降りた駅から五分ほど歩くと、香夏子が勤めているスポーツクラブにたどり着く。

「おはようございます」
「おはようございます。杉浦さん、今日は早いですね」
「うん。ちょっと早く目が覚めちゃってね」

香夏子は準備をしている受付の女性と挨拶を交わした後、スタッフ専用の更衣室に入った。
十個ほどのロッカーが二列、向かい合わせに並んでいる。
その一番奥にあるロッカーを開けた香夏子は、誰も入ってこないことを確認すると着替えを始めた。
スキニージーンズとパンティを脱ぎ、スパッツの下につける肌色のインナーショーツを穿きこむ。そして、七分丈の黒いスパッツで下半身を包み込んだ。
その後、もう一度周囲を確認した香夏子は、ボーダーポロを脱ぎ、ブラジャーを外した。
押し込まれていた胸が開放されたのと同時に、谷間に挟まっていたチ○ポも開放される。

「……このままオチンチンをつけていると気づかれるかな?」

前に倒して軽くしごきながら、ショーツと同じ色のインナートップスを手に取った。
それを着ると、うっすらとチ○ポの頭が浮き出ているように見える。
幸い、二つの玉袋は胸の下に出来た隙間に収まり、見えなくなっているようだ。
香夏子はそのままオレンジ色の半袖トップスを着込んだ。

「これなら見えないわね」

扉の横にある姿見に体全体を映してみると、お臍の上まで裾があるU首のトップスと黒いスパッツという、いつもの香夏子が映っていた。
トップスを着たことで、胸の間に収まっている勃起したチ○ポの盛り上がりも感じられない。

「うふ。これで孝彦君と一緒にいられる」

両手で胸を上下に揺すって、軽くパイズリしてみる。
また、左右の胸を互い違いに揺すってチ○ポに刺激を与えてみた。

「私の胸、すごく気持ちいいな。孝彦君にもほんとにパイズリしてみてあげたいよ」

少し競りあがったトップスを引き下ろした香夏子は、白い靴下と同じく白い屋内用スニーカーに履き替えると更衣室を後にした。