた。

「どう? 私のオマンコ。まだピンク色で綺麗でしょ?」
「ああ、すごく綺麗だ。これが生のマンコ……なんだ」
「生のマンコだなんて、瑞菜ちゃんも相当エロいよね。学校でも女子生徒とエロい話をしてるの? あっ……ん」

 細い指が陰唇の中を上下に動き始めた。すでに滑った女性器は柔らかくて生温かく、瑞菜の指先を湿らせる。しかし、タイツに染み込む感覚は無く、本物の皮膚と同様に表側が濡れているだけだった。

「これが女子高生のマンコなんだ」
「んっ……。ん、あっ! それ、クリトリスだからあまり乱暴に弄っちゃ……ああっ!」

 北斗がクリトリスを摘むと、唯香の体がビクビクと震えた。強弱を変えながら摘むと、唯香の口から面白いように喘ぎ声が漏れる。

「あっ、あっ、ああんっ。はぁ、はぁ、あっ、あっ、あっ」
「そんなに気持ちがいいのか?」
「はぁ、はぁ、あぁ〜。他人にクリトリスを摘まれるのってサイコーだよ。はぁ、もうちょっとでイキそうだった」
「イク?」
「うん。女のオーガズムって、男の比べて遥に気持ちいいんだよ。今でも男で射精したときよりもずっとずっと気持ちいいし」
「へ、へぇ〜。そうなんだ」
「次は膣の中に指を入れてよ。チンポみたいにね」
「い、いいのか?」
「いいよ。私、処女じゃないもん……っていうか、今の私はどっちでも関係ないしね」

 そういうと、唯香は自らの指で陰唇を広げた。先程クリトリスを弄ったせいで、膣内から愛液が滴り始めている。

「ほら、早く入れてよ」
「あ、ああ」

 北斗は、その愛液を絡めながら膣内へ瑞菜の指を忍ばせていった。

「んっ……ふぅ」
「生温かい……。それにヌルヌルしてる」
「一本じゃなくて、二本入れてよ」
「二、二本入れるのか?」
「うん」

 その言葉に、北斗はもう一本指を入れた。人差し指と中指が根元まで入ると、唯香は「はぁ〜」と力なく息を吐いた。

「は、入ったぞ。二本とも根元まで」
「じゃあ、そのままチンポの様に出し入れして」
「痛くないのか?」
「全然痛くないよ。むしろ気持ちよすぎるから」
「じゃあ……」

 少し戸惑いながらも、二本の指を出し入れする。すると唯香は「あっ、あっ」と気持ち良さそうに喘ぎ始めた。
 グチュグチュといやらしい水音が膣の中から聞える。男の北斗にとってはある意味、神秘的な光景であった。

「あっ、ああっ、あんっ。はぁ、はぁ。いいよ瑞菜っ。もっとオマンコ掻き回してっ」
「わ、分かった」

 指の動きを速めると、唯香が更に激しく喘いだ。ビクビクと体を震わせ、背中を仰け反らせる。肛門をヒクヒクさせながら快感に身を委ねる唯香の膣から、止め処なく愛液が溢れ、瑞菜の頬を伝い落ちた。

「あああっ! あっ、あっ、イ、イクッ。妹の膣でイクッ!」

 そのまま激しく膣を掻き回していると、唯香は瞬間的に顔を上げ、全身に力を入れた。そして「んああああっ!」と激しく喘ぐとオーガズムを迎えたのだ。

「イ、イッたのか?」

 ぐったりと身を預けてきた唯香に問いかけると、大きく息を乱した彼女が「イ、イッた。め、めちゃくちゃ気持ちよかったぁ〜」と答えた。

「ケツが近いんだけど。もうちょっと腰を浮かせてくれないか」
「はぁ、はぁ。まだまだ。今度は直接舐めてくれよ……ううん、舐めてよ。私も舐めてあげるから。ほら、足をM字に開いて」

 文男の口調に戻りそうになり、言葉を訂正した唯香は更にお尻を下げて、瑞菜の顔に股間を密着させた。

「うぷっ……」

 唇と陰唇が密着し、顎に縮れた陰毛の感触がある。気持ち悪いという感覚が先行したが、次の瞬間、北斗は唯香の目を見開いた。

「んはあっ!」

 全身に力が入り、無意識にシーツを握り締めた。股間を舐められている。男の体とは格段に違う快感が襲い掛かってきたのだ。

「うああっ! あっ、うあああ」

 その強烈な感覚から逃れようとするが、唯香がしっかりと下半身を押さえ込み、全身の体重を乗せているので身動きが取れない。

「んぶっ! んんん〜っ! うぷぷぷ」

 唯香はクリトリスを舐めながら、自らの股間を瑞菜の顔に擦り付けた。口が塞がれ、まともに声が出せない北斗は、目の前にある唯香の肛門を見ながらもがくしかなかった。胸への愛撫とは次元の違う気持ちよさ。まさかこんなに気持ちがいいなんて――。
 それが分かっている唯香は、飴玉のようにクリトリスを舐めながら、膣の中に指を入れ始めた。

「んんっ!?」

 体内に異物が入り込んでくる様子に北斗は再度、目を見開いた。何もかもが初めての感覚だ。下腹部に力を入れようとしても、思うように入らない。唯香の指は、ゆっくりと膣内へと減り込んでゆき、根元まで入った。そして北斗がした時と同じように、二本目の指が入り始めたのだ。

「んんんっ! んぷっ。んんんんんっ」

 唯香の股間が顔に押し付けられる。シーツを握り締めていた手でセーラー服を着ている唯香の体を叩いて抵抗したのだが、彼女はそのまま根元まで指を入れてしまった。

「んふっ。瑞菜ちゃんも処女じゃなかったんだ。最近の女子高生ってセックスの経験が早いんだね。それとも、私達みたいにレズって破っちゃうのかな? ねえ瑞菜ちゃん。ずっと股間を擦り付けているのに、弄ってくれないの? やっぱり気持ちよすぎて何も出来ないよね。シックスナインの意味がなかったかな。それじゃ、瑞菜ちゃんがイッたら、バイブを使って二人で楽しもうか」

 その言葉を言うや否や、唯香は激しく指を動かし、膣内を掻き回した。わざとGスポットを擦るように弄ると、瑞菜の体がビクビクと跳ねた。
 容赦なく襲う女性の快感に、北斗は意識が飛びそうになった。すでに何十回とオナニーした感覚――いや、回数ではなく一度にまとめて何十回分のオナニーを体験したと言うほうが正しいかもしれない。しかも、それが絶えることなく続くのだ。そして、文男がいう女性のオーガズムは、もう一段高い次元の快感を北斗に与えた。
 自分でも何を言っているのか分からない。耳に聞えるのは、瑞菜の狂った叫び声だけだった。それを自分が出しているかすら分からなかった。

「あひっ! ああっ、ああああっ、ああっ、あああっ、ああああああっ!」

 プツンと頭のネジが切れた感じがした。そして、全身に感じていた唯香の重みがなくなり、意識が途切れた。