※お知らせ
登場人物の名前が、夏子と夏美とごっちゃになっていました。
夏美に統一しています。


 白いパンティの生地に、夏美のいやらしい染みが付いている。
 隆也はそれを興奮しながら眺めつつ、彼女の足からパンティを抜いた。

「やだ……。そんなに見ないで」
「瑶子もすごく興奮してるんだ。やっぱり伊出河さんの体になっているからか?」
「そんなの……知らない」
瑶子13

 瑶子は隆也に裸体を見られ、恥ずかしそうに目を細めた。
 他人の体になっているとはいえ、堂々と見られる事にためらいがあるのだろう。
 小汚い部屋の隅にあるベッドに誘導され、女性らしい仕草で掛け布団に潜り込んだ彼女に息を呑む。
 長い髪で顔が隠れて表情が見えないが、夏美の姿で恥らう瑶子に肉棒が激しく勃起した。
 全裸になりベッドの足元から掛け布団の中に入り込むと、夏美の細い脹脛を撫でつつ、ゆっくりと這い上がってゆく。

「ふっ……ん」

 瑶子が夏美の声で甘い吐息を漏らし、足をくねらせている。その太ももを愛撫しながら股間にたどり着いた隆也は、そのまま顔を埋めた。

「あっ!やんっ。そ、そんなっ……い、いきなり?」
「うん。んっ……」
「やだっ……あっ、あんっ。やぁ〜っ」

 隆也は指で陰唇を広げると、舌を伸ばして直接クリトリスを舐めた。
 甘酸っぱい独特の味。そして少しだけ感じるアンモニア臭。
 それでも隆也は瑶子が変身した伊出河夏美の股間に顔を埋め、何度も舐め弄った。

「ふあぁ……。あっ、はぁ〜。あっ、うっ、うっ」

 掛け布団が異様に盛り上がり、見えない状態で股間を舐められている。
 しかも、中学で仲良く遊んでいた伊出河夏美の体になっているのに。
 自分の体とは違った感覚、そしてシチュエーションに瑶子は喘ぎ悶えた。

「や、やぁ……。あ、あっ。ちょっと……た、隆也ぁ」
「隆也じゃなくて織河君って呼んでくれよ。じゃないともっと……」
「うあっ!あっ、だ、だめぇっ……あっ、お、織河君っ。そこっ……そんなに弄っちゃだめぇっ」

 隆也の部屋に夏美の喘ぎ声が響いた。
 愛液が敷布団に垂れるほど膣口から溢れている。
 セックスの準備が整った状態であるが、隆也はまだいきり立った肉棒を挿入しようとはせず、彼女のお腹を愛撫しながら、ゆっくりと這い上がっていった。

「はぁ、暑かった。伊出河さんのアソコ、すごく美味しかったよ」
「バ、バカっ……。そんな恥ずかしい事を目の前で言わ……んんっ!んっ」
「んっ……んっ」
「ふぅん。んっ……んん……」

 掛け布団の中から出てきた隆也が強引に唇を奪った。
 目を丸くして驚いた瑶子だが、唇を割って入ってきた舌が口内を犯し始めると、ゆっくりと目を閉じ彼の背中を抱きしめた。
 舌を絡ませ、歯の裏をいやらしく舐め回す隆也は、彼女の足の間に自分の足を割り込ませ、強引に開かせた。
 そして伸ばしていた両膝を折り、上半身を丸めながら勃起した肉棒を濡れた陰唇に触れさせた。

「んっ!」

 瑶子はその感触に気づき目を開いたが、彼はディープキスを続けながらゆっくりと腰を引き付けた。

「んんっ!んっ、んん〜」

 隆也の背中を抱きしめる細い腕に力が入る。
 どうやら夏美は初めてではないらしく、陰唇にめり込んだ亀頭が膣口に滑らかに入ると、そのまま肉茎をも飲み込んでいった。

「んふっ……。は、はぁ、はぁ。た、隆也ぁ〜」
「すげぇ締め付けっ」
「は、入ってる。隆也のオチンチンが……夏子の中に」
「ああ。このまま動くぞ」
「う、うん……。うっ、うあっ。はぁ、はぁ、あっ、あんっ」
「織河君って呼んでくれよ。その伊出河さんの喘ぎ声と一緒に、俺を苗字で呼んでくれよ」
「んっ、あっ。織河君っ、すごいよ。んはっ、織河君のオチンチンが私の中で暴れてるぅ〜」
「はぁ、はぁ。マ、マジですげぇっ!」

 その容姿だけではなく、喘ぎ声も隆也の呼び方も伊出河夏美だった。
 腰を突くたびに顎を上げながら悶える夏美の姿に、瑶子の気配はない。
 瑶子が意識しているのかは分からないが、声の出し方も普段の瑶子とは思えなかった。
 声色が変わると、こんなにも雰囲気が変わるのか。
 腰を振りながら掛け布団を床に落とした隆也は、そんな風に思った。

「んっ、んっ、んっ。あ、あっ、ああっ」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「ううっ。あぁっ、気持ちいいよぉ。な、夏美の体っ……す、すごいぃ〜」
「そんなに気持ちがいいのか?」
「すごいっ、すごいよぉ……ひゃうっ!」

 隆也が背中を丸めながら乳首に吸い付くと、彼女は声を裏返しながら悶えた。
 同姓とはいえ他人の体が発する快感は新鮮であり、自分の体の感じ方とは明らかに違うようだ。
 普段の瑶子を知っている隆也にとっては、この如何にも感じているという仕草がたまらない。
 突けば突くほど、愛撫すればするほどストレートに表現する夏美の姿に、隆也は夢中で腰を振った。

「あ、あっ、あっ、あんっ!ちょ……ああっ。そんなに激しくしちゃ……ああんっ」
「はぁ、はぁ、伊出河さんっ、伊出河さんっ」
「やだっ。はぁ、はぁ。あっ、だめっ。わ、私っ……イッちゃうよぉっ」
「俺もっ。もう出そうだっ。はぁ、はぁ」
「やぁっ、あんっ、あ、あ、あ、あっ、ああっ、はぁ、はぁ。あっ、イクッ、イクッ、イクぅ〜っ!」
「はぁ、はぁ、はぁ……うっ!……うっ……うっ」

 挿入して、ほんの五分ほどだろうか?
 隆也も瑶子も、そのセックスの気持ちよさにあえなく絶頂を迎えてしまったようだ。
 虚ろな瞳で横たわる夏子の膣から引き抜いた隆也は、滑った肉棒を素早くしごいて、彼女の腹部に射精したのだった。
 
 


「はぁ、はぁ、はぁ……」

 隆也は夏美の腹部に精液を乗せたまま、横に寝転んだ。
 夏子の体が放ったオーガズムの余韻に浸る瑶子が大きく呼吸をする度に彼女の腹部が上下に動き、次第に精液が敷布団に流れていった。

「はぁ、はぁ、ふぅ〜。瑶子、すげぇ良かったよ」
「……私も。夏美の体がこんなに気持ちいいなんて思って無かったよ。他人の体って随分と感じ方が違うんだね」
「そうなのか?俺にはよく分からないけど」
「びっくりしちゃった」
「すごい喘ぎ方だったもんな。いつもの瑶子と全然違ってたよ。マジで伊出河さんとセックスしてるみたいだった」
「私だってあんなに声が出るなんて思わなかったもん」
「でもすげぇよな。他人の体になって快感を楽しめるなんて。俺も一度体験してみたいよ」
「残念だけど、私しか変身出来ないからね。でも……」
「でも?」
「隆也が他の女性とエッチしたいって言うなら……変身してあげてもいいかな?」
「え?それ、マジで!?」
「まあ……ね。私も他の女性がどんな風に感じるのか体験してみたいし」
「へぇ〜。瑶子からそんな事を言い出すなんて思わなかったよ」
「ちょっとした心境の変化かな」

 瑶子はクスッと笑うと、ゆっくりと目を閉じた。

「瑶子?……え!?」

 夏子になっていた瑶子の体が次第に変化し始めると、隆也は一瞬、顔を強張らせた。

「なっ……あ、姉貴!?」
「どう?今度は隆也のお姉さんなんて。すごいね、もう結婚して子供もいるんでしょ。なのにこのスタイルなんだから」
「む、無茶苦茶言うなよ。どうして姉貴なんだよ」
「いいじゃない。本当の体じゃないんだから……ねえ隆也。今度はお姉ちゃんとエッチしようよ。姉弟でエッチするなんて興奮するでしょ。人妻になった私とセックスしたいと思わない?」
「か、勘弁してくれよ〜」
「だめよ。お父さんとお母さんが帰って来るまでに済まさなきゃ……分かっているわよね」
「冗談はよしてくれ。頼むよ瑶子〜!」

 こうして瑶子は六歳年上で、既婚者である隆也の姉に変身し、セックスを強要したのだが……結局隆也の肉棒が勃たなかったので実現しなかったらしい!?
 

頼むよ瑶子……終わり