エッチな事に興味津々の小学生の男子、稔君が姉の瀬里奈や、彼女の友達である範子を巻き込んでエッチな事をするお話です。




 瀬里奈の唇がすぐそこにある。まさかこんな展開で彼女にキスできるなんて――。
 彼女に好意を抱き始めたのは最近の事ではない。範子は高校に入る前から瀬里奈の事を知っていた。彼女は瀬里奈が部活でグランドを走っている姿や、男子生徒達と気さくに話す様子をよく眺めていた。少し男勝りでしっかりしている範子が、男性よりも魅力的に思える。その気持ちは憧れから、男性に対して感じるべき「恋」と同じ感情へ変化していった。
 親しい仲になるにつれ、その感情は大きくなってゆく。自分でも止められない気持ちを押し隠しながら、普通の友達らしく付き合う――。
 その様な状態が、もう一年以上続いていただろうか。彼女の容姿は男性を惹き付けるが、全て断ってきた。瀬里奈も男性から告白される範子を羨ましがっていたが、いつも範子は心の中で呟いていた。

(そうじゃないの。瀬里奈が好きだから男性には惹かれないの)

 ――そして今、目の前に稔が操る瀬里奈がいる。彼女の弟が成りすます瀬里奈は、範子が知っている本人と同じだった。
 今の彼女は瀬里奈を拒まない。いや、むしろ瀬里奈の気持ちに協力的だ。

「瀬里奈……」
「早くキスして。範子」

 瀬里奈が唇を尖らせ、催促している。その表情に心を縛られた範子は、震える足に力を入れながら、目を開けたままの瀬里奈と唇を合わせた。眼鏡越しに見つめられると恥ずかしくて目を瞑ってしまう。そんな範子の体を抱きしめた瀬里奈(稔)は、尖らせていた唇を押し付けた。

「んん……」

 肩の添えていた範子の手が瀬里奈を抱きしめると、互いの胸が押しつぶされる。二人はしばらくの間、抱きしめあいながらキスを続けた。

「はぁ、はぁ、はぁ。せ、瀬里奈……」
「どう? 姉ちゃんとキスした感想は」
「その……ドキドキしたわ」
「僕、どうすれば気持ちいいのか分からないから教えてよ」
「私が?」
「うん。姉ちゃんの体、好きに触っていいから。僕も範子さんの体を触ってもいいでしょ」
「……うん、いいよ。でも稔君、お願い。瀬里奈になっていて……」
「うん、分かった。アタシ、瀬里奈だよ」
「じゃあ瀬里奈、制服を脱ごうよ。私が……き、気持ちよくしてあげるから」
「うん。範子も脱いでね」
「えっ……。あ、うん」
「お互い、裸を見せ合うのってドキドキするよね。アタシの裸を見るの、初めて?」

 恥ずかしげも無くブレザーを脱ぎ、スカートに手を掛けた瀬里奈に問いかけられた範子は俯き、リボンを外す手を止めた。

「は、初めてでしょ。だって……学校で着替える時は下着姿までだし、水着を着る時はタオルで隠しながらだから」
「じゃあ、アタシの裸。範子が始めて見る人なんだ」
「……うん。多分」
「そっか。ねえ範子、早く脱ぎなよ」

 足元にスカートが落ちる音が聞え、白いソックスが放り投げられる。視線を上げると、ブラウスを肩から抜いた瀬里奈が眼鏡を上げ、ブラジャーのホックを外そうとしていた。

「範子。早くしてよ。アタシを気持ちよくしてくれるんでしょ」
「ちょ、ちょっと待って稔君。息が苦しいよ」

 胸元に手を添えて、ハァハァと息を整えた範子は、ようやくリボンを外して制服を脱ぎ始めた。その様子をじっと眺めていた瀬里奈の乳首が、触ってもいないのに勃起し始める。範子の着替える姿に興奮しているのだ。

 稔の乱暴な脱ぎ方とは違い、女性らしく畳みながら脱いでゆく範子は机の上に制服を置いた。そして瀬里奈(稔)に背を向けながら下着とソックスを脱ぐと、前を隠しながら振り向いた。

「手で隠してちゃ見えないでしょ」
「だ、だって恥ずかしいよ」
「何言ってるの? 自分で制服を脱ごうって言い出したのに。アタシ、範子の裸が見たい。アタシの裸、好きなだけ見ていいから」
「う、うん……」

 範子は俯きながら、両手を後ろに回した。
友達の姉ちゃんと入れ替わり8
「は、恥ずかしい……」
「う〜ん。アタシの胸よりもちょっと大きいかな。ほら、見てよ。下の毛はアタシの方がたくさん生えてるみたい」
「そ……そんな事、口にしないで」
「どうして? アタシと範子の二人しかいないんだよ。それにしても綺麗な体だよね。よく見ると、アタシの体もなかなかいいんじゃない?」

 瀬里奈が胸を持ち上げ、お尻を撫でると、その仕草を見ていた範子は更に顔を赤くした。

「この体、触りたいでしょ?」
「み、稔君……」
「いいよ。アタシの体、好きに触っても。ほら、瀬里奈の体だよっ」

 稔はわざと範子に近づき、彼女の腕に胸を触れさせた。

「柔らかい? アタシの胸」
「はぁ、はぁ……。稔君」
「アタシ、瀬里奈だって」
「私、もうだめっ!」
「うわっ!」

 範子は瀬里奈に抱きつくと、そのままベッドに押し倒した。