「な、何するの?」
「パンティを濡らすの、手伝ってもらうの」
「俺が?」
「そう」
「ど、どうやって?」
「こうやって」
加賀さんは微笑むと、足を崩して座っている俺を跨ぐように立った。
そして、そのまま俺の上に腰を下ろし始めたのだ。
「膣の奥にある愛液までパンティに染みこませてあげるよ」
「そ、それってまさか……」
「ふふ、分かった?」
勃起した肉棒をパンティごと掴んだ加賀さんは、照準を合わせながらゆっくりと腰を沈めた。
「んんっ!」
「ううっ」
まさかそんな事までする!?
肉棒がパンティの生地を巻き込みながら、加賀さんの膣に入り込んでゆく。
その様子はスカートで隠れて見えないが、この感触から明らかにそうであった。
「生地が擦れて……んっ。ああっ、はぁ、はぁ、はぁ」
「くっ、ぜ、全部入った……」
「う、うん。木杉君のチンポがパンティごと膣に入っちゃった。こうしないとパンティを膣の奥まで入れられないでしょ」
俺の太ももの上に完全に座り込んだ加賀さんは、シャンプーの香りを漂わせながら抱きついてきた。
上半身に加賀さんの温もりを感じる。そして下半身には膣の温もりを。
「すごいね。木杉君のチンポ、子宮口まで届いてるよ。お腹が押される感じがするもん」
「そ、そうなのか?」
「うん。膣の中でチンポがヒクヒクしてる。感じてくれているんだね」
「あ、当たり前だろ。か、加賀さんと繋がっているんだから」
「しばらくこのままでもいい?」
「あ、ああ」
加賀さんが俺を力いっぱい抱きしめた。
それに連動して、膣壁が肉棒を締め付けた感じがする。
俗に言う「タンポン」のように、膣の中に入り込んだパンティは愛液を吸い取っているのだろうか?
俺にはよく分からなかった。
抱きしめた腕を緩め、俺の頬や首筋、肩に掛けて丹念に愛撫してくれる。
彼女の柔らかい唇が触れ、舌で舐められると寒気を伴う体の震えが起こった。
繋がったまま抱き合い、俺を慰めてくれる。
啓吾が加賀さんの顔、体、声を使ってここまでしてくれるなんて。
宿題くらい、幾らでも見せてやるという気持ちになった。
「じゃあ一回抜くね」
「あ、ああ……」
膝をゆっくりと立てながら肉棒を抜き始めた加賀さん。
パンティの生地が肉棒に擦れて妙に気持ちが良かった。
「んっ!抜けた。膣の中にパンティが残っちゃったね」
目の前でスカートを捲り、俺に股間を見せつける。
確かに加賀さんの膣から白いパンティがぶら下がっている状態になっていた。
それがまたいやらしい。
「どうぞ。木杉君にあげるよ」
「どうぞって……」
「引き抜いてよ。自分の手で」
「お、俺が……引き抜くのか?」
「引き抜きたいでしょ?」
「そ、そりゃ……まあな」
「遠慮しなくていいよ。はい」
加賀さんはスカートを両手で捲ったまま、股間を突き出した。
すごい格好だな。
俺はドキドキしながら白いパンティを掴むと、ゆっくりと下に引っ張り始めた。
「あんっ。膣の中でパンティが擦れるっ」
わざとらしく悶えているように思える。
そのままズルズルと引っ張ると、完全に色が変わったパンティが俺の手に落ちた。
「結構臭いかもしれないけど、私からの誕生日プレゼントだから受け取ってね」
こんな誕生日プレゼントをもらった男性がこの世に何人いるだろうか?
そんな事を思いながら絨毯の上に置いた俺は、加賀さんの行動をじっと見ていた。
「兎島さんはイッちゃったから、私をイカせてくれるよね」
「い、いいのか?しちゃっても」
「そのためにここにいるんだから。好きなようにしていいんだよ」
「ほ、ほんとに……いいんだな?」
「あっ、でも……お尻の穴はまだ開発されていないから止めてね。そ、それに……は、恥ずかしいし……」
いつも元気溌剌な加賀さんが恥らっている――というか、啓吾が恥じらいを演じているという方が正しいか。
普段見たことが無い恥じらいに意外さを感じつつ、「それはしないから。俺も恥ずかしいし」と答えた。
「あ、そうだ。木杉君は私が陸上部で運動している姿にそそられるんだよね」
「えっ。そ、そうだけど」
「じゃあ、ちょっと待ってくれる?」
何を閃いたのか、加賀さんは俺が見ている前で制服を脱ぎ始めた。
赤いリボンに半袖のベスト、そして白いブラウス。
いとも簡単に脱ぎ終えた後、白いブラジャーとスカートも脱ぎ捨てた。
一生見ることは出来ない加賀さんの裸体が俺の目の前にある。
しかも、胸や股間を隠さずに堂々と立っているのだ。
「このまま抱きたい?」
「で、出来れば」
「ふふ。このままセックスしてもいいけど、折角だからもっと木杉君を興奮させてあげる」
「ど、どうやって?」
「それはねぇ〜」
悪戯っぽく微笑むと、加賀さんはタンスの中から服を取り出した。