中学生の女の子が、いつの間にか体を開発されちゃうお話です。
 ――その日の夜。
 夕食と風呂を済ませた洵子はパジャマ姿で自分の部屋に戻り、ベッドに寝転がっていた。

「私、どうしちゃったんだろ……」

 商店街で意識を失い、いつの間にか家に戻って来ていた。しかも、何故か下半身が火照っていた。知識が無いわけではない。学校でも女子の間で話す事がある。これってきっといやらしい事を考えたりして、興奮した時になる現象だ。

「勝手にこうなるのかな? 最近は朝起きたら同じような感じになっているし」

 母親から性的に厳しい躾を受けていた洵子は、女友達が話しているオナニーという行為をしていないから、自然に体が求めているのではないかと考えた。

「男の子だって、勝手になっちゃうって言ってたし……」

 夢精の事だろう。中学生ともなれば異性にも興味が湧き、色々と調べる女子もいるようだ。そんな子から情報だけは仕入れている彼女は、頬を赤らめた。

「だめだめ。そんな事を考えちゃ。早く勉強して寝よっと」

 気になりながらも机に向かった彼女は、勉強に集中した。そして二時間ほど頑張り、眠気に襲われた頃、電気を消してベッドに潜った。
 寝息が聞え始めて三十分が経過した頃、彼女は眉を歪めた。昨夜と同じように少し息が乱れたが、何かに抵抗するような仕草は無く、すぐに無表情になる。その後、ゆっくりと目を開いた。

「随分と素直になって。もう僕の事を抵抗しないんだね。逆に僕が入ってくるのを待ち望んでいたのかな?」

 洵子はベッドから起き上がると、カーテンを開いてガラス窓の向うを眺めた。昨日の昼に上がりこんだ男性のアパートが見える。アパートの部屋側にあるガラス窓と対面になっているので、こちらから部屋の一角が見えていた。

「こうして僕は、いつも君の部屋を見ていたんだよ。僕の部屋からは、机で勉強している君の頭と、ベッドで寝ている様子しか見えなかったけど、たまにカーテンを開いたまま着替えをしていたよね。僕はその行為にすごく興奮したんだ。直接、洵子ちゃんを触りたいと思ったのはその頃からさ」

 月明かりのみが部屋を薄明るく照らしている。目が慣れてきた彼女は電気を付けずにベッドに腰掛けると、両手でパジャマの胸を揉んだ。

「君の手を使って、君の胸を揉んでいる。こんな事が出来るなんて思わなかったよ。世の中には不思議な薬があるもんだね。おかげで洵子ちゃんの知らない間に、僕が自由に操る事が出来るんだ。この声を使って喘いだり、君に成りすまして他人を騙したりね。でも、僕はそんな事がしたいんじゃない。分かるだろ? 僕がいなくても、自分でオナニーする姿を見せて欲しいんだ。だから、こうやって僕のアパートから見える位置で乳首を弄りながら……」

 彼女はベッドの上にあがると、アパートの窓から見える位置に移動した。そして壁に凭れて足をM字に開くと、パジャマの裾から両手を入れてブラジャーを競り上げ、両方の乳首をコリコリと摘み始めた。

「んっ……気持ちいい。洵子ちゃんも自分で触ってみなよ。そろそろ体が変に疼いている事が分かっているんだろ? 僕がこうして体を欲情させ、君の意志で触るように仕向けているんだから。洵子ちゃん、君の体なんだから自由に触っていいんだよ」

 可愛い声で呟きながら右手の指を舐めると、パジャマのズボンの忍ばせた。遠慮なくパンツに潜りこんだ手が、皮を被ったクリトリスを弄る。

「あっ、この刺激がたまんないよ。ほら、こんなに気持ちがいいんだ。きっと洵子ちゃんもやり始めたら、毎日オナると思うよ。だって、この快感は病みつきになっちゃうから」

 中指の腹でクリトリスを擦ると、M字に開いた足がビクビクと震える。うっとりとした表情で窓の外を見つめる彼女は、パンツを濡らしながら一時間ほどオナニーに酔いしれていた。そして十分に満足した後、また深い眠りについたのであった――。


「ね、ねえ香理亜」
「何?」
「あのね、ちょっと聞きたい事があるんだけど」
「うん。何?」

 休み明けの月曜日。洵子は学校で一番仲の良い香理亜に、それとなくオナニーについて相談を持ちかけた。驚いた彼女だが、こんな事は香理亜しか相談できないといわれると、恥ずかしながらも答えたのであった。

「私は……週に二回くらいしてるよ」
「そ、そうなんだ。どんな風にしているの?」
「ええ〜っ。そ、そんなに言えないよ。恥ずかしすぎるもん」
「そ、そうだよね。ごめん」
「洵子って、ほんとにした事ないの?」
「……うん。でも、最近は勝手に体が疼いて、その……」
「やっちゃえば?」
「でも、ちょっと怖いし、ママにはしちゃだめって言われてるから」
「ママって……そんなの関係ないよ。それって自分が決める事だし」
「う、うん……」
「しょうがないなぁ……」

 香理亜は、少し頬を赤らめながら洵子にしか聞えないよう、彼女の耳を手で覆い隠すようにしながら囁いた。

「指で乳首とクリトリスを弄ってるの」
「えっ」

 それを聞いた洵子も頬を赤らめた。

「私、加藤君の事が好きだって知ってるでしょ。だから、加藤君の事を思いながら……ね」
「お、思いながらって?」
「加藤君とエッチしているシーンを想像しているのよ。もう、恥ずかしいんだからこれ以上は言わせないで」

 洵子の耳から口を遠ざけた香理亜は、恥ずかしそうに俯いた。

「そ、そうなんだ……」
「絶対にヒミツだよ。誰にも言っちゃだめだからね」
「うん。絶対に言わない。あの……あ、ありがと。変な質問を聞いてくれて」
「まあ、親友の洵子の頼みだからね。でも、ほんとに誰にも言わないでよ」
「分かってる」

 親友の香理亜もオナニーしているんだ。そう思うと、少し勇気が湧いてくる。母親を裏切るような罪悪感も存在したが、今夜試してみようと思った洵子であった。