ロッカールームでトップスの胸元を引っ張り、中を覗き込んでみるとインナートップスの裏生地には白い精子がべっとりと染み込んでいた。
タオルを差し入れ、できるだけ綺麗に拭き取る。もちろん、胸の谷間に零れ落ちた精子も。

「二人がいる前でイッちゃうなんて。私、どうかしてる……」

胸にチ○ポをつけている時点でどうかしているのだが、香夏子の感覚は徐々にずれているような感じだった。

「それにしても気持ちよかったな。パイズリってすごいよ」

拭き取ったタオルを臭ってみると、孝彦の青臭い精子の匂いがした。
そのタオルをロッカーに仕舞うと、蟹股に足を開いてスパッツの股間を確認する。

「……大丈夫。濡れていないわ」

香夏子は大きく深呼吸をすると、少しの時間を経て一ブロック目のメニューをこなすためにエアロビクスのスペースへ向った。


この時間は殆ど参加者がいない。
中年太りのおばさんが数人というところ。
ハードなメニューに付いて来れる筈も無く、おばさんたちは曖昧な体の動かし方で「踊って」いた。
それでも香夏子は笑顔で元気に体を動かしている。
もちろん、汗で滑った胸でパイズリしながら。

「はい、そのまま足を前に出して!ワンツー、GOターン!」

いつもより大きな声で動きもいい。
しかし、途中で言葉が詰まるときがあった。
その瞬間は体の動きもぎこちなくなり、何か満足げな表情をする。
それが六十分の間に二回あった。

「お疲れ様でした〜。ゆっくり体を休めてくださいね〜」

一通りのメニューが終了し、ロッカーへと急ぐ香夏子。
誰もいないことを確認すると、胸元を覗き込んでみた。
汗に混じって、青臭い匂いがトップスの中に篭っている。

「まだ始まったばかりなのに三回もイクなんて」

自分でも信じられなかった。
チ○ポはこんなにも元気なものだったんだ。
そう思いながら、またタオルで拭き取る。
しかし、さすがに射精したまま踊っていたので上手く拭き取れないようだ。
インナートップスの生地を通り越して、オレンジ色の半袖トップスの裏生地にまで染み込んでいる。
この調子で続けるのはまずいと思った香夏子は、一度チ○ポを外してロッカーのショルダーバッグに仕舞った。

「今日は帰るまでつけない方がいいみたい……」

幾ら元気な孝彦のチ○ポだと言っても、立て続けに五回も六回も出来ないだろう。
それに、夜にはやりたい事がある。

その後、香夏子は孝彦と理恵の三人で昼食をとり、午後から四ブロックをこなした――。