キッチンでワイングラスと冷蔵庫で冷やしていたワイン、チーズを用意した裕子がソファーに座っている鎮雄の元に歩いた。
その後ろから透明人間になっている沖村が付いてゆく。
「チーズしか無かったけど」
「ああ、いいよそれで」
「うん」
大き目のソファー。
若干緊張した趣で鎮雄の隣に少し離れて座った。
幾分浅く座っているのは、後ろに沖村が座っているからだ。
深く腰掛けた沖村の股の間に納まっている。
裕子の座っている周りが少しへこんでいる様に見えるが、鎮雄は気づいていなかった。
その後ろから透明人間になっている沖村が付いてゆく。
「チーズしか無かったけど」
「ああ、いいよそれで」
「うん」
大き目のソファー。
若干緊張した趣で鎮雄の隣に少し離れて座った。
幾分浅く座っているのは、後ろに沖村が座っているからだ。
深く腰掛けた沖村の股の間に納まっている。
裕子の座っている周りが少しへこんでいる様に見えるが、鎮雄は気づいていなかった。
「乾杯しようか」
「うん……」
コルクを抜き、グラスに注ぎ込まれた赤いワイン。
二人はそれを持って乾杯した。
目の前にあるテレビには、トレンドドラマが流れている。
それを見ながら少しだけチーズをかじり、またワインを飲む鎮雄。
裕子はその様子を見ながら、ワインを口にした。
「何か嫌な事でもあったのか?」
「えっ」
「珍しいから。今日の裕子が」
「そ、そうかな」
「俺で相談に乗れるのなら何でも話してくれよ。夫婦なんだから」
「うん、ありがと」
二口ほど飲んだだけなのに、すでに顔が赤くなり始めている鎮雄の笑顔に安らぎを感じた。
しかし、裕子の太ももには沖村のいやらしい手が這い回っている。
パジャマの生地が太ももに張付いているのでほとんど分からないが、裕子はその手の重みと動きを感じていた。
また鎮雄がワインを口にしている。
出来ればそれ以上飲んでほしくなかった。
いや、逆に飲んで眠ってしまえば沖村に体を弄られている事がバレずに済む。
鎮雄に助けてほしいという気持ちと、気づかれたくないという気持ちが交差していた。
その間にも、沖村の手は鎮雄がいる目の前で裕子の体を弄んでいた。
パジャマの裾に隠れて見えない股間。
その裾に入り込んだ沖村の手が、パジャマのズボンを軽く引っ張り上げ始めた。
傍からは、生地が勝手に股間に食い込み、割れ目を形成してゆくように見える。
「あまり会社は楽しくないのか?」
「ううん。そんなことないけど」
「嫌いな奴がいるとか」
「……そうね。あまり好きでない人もいるけど」
「そうなんだ。それって男性?それとも女性?」
「女性はみんな親しく付き合ってるよ。女友達の間では嫌な思いをしたことがないの」
「ということは、男性か」
「まあ……ね」
裕子は時折、足をもじもじさせながら言葉を返した。
ズボンとパンティの生地が完全に食い込んで割れ目を左右に割いている。
その割れ目が上から下に、また下から上に広がる様は、まるで指に弄られているかに見えた。
それで裕子は何とか平静を装っていた。
「どんな男性なんだ?」
「どんなって……」
今、ここで私の体を弄んでいる男なのっ!
と言いたかった。
風呂上り、洗濯仕立ての綺麗なパンティに愛液がにじみ始め、シミが出来る。
感じたくないのに、感じてしまう体。
鎮雄に申し訳ない気持ちでいっぱいの裕子だが、パジャマの裾に隠れたところでズボンの中に入り込んできた手が更に体を感じさせた。
今まで食い込んでいた生地が内側から膨れ上がり、数本の指の形が浮かびあがる。
その形は裕子を感じさせるよう、歪に動いていた。
閉じていた足が微妙に開いている。
それは、沖村が強引に開かせている訳ではなかった。
「会社でセクハラされているとか」
「会社……で?」
「よくあるじゃないか。後ろから肩を叩かれたり、不意にお尻を触られたりとか」
「あ、ああ。そうね」
それどころではなく、目の前でクリトリスを弄られ、膣に指を入れられているのだ。
更には、鎮雄から見えない反対側の裾が少し捲れて、中に手が入り込んできた。
そして、ブラジャーの上から胸を揉まれ始めたのだ。
ゆっくりと胸を揉む動作は、よく観察しなければ分からない。
すでに酔いが回り、話をしながら虚ろな目をしている鎮雄に気づけるはずがなかった。
思わず、切ない声を出してしまいそうだ。
「セクハラされているのなら……はぁ。俺が助けてやるから……な」
「う、うん」
グラスに入っていたワインをほとんど飲み干してしまった鎮雄は、今にも眠ってしまいそうだ。
異様に重くなった瞼を必死にこじ開けようと頑張っている。
「鎮雄……ぁっ。はぁ……」
指の腹でクリトリスを弄られ、片側の乳首を執拗に摘まれている。
もう鎮雄の意識がほとんどないと感じた沖村は、足を絡めて大きく開かせた。
「やだ……んっ」
密かに動いていたズボンの生地が激しさを増す。
いやらしい音が蠢く生地の中から聞こえているが、あと一分も経たないうちに眠りについてしまいそうな鎮雄の耳には届いていなかった。
自分の妻が目の前で悪戯されているにも関わらず、睡魔に負け眠りにつこうとしているのだ。
「んっ、あっ。いやっ……はぁ、はぁ。んんっ」
パジャマの生地越しに乳首を弄る手と、股間に忍び込んだ手を掴む。
しかし、その動きを制止することは出来ない。
鎮雄に視線を移すと、もう瞼を閉じてしまっていた。
(どうだい?旦那の前で弄られるのは。随分と興奮しているようだけど)
「や、やめて。もう許して」
(こんなにぐちゃぐちゃに濡らしながら何言ってるんだよ。俺にもっと弄って欲しいんだろ)
「そんなことあるはずが……あっ、あはぁ」
(そんなに乳首が気持ちいいのか?じゃあ乳首を重点的に弄ってやるよ)
「やっ!ちょっ……んくっ!」
股間の盛り上がりが消え、パジャマが自然に捲りあがる。
そしてブラジャーがずり上がり、乳首が伸びてねじれ始めた。
必死で見えない腕を掴んで引き離そうとするが、その異様な光景に不覚にも興奮している自分がいる事を認識していた。
横には鎮雄が寝ている。
俯くと見えない手に弄られ、勃起している乳首がある。
足を閉じようと思っても、見えない足が絡まっていて閉じられない。
「やだ……んんっ。うっ……はぁ。あっ……あっ。あんっ」
乳房が数箇所へこみ、そして不規則に動いている。
絞るように摘まれた乳首から驚くほどの快感が押し寄せてきた。
「はぁ、はぁ。あっあんっ。んっ……んんっ」
今度は勃起した乳首が乳房の中にめり込み、そのままぐりぐりと回される。
裕子は上半身を反らしながら、その執拗な前戯に耐えつづけた。
(そろそろ欲しくなったんじゃない?)
「はぁ、はぁ。んふぅ……」
(欲しいなら入れてあげるよ。もう十分濡れているだろうからね)
またパジャマの股間が盛り上がり、膣の中に指がめり込んできた。
(これはすごいな、まるで洪水だ。旦那の前で弄られるのがそんなに気持ちよかったんだ)
「い、いや……んっ」
(せっかくだから寝室で楽しもうか。旦那はこのまま寝かせておけばいいだろ)
「そ、そんな。私、そんな事できない」
(こんなに濡らしておいて?)
「ううん……。ああ。裕子、俺……いつの間にか寝てしまったんだ」
「し、鎮雄」
「ごめんな。何の話をしていたんだっけ」
「あ……ううん。いいの。今日はもう寝ようよ」
「……そうだな。前よりもアルコールに弱くなった気がするよ。たまには飲まないとダメだな。ははは……」
頭が回っていない鎮雄は、ふらりと立ち上がると寝室へと消えていった。
(さあ。俺たちも寝室に行こう)
「な、何言ってるのよ。鎮雄がいるのにっ」
(あの状態じゃ、居ても居なくても同じさ。それに、旦那に見られているほうが興奮するだろ?)
「きゃっ!」
不意に体が持ち上げられた。
お姫様抱っこされているのだが、裕子が宙に浮いているように見える。
そして、そのまま裕子は鎮雄が眠る寝室へと運ばれたのだった。
「うん……」
コルクを抜き、グラスに注ぎ込まれた赤いワイン。
二人はそれを持って乾杯した。
目の前にあるテレビには、トレンドドラマが流れている。
それを見ながら少しだけチーズをかじり、またワインを飲む鎮雄。
裕子はその様子を見ながら、ワインを口にした。
「何か嫌な事でもあったのか?」
「えっ」
「珍しいから。今日の裕子が」
「そ、そうかな」
「俺で相談に乗れるのなら何でも話してくれよ。夫婦なんだから」
「うん、ありがと」
二口ほど飲んだだけなのに、すでに顔が赤くなり始めている鎮雄の笑顔に安らぎを感じた。
しかし、裕子の太ももには沖村のいやらしい手が這い回っている。
パジャマの生地が太ももに張付いているのでほとんど分からないが、裕子はその手の重みと動きを感じていた。
また鎮雄がワインを口にしている。
出来ればそれ以上飲んでほしくなかった。
いや、逆に飲んで眠ってしまえば沖村に体を弄られている事がバレずに済む。
鎮雄に助けてほしいという気持ちと、気づかれたくないという気持ちが交差していた。
その間にも、沖村の手は鎮雄がいる目の前で裕子の体を弄んでいた。
パジャマの裾に隠れて見えない股間。
その裾に入り込んだ沖村の手が、パジャマのズボンを軽く引っ張り上げ始めた。
傍からは、生地が勝手に股間に食い込み、割れ目を形成してゆくように見える。
「あまり会社は楽しくないのか?」
「ううん。そんなことないけど」
「嫌いな奴がいるとか」
「……そうね。あまり好きでない人もいるけど」
「そうなんだ。それって男性?それとも女性?」
「女性はみんな親しく付き合ってるよ。女友達の間では嫌な思いをしたことがないの」
「ということは、男性か」
「まあ……ね」
裕子は時折、足をもじもじさせながら言葉を返した。
ズボンとパンティの生地が完全に食い込んで割れ目を左右に割いている。
その割れ目が上から下に、また下から上に広がる様は、まるで指に弄られているかに見えた。
それで裕子は何とか平静を装っていた。
「どんな男性なんだ?」
「どんなって……」
今、ここで私の体を弄んでいる男なのっ!
と言いたかった。
風呂上り、洗濯仕立ての綺麗なパンティに愛液がにじみ始め、シミが出来る。
感じたくないのに、感じてしまう体。
鎮雄に申し訳ない気持ちでいっぱいの裕子だが、パジャマの裾に隠れたところでズボンの中に入り込んできた手が更に体を感じさせた。
今まで食い込んでいた生地が内側から膨れ上がり、数本の指の形が浮かびあがる。
その形は裕子を感じさせるよう、歪に動いていた。
閉じていた足が微妙に開いている。
それは、沖村が強引に開かせている訳ではなかった。
「会社でセクハラされているとか」
「会社……で?」
「よくあるじゃないか。後ろから肩を叩かれたり、不意にお尻を触られたりとか」
「あ、ああ。そうね」
それどころではなく、目の前でクリトリスを弄られ、膣に指を入れられているのだ。
更には、鎮雄から見えない反対側の裾が少し捲れて、中に手が入り込んできた。
そして、ブラジャーの上から胸を揉まれ始めたのだ。
ゆっくりと胸を揉む動作は、よく観察しなければ分からない。
すでに酔いが回り、話をしながら虚ろな目をしている鎮雄に気づけるはずがなかった。
思わず、切ない声を出してしまいそうだ。
「セクハラされているのなら……はぁ。俺が助けてやるから……な」
「う、うん」
グラスに入っていたワインをほとんど飲み干してしまった鎮雄は、今にも眠ってしまいそうだ。
異様に重くなった瞼を必死にこじ開けようと頑張っている。
「鎮雄……ぁっ。はぁ……」
指の腹でクリトリスを弄られ、片側の乳首を執拗に摘まれている。
もう鎮雄の意識がほとんどないと感じた沖村は、足を絡めて大きく開かせた。
「やだ……んっ」
密かに動いていたズボンの生地が激しさを増す。
いやらしい音が蠢く生地の中から聞こえているが、あと一分も経たないうちに眠りについてしまいそうな鎮雄の耳には届いていなかった。
自分の妻が目の前で悪戯されているにも関わらず、睡魔に負け眠りにつこうとしているのだ。
「んっ、あっ。いやっ……はぁ、はぁ。んんっ」
パジャマの生地越しに乳首を弄る手と、股間に忍び込んだ手を掴む。
しかし、その動きを制止することは出来ない。
鎮雄に視線を移すと、もう瞼を閉じてしまっていた。
(どうだい?旦那の前で弄られるのは。随分と興奮しているようだけど)
「や、やめて。もう許して」
(こんなにぐちゃぐちゃに濡らしながら何言ってるんだよ。俺にもっと弄って欲しいんだろ)
「そんなことあるはずが……あっ、あはぁ」
(そんなに乳首が気持ちいいのか?じゃあ乳首を重点的に弄ってやるよ)
「やっ!ちょっ……んくっ!」
股間の盛り上がりが消え、パジャマが自然に捲りあがる。
そしてブラジャーがずり上がり、乳首が伸びてねじれ始めた。
必死で見えない腕を掴んで引き離そうとするが、その異様な光景に不覚にも興奮している自分がいる事を認識していた。
横には鎮雄が寝ている。
俯くと見えない手に弄られ、勃起している乳首がある。
足を閉じようと思っても、見えない足が絡まっていて閉じられない。
「やだ……んんっ。うっ……はぁ。あっ……あっ。あんっ」
乳房が数箇所へこみ、そして不規則に動いている。
絞るように摘まれた乳首から驚くほどの快感が押し寄せてきた。
「はぁ、はぁ。あっあんっ。んっ……んんっ」
今度は勃起した乳首が乳房の中にめり込み、そのままぐりぐりと回される。
裕子は上半身を反らしながら、その執拗な前戯に耐えつづけた。
(そろそろ欲しくなったんじゃない?)
「はぁ、はぁ。んふぅ……」
(欲しいなら入れてあげるよ。もう十分濡れているだろうからね)
またパジャマの股間が盛り上がり、膣の中に指がめり込んできた。
(これはすごいな、まるで洪水だ。旦那の前で弄られるのがそんなに気持ちよかったんだ)
「い、いや……んっ」
(せっかくだから寝室で楽しもうか。旦那はこのまま寝かせておけばいいだろ)
「そ、そんな。私、そんな事できない」
(こんなに濡らしておいて?)
「ううん……。ああ。裕子、俺……いつの間にか寝てしまったんだ」
「し、鎮雄」
「ごめんな。何の話をしていたんだっけ」
「あ……ううん。いいの。今日はもう寝ようよ」
「……そうだな。前よりもアルコールに弱くなった気がするよ。たまには飲まないとダメだな。ははは……」
頭が回っていない鎮雄は、ふらりと立ち上がると寝室へと消えていった。
(さあ。俺たちも寝室に行こう)
「な、何言ってるのよ。鎮雄がいるのにっ」
(あの状態じゃ、居ても居なくても同じさ。それに、旦那に見られているほうが興奮するだろ?)
「きゃっ!」
不意に体が持ち上げられた。
お姫様抱っこされているのだが、裕子が宙に浮いているように見える。
そして、そのまま裕子は鎮雄が眠る寝室へと運ばれたのだった。
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