エッチな事に興味津々の小学生の男子、稔君が姉の瀬里奈や、彼女の友達である範子を巻き込んでエッチな事をするお話です。
「稔君、ちょっと可哀想だったかな」
「そんな事ないよ。アイツはああ見えても強いからね」
「それならいいけど。でもビックリしたわ、体が入れ替わっちゃうなんて」
「そうだね。……ねえ、範子」
「何?」
「手を繋いで歩こうよ」
「え?」
「嫌かな?」
「嫌っていうか……あっ」

 最後まで言葉を言わない間に、瀬里奈(稔)は彼女の手を握った。少し顔を赤らめた範子だが、恥じらいながらもそっと握り返す。その表情に瀬里奈(稔)は妙な感覚を覚えた。まるで大好きな人と手を繋いぐ時と同じような――ちょうど稔が好きになった女の子と初めて手を繋いだ時、自分もこんな感じの表情をしていたのではないだろうか。
 そんな事を思いながらもう少し手を強く握ると、彼女も握り返してきた。

「瀬里奈、そんなに握ったら痛いよ」
「ごめんね。でもずっと握っていたいから」
「えっ、うん。わ、私もだけど……」

 もしかしたら、範子は瀬里奈の事が好きなのではないだろうか。稔は子供ながらに彼女の感情を読み取った。そして二人は仲の良い女子高生同士という雰囲気を周囲の人たちに見せつつ、範子の家に着いたのであった。

「おじゃまします」
「あら。瀬里奈ちゃんいらっしゃい」

 稔が入れ替わっている事を知らない範子の母が笑顔で迎え入れてくれる。もちろん範子も全く気付いていないようで、瀬里奈(稔)を家の中に招き入れた。
 瀬里奈(稔)は家の中を興味深そうに眺めた後、範子と共に彼女の部屋に入っると、「へぇ〜」と一言、呟いた。

「へぇって?」
「ううん。何でもない」

 そう答えながら部屋の中を見渡し、さりげなくクローゼットを開いてみる。中には、普段彼女が着ているであろう私服や予備の制服が綺麗に並んで吊られていた。

「どうしたの?」
「えっ。ううん。ちょっと見てみたかっただけなんだ」
「そう。あまり見ないでね。恥ずかしいから」
「恥ずかしいの?」
「え?」
「アタシに見られたら恥ずかしい?」
「だ、だって……」

 タンスの引き出しを開けた瀬里奈(稔)は、小さく丸めて仕舞ってあるパンティを見ると鼻の舌を伸ばした。、

「やだ、下着なんて出さないでよ」
「ふ〜ん。大人の女性みたいなパンツを持っているんだ」
「も、もう。瀬里奈っ!」

 顔を赤らめた範子が引き出しを閉め、少し怒った表情をした。

「ごめんね範子。今度、アタシのパンツ見せてあげるから」
「い、いいよそんなの。恥ずかしいだけだから」
「範子はアタシのパンツ、見たくないの?」
「だ、だから……ちょ、ちょっと瀬里奈っ」
「ほら。どう? アタシのパンツ」
「やめてよ。早くスカートを下ろして」
「興奮した?」
「何言ってるの。いいから早く」
「へへ。アタシ、範子が穿いているパンツが見たいな」

 普段、見た事が無い笑い方をする瀬里奈(稔)を見た範子は、ハッとして口元に手を当てた。

「ま、まさか瀬里奈。あなた……もしかして……瀬里奈じゃないの?」
「え? アタシ、瀬里奈だけど」
「……み、稔……君なの?」
「……どうして?」
「だ、だって。いつもの瀬里奈じゃない」
「う〜ん。やっぱりこんな事、姉ちゃんはしないよね」

 また自らスカートを捲り、範子にパンティを見せた瀬里奈(稔)はペロリと舌を出した。