「んっ……」

　茶色いショートカットの髪から体操服を抜き、まだ温かいそれをベッドの上に置く。今度はお尻を軽く上げて、ブルマを脱がせやすくしてくれる。

「ショーツもまとめて脱がせて」
「えっ……。いいのか？」
「あ〜あ、隆樹にリードして欲しいのになぁ」

　残念そうな表情をするハルヒを見て、慌ててブルマに手を掛ける。そしてそのまま指をショーツに引っ掛けると、彼女の下半身からブルマとショーツを同時に脱がせると、ハルヒが自らブラジャーを外した。
　俺のベッドに横たわる裸のハルヒ。この魅力的な体に史也が変身しているなんて、誰も思わないだろう。
　程よい大きさの胸に、可愛らしいピンクの勃起した乳首。下腹部に視線を移すと、髪の毛と同じ縮れた茶色の陰毛が逆三角形に小さく生えていた。

「ほら、見てるばかりじゃセックス出来ないよ」
「わ、分かってる。分かってるって」

　リードしてと言われても、実際にはどうすればいいのか分からない。でも、ハルヒが待っているんだ。
　俺は意を決してハルヒの上に覆いかぶさった。

「うっ……ん」
「ハ、ハルヒ……」

　全身にハルヒの温もりを感じる。目の前にはハルヒの顔があり、彼女の視線はじっと俺を見ていた。

「隆樹でも、キスは嫌だからね」
「……あ、ああ」
「……後は好きにしていい……から」

　ハルヒが顔を横に向け、ゆっくりと目を閉じた。
　白くて細い首筋があまりにも魅力的に感じ、そっと唇を沿わせてみる。

「ふっ……んん」

　ハルヒは背筋を反らして、俺の愛撫に答えた。キス以外なら何をしても怒らないんだ。俺が理想の女性とするハルヒを自由に触れる。そう思うだけで興奮も最高潮になった。
　彼女に覆いかぶさったまま閉じた足の間に膝を入れると、ハルヒは足をカエルの様にＭ字に開き、下半身の侵入を許した。丁度、ハルヒの陰毛にいきり立った肉棒を押し付けている感じ。
　俺は息を荒げながら背中を丸め、彼女の首筋から胸へと愛撫した。

「うっ、はぁ。あっ、あんっ」

　俺の愛撫に合わせて、ハルヒの口から吐息混じりの喘ぎ声が漏れている。ハルヒが感じてくれているんだと思うと、もっと愛撫したくなる。
　目を瞑ったまま顔を横に倒しているハルヒを見ながら、右の胸を手で揉み、左の胸で勃起している乳首を口に咥え込んだ。

「あんっ！それ、気持ちいいよ。乳首がすごい……」

　ハルヒの体がビクンと震え、一際大きく喘ぎながら眉を歪めた。その表情をずっと眺めながら、口に含んだ乳首を吸いながら舌で転がしてみる。するとハルヒは面白いほど体をビクビクと震わせた。

「あっ、あっ、あふぅん。乳首、吸われてるっ。舌で乳首を転がしてるの？それってすごいよ」

　彼女の手が、乳首を愛撫する俺の頭を優しく掴んだ。
　掌に感じる柔らかい胸の感触と、口の中にある乳首の勃起した硬い舌触り。
　俺は赤ちゃんの様に乳首を吸って舐め回した後、そのまま体を下にずらしてハルヒの大事な部分に近づいていった。滑らかなお腹に唇を触れさせ、下腹部から陰毛の生えた股間へ移動する。
　先ほどからハルヒは息を乱し、可愛らしい喘ぎ声で俺を興奮させ続けてくれる。そんな彼女の股間に辿り着いた俺は、陰毛の下に見える陰唇から透明な愛液が溢れ出ているところを見て更なる興奮を覚えた。

「す、すごく濡れてる……」

　俺の頭を解放し、シーツの上に置いていたハルヒの両手がゆっくりと股間に近づき、陰唇を左右に開く。そのいやらしい手つきがとてもたまらなかった。

「見える？これがハルヒのオ○ンコだよ。そして穴の上についているのがクリトリス。ここを弄ると気持ちがいいの」
「さ、触ってもいいか？」
「うん」
「じゃ、じゃあ……」

　ハルヒの指が開いた陰唇の中にあるクリトリスを指の腹で突いてみると、彼女は「あ、あっ」と喘いでＭ字に開いた足をビクンと震わせた。胸を愛撫した時とは違った感じ方に思える。そのまましばらく弄っていると、少し粘り気のある愛液が膣口からどんどん溢れてくる。
　女の子ってこんなに濡れるんだと思いながら口を近づけ、赤く膨れたクリトリスを口に含んでみた。

「ひゃうっ！」

　よほど気持ちがいいのか、ハルヒは背中を反らせて足に力を入れた。その仕草がいやらしくも可愛く感じた俺は、乳首と同じようにクリトリスに吸い付き、舌先でチロチロと舐め回した。

「あああっ。あっ、あっ、あっ、あんんっ。そ、そんなに吸ったら……ああっ！し、舌で転がしたらっ……それだけでイキそうっ！」

　陰唇を広げていたハルヒの手が俺の頭を強く掴んだ。口を動かすたびに、顎が愛液でびちょびちょに濡れる。それでも必死にクリトリスを刺激していると、ハルヒが一層喘ぎながらビクビクと体を震わせた。

「ああ！あっ、あっ、あうっ、あっ……あっ。イ、イクッ！……あっ、あっ、うああっ！」

　ハルヒはＭ字に曲げていた足をピンと伸ばして硬直させ、俺の顔に愛液を迸らせた。

「ううっ……」

　びっくりして顔を上げると、ハルヒが大きく胸を揺らしながら呼吸をしている。

「……だ、大丈夫か？」
「はぁ、はぁ、はぁ。ああ〜……。すごく気持ちよかった。クリトリスを舐められるのがこんなに気持ちいいなんて……」

　満足げな表情で呟いた後、俺を見てニコリと笑ったハルヒはもう一度足をＭ字に開き直した。

「ふぅ〜。ごめんね、先にイッちゃって。今度こそ隆樹がイっていいから」
「もういいのか？」
「どうぞ、ご自由に」
「……じゃ、じゃあ……」

　結構あっけない雰囲気で俺を待つハルヒに調子が狂うけど、肉棒も早く入りたいとガマン汁を垂らしている。
　いよいよハルヒと一つになるときが来た。
　俺は上半身を起こと、彼女の股間に下腹部を密着させるように近づき、いきり立った肉棒を陰唇に触れさせた。
　そして先ほどから愛液が溢れている膣口目掛けて、ゆっくりと肉棒をめり込ませていった。

「うっ……あぁ〜」
「くっ……うう」

　何の抵抗も無く入り込んでゆく亀頭。そして肉茎が飲み込まれていった。
　正座した足を左右に開き、腰を押し出すようにしながら肉棒を押し出すと、陰毛同士が触れ合い完全に見えなくなってしまったあ。

「んっ……はぁ」
「ぜ、全部入った」
「そうなんだ。隆樹のオチンチンでお腹が満たされてるよ」
「すごく温かくてヌルヌルして……締め付けてくるよ」
「気持ちいい？」
「ああ、すごく気持ちいい」

　ハルヒと一つになった。
　興奮する俺は、そのまま勢いよく腰を振り始めた。肉棒が膣を出入りするたびにニチャニチャといやらしい音が聞え、ハルヒの喘ぎ声が腰の動きに合わせて漏れている。

「あっ、あっ、あっ、はぁ、はぁ、あっ……んっ」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

　黙々と腰を振り続け、ハルヒの膣を堪能する。アニメキャラを犯しているなんて信じられないけど、この挿入感や耳に聞える喘ぎ声はとても現実的だ。前後に、そして円を描くように揺れる胸を、ハルヒが自ら掴んで揉み始める。

「あっ、ああっ。す、すごっ……いっ。あっ、膣がっ……膣が気持ちいいっ」
「はあ、はあ。俺もすごく気持ちいいよっ」
「あっ、あっ、ああんっ」

　なんて可愛らしい喘ぎ声なんだろう。
　アニメでは聞けないこの喘ぎ声をいつまでも聞いていたい。
　そう思いながら上半身を倒してハルヒに抱きつくと、彼女も胸を揉んでいた手を俺の背中に絡めてきた。
　互いに抱きしめあいながら腰を振ると、耳元で「あんっ、あんっ」とハルヒの喘ぎ声がする。
　もう史也が変身している事なんて頭の中から消えていた。
　俺の腕の中で喘ぐハルヒとセックスしている――それだけだ。

「あっ、あ、あ、あっ、あっ……んっ。んっ、んっ、んっ、あんっ」
「はあ、はぁ、はぁ、ハ、ハルヒっ！ハルヒっ！出るっ！俺、もう出るよっ」

　ハルヒの胸を押しつぶしながら無我夢中で腰を振り続けた俺は、この上ない幸せを感じながら肉棒を飲み込んだ膣の中に射精した。


「ああっ、た……隆樹っ……。あっ……ああっ、あっ、あっ、ああぁ」
「あああっ！あっ……うっ、うっ、ううっ……。は、はぁ、はぁ、はぁ」

　膣がギュッと締まり、肉棒から精液を搾り出している感じがした。
　ハルヒの膣に出したんだ。
　俺とハルヒの子供――出来るのかな？
　ふとそんな事を考えた俺は、全身に入っていた力を抜いてハルヒを優しく抱きしめた――。



「子供って出来るのか？」
「さあ。子供が出来るかどうかなんて知らないよ。そんなに長い間、ハルヒに変身してるわけじゃないし」
「そっか。じゃあ何度でも中出ししても大丈夫なんだ」
「そういう意味では大丈夫だと思う。でもさ、自分の体の中に男の精液が入ったって考えると気持ち悪いよな」
「確かになぁ。でも、中出しされるのってどんな感じなんだ？」
「う〜ん。チンポ入れられている感覚の方が強烈だから、膣に出されたって感じはそんなに無かったな」
「へぇ〜。そうなんだ」

　俺達はベッドに並んで仰向けに寝転がっていた。もちろん史也はハルヒに変身したままだ。

「満足だろ？大好きなハルヒとセックスできて」
「ああ、大満足だよ。アニメキャラとセックスできるなんてさ。でも誰にも言えないか。俺、アニメキャラとセックスしたんだ……何て言ったら馬鹿にされるだけだもんな」
「だろうな。止めといた方がいいぜ」
「ああ。それにしても残念だな。もうハルヒとセックス出来ないなんて……」

　上半身を起こして、史也の変身しているハルヒをもう一度眺める。この体がもうすぐ史也に戻ると思うと、とても残念で仕方が無い。

「別に出来ない事は無いぜ」
「……え？」
「また薬を手に入れればいいだけだからさ」
「手に入るのか？その薬」
「まあな。値が張るからすぐには手に入れられないけど」
「そうなんだっ！じゃあさ、もし俺が買ったら……俺もハルヒに変身出来るんだ」
「ああ。今度は隆樹が変身して俺とセックスしてくれよ」
「するする！でさ、幾らなんだ？その変身できる薬は」
「えっと、確か……」

　俺は史也から値段を聞いて言葉を失った。
　なるほど、親が社長の史也だから買える様な代物だったんだ。

「買えるか？」
「……無理。俺が働き出して十年くらい貯金しなければ買える値段じゃないな」
「まあ……一般の人が買うような物じゃないし、確かに値段も高いか」
「高い何てもんじゃないだろ。よく買ったよなぁ」
「小さい頃から貯めていた貯金が一千万以上あったからな。おかげで随分と無くなったよ」
「そう考えると、俺ってすげぇラッキーだったんだな」
「ま、そういう事かも。もう三時間経つから元の姿に戻るよ」
「それって、元に戻らなければどうなるんだ？」
「さあな」

　ハルヒが俺の目の前で呪文を唱え、史也の姿へと変化してゆく。
　もし三時間経っても自分の体に戻らなければ、ずっとハルヒの姿のままだったりして。

「そういえば、カメラで写真くらい撮っとけば良かった」
「こういうのって証拠を残さないほうがいいと思わないか？思い出として自分の中に仕舞っておくんだ」
「……そうだな。写真に残したって仕方ないもんな」
「ああ。それじゃ、俺帰るわ。この体操服や下着の後始末は頼んだぜ」
「あ、そうだな。見つからないように洗濯しないと」

　史也を見送った俺は、いつか変身出来る薬を手に入れると心に誓った。
　誰に変身しようか。
　薬を手に入れる頃には、また素敵なアニメキャラが登場しているに違いない。
　そんな事を思いながらハルヒが着ていた妹の体操服等を洗濯機に放り込むと、自分の部屋で十年以上後の事を想像して楽しんだ――。





ということで、何とか終わらせましたｗ
こんな風に、またアニメキャラ素材を使って書いてみたいものですね。
それでは最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
Ｔｉｒａでした。