中学生の女の子が、いつの間にか体を開発されちゃうお話です。
「えっ? ど、どうして?」

 彼女が気付くと、白いパジャマを着て自分の部屋に戻っていた。確か、湯船でエッチな事をしていたはずなのに。

「私……いつの間に部屋に戻ってきたの?」

 全く記憶に無い洵子は、ボディーシャンプーのいい香りがする手を匂い、確かにバスルームにいた事を認識した。

「お風呂で寝ちゃった? そんなはずないのに」

 幾ら考えても、自分が取った行動を思い出せない。口の中には、歯磨き粉の匂いまで残っている。知らない間に、歯磨きまでしているようだ。

「そんな……。どういうこと?」

 怖くなった彼女は、急いでリビングに下りると母親の元へ駆け寄った。

「ねえママっ! 私、お風呂から上がって何してたの?」
「えっ、何って?」
「記憶が無いの。お風呂から出た後の記憶が無いの」
「……記憶が無いってどういうこと?」
「私にも分からない。私、ママに何か喋った?」
「喋ったって……そうねぇ。今日はもう寝るから起こさないでねって言ったのは覚えているけど、それ以外の事は……何か言ったかしら」
「……私、そんな事言ったんだ」
「そんな事言ったんだって……覚えてないの?」
「うん。全然覚えてない」
「ほんとに?」
「ほんとだよ。パジャマを着た事さえ覚えて無いんだよ」

 母親は首をかしげ、心配そうな表情で問いかけた。

「洵子。何かストレスを感じているんじゃない?」
「ストレス? 私が?」
「お母さんの友達にね、ストレスを感じて記憶が無くなる人がいるの」
「記憶が無くなるって……私みたいに?」
「同じなのかは分からないけど、現状から逃げ出したいと強く思う人は、自ら記憶を忘れ去りたいと思うんだって。だから、部分的に記憶がなくなっちゃう事もあるみたい。勉強が辛い?」
「ううん。ストレスに感じるほどは辛くないよ。私……別にストレスなんか感じてない」
「それなら別の問題ね」
「ママどうしよう。記憶が無くなるなんて、怖いよ」
「大丈夫よ。ママが付いているから」

 母親にソファーで抱きしめられると、とても落ち着く感じがする。

「ママ。私、今日はママと寝たい」
「甘えん坊さんね。でもお母さん、父さんが帰ってきたら夕食の用意をしないといけないから」
「それじゃあ、パパが帰ってくるまででいいから」
「……分かったわ。お母さんが横で居てあげる」

 こうして洵子は母親と共に自分の部屋に入ると、一緒にベッドに潜りこんだ。

「久しぶりだね。一緒に寝るの」

 嬉しそうに笑う彼女を見て、母親は優しく頭を撫でた。

「そうね。中学に入ってからは一人で寝てたから。でも、洵子が一人で寝るって言い出したのよ」
「うん、覚えてる。だって中学生になったら、ちょっと大人になった気分だったから」

 そう言うと、洵子はビクンと体を震わせ、瞬間的に苦しそうな表情をした。

「洵子?」
「……何? ママ」
「大丈夫?」
「何が?」
「えっ……。今、体が震えたから」
「うん。大丈夫だよママ。ねえ……私、ママのおっぱい吸いたいな」
「ええ? 何言ってるの」
「だって、こうやってママと一緒に寝てたら嬉しくなっちゃって」

 洵子はペロリと舌を出すと、大きな母親の胸に顔をうずめた。

「もうっ! ほんとに甘えん坊なんだから」
「ママ、大好き」
「ママも洵子の事が大好きよ。私の大事な娘なんだから……うっ。こら、洵子」
「私、もう中学生だから色々な事を知っているんだ。ねえ、ママはオナニーとかするの?」
「じゅ、洵子。あなた何を言ってるの?」
「だって……興味があるの。私の知らない所で、パパとセックスしてるの?」

 胸の谷間に顔をうずめたまま両手で胸を揉むと、母親はビクンと体を震わせた。

「ちょ、ちょっと洵子」
「ママ。私、ママみたいに大きな胸になるのかな?」
「洵子……。も、もうっ」

 服の上から乳首を摘まれた母親は、眉を歪めながら洵子の手を遠のけた。

「ママぁ〜」
「どうしたの? 洵子らしくないわよ」
「だってママに甘えたいんだもん」
「やめなさい。ほら、もうっ」

 スカートの中にまで伸びてきた洵子の手を制止した母親は、「洵子、そんな事するなら一緒に寝てあげないよ」と、上半身を起こした。

「……ごめんママ。だって、私もエッチな事が知りたい。オナニーしたいの」
「なっ……。いつも言ってるでしょ。洵子は中学生なんだから、性的な事はまだ早いの」
「もう中学生なのに?」
「まだ中学生でしょ」
「……そっか。結構厳しいんだ」
「……何?」
「ううん。何でもないよ」

 軽く笑った洵子の体がまたビクンと震えると、起き上がっている母親を見て、「マ、ママ?」と呟いた。

「洵子。もう一度言うけど、洵子はまだ中学生なの。だから、エッチな事をしちゃだめなのよ。分かった?」
「えっ?」

 戸惑う彼女を見て溜息をついた母親は、「父さんの食事の準備をするから」と言うと、部屋を出て行った。

「マ、ママ。私……何か言ったの?」

 また知らない間に時間が経ったような気がする。少し怒った表情の母親を思い出した洵子は、ベッドに座るとしばらく考えた。

「ママ、エッチな事をしちゃだめって言ってた。私がエッチな事をしたいって言ったの?」

 懸命に思い出そうとするが、母親との会話は記憶の中に存在しない。

「やっぱりママが言うように、ストレス感じてるのかな。でも、もしストレスが……」

 洵子は俯きながら、胸にそっと手を当てた。もしかしたら、性欲が満たされていない事がストレスの原因なのかもしれない。体が疼くのも、理性に性欲を満たすよう、警告しているのかも――そう考えると、何となくつじつまが合う様な気がした。

「私……欲求不満になっているの?」

 自ら体を慰めれば、自然と体が疼いたり記憶が無くなる事が解消されるのではないだろうか。
 彼女はベッドから立ち上がるとカーテンを閉め、もう一度ベッドに腰掛けた。

「ママ、ごめんなさい。私……するから」

 バスルームで行ったオナニーを思い出し、また途中で記憶がなくなるのではないかと不安になったが、やると決めた彼女の下半身は自然と疼き始めていた。
 その疼きに逆らわないよう、洵子は左手を胸に宛がい、右手をパジャマのズボンに忍ばせた。