「ただいま。お父さん、お母さん」
「お帰り、由真。今日はお父さんも早く帰ってきたぞ。何たって今日はお前の誕生日だからな」
「えっ……。うん」
「お帰り。夕食はもう少し掛かるから、部屋で待っててくれる?由真ちゃんの大好きな物、作ってあげてるからね」
「……うん」
 学校から帰ってきた由真は、リビングキッチンにいた両親と素っ気無い表情で少しの会話をした後、家の様子を確かめながら二階へと上がった。そして幾つかの扉が並ぶ廊下を歩き、自分の名前が書かれたプレートが付いている扉を開いた。
 少し質素な感じもしないでもないが、ぬいぐるみやピンクのカーテンが付いた女の子らしい部屋。普段、寝ているであろうベッドを見た由真の表情に笑顔が浮かんだ。
名門女子高1
「クククッ。これが名門女子高へ通うお嬢さんが寝ているベッドか。思ったよりもシンプルだな。あまり金を掛けていない所を見ると、結構貯め込んでいるってわけか。金持ちのバカ親ほど子供に贅沢をさせると思っていたが、こいつの親は少しくらい常識を持っているって事か。ま、そんな事はどうでもいい。しばらくこの娘の体で楽しませてもらうとするか。なかなか可愛い顔をしているからな」
 おおよそ、その容姿に似合わない言葉を口にした由真はタンスの中を物色し、高価に見える服をまじまじと眺めた。
「へぇ〜。さすがにブランド物がズラリと並んでいるな。やはりバカ親か。後で着替えて楽しむとするか」
 その後、足を蟹股に開きながらしゃがみ込み、普段彼女が見ている本や聞いているであろうCDのラベルを確認すると、嬉しそうに立ち上がりブレザーに包まれた体を眺めた。
「さて。飯が出来る前に、この体を楽しませてもらうか」
 鼻で笑った由真が、ブレザーのボタンを一つずつ外し始めた。
 前に垂れてくる髪を払いながらブレザーを脱ぎ捨て、青と白のストライプが入った赤いタイを首から外す。その表情はとても嬉しそうだ。
「んん?思ったよりも胸がありそうだな。ブレザーで潰れていたって事か」
 独り言を呟きつつ、白いシャツのボタンを外し、足元に落とした。ピンク色の可愛らしいソフトブラに包まれた二つの胸。確かにブレザーを着ていたときよりも大きく見える。
 由真はブラジャーを外さず、下にずらして柔らかい胸をさらけ出した。
「高校一年にしては結構大きいじゃないか。思わぬ誤算だな。これなら楽しめそうだ」
 ニヤリと笑みながら両手で胸を揉むと、可愛らしいピンクの乳首が勃起する。
「少し触っただけでこれか。普段は名門女子高のお嬢様ぶっていても、やる事やしっかりやっていそうだな」
 その反応を楽しむかのような言葉を呟きつつ、今度は茶色いスカートを捲り上げた。
「フッ……」
 ブラジャーとお揃いのパンティが、女性の滑らかな股間を包み込んでいる様子を見てほくそ笑んだ彼女は、そのパンティを躊躇いもなく下げた。
名門女子高2
「ククク。さて、お嬢さん。ここはどうなっているかな?」
 他人事のような台詞で綺麗に処理された股間に両手を伸ばし、恥ずかしげも無く陰唇を広げる。
「やはりな。お嬢さんとはいえ、一人の女って事か。……んっ、敏感だ」
 鼻から息を漏らした由真は、陰唇の中にめり込ませた指を止めた。
「まだ濡れていないか。それなら……」
 一度指を抜いた彼女は柔らかい唇を開き、中指を咥えて十分に濡らした後、また陰唇の割れ目に指を滑らせた。
「んっ……んんっ」
 由真は、中指の腹でクリトリスを刺激した。赤く膨れ上がったクリトリスの皮が剥け、更に刺激が強くなる。
「うっ。はぁ〜。これはなかなか……」
 しばらく弄っていると、膣から愛液が湧き出てきたようだ。指に粘り気のある生温かい感触が広がり、陰唇の中で滑らかに動かす事が出来る。
「あっ……ふんっ。この声もいけるじゃないか。普段もこんな声を出しているのかいお嬢さん?ククク」
 クリトリスを弄っていた中指が下にある膣口に差し掛かると、そのまま中へと入り始めた。
「んっ。……あっ。へ、へぇ〜。しっかりと指を咥え込んじゃって。すでに処女は誰かに捧げたのか、自然に膜が破けたか……。いや、この感覚は恐らくセックスを経験しているな。うっ……膣が指に絡みついてくる。んっ、んふっ」
 中指で膣の中を掻き回すと、クチュクチュといやらしい水音が聞える。
 由真は膣を弄りながら、空いている手で勃起した乳首を責めた。
「ああっ。んっ、んっ。はぁ、はぁ、あっ、あんっ。む、娘が部屋でオナニーしているなんて知ったら、あの親達はどう思うだろう……んっ。はあ、はあ。父親のほうは興奮するかも知れないな。女性らしい体に成りつつあるこの体を見て……んああっ!」
 ベッドの淵に座った由真は、足を大きく広げると女性の体が発する快感を貪った。
 艶かしい表情で可愛らしく喘いでいるが、普段の彼女からすれば随分と大胆に、また乱暴に思えた。華奢な体が仰け反り、スカートの裏生地に愛液が溢れ、染み込んでいった。
「あっ、あんっ!あふぅっ。この体っ……なかなか……イイッ」
 薄ら笑いした後、また眉を歪めて悩ましげな表情をする。上半身をベッドに倒した由真は、両手を股間に宛がうと、激しくクリトリスを弄った。ビクビクと体が震え、黒いニーソックスが爪先立ちになる。
「あっ、あっ、あっ……イイッ!イッ……イクッ!」
 二の腕をギュッと閉め、クリトリスだけを重点的に弄り倒した由真は、一際大きな喘ぎ声を出すとオーガズムを迎えた。
「ああっ!あっ……あっ……あぁ〜。は、はぁ、はぁ、うっ……はぁ〜」
 大きな快感を体験し、天井が歪んで見える。
「ううっ……。き、気持ちよすぎて自然と体から抜け出してしまいそうだ。はぁ、はぁ、ふぅ〜」
 大きく深呼吸し、火照った体を沈めると視界が良好になる。
 由真はしばらく天井を眺めた後、ゆっくりと上半身を起こした。
「ん〜。イクと体を乗っ取る力が弱まる感じだな。前に乗っ取った女はこんな風にならなかったんだが……。まだ乗り移って間もないからか。それとも前の女よりも敏感に感じるからか……。まあ、どの道しばらくすれば慣れてしまうだろう」
 そう呟いた後、「由真ちゃ〜ん。ご飯が出来たから下りてらっしゃ〜い」と母親が呼ぶ声がした。
「ちょっとした運動で腹が鳴り出したな。さて、この舌で味わう飯はどんな感じか……」
「由真ちゃん、聞えてる〜?」
「あ、うん。聞えてるよっ!すぐに下りるから」
 ニヤリと笑った由真は、愛液で濡れた指をペロリと舐めた。
「ククク。さあ、しばらくは娘の芝居をしてやるか。誕生日だと言っていたからな。その後、この体を人質に金を……」
 下着を付けずにラフな格好に着替えた由真は、今まで見た事が無い卑劣な笑いを浮かべ、一階にいる両親の元へと歩いていった――。



……という事で、娘を人質に取られたら大変ですね!
今回はダークな感じになっちゃいました〜w