時間を停止できるスイッチを手に入れた高校生が、友達の姉とセックスしようとするお話です。
「隆之。お、俺。ちょっとトイレ行ってくる」
「ああ。場所、分かるだろ?」
「分かるよ。すぐに戻ってくるから」

 少しよろけながら立ち上がった八雲は、部屋の扉を開けると早足で廊下を歩いた。そして、リビングに足を踏み入れた瞬間、黒っぽいジャケットにタイトスカートを穿いた隆之の姉、唯香と目が合った。

「えっ」

 足音を聞き、てっきり弟だと思っていた唯香は見知らぬ男の子が目の前に現れたことに驚き、声を詰まらせた。八雲は、そのふわりとしたライトブラウンのショートカットに見事なプロポーションのスーツ姿を眺めると、激しく高ぶる鼓動がばれないよう、お腹に力を入れながら笑顔で話しかけた。

「あ、こんにちは。隆之と同じクラスの折原八雲って言います」
「そうなんだ。急に知らない男の子が出てきたからビックリしちゃった」
「すみません。驚かせてしまって。今、隆之の部屋でゲームをしてたんです」
「ふ〜ん。珍しいね、隆之が友達を連れてくるなんて」
「もう帰りますから」
「ああ、別に慌てて帰らなくてもいいよ。両親もまだ帰って来ないしね」

 目の前に現れた男の子の素性が分かり、ホッとした唯香は笑顔を見せた。その表情を見た八雲は、震える指でポケットの中に忍ばせていたスイッチを押したのだ。
友達の姉1
 ビデオを一時停止したかのように、見ているもの全てが停止する。何かを喋ろうとしていたのかもしれないが、唯香も腰に手を当てたままマネキンの様に動かなくなった。

「よしっ」

 拳を握り締め、ガッツポーズをした彼は、廊下を走って隆之の部屋に入った。テレビ画面に映っているゲームがポーズボタンを押したように停止し、その画面を見つめる隆之も胡坐を掻いたまま固まっている。彼の目の前に立ち、肩を揺すって反応が無い事を確かめると、またリビングに走り唯香の容姿を眺めた。

「隆之の姉ちゃん、すげぇ美人だよなぁ。マジでマネキンみたいだ」

 百貨店などに飾られているマネキンを想像した彼は唯香の周りを一周した後、背後に立ちジャケットの上から腰を掴んだ。

「ウェスト、細いよなぁ。それにこの香り……」

 彼女の頭に顔を近づけ、髪から香るいい匂いを嗅ぐ。もしかしたら香水の匂いかもしれない。
 全く抵抗しない唯香の背中に体を密着させた八雲は、彼女の肩越しに胸元を見た。ジャケットに包まれた胸が盛り上がり、女性らしさをかもしだしている。腰を掴んでいた両手を腹部に回し、少し強く抱きしめる。嫌がらない彼女が、自分のものになった様な気がした。

「唯香さん?」

 後ろから耳元で囁いても、彼女は返事をしない。一度彼女の体から離れた八雲は、前に回って笑顔のまま固まった顔を間近で眺めた。
 視線を合わせても、彼女は瞬き一つせずに笑顔で見つめ返してくるだけだ。そんな唯香の肌理細やかな頬を優しく撫で、薄いピンクの口紅が塗られた唇を指で軽く押してみる。ぷっくりと柔らかい唇はマネキンとは大違いで、指を離すと滑らかに戻ってきた。

「すげぇや。マネキンみたいだけど、生身の人間なんだよな」

 ゴクンと唾を飲み込んだ八雲は彼女の肩を掴むと、少し前屈みになりながらゆっくりと唇を近づけていった。そして一瞬躊躇った後、彼女の唇と自分の唇を触れさせた。口元に柔らかい感触が広がり、彼女とキスをした実感が湧く。
 一度唇を離し、彼女の変わらない笑顔を確認した彼は、もう一度唇を触れさせた。

「隆之の姉ちゃんとキスしちゃった。あいつ、怒るかな」

 自慢の姉が友達とキスをしたと知れば、どう思うだろうか。シスコンなら嫉妬するに違いない。そんな事を思いながらフローリングの床にしゃがんだ彼は、タイトスカートの中を堂々と覗きこんだ。黒いパンストに包まれた足がスカートの中に消え、薄暗い空間に股間が隠されている。捲ればすぐにでも見えるのだが、彼は日常的な状態でその下半身を眺めたかった。

「こんな風に見られているなんて気付いたら、足で思い切り蹴られるかも。いや、足を閉じながら後ろに後ずさりするかな」

 彼女の行動を想像してニヤけた彼は、倒れないように少し足を開かせると、仰向けに寝転がりながら、彼女の足の間に頭を移動させた。先ほどよりもよく見えるようになり、薄暗い中でもパンストとパンティに包まれた股間が覗き見える。

「うわぁ、このアングルはそそられるよ。たまんないや」

 股間の部分にパンストの縫い目がいやらしく見える。恐らく、何人もの男性と付き合ってきただろうが、この様な感じでスカートの中を覗いた彼氏はいないのではないだろうか。八雲は一人で優越感に浸った。そして、しばらくセクシーなアングルを楽しんだ彼は唯香の前に胡坐を掻いて座ると、倒れないように気を使いながらパンストに包まれた脹脛を撫でた。ナイロンの生地が滑らかで、その奥に彼女の体温を感じる事が出来る。唯香の表情を見ると、くすぐったがる様子も無く前を向いたままだ。
 目の前にあるタイトスカートにドキドキする。八雲は左手で彼女の足を掴み、右手をゆっくりとタイトスカートの中に忍ばせていった。パンストに包まれた内腿をいやらしく撫でながら更に上へと移動させてゆく。時折彼女の表情が変わらない事を確認しながら手を滑らせて行くと、唯香の大切な股間に触れた。心臓が激しく鼓動を打っている事が自分でも良く分かる。人差し指の背中で股間を前後に撫でたり、少し押してみたりする。それでも唯香は微動だにしなかった。

「ドキドキしすぎて胸が苦しい」

 ハァハァと息をしながらタイトスカートの中で悪戯する彼は、自分の手の存在を確かめようと内側からスカートの生地を押してみた。すると、タイトスカートの股間部分が盛り上がり、中に手がある事が伺える。そのまま手を上に動かすと、生地の盛り上がりも上へと移動し、ジャケットの生地ごと膨らんだ。わざと手を動かすと、スカートの生地がいやらしく蠢く。

「これってエロすぎるよ。こうしたらまるでチンポが生えているみたいだ」

 八雲は軽く拳を作ると、スカートの股間に丸い盛り上がりを作った。それはあたかも肉棒が勃起しているように思える。彼はその盛り上がりを見て、別の興奮を覚えた。
 その後、彼は足を少し閉じさせると、膝立ちになってお尻を撫で、揉みしだいた。もちろん、タイトスカートの中に両手を突っ込んで。
 お尻の生地がモゾモゾといやらしく蠢き、悪戯されている事を物語っている。パンストに包まれた張りのあるお尻は弾力があり、親指で強く押すと激しく減り込んだ。ナイロンの生地が擦れる音に興奮し、膝立ちをしたまま彼女を引き寄せるようにして抱きしめた。

「ふあぁ。こんなに悪戯しているのに何も言わずに笑っているなんて。興奮しすぎて、しごかなくてもイッちゃいそうだ」

 ジャケットに顔を擦りつけながら彼女の香りを嗅いだ彼は、タイトスカートから両手を抜くと、勃起した肉棒を制服のズボン越しに撫でながら立ち上がった。

「ここでしごいたら勿体無いよな。へへ、続きはあいつの部屋で!」

 予め隆之の部屋の扉を開いておいた八雲は、彼の姉を人形の様に抱きかかえると周りの物に当てない様、丁寧に運んだ。