割り切る覚悟が必要だ。
 相手は妹であって、妹ではない。桃木という男が女に成りすまして俺に迫ってきているんだ。だから俺は変態を相手にセックスするだけ。そうさ!本当の智代は今頃、高校で部活に精を出しているんだ。

「…………」

 必死に自分を納得させてシャワーを浴びた後、部屋に戻った俺の目の前に立っていたのは、スクール水着に身を包んだ智代だった。
じゃあスクール水着を着てやるよ
「遅かったね、お兄ちゃん」
「な、何だその格好は……」
「この方がお兄ちゃんもそそられるかなって。だって、私に部活を頑張って欲しいんでしょ。これ、競泳水着じゃないけど部活をしている姿に見えるよね」
「や、やめろよ。そのしゃべり方は」
「どうして?この方が普段の私らしいでしょ」

 俺の頭の中から、変態の桃木をイメージする能力が失われてしまった。
 わざと智代のしゃべり方を真似し、成り切っている。
 臭い芝居をしやがって――と思いたいけど、どう考えても智代にしか見えなかった。

「だ、だから嫌なんだ。妹だと思いたくないんだよ」
「どうしてよ。私がお兄ちゃんの妹じゃないって言うの?」
「そうじゃなくて、お前は桃木だろっ!」
「そんな風に言わないで。私はお兄ちゃんのただ一人の妹なんだよ。ずっとお兄ちゃんの事が好きなのに」
「そこまでしなくてもいいだろ。お前はセックスがしたいだけなんだ。早く済ませて大人しくしてくれよ」
「うふっ、慌てないで。お兄ちゃんはすぐにチンポが勃起するけど、私の膣が濡れるまで時間が掛かるの。だからお兄ちゃんに弄ってもらわないと……。先に楽しませてあげるから、後からじっくりと弄ってね!」

 智代が俺の手を引き、ベッドの淵に座らせた。そして腰に巻いていたバスタオルを解き、隠していた肉棒を露にする。

「なんだ、やっぱり勃起してたんだ。これなら勝負も早いね」
「も、桃木。頼むからそのしゃべり方は……うっ」
「どうかな。妹の手でしごかれるのは?」

 上目遣いで俺を見ながら右手で肉棒を握り締め、上下にしごいている。
 嫌だと思っているのに、体はどうして反応してしまうんだろう。
 七十歳のお婆さんにしごかれても、同じように勃起するんだろうか。
 同じ大学の男友達にしごかれても――。

「うっ……うう」
「私、お兄ちゃんがどうすれば気持ちいいか分かるよ。こうして玉を触られるのも気持ちいいよね」

 智代の左手が二つの玉を優しく撫で、掌で転がし始めた。男がこうされると気持ちがいいという感覚を、妹を乗っ取る桃木は知っている。だからしごき方も絶妙。しかもスクール水着を着せているなんて反則だ。裸でされるよりも視覚的に興奮してしまう。
 覗き見える水着の胸元も、深い谷間が出来てセクシーだ。
 微笑みながら俺の顔と肉棒に視線を送り、何度もしごいている。

「はっ、はぁ、はぁ、はぁ」
「すごく気持ちよさそうだね。今度は口でしてあげようか?」
「そ、それだけはやめてくれ。妹が口でするなんて……お願いだからそれだけは」
「……そんなに嫌なの?私、フェラチオくらい簡単に出来るのに」
「そういう問題じゃない。分かるだろ……俺の妹なんだぞ」
「普通は妹にフェラチオなんてしてもらえないんだよ。勿体無いと思わないの?」
「思わない。全然思わないっ」
「……そうなんだ。まあ、俺も……ううん、私もちょっと抵抗があるからフェラはやめにしてあげる。じゃあベッドに仰向けになって寝転んでよ」
「わ、分かった……」

 さすがに男の桃木にも抵抗があるようだ。ホッとした俺は、言われたとおりベッドに仰向けになって寝転んだ。すると智代が俺の体を跨ぐように、シックスナインの体勢になって乗りかかってきた。目の前にはスクール水着に包まれた妹の股間がある。

「フェラの代わりにパイズリしてあげるよ。ちょっと待ってね」
「パ、パイズリって……うっ」

 亀頭に何かが落ちてきた。頭を上げて見ると、智代が唾を垂らしている。

「な、何やってんだよっ」
「そのままじゃ摩擦があるから、唾をつけて潤滑剤の代わりにしているの。こうして手で広げて……」
「うっ、くぅっ」

 何回も唾を垂らし、肉棒全体に塗り広げている。こんな事を妹にさせるなんて信じられないが、桃木は更に智代の体を使って俺を驚かせた。

「じゃ、パイズリしてあげる」
「パイズリって、この体勢でするのか?」
「そうだよ。こうして胸の谷間に差し込んでね!」
「うあっ……。うううっ」
「どう?気持ちいいでしょ、私の胸」

 シックスナインの体勢になった理由が分かった。桃木はスクール水着の胸元を少し引っ張り、肉棒をその隙間に差し入れたんだ。胸元に潜り込んだ肉棒は、丁度胸の谷間に収まっている。そのまま体が前後に動くと、スクール水着の生地で胸の谷間に押し付けられた肉棒が絶妙に擦れた。
 智代はお尻を上げ、上半身を俺の下半身に密着させるような体勢を取りながらパイズリを続ける。
 何て柔らかい胸なんだ。ダメだと分かっていても、この気持ちよさには逆らえない。
 俺は目の前にある智代の股間から目を逸らし、シーツを握り締めながら必死にイクのを我慢した。

「あっ……ん。お兄ちゃんのチンポがスクール水着の中に入ってきて、胸の谷間で踊ってるよ。はぁ、はぁ。すごくいやらしいよ」
「い、言うな……。智代の真似をしてそんな事を言うなっ。うっ、ううっ」
「でも、お兄ちゃんのチンポはすごく嬉しそうだよ。私の胸が大好きなのかな?もう少し大きく動いてみるね」
「はぁ、はぁ、はぁ。うっ、はぁ、くっ」

 智代がこれまでよりも更に大きなストロークで体を揺すり始めた。それだけではなく、水着の胸元を右手で押さえ、胸の間に肉棒を強く擦り付けている。
 ゆっくりではあるものの、柔らかい胸とスクール水着の生地に押し付けられた肉棒には、もはや我慢の余地が無かった。

「はぁ、はぁ、いいよ。スクール水着の中でイっても。お兄ちゃんの精液が水着に染み込むなんて。私、すごく興奮するもん」
「くっ……。くそっ!くそぉ。はぁ、はぁ、はぁ……う、うあっ!」

 その快感に、どうしても耐えられなかった。グッと目を瞑り全身に力を入れると、妹のスクール水着の中に射精してしまった。

「あっ……出たんだ。妹の水着の中に射精するなんて、お兄ちゃんって変態だね。異常だよ」
「はぁ、はぁ、はぁ、くぅ〜」

 何を言われても仕方が無い。
 桃木が乗り移っているとはいえ、妹の胸でイッてしまった事実にどうしようもない罪悪感を覚えた。