この作品は、同人誌「入れかえ魂Vol.3」「入れかえ魂Vol.4」に掲載された「どうにもならない(前編)」と「どうにもならない(後編)」となります。
先生が大好きな高校生が、彼女の体を乗っ取り、色々な悪戯を行います。また、その性質上ダークな展開になりますので、読みたいと思われる方のみ、閲覧くださいませ。
先生が大好きな高校生が、彼女の体を乗っ取り、色々な悪戯を行います。また、その性質上ダークな展開になりますので、読みたいと思われる方のみ、閲覧くださいませ。
そして次の日――
智恵はボサボサになってしまった髪を整え、普段どおりに学校に出た。
昨日の事が頭の中にこびりついて離れない。しかも、いつ吾郎が体を使い始めるのか分からないのだ。
授業をしていても間違えてばかりだし、生徒の質問には上の空。
智恵はまったく集中出来ないでいた。そんな感じで一日を終えた智恵だったが、何故か今日は吾郎が出てくる事は無かった。
何を考えているんだろう?
そう思ってビクビクしていたのだが、次の日も、その次の日も吾郎は表に出てこなかった。
その内、あの絶望感もだんだん薄まってくる。
しかし、丁度一週間経った頃からまた吾郎がちょくちょく表に現われるようになった。
「きゃっ! せ、先生」
「えっ……あ……ご、ごめんね。ちょっと手が当っちゃったみたい」
「え〜っ! だって先生今、思い切りお尻揉んだじゃない」
「そ、そうかな。ご、ごめんね……」
「変な先生」
「…………」
廊下で歩いていた女子生徒のお尻を思い切り揉んでしまった智恵。もちろん吾郎がそうさせたのだ。他にも、すれ違いざまに男子生徒の肉棒を握ったり、電車の中で乗客に見えるように胸を揉んで見たり。
軽い悪戯が何度も繰り返された。その度に赤面し、言い訳をする智恵だった――
「藤田君っ! お願いだから……お願いだからもうやめてっ。周りの人に変に思われるじゃないのっ」
学校から帰り、自分の部屋に帰った智恵は思いつめた表情で叫んだ。
すると……初めて吾郎が返事をしたのだ。
(へへ。村内先生って言い訳がうまいからなぁ)
頭の中に響く声。
「ふ、藤田君?」
(そうだよ先生)
「……藤田君……藤田君。もう……もう私の体からは出て行ってくれないの?」
(うん。だって戻る体がないんだから。と言っても、自分で殺したんだけどね)
「えっ? じ、自分で殺したって……な、何ですって!?」
(ほら、先生が見舞いに来てくれた日。あの日、姉貴の体を使って俺の鼻と口を塞いだんだ。もちろん姉貴は自分がしたとは思っていないけどさ。そんな事が分かったら、ショックで姉貴も死んじゃうかもしれないだろ)
「そんな……何て……何て事するのっ!」
信じられない事実を聞かされた智恵は、青白い顔で答えた。まさかあの後、冴菜の体を使って自分を殺していたなんて。
(もう俺の体が必要なくなったからだよ。こうやって先生の体で生きていけるんだから)
「わ、私の体は私のものなんだからっ!」
(ダメダメ、もう元には戻れないよ。俺は村内智恵なんだ)
「いやっ! 絶対にいやっ!」
そう言って頭を抱えて左右に振った智恵。
(明日からは俺が先生の代わりに行動する事にするよ。折角だから先生の意識も残しといてあげる。俺の先生っぷりをじっくり見ててくれよっ!)
「いやよぉ。もう許してよぉ〜。うう……」
智恵は床に座り込んで泣き始めた。しかし、その涙もすぐに止まって笑顔が現われた。
今まで悲痛な表情で話していた智恵とは全く違う感じだ。
「さて。明日はどんな事しようかな?」
頬に伝っていた涙を袖で拭取ると、一階に降りて吾郎の大好きなアニメを見始めたのだった――
そして翌朝。智恵は学校へ行く準備を始めた。
「そうね、今日はこの服装にしようかしら」
そう呟きながら、クローゼットとタンスの中から白いVネックの長袖Tシャツと薄い生地で出来た淡い水色の七分丈の長袖カーディガン、そして穿きなれている青いスリムジーンズを取り出した。
(ね、ねえ藤田君。お願いだから私の体から……)
「先生、まだそんなこと言ってるの? もう昨日の夜に散々話したじゃない。俺は先生の体から出て行く気はないから。こうやって先生と死ぬまで一緒にいるんだ」
(…………)
吾郎が体の支配権を握ってから、ずっと出て行って欲しいと話し続けていた智恵。でも、吾郎は全く応じてくれなかった。
しかも、あまりしつこく言っていると体に悪戯するのだ。
昨日の夜だって、何度も同じ事を繰り返していると胸を触り始めて……オナニーをさせられてしまったのだ。
自分の体なのに、吾郎に触られているような感覚。勝手に指が動いてクリトリスを刺激し、膣内まで指を入れられる。何も出来ない智恵は感じたくない快感を無理矢理、味あわされたのだった。
「そうだ、折角だから……」
下着姿になった智恵はTシャツを着ようとしていたのだが、そのTシャツを一度絨毯の上に置いた。そして、両手を後ろに回すと白いブラジャーのホックに手をかけてパチンと外してしまったのだ。
(なっ……ちょ、ちょっと藤田君!?)
肩紐が外れると、プルンという振動を伴いながら智恵の胸が現われた。その胸を嬉しそうに見た智恵は、ブラジャーを絨毯に落とした代わりに、Tシャツを拾い上げてそのまま着込んでしまった。Tシャツの生地にうっすらと浮かぶ智恵の乳首。
その乳首を指で摘むと、「あんっ」という淡い吐息が漏れた。
(ふ、藤田君っ。は、早くブラジャーを……)
頭の中に聞こえてくる智恵の声を無視する吾郎は、次にパンティを脱いでスリムジーンズを穿いた。ジーンズの生地が直接お尻や股間に触れるので少し履き心地が悪い。それにファスナーに毛が引っかかりそうで……
(や、やだっ。お願いだから下着を着けて)
「ううん。このままで行くわ。その方が……面白しね」
(そ、そんな……これじゃ、変態じゃないのっ)
「それもいいんじゃない?」
(ダ、ダメよっ!そんなの絶対にダメッ!)
「でも、もう服を着ちゃったから」
Tシャツの上から淡い水色のカーディガンを着た智恵は前のボタンを二、三個止めると、書類などが詰め込んである黒いカバンを手に持って部屋を出た。
階段を降りるたびに、胸が弾んで乳首がTシャツの生地に擦りつけられる。その微妙なタッチが、乳首を硬く立たせてしまう。
「ううんっ……これって何だかすごくいい。乳首が擦れて感じるよ」
(うっ、んんっ……ふ、藤田君っ!)
「先生も気持ちいいだろ! この気持ちよさは先生も感じてるんだから。実は先生の方が興奮してたりして!」
(そ、そんな訳あるはずないじゃないのっ!)
「ははは、冗談だよ。記憶は読めるけど今の瞬間、何を考えたり思ったりしているのかは分からないからさ」
吾郎は智恵の口を使ってそう話すと、朝食を取って家を出た。
智恵はボサボサになってしまった髪を整え、普段どおりに学校に出た。
昨日の事が頭の中にこびりついて離れない。しかも、いつ吾郎が体を使い始めるのか分からないのだ。
授業をしていても間違えてばかりだし、生徒の質問には上の空。
智恵はまったく集中出来ないでいた。そんな感じで一日を終えた智恵だったが、何故か今日は吾郎が出てくる事は無かった。
何を考えているんだろう?
そう思ってビクビクしていたのだが、次の日も、その次の日も吾郎は表に出てこなかった。
その内、あの絶望感もだんだん薄まってくる。
しかし、丁度一週間経った頃からまた吾郎がちょくちょく表に現われるようになった。
「きゃっ! せ、先生」
「えっ……あ……ご、ごめんね。ちょっと手が当っちゃったみたい」
「え〜っ! だって先生今、思い切りお尻揉んだじゃない」
「そ、そうかな。ご、ごめんね……」
「変な先生」
「…………」
廊下で歩いていた女子生徒のお尻を思い切り揉んでしまった智恵。もちろん吾郎がそうさせたのだ。他にも、すれ違いざまに男子生徒の肉棒を握ったり、電車の中で乗客に見えるように胸を揉んで見たり。
軽い悪戯が何度も繰り返された。その度に赤面し、言い訳をする智恵だった――
「藤田君っ! お願いだから……お願いだからもうやめてっ。周りの人に変に思われるじゃないのっ」
学校から帰り、自分の部屋に帰った智恵は思いつめた表情で叫んだ。
すると……初めて吾郎が返事をしたのだ。
(へへ。村内先生って言い訳がうまいからなぁ)
頭の中に響く声。
「ふ、藤田君?」
(そうだよ先生)
「……藤田君……藤田君。もう……もう私の体からは出て行ってくれないの?」
(うん。だって戻る体がないんだから。と言っても、自分で殺したんだけどね)
「えっ? じ、自分で殺したって……な、何ですって!?」
(ほら、先生が見舞いに来てくれた日。あの日、姉貴の体を使って俺の鼻と口を塞いだんだ。もちろん姉貴は自分がしたとは思っていないけどさ。そんな事が分かったら、ショックで姉貴も死んじゃうかもしれないだろ)
「そんな……何て……何て事するのっ!」
信じられない事実を聞かされた智恵は、青白い顔で答えた。まさかあの後、冴菜の体を使って自分を殺していたなんて。
(もう俺の体が必要なくなったからだよ。こうやって先生の体で生きていけるんだから)
「わ、私の体は私のものなんだからっ!」
(ダメダメ、もう元には戻れないよ。俺は村内智恵なんだ)
「いやっ! 絶対にいやっ!」
そう言って頭を抱えて左右に振った智恵。
(明日からは俺が先生の代わりに行動する事にするよ。折角だから先生の意識も残しといてあげる。俺の先生っぷりをじっくり見ててくれよっ!)
「いやよぉ。もう許してよぉ〜。うう……」
智恵は床に座り込んで泣き始めた。しかし、その涙もすぐに止まって笑顔が現われた。
今まで悲痛な表情で話していた智恵とは全く違う感じだ。
「さて。明日はどんな事しようかな?」
頬に伝っていた涙を袖で拭取ると、一階に降りて吾郎の大好きなアニメを見始めたのだった――
そして翌朝。智恵は学校へ行く準備を始めた。
「そうね、今日はこの服装にしようかしら」
そう呟きながら、クローゼットとタンスの中から白いVネックの長袖Tシャツと薄い生地で出来た淡い水色の七分丈の長袖カーディガン、そして穿きなれている青いスリムジーンズを取り出した。
(ね、ねえ藤田君。お願いだから私の体から……)
「先生、まだそんなこと言ってるの? もう昨日の夜に散々話したじゃない。俺は先生の体から出て行く気はないから。こうやって先生と死ぬまで一緒にいるんだ」
(…………)
吾郎が体の支配権を握ってから、ずっと出て行って欲しいと話し続けていた智恵。でも、吾郎は全く応じてくれなかった。
しかも、あまりしつこく言っていると体に悪戯するのだ。
昨日の夜だって、何度も同じ事を繰り返していると胸を触り始めて……オナニーをさせられてしまったのだ。
自分の体なのに、吾郎に触られているような感覚。勝手に指が動いてクリトリスを刺激し、膣内まで指を入れられる。何も出来ない智恵は感じたくない快感を無理矢理、味あわされたのだった。
「そうだ、折角だから……」
下着姿になった智恵はTシャツを着ようとしていたのだが、そのTシャツを一度絨毯の上に置いた。そして、両手を後ろに回すと白いブラジャーのホックに手をかけてパチンと外してしまったのだ。
(なっ……ちょ、ちょっと藤田君!?)
肩紐が外れると、プルンという振動を伴いながら智恵の胸が現われた。その胸を嬉しそうに見た智恵は、ブラジャーを絨毯に落とした代わりに、Tシャツを拾い上げてそのまま着込んでしまった。Tシャツの生地にうっすらと浮かぶ智恵の乳首。
その乳首を指で摘むと、「あんっ」という淡い吐息が漏れた。
(ふ、藤田君っ。は、早くブラジャーを……)
頭の中に聞こえてくる智恵の声を無視する吾郎は、次にパンティを脱いでスリムジーンズを穿いた。ジーンズの生地が直接お尻や股間に触れるので少し履き心地が悪い。それにファスナーに毛が引っかかりそうで……
(や、やだっ。お願いだから下着を着けて)
「ううん。このままで行くわ。その方が……面白しね」
(そ、そんな……これじゃ、変態じゃないのっ)
「それもいいんじゃない?」
(ダ、ダメよっ!そんなの絶対にダメッ!)
「でも、もう服を着ちゃったから」
Tシャツの上から淡い水色のカーディガンを着た智恵は前のボタンを二、三個止めると、書類などが詰め込んである黒いカバンを手に持って部屋を出た。
階段を降りるたびに、胸が弾んで乳首がTシャツの生地に擦りつけられる。その微妙なタッチが、乳首を硬く立たせてしまう。
「ううんっ……これって何だかすごくいい。乳首が擦れて感じるよ」
(うっ、んんっ……ふ、藤田君っ!)
「先生も気持ちいいだろ! この気持ちよさは先生も感じてるんだから。実は先生の方が興奮してたりして!」
(そ、そんな訳あるはずないじゃないのっ!)
「ははは、冗談だよ。記憶は読めるけど今の瞬間、何を考えたり思ったりしているのかは分からないからさ」
吾郎は智恵の口を使ってそう話すと、朝食を取って家を出た。
コメント
コメント一覧 (3)
ところでこの「どうにもならない」には入れかえ魂シリーズに収録だったということは、挿絵があったのですか? よろしければ是非とも見たいのですが…
入れ替え魂はもう手に入らないので…
正直智恵は打つ手無しですが、まさに生かさず・殺さず、と言ったとこでしょうか?
しかし、さすが入れ替え魂という同人誌?に収録されてるだけあり、サービス満載ですね。
もしかして前掲載の神さまの〜同様、ラストは衝撃的だったりして(笑
コメントありがとうございます〜。
このままダークな展開が続きますので(^^
挿絵はありました。
久しぶりに同人誌をこっそり見ましたよw
家族に見つからないよう、ひたすらに隠しているので、折り目も付いていなくて新品同様でした。
前編、後編にそれぞれ1枚ずつ、e-jinさんに描いていただきましたが、掲載できる形でファイルは持っていないのです。また、挿絵まで掲載すると、折角同人誌を購入していただいた方に申し訳ないという気持ちもありまして、これまでも掲載していませんでした。
入れかえ魂、手に入れば良いのですけどねぇ。。。
>憑依サイコーさん
どうもありがとうございます!
ラストはダークな意味で衝撃的ですよ。
この作品はすでに後編に突入しており、あと6回で全て掲載する事になります。
ゴールデンウィーク前にネタ切れということで、少々困っていますw