注意!
この作品には妻が寝取られる等の非人道的な内容が掲載されていますので、それでも読みたいと思われる方だけ続きをお読みください。

「千佳……」

 ロビーでトイレへ行く前に見せた、本当の千佳の笑顔に思えた。しかし次の瞬間、千佳は俺に見せびらかすように、手に取ったあいつの精液を飲み始めたのだ。

「な、何してるんだっ」
「んっ、んくっ。はぁ〜。やっぱり智仁の精液、濃いくて美味しいわ。今日は何回イッたのかしら?」

 女座りしながら犬の様に舌を伸ばし、掌を綺麗に舐めとった千佳が俺に向かって口を開き、全て飲み込んだ事を見せ付ける。精液なんて飲むはずのない千佳が嫌がりもせず、しかも他人のものを率先して飲むなんて――

「ねえ智仁、横になってよ。私が騎乗位でしてあげるから。今度は下のお口よ。このグチョグチョに涎を垂らしたいやらしいマンコでしっかりと咥えてあげる」
「ああ」

 何のためらいもなく隠語を口にした彼女は、仰向けに寝転んだ智仁に跨ると自らの指で陰唇を開き、再び勃起した肉棒の上に腰を下ろし始めた。

「ち、千佳っ……」
「見ていてね、高志。私のマンコに他人のチンポが入り込んでいく様を」
「千佳っ。やめろ千佳っ」
「んっ……。はぁ〜」
「そ、そんな……」

 亀頭が陰唇に減り込んだかと思うと、肉茎が抵抗無く飲み込まれていった。幸せそうな表情で智仁の上に着地した千佳が、蛙の様に蟹股に足を開き、肉棒を飲み込んだ下腹部を摩りながら俺に向かって信じられない事を話し始める。

「智仁の大きくて太いチンポが全部入っちゃった。ふふふ、ねえ高志。実はね、この旅行であなたと私の子供が作りたいと思っていたの。でも、先に智仁の精子を入れちゃうわね。もし、智仁の子供が生まれても、私を愛しているなら自分の子供として受け入れてくれるよね」
「な、何言っているんだ。そんな事が許されるわけないだろっ」
「どうして? 高志と私は夫婦なのよ。私が生む子供はあなたのもの。だから、種は違っても同じ畑で生まれるんだから高志が死ぬまで責任持って育ててよね」
「何故だ? 何故そんな事が平気で言えるんだっ」
「だって……他人ごとだから! あはっ」

 あまりに身勝手で無責任な事を口走った千佳は智仁の胸元に両手を添えると、膝を使って体を上下に動かし、騎乗位でのセックスを始めた。智仁は両腕を枕にしながら、体の上で跳ねる千佳を無言で見ている。気持ち良さそうな表情で喘ぐ千佳がどうしても信じられない。

「あっ、あっ、はっん。感じるっ。膣でもしっかりと感じるわっ。誰かのセックスとは全然違うのっ」
「言うなっ! 千佳はそんな事、思っているはずがないっ。俺と千佳は最高のパートナーなんだっ」
「はぁ、はぁ。それは高志が思っているだけよ。あっ、あっ。私は物足りなかったの。高志の単調なセックスに。でも、智仁ならこんなに私を感じさせてくれるの。分かるでしょ、ああんっ。私の喘ぎ方でっ」
「それはお前が演じているだけだろっ」
「あんっ、あっ、違うわ。これが本心よ。愛してくれたあなたに言えなかった本心。本当は、智仁みたいに感じさせて欲しかったんだから。ああっ、智仁のチンポ、最高よっ」

 もう、何が真実なのか分からない。千佳がそんな風に思っていたのなら、俺は彼女を愛し続ける自信がない。しかし、乗り移っている男の言葉が正しいとしても、セックスだけが夫婦じゃない。俺達は肉体的な関係だけで結婚したんじゃないんだ。セックスが下手でも、一生を共に生きてゆける。互いにそう思ったからこそ結婚したんだ。こんな奴等に、俺達の幸せな人生を奪われてたまるかっ。こいつ等は、俺を精神的に甚振るためにわざと言っているだけなんだ。
 くじけそうな気持ちを払拭し、もう一度気力を奮い立たせた俺は、智仁の上で喘ぐ千佳を強く睨み付けた。

「お前達がいくら千佳の真似をしても、千佳の言葉を使って罵声しても俺は絶対にくじけない。千佳を信じるっ」
「んっ、んっ。あっ、あんっ。イイッ! 智仁のチンポ、おっきくて子宮口が開いちゃうよっ。ねえ智仁、もっと気持ちよくなってね」
「来いよ千佳。旦那の前で抱きしめてやるから」
「あふっ……。うん智仁」

 俺の言葉を無視した千佳は、肉棒を膣に捩じ込んだまま足を崩し、上半身を倒して智仁に身をゆだねた。ウェーブの掛かったロングヘアーの髪を撫で、彼女の頭を左右から優しく掴んだ智仁は、俺の妻に向かって「愛してるよ、千佳」と優しく囁いた。絶対に千佳が言って欲しくない言葉が、容赦なく俺の耳に届く。

「私もよ。私、智仁を世界中の誰よりも愛しているわ。私達、こうなる運命だったのね。お願い、私をもっと愛してくれる?」
「ああ千佳。お前を一生大事にするよ。誰よりもお前を愛している」
「智仁、私を滅茶苦茶にして。この体は頭の先からつま先まで、全てあなたのものだから」
「や、やめろ。下手な……下手な芝居は……」
「んっ……」

 声を震わせながら囁くと、二人は俺に見せつけるようにディープキスを始めた。互いの頭を撫で合い、鼻息を荒くしながら舌を絡ませている。本当に愛し合っているとしか思えない濃厚なキスは、俺に対する千佳の気持ちを見えなくするには十分過ぎる行為だった。

「ち、千佳……」

 一分以上の長いキスが終わると、智仁は千佳の体を抱きかかえながら体を反転させ、正常位の体勢を取った。
 自らM字に足を大きく開いた千佳が「智仁のチンポで子宮口をこじ開けて、直接子宮に出して」とせがむと、智仁は激しく腰を振り始めた。