そんな彼を無視する那津子は彼の頭を両手で掴み、強引に左胸へと押し付けた。掴まれた両手の手首を強く握り締め、男の力で引き離した芳郎だが、母はそのまま彼を押し倒すように圧し掛かってきた。
「うあっ!」
 体操座りしていた足が崩れ、仰向けに倒された状態で那津子が覆いかぶさる。必死に押しのけようと両手で突っ張るものの、その掌に母の柔らかい胸を感じると、慌てて手を離した。
「そんなに暴れたら、おばさんの体に傷が付くよ。手首を握られたの、相当痛かったし」
「だったら早く離れろっ!」
「どうしてさ。そんな事したら、加賀原クンに復讐できないじゃない。ほら、おばさんの乳首をその口で咥えてよ。知ってる? おじさんはおばさんの乳首に吸い付いて、舌でいやらしく転がしていたみたいだよ。加賀原クンもほら、同じように自分の母親の乳首を吸ってよ」
「吸う訳無いだろっ。早くどけっ!」
「じゃあ、キスする? 僕は全然抵抗無いよ。何たって、自分の体じゃないからね。加賀原クンの顔を近くで見るのは嫌だけど、これが復讐だと考えたら何とも思わないし」
「この変態野郎がっ……」
「変態野郎って……。芳郎、そんな風に言わないで。お母さんだって、こんな風にさせられるのは嫌なの。今は我慢して頂戴」
「えっ」
 ニヤついていた表情が一転し、悲しげに眉を歪める。その雰囲気に一瞬、母が戻ってきた様な気がした。
「……なんてね! それっ」
「うぷっ!」
 那津子に成りすまし、芳郎の心を揺さぶった岡原は、彼の頭を抱きかかえながら左胸を口に押し付けた。
「ほら、お母さんの胸、吸いなさい。芳郎が小さかった頃の様にね。早くしないと私……岡原君に操られて、舌を噛み切っちゃうかもしれないわ。だから早く岡原君の言う事を聞いて」
 芳郎は顔を胸に押し付けられたまま、トーンを下げて話す母の言葉を聞いた。何処まで本気で言っているのか分からないが、少なくとも母の体が弄ばれ、酷い事をされるに違いないと思った。
「まだかなぁ?」
「くっ……」
 横へ、なぎ倒そうと母の腰に宛がっていた両手を、押し付けられた乳房に沿わせる。すると、那津子は彼が動きやすいように膝を軽く立て、体を少し浮かせた。目の前に見える母の乳房と、すでに役目を終え黒ずんだ乳首。乳輪も大きめで、その存在感をアピールしているかのようだ。
 まさか、高校生にもなって母親の胸に吸い付くことになるなんて。理性では完全に否定しているが、下半身に目を向けると、母と自分の体の隙間にガマン汁を垂らし、勃起している肉棒が見える。芳郎は、理性と本能は同期しないものだと知った。
「……あうっ! はぁ〜。やっと乳首を咥えたんだ。どう? 母親の胸を吸うのって。赤ちゃんになった気分かなぁ」
 母の乳首――何気に懐かしさを感じる。口の中で潰すようにして吸い付くと、乳首が伸びて平らになった。
「ああっ……あっ。そんなに激しく吸い付いたらちょっと痛いかな。でも、刺激的で気持ちいいよ。どんな顔しておばさんの乳首を吸ってるのか見てあげるよ」
 軽く頭を抱きしめていた腕を解放し、肘を立てながら四つん這いになって俯くと、芳郎が険しい表情で睨みながら乳首を吸っている姿があった。
「ぷっ……。美味しそうに吸ってる吸ってる! そうやって僕を威圧するような顔をしてるけど、やっている事は赤ちゃんと同じ。自分の母親の胸に吸い付いているんだ。全然怖くないね」
 その言葉に、芳郎は空いている右胸をきつく掴んだ。
「痛っ! よ、芳郎っ。そんなにきつく掴まないで。い、痛いっ、痛いわっ」
 また那津子に成りすます岡原に、胸を掴む手の力を緩める。巧みに言葉と表情を使い分ける岡原を芳郎は呪った。
 胸への愛撫を続けていると、那津子は「胸はもういいから、次は下の方を慰めてよ」と、芳郎の上で体を反転させ、シックスナインの体勢を取った。体の上で艶かしく動く母を見つめる。
「うわっ。こんなに勃起しちゃって。やっぱり母親の裸でも興奮するんだ。すごいなぁ、口では偉そうに言いながら、こんなに反応するなんて明らかに変態だよ。へへ……ねえ芳郎。ほら、見えるでしょ。芳郎が出てきた穴が。あれからもう随分と経つけど、その穴から出てきたのは芳郎一人だけなのよ」
「し、知るかっ。そんな事」
「本当はもう一人、女の子が欲しかったんだけど出来なかったの。お父さんは一生懸命、中出ししたんだけどね。オ○ンコの奥の奥まで流し込んだけど、無理だったの。さあ芳郎、お母さんのオ○ンコを舐めて頂戴」
「だ、誰が舐めるかっ」
「またそんな事言って。お母さんの言う事を聞かないなら、この勃起したオ○ンチンをハサミでちょん切るわよ」
「なっ……ううっ!」
 それは初めて味わう快感だった。勃起した肉棒が生温かい空間へと入り込み、執拗に刺激される。
「んふっ。どう? お母さんにフェラチオされるのは。気持ちいいでしょ?」
「な、何考えてるんだっ」
「いいからいいから。芳郎も早くお母さんのクリトリスを舐めなさい。舐めるまでしゃぶり続けるわよ。……んっ、んっ、んふっ」
「うあっ……。は、はぁ、あっ……ううっ」
 母が息子の肉棒を美味しそうに咥えている。吸い付きながらフェラチオしているのだろう。肉暴と唇の隙間から空気が漏れる、いやらしい音が響いた。
「んっ、んっ……へへ。相当気持ちがいいんだ。ほら、お母さんも気持ちよくしてよ」
「うぶっ」
 那津子が腰を下げ、股間を芳郎の顔に押し付けた。お尻を動かし、股間を顔に擦り付けている。たまらず顔を背けた芳郎だが、母の股間から香る独特の女性の匂いが彼の意識を翻弄した。膣から溢れる粘り気のある愛液が芳郎の顔を汚してゆく。
「うぐっ。や、やめろっ」
 大き目のお尻が滑らかに動き、愛液を頬に塗りたくる。那津子はフェラチオを続けつつ、開いた陰唇から現れたクリトリスが息子の頬に擦れて刺激される快感に、ビクビクと体を震わせた。
「んっ、んっ、ああっ。クリトリスが擦れて気持ちいいっ。ねえ、早くクリトリスを舐めてよ」
「も、もういいだろっ。早く母さんの体から出て行けよっ」
 必死に理性を振り絞りフェラチオの快感に耐える芳郎だが、那津子が肉棒を少し強く噛むと、「あうっ!」と険しい表情をした。
「言う事を聞かないなら噛み切るよ。その後、この状態でおばさんの体から抜け出るから」
 その言葉に、芳郎は拳を握り締めた。