雲ひとつない青空に、ふわりと浮かぶ人影が二つ。人には見えない半透明な人影は、若い男性だった。
名は平治と海十。高校三年生になった彼らは学校を休むと、ある薬を使って「幽体」となり、オフィス街を漂っていた。
(他人にの体に乗り移るのって難しいんだぞ)
(そう言われても、まだ試したことないから分からないよ)
(死人ならともかく、生きている人間の体に入り込んで支配するんだ。体の持ち主が抵抗しないはずがないだろ)
(言っていることは何となく分かるけどな)
(まあ、実際に体験しないと分からないか。闇雲に体を奪おうと思っても絶対に無理だから)
(へぇ〜。体に入り込めばいいなら簡単な気がするけど)
(だからそんなに簡単に入り込めないんだって)
(こんな感じで幽体になっていても?)
(ああ)
(う〜ん。やっぱりよく分からないな)
(兎に角、相手に油断っていうか隙を作らなきゃならないんだ。寝ているだけじゃ拒否される。それは俺が実際に体験してるから)
(気絶させるのか?)
(いや。端的に言うと、イカせればいいんだ。イッた瞬間は意識が飛ぶから、その隙に入り込めばいい。入り込むというよりは、相手の魂と融合するって感じだけど)
(イカすって、どうやって?俺達、幽体だから触れないんじゃないの?)
(いや、それは心配しなくていい。あの女性で試してみるか)
二人が見ているのは、公園のベンチに座り、一人でパンを食べている若い女性だった。
今年社会人になったばかりだろうか?
黒いショートカットで幼さが残る顔立ち。
紺色のリクルートスーツに身を包む彼女は初々しく見えた。
(軽くイカせて意識が緩くなった時に入り込み、彼女の融合しなければ上手く乗っ取れない)
(へぇ〜。どうやってイカすんだよ)
(念をこめて幽体を半実体化させ、直接触るんだよ。ちょっとコツが必要だけど)
(なるほどな)
(よく見とけよ。見本を見せてやるから)
(ああ)
平治は人の形をしていた幽体をくるりと回転させ、人魂のような原型を留めない状態に変化すると、勢いよく女性に近づいた。そして、彼女の容姿を確かめるように周囲を回ったあと、足元に移動し膝上まであるタイトスカートの裾から中に入り込んでしまった。別にスカートの生地をすり抜ける事も出来るのだが、そうやって入り込むのが彼のポリシーなのだ。
幽体がタイトスカートの中に消えてしばらくすると、女性に変化が現れ始めた。
パンを口に運んでいた手を止め、下腹部を見ている。一旦座りなおしたが、違和感があるのかまたお尻を上げて座りなおした。パンを持っていない左手をタイトスカートの上に乗せ、しきりに足を動かしている。
平治が彼女に何かしているのだろうか。
(あいつ、何してるんだ?)
物理的な制限を受けない状態と、念をこめて物体を触れる状態を上手く使い分ける。
平治はそれぞれの特徴を生かし、パンストやパンティなどは素通りして、陰唇に隠れているクリトリスに半実体化した幽体を擦りつけているのだ。
「い……や……」
その感覚に戸惑い、顔を赤らめた彼女はベンチの紙袋にパンを置くと、周りを気にしながら両手でタイトスカートを押さえた。
「うっ。んっ。な、何?この感じ……」
絶えずクリトリスを弄られ、下半身が疼き始める。
彼女はたまらずベンチから立ち上がった。しかし、弄られる感覚はついてくる。
「あっ。えっ!?ちょ……んんっ!」
女性の口から吐息が洩れた。湿り気を帯びた膣の中に、何かが入ってくる感覚。
最初は虫かと思ったが、そうではないようだ。膣壁が擦られ、Gスポットが内側からグイグイと押される。
(や、やだっ。そ、そんな……。な、中で動かないでっ!)
折角立ち上がったのだが、足に力が入らなくなりまたベンチに座り込んでしまう。
クリトリスとGスポットを弄られ、彼女としては人前でなければ大きく喘ぎたいところだ。閉じていた足が自然に開き、艶かしい声が出ないよう両手で口を塞いでいる。
「んっ、んっ」
(あっ!やだっ。こ、こんなところで……)
彼女は体をビクンと震わせ、ローヒールのかかとを浮かせた。
その様子を見ていた海十はドキドキしていた。眉をゆがめ、今にもイキそうな表情にコキたいと思ったが、幽体の彼に肉棒は付いていない。
「んっ!!」
彼女が短く声を挙げ、背中を反らせた。そして、目を充血させながらうっとりとした表情に変化する。
その瞬間、クリトリスを弄っていた幽体が膣の中に勢いよく入り込み、表面上には見えなくなってしまったのだ。
「ぁっ……はぁ〜」
全身に力を入れ、声を殺して喘いだ彼女の両手が口元から離れた。浮いていたかかとも地面に付き、大きく呼吸をしている。
「はぁ〜、はぁ〜、ふぅ〜」
赤らいでいた表情も戻り、落ち着きを取り戻したようだ。
その様子を見ていた海十は、ゆっくりと彼女に近づいた。
「いるのか?海十」
彼女は正面を向いたまま、誰もいない空間に呟いた。
名は平治と海十。高校三年生になった彼らは学校を休むと、ある薬を使って「幽体」となり、オフィス街を漂っていた。
(他人にの体に乗り移るのって難しいんだぞ)
(そう言われても、まだ試したことないから分からないよ)
(死人ならともかく、生きている人間の体に入り込んで支配するんだ。体の持ち主が抵抗しないはずがないだろ)
(言っていることは何となく分かるけどな)
(まあ、実際に体験しないと分からないか。闇雲に体を奪おうと思っても絶対に無理だから)
(へぇ〜。体に入り込めばいいなら簡単な気がするけど)
(だからそんなに簡単に入り込めないんだって)
(こんな感じで幽体になっていても?)
(ああ)
(う〜ん。やっぱりよく分からないな)
(兎に角、相手に油断っていうか隙を作らなきゃならないんだ。寝ているだけじゃ拒否される。それは俺が実際に体験してるから)
(気絶させるのか?)
(いや。端的に言うと、イカせればいいんだ。イッた瞬間は意識が飛ぶから、その隙に入り込めばいい。入り込むというよりは、相手の魂と融合するって感じだけど)
(イカすって、どうやって?俺達、幽体だから触れないんじゃないの?)
(いや、それは心配しなくていい。あの女性で試してみるか)
二人が見ているのは、公園のベンチに座り、一人でパンを食べている若い女性だった。
今年社会人になったばかりだろうか?
黒いショートカットで幼さが残る顔立ち。
紺色のリクルートスーツに身を包む彼女は初々しく見えた。
(軽くイカせて意識が緩くなった時に入り込み、彼女の融合しなければ上手く乗っ取れない)
(へぇ〜。どうやってイカすんだよ)
(念をこめて幽体を半実体化させ、直接触るんだよ。ちょっとコツが必要だけど)
(なるほどな)
(よく見とけよ。見本を見せてやるから)
(ああ)
平治は人の形をしていた幽体をくるりと回転させ、人魂のような原型を留めない状態に変化すると、勢いよく女性に近づいた。そして、彼女の容姿を確かめるように周囲を回ったあと、足元に移動し膝上まであるタイトスカートの裾から中に入り込んでしまった。別にスカートの生地をすり抜ける事も出来るのだが、そうやって入り込むのが彼のポリシーなのだ。
幽体がタイトスカートの中に消えてしばらくすると、女性に変化が現れ始めた。
パンを口に運んでいた手を止め、下腹部を見ている。一旦座りなおしたが、違和感があるのかまたお尻を上げて座りなおした。パンを持っていない左手をタイトスカートの上に乗せ、しきりに足を動かしている。
平治が彼女に何かしているのだろうか。
(あいつ、何してるんだ?)
物理的な制限を受けない状態と、念をこめて物体を触れる状態を上手く使い分ける。
平治はそれぞれの特徴を生かし、パンストやパンティなどは素通りして、陰唇に隠れているクリトリスに半実体化した幽体を擦りつけているのだ。
「い……や……」
その感覚に戸惑い、顔を赤らめた彼女はベンチの紙袋にパンを置くと、周りを気にしながら両手でタイトスカートを押さえた。
「うっ。んっ。な、何?この感じ……」
絶えずクリトリスを弄られ、下半身が疼き始める。
彼女はたまらずベンチから立ち上がった。しかし、弄られる感覚はついてくる。
「あっ。えっ!?ちょ……んんっ!」
女性の口から吐息が洩れた。湿り気を帯びた膣の中に、何かが入ってくる感覚。
最初は虫かと思ったが、そうではないようだ。膣壁が擦られ、Gスポットが内側からグイグイと押される。
(や、やだっ。そ、そんな……。な、中で動かないでっ!)
折角立ち上がったのだが、足に力が入らなくなりまたベンチに座り込んでしまう。
クリトリスとGスポットを弄られ、彼女としては人前でなければ大きく喘ぎたいところだ。閉じていた足が自然に開き、艶かしい声が出ないよう両手で口を塞いでいる。
「んっ、んっ」
(あっ!やだっ。こ、こんなところで……)
彼女は体をビクンと震わせ、ローヒールのかかとを浮かせた。
その様子を見ていた海十はドキドキしていた。眉をゆがめ、今にもイキそうな表情にコキたいと思ったが、幽体の彼に肉棒は付いていない。
「んっ!!」
彼女が短く声を挙げ、背中を反らせた。そして、目を充血させながらうっとりとした表情に変化する。
その瞬間、クリトリスを弄っていた幽体が膣の中に勢いよく入り込み、表面上には見えなくなってしまったのだ。
「ぁっ……はぁ〜」
全身に力を入れ、声を殺して喘いだ彼女の両手が口元から離れた。浮いていたかかとも地面に付き、大きく呼吸をしている。
「はぁ〜、はぁ〜、ふぅ〜」
赤らいでいた表情も戻り、落ち着きを取り戻したようだ。
その様子を見ていた海十は、ゆっくりと彼女に近づいた。
「いるのか?海十」
彼女は正面を向いたまま、誰もいない空間に呟いた。
コメント
コメント一覧 (6)
本来の身体の持ち主の抵抗というのは良い設定ですね!
外側からは何をされているのか分からないのもソソられます。
想像力が刺激されてかなりハァハァできましたw
どうもありがとうございます!
すんなり乗り移るのではなく、訓練して乗り移れるようになる様がメインのお話です。
……と言いながらも、結構すんなりと乗り移れるかもしれませんがw
まだ殆ど書いていないのでどうなるか分かりません(^^
大人の女性の様で期待大です^^
弄りまくってあげて下さいw
そうですね。
海十が憑依する過程をメインとするのですが、折角なので平治に職場の女性とレズってもらいましょう!
ありがとうございます!