このお話は、死んでしまった和代の義理の兄が通夜の後、幽霊となって喪服姿の彼女の前に現れ、エッチな事をするお話です。
 登場するキャラは、「ゲーム制作用立ち絵素材集 Vol.11働く女性編の改造版」を使用させていただいております。

「和代ちゃん……」
(ゆ、雪雄……さん?)
「あれ、僕……」
(きゃっ)

 不意に体のバランスが崩れ、その場に倒れてしまった。驚いて上半身を起こし、ゆっくりと立ち上がった――が、それは自分の意思ではなかった。

(ど、どうして? 体が勝手に。そ、それに声が出ない……)
「僕が……動かしたんだ」
(えっ?)
「どうやら、和代ちゃんの体に入り込んでしまったみたいだ」
(ど、どういう事?)
「僕にも分からないけど、多分憑依したんだと思う」
(ひ、憑依……)
「うん。僕が和代ちゃんの体を乗っ取ってしまったんだ」
(そ、そんな……。うそでしょ)
「だって……ほら」

 和代の目の前で、自分の手が開いたり閉じたりしている。もちろんそれは自分の意思でしているのではなかった。

「僕の言葉が和代ちゃんの声になって出て行くなんて、不思議な感じだ」
(体に入り込むなんて信じられない。雪雄さん、お願いだから体から出て行って)
「……和代ちゃん。少しだけ。少しだけ僕の自由にさせてくれないかな。僕が和代ちゃんになっているなんて……僕と和代ちゃんは今、一つになっているんだ」
(ゆ、雪雄さん……)
喪服の君4
 彼女の意思とは関係なく、喪服に包まれた体が和室の隅にある姿身へと移動した。和代の顔が姿見に近づき、手が頬を撫でる。

「……綺麗だ。和代ちゃんの顔、本当に綺麗だよ」
(やめて。恥ずかしいわ)
「ほら、項だって女性らしくて素敵だ。これが和代ちゃんなんだね」
(雪雄さん、目を瞑って。自分で自分の顔をジロジロと見るのは恥ずかしいの)
「だって、目を瞑ったら君の素敵な顔が見えなくなるじゃないか」

 そう呟いて胸元に視線を移した雪雄は、彼女の手を使って喪服の上から胸を掴んだ。

「和代ちゃんの胸だ……。こんな風に眺められるなんて信じられないよ」
(雪雄さん、触らないで。触るのは嫌っ)
「喪服が邪魔で、感触が分からない」

 何度か胸を揉もうとしたが、その軟らかさを実感する事が出来なかった。すると、胸に宛がっていた手が帯へと移動し、ぎこちない手つきで外し始めた。

(な、何しているのっ。だめよ。帯を外しちゃだめっ)
「見てみたいんだ。和代ちゃんの裸体を。茂也にしか見せた事が無い全てを」
(い、嫌よ。だめなんだから。あっ……)

 半ば強引に外された帯が足元に落ちると、胸元で合わせていた喪服がはらりと開いた。

(見ないでっ)
「ごめん。見るよ……」

 肩から喪服が滑り落ちると、白襦袢も自らの手によって脱がされてゆく。姿見の中で、下着までも遠慮なく脱いでゆく姿を強制的に見せられた和代は羞恥心でいっぱいになってしまった。
喪服の君5
(だめだめっ! 裸になるなんて信じられないわ。早く着て頂戴っ)
「……綺麗だよ。これが和代ちゃんの体なんだ。本当に綺麗だ」
(もうっ。こんな状況でそんな事を言われても嬉しくな……あっ。ちょっ……)
「柔らかい。胸ってこんなに柔らかいんだ。それに、揉むとすごく気持ちいい」

 和代の手が豊満な胸を掴み、優しく揉み始めた。雪雄が興奮し、自分の心臓が激しく脈動している事が、和代にも分かった。

「うっ。乳首を弄るともっと気持ちがよくて……。ほら、固く勃起してるよ」
(私の声で言わないでっ。そんなはしたない事。私が変に思われるでしょっ)
「大丈夫。誰も来ないから。はぁ、はぁ、すごくセクシーだよ」

 両手で胸を掬い上げながら、腰を捻ってすこし意地悪そうな表情を作る。その姿にそそられた雪雄は、少し赤くなった胸を解放し、両手を股間へと下ろしていった。
 足を蟹股に開き、陰毛の下に隠れていた陰唇を両手の指でそっと左右に広げる。

(だめっ! それ以上は見ないでっ!)
「見たいんだ、和代ちゃんの大切なここを。……うわぁ、こんなに濡れてる」
(嫌っ)

 いくら叫んでも、和代の手は言う事を聞いてくれなかった。少し前かがみになり、直接見ようとしている。しかしよく見えないのか、今度は畳みの上に座り、大きく足を広げながら姿見に映る濡れそぼった陰唇の中を眺めた。

(見ないで。見せないでっ)
「すごい……。和代ちゃん、すごく感じているんだね。さっき僕が弄ったからだろうか。それとも僕が興奮しているからかな」

 薄暗い部屋で目を凝らしながら見ていた和代の指が、陰唇の上にあるクリトリスに触れた。

「ふあっ!」
(ああっ!)

 互いに喘ぎ、体を震わせる。

「ここ、すごいよ。和代ちゃんって……女性の体って、こんなに敏感なんだ。僕の体とは全く違うよ」
(雪雄さんっ。も、もう……ああっ。だめっ、弄らないで)
「んっ、はぁ、はぁ。あううっ、あっ。この和代ちゃんの声っ、この快感っ。たまらないよ」

 指が執拗にクリトリスを弄ると、和代の口から艶やかな喘ぎ声が漏れた。この声を自分が出しているのだと思うと、雪雄は激しく興奮した。和代自身も、自分の手で触っているにも拘らず、他人に弄られているような錯覚に囚われ、普段よりも感じてしまっているようだ。

(だめっ。ああ、あっ。そんなっ……んんんっ)
「頭の中で聞える和代ちゃんの声と、僕が出す和代ちゃんの声が重なり合って……。あっ、あはぁっ」
(あっ、あっ、んんっ。んっ、んっ、んふっ。ん……あっ)

 頭の中で喘いでいると言われた和代は、懸命に声を殺した。しかし、激しく弄られるクリトリスから湧き出る快感は、たまらなく気持ちの良いものだった。しばらくセックスをしていなかった体がオーガズムを求めている。それが和代には嫌と言うほど分かっていた。本能が求める、性的な欲求なのだ。

「気持ちいいっ! クリトリスも乳首もたまらないっ。あっ、はぁ、はぁ。こ、今度はこの中にっ」
(やだっ……。ああっ! 指を中に入れないでっ。んああっ!)
「ひうっ! ち、膣の中……ネチョネチョして指を締め付けるっ」

 クリトリスを弄っていた二本の指が、その下の膣口へと入り込んだ。指の根元まで飲み込んだ膣から愛液が迸り、いやらしい水音が聞えてくる。姿見に移る和代は、普段の彼女からは考えられないほど淫乱な女に思えた。
 その、見た事のない乱れっぷりに和代の息を荒げる雪雄は、両手を使ってクリトリスと膣を重点的に弄り続けた。
 気持ちよすぎて座っている事が困難になり、畳の上に背中を預ける。そして、天井の木目を眺めながら時折腰を浮かせ、必死に股間から快感を貪った。

「あああっ! あっ、あっ、イイッ! 和代ちゃんっ。和代ちゃんの体っ、すごくイイッ!」
(あっ、ああっ。雪雄さんっ! わ、私っ。もうっ……こんなにされたらだめな女になってしまうわっ。はぁ、あぁ〜っ。だめなのにっ。だめなのにっ)

 まだ子供を作っていない膣が、雪雄に操られた自らの指で掻き回されている。指がGスポットを押し上げると、和代は自分でも信じられないくらいの快感を覚えた。

「なんて気持ちいいんだっ。はぁっ、はぁっ、はぁっ。うっ、うはっ」
(ああんっ。雪雄さんっ、も、もうっ……きちゃう。私の体、昇りつめちゃうっ)

 和代の体が、男とは全く違うレベルのオーガズムを迎えようとしていた。それが分かったのか、雪雄は必死に和代の指でクリトリスと膣内を刺激した。女性としてのオーガズムを感じる事が出来る。それも義妹の体で。

「ああっ。和代ちゃんっ。君の体がっ……あっ、あっ。すごっ……ふあああっ!」
(だめだめだめっ! あ、あんっ、あっ。私っ……ああっ。イ、イクッ!)

 雪雄によってクリトリスと膣を激しく弄られた和代の体は、久しぶりのオーガズムに達してしまった。まるでこの世のものとは思えない快楽を感じた雪雄は、文字通り天にも昇る気持ちになり、彼女の体がふわりと抜け出たのであった。

「あああぁ〜。はぁ、はぁ、はぁ」

 気持ち良すぎて顔まで火照った和代が天井を見ると、半透明の体で浮かぶ雪雄が幸せそうな表情を作っていた。

(和代ちゃん、ありがとう。すごく気持ちよかったよ。それに、女性を知らない僕が和代ちゃんと一つになって、触る事が出来て幸せだった)
「ゆ、雪雄さん……」
(聞いていい?)
「何?」
(僕と一つになって、嫌だった?)

 その言葉に和代は少し間を置いた後、頭を左右に振った。

「ううん。最初は正直、戸惑ったし嫌だったけど。でも、不思議と怖いとは感じなかったし、その……自分でも驚くくらい……」
(驚くくらい?)
「……何でもない。何でもないの」

 和代は上半身を起し、膣から吹き出た愛液が姿見にいやらしく垂れているところを見た。自分がこんなに激しく感じた事はあっただろうかと。

(嫌じゃなかったなら良かったよ。最後に、本当にごめんね。勝手に君の体を弄んでしまって。茂也にも悪い事をしてしまったな)
「いいの。もういいから」
(和代ちゃんと一つになれたこと、幸せだった。それじゃ……)
「……無くなったの? 未練」
(うん。和代ちゃんのおかげでね。茂也といつまでも幸せに暮らして欲しい。今はそれだけしか思わないよ)
「そう……。未練はないのね。もう逝くのね……」

 一度だけ頷いた雪雄の体が徐々に透明度を増し、天井へと昇って行く。

(ありがとう。和代ちゃん)

 最後に小さな声が頭の中に響くと、雪雄の姿は完全に見えなくなってしまった。

「雪雄さん……」

 何も無かったかのように静まり返った和室。遠くでは、まだ親戚達の声が微かに聞えていた。
 茂也に話したら信じるだろうか?
 自分の意志で動く手をそっと胸に当て目を閉じた和代は、今しがたの出来事を瞼の裏に映した。義理の兄、雪雄が姿見に向かい、自分の体を使って自慰を行っている姿を。
 その後、ゆっくりと立ち上がり、姿見に全身を映した和代は少し乱れた髪を整えると、下着を身に付け、喪服を元の通りに着た。

「もう天国に着いたかしら? ……戻ってくるなんて事、無いわよね」

 自分でも馬鹿な事を考えていると思った和代は苦笑すると、縁側に出て月の綺麗な夜空をいつまでも見上げていた――



おしまい。