過去作品を掲載します。
挿絵はあさぎりさんに描いていただいたものです。
挿絵はあさぎりさんに描いていただいたものです。
「竜一、いつまで寝ているのよ。今日からお父さんもお母さんも旅行に行ってるんだから起こしてくれないよっ!」
「もう起きてるって。すぐに行くから」
「まったく……」
1階から大きな声で竜一を呼んだのは、3歳年上の秋子。
昨日終業式があり、夏休みに入ると言う今日。
両親が2週間ほどの旅行に出てしまったので、姉の秋子が母親代わりになって竜一を起こしていた。
しかし、竜一は既に起きていた。トランクスだけを穿いて、なぜか部屋の隅で胸にサラシを巻いている。
彼はれっきとした男。

その竜一の体には……何故かふっくらとした大きな胸が付いていた。
「また大きくなってる……これじゃあもうサラシ巻いてもごまかせないよ。一体、どうなっちゃんたんだよ!?僕の体」
そう言った声も、昨日とは比べ物にならないくらい高いキーになっている。
朝起きてから、自分でも薄々気づいていたのだが、この声はまるで姉の秋子の声のようだった。
「竜一っ!」
「わ、分かってるから!」
再度秋子が声を上げる。
急いでサラシを巻き終えた竜一は、青いTシャツと茶色い半パンを穿いて1階に下りていった。
半パンも段々お尻のところが窮屈になって、ウェストのところはダブダブになっている。
なぜか分からないが、竜一は女性の体つきになりつつあるのだ。
「お、おはよう。姉ちゃん」
「……お、遅かったじゃない。今日は優香子(ゆかこ)が遊びにくるんだから早く起きててもらわないと困るのよ」
目の前に現れた竜一の姿を見て、秋子はつい言葉をかけるのが遅れてしまった。
「べ、別に僕には関係ないのに」
「関係あるのよ。それよりほら、パンとジュースを飲んで」
「うん……ねえ、姉ちゃん。ずっと気になってたんだけど、このジュースって何なの?」
「え?何が?」
「このジュースを飲み始めた時から……その……」
「何?」
「僕の体がおかしくなり始めたんだ」
「おかしく?どういう風に?」
秋子は笑いを堪えながら竜一に聞いた。
竜一は自分から言うのが恥ずかしいようで、モジモジしている。
そんな竜一の姿を見て、秋子は今まで隠していた秘密をバラすことにした。
その前に仕上げを――
「分かってるわよ、竜一が言いたいことは。でもその前にちゃんと朝食を食べなさい。分かった?」
「え……あ、うん……」
竜一は言葉少なめに、目の前に出されたパンを食べ、ジュースを飲んだ。
その様子をじっと見詰めていた秋子。
竜一が食べ終わったのを確かめた秋子が、ニヤニヤしながら話を始める。
「ねえ竜一。自分の体がどうなったか分かる?」
「え……だ、大体……」
「女の子みたいになっちゃったんでしょ」
「あっ……ね、姉ちゃん……気づいてたの?」
「当たり前よ。だって私がそうなるように仕向けたんだから」
「ええ!?ね、姉ちゃんが?これって姉ちゃんの仕業だったの?」
「そうよ。ちょうど今日のジュースで終わり。最後に飲んだジュースはすぐに効果が現れるから」
「ど、どういうことだよ。姉ちゃん、僕に何をしたの??」
「あのね〜。実はねぇ〜」
勿体ぶらすような言い方をしながら椅子を立った秋子は、キッチンを出てすぐに戻ってきた。
その手には、丸い手鏡を持っている。
「この鏡で自分の顔を見てみたら?」
「え……僕の顔?」
「そう。見てみて」
「う、うん……」
秋子から手渡された手鏡に、自分の顔を写した竜一。
「……なっ……こ、これって……ね、姉ちゃん!?」
その手鏡に映っていたのは、目の前で竜一を見ている秋子そっくりの顔だった。
気づかなかったが、いつの間にか髪の毛も伸びて先ほど自分で見た色よりも、更に軽い茶色になっている。
「ね、姉ちゃん。僕、一体どうなっちゃったの!?」
「その顔はここに降りてきた時からそうなってたわよ。私も自分がもう一人現れたのかと思って言葉を掛けるの、遅れたんだから。それよりも下。下のほうを確かめてみてよ」
「し、下って……」
「股間のことじゃないの。ほら、早く」
「…………」
手鏡をテーブルに置き、半パンのゴムを引っ張ってその中を見た竜一だったが――
「どう?」
「……な……ないっ」
「何が?」
「ね、姉ちゃんっ!僕の……僕のがなくなってるっ!」
「ふふふ。これで完全に私になっちゃんたんだ。すご〜い」
「す、すご〜いって!どうしてくれるんだよ。早く元に戻してよっ!」
「それは無理よ。そう簡単には戻らないから」
「ど、どういうこと?」
「私が持っている別のジュースを飲まなければならないって事」
「そ、それじゃあ早く持ってきてよ」
「だ〜め。折角私と同じ姿になったんだから」
「何だよそれっ!僕は早く自分の姿に戻りたいんだ。学校では変な目で見られ始めてたんだ。だから早くっ!」
「いいじゃない。もう夏休みになったんだから。それにお父さんもお母さんもしばらく帰ってこないし。私たち二人だけなのよ。フフフ」
「だからって、こんな姿じゃ、僕は外にも出られないじゃないかっ」
「何よそれ。私の姿になったら外に出られないってどういう事よ」
「ど、どうやって外に出ろって言うんだよ。姉ちゃんの姿なんだぞっ!」
「だから私の服を着て外に出ればいいじゃない。私に成りすまして」
「そ、そんな事出来るわけないよ……」
「大丈夫よ。それより、もうすぐ優香子が来るのよ。竜一が私のフリをして会ってよね」
「ど、どうして僕がっ!」
「私は彼氏とデートの約束をしてるのよ。だから午前中は帰ってこないからね」
「……そ、そんな事……出来るわけないって」
「出来るわよ。ほら、私の部屋に来なさい」
「い、嫌だよっ!早く元に戻るジュースを飲ませてよ!」
「ダメだって言ってるでしょ。私の言うことを聞かないなら、ずっと私の姿でいてもいいのよ。どうする?」
「そ、そんな……勝手なことばかり言って」
「フフフ。私のほうが立場は上なんだから。ほら、早くついて来なさいよ」
秋子が手招きしている。
もっと反撃したかったのだが……これ以上言う言葉が思い浮かばない。
「……ね、姉ちゃんが帰ってくるまででいいんだね。姉ちゃんが帰ってきたら元に戻してよ。絶対にっ!」
「分かってるわよ。私の声でそんなに怒鳴らないで。隣の家の人に私が怒鳴っているように聞こえるじゃないの」
「そんなの知らないよ。そ、そうだ!元に戻してくれないのなら、もっと大きな声を出してやるっ!」
「いいわよ。私はそんなことくらいじゃ何とも思わないから。でも、元に戻れなかったら学校はどうするの?お父さんとお母さんに何て言うの?私が前に来ていたセーラー服でも着ていく?」
「…………」
「早くおいでよ。優香子が来るまで、あと30分くらいしかないんだから」
秋子は嬉しそうに自分の部屋に竜一を誘った。
二人並んで歩いていると、双子のように見える。というか、双子にしか見えない。
「はい。この服を着て」
「え、ええっ!僕が……パ……パンティを穿くの!?」
「当たり前じゃないの。女になってるんだから。それとブラジャーと、私の洋服っと!」
タンスの引き出しやクローゼットから、竜一が着るための服を出した秋子。
それらが竜一の足元に置かれる。
「ブラジャーのつけ方、分かる?」
「そ、そんなの僕が知ってるわけないじゃないかっ」
「そりゃそうよね、クスッ。だったら私がつけてあげるわ。ほら、そのTシャツを脱いで」
「…………」
竜一は仕方なくTシャツを脱いだ。
その中からサラシに巻かれた見事な胸が出てくる。
「もう。そんなに無理に押し付けたら胸の形が悪くなるじゃないの」
「そんなの関係ないよ。この胸を隠すのに必死だったんだから」
「無理に隠さなくてもいいのに」
「あのねぇ〜」
「ふふ。じゃあサラシを取ってよ」
「だって……ぼ、僕がブラジャーなんかつけるなんて……男なのに」
「今は秋子でしょ。ほら、こうやって肩紐を腕に通して……そう。で、後ろのホックを止めてからパッドの中に胸を入れるのよ。よいしょっと……」
「あうっ!」
「何変な声を出してるのよ。もしかして感じたの?」
「そ、そんな事ないっ!」
「コレは?」
「あっ……うっ……」
「ほら、気持ちいいんじゃないの。だって私がこうやってされたら気持ちいいんだもの」
「や、止めてよ姉ちゃん……うあっ……」
「私って可愛い顔するのねぇ」
「だ、だから止めてって……」
秋子はブラジャーの中に手を入れて、竜一の乳首をキュッと摘んでいた。
体中に電気が走ったような感覚を覚える竜一。
「うあぁっ、あんっ!」
「うふっ、私より可愛い声出しちゃって」
「や、止めてって……ううっ……あっ」
「竜一ったら面白〜い」
「もうっ!止めてって言ってるだろっ!」
竜一は秋子の手を強引に払いのけた。
キッと秋子を睨みつける。
「ふ〜ん、私ってそんな顔も出来るんだ」
「いい加減にしてよ。こんなの、もうやだよっ!」
「まあまあ、そんな事言わないで。ほら」
「……本当にこれ、僕が着なきゃならないの?」
「当たり前じゃない。でないと優香子に変に思われるじゃない」
「べ、別に僕が変に思われるわけじゃないからいいんだけど」
「そんな事ばっかり言って。ねえ竜一、今は私の体なのよ」
「それがどうしたんだよ」
「竜一は女性なんだよ。これってどういうことか分かる?」
「…………」
「さっき乳首を弄られて気持ちよかったでしょ。ふふ、下のほうはもっと気持ちいいのよ」
「……え……」
「ふふ。早く着なさいよ」
「…………」
竜一の反応を見てニヤリと笑った秋子は、竜一に淡い青色の半袖ワンピースを着させると、
「じゃあ後は頼んだわよ。絶対に優香子にバレちゃダメだからね」
と言って、部屋を出ようとした。
「そ、そんな事言ったって」
「大丈夫よ。優香子の事、よく知ってるでしょ」
「そういう問題じゃないじゃないかっ」
「またそうやって大きな声を出す。私はもっとお淑やかなんだから大きな声は出さないでよ」
「どこが……」
「まあいいわ、じゃあね。あ、そうそう。私の部屋、自由に使っていいからね。ふふふ」
「ちょ、ちょっと……」
軽く手を上げて部屋を出て行ってしまった秋子。
「そんな……絶対無責任だよ……」
竜一は秋子のいないドアを見てそう呟いた。
優香子というのは秋子の親友で、たまに家に遊びに来る女性だ。
竜一は何度か優香子と話したことがある。
姉の秋子とよく似て、活発で明るい感じの女性だ。
その優香子が遊びに来る。
しかし、どうして優香子を呼ぶ日に、わざわざデートに行くのだろう。
計画性がないというか、無責任と言うか――
そんな姉の性格が若干嫌だった竜一。
とにかく、優香子にバレないよう、秋子の真似をしなければならない。
「どうしよう。姉ちゃんの真似なんて出来るのかな……」
そんな事言っても、やらなければバレてしまうのだ。
バレらた変態扱いされるんじゃないか?
要らぬ考えが竜一の頭の中でグルグルと回る。
「……はぁ……」
竜一は仕方なく、秋子の口調を真似しながら優香子と話す練習を始めた。
「……あ……ゆ、優香子さん。じゃないや、優香子。おはよう。元気だった?」
秋子の声だから、それなりの雰囲気で話すと本当に秋子がしゃべっているように思える。
「……う〜ん……優香子……優香子……ねえ優香子」
年上の女性を呼び捨てにする事に抵抗を感じるが、今は秋子になっているのだ。
気にしないように練習を続ける。
「あのね優香子。今日は何しに来たの?優香子ったら面白いわね。どうしてそんな事言うのよ。竜一には世話になりっぱなしなのよ」
適当な言葉を口から出し、女性の、秋子のしゃべり方を真似る竜一。
「やだぁ。そんなはずないよ。竜一はすごくかっこいいもの」
自分で言うのもなんだが、本当に秋子が言っているみたいだ。
そんな事を思いながら、しばらくブツブツと独り言を呟いていた――
ピンポーン
ドキッ!
インターホンを押す音がする。
「は、はいっ」
ドキドキしながら玄関に行き、ゆっくりとドアを開ける。
「やっほ〜。ちょっと早かった?」
黒いショートカットの髪に、クリッとした大きな瞳。
可愛らしい顔立ちだが、スタイルはしっかりと女性らしさをかもし出している。
小さめの白いTシャツに紺色のストレートジーンズという姿をした優香子が手を振りながら竜一を、いや、秋子を見た。
じっと見つめられて、ちょっと赤くなる竜一。
「ん?どしたの?」
「えっ……あ、いや。な、何でもないんだ」
「え?」
「えっ……あっ!な、何でもないわよ。ゆ、優香子、中に入って」
「うん」
顔を引きつらせる竜一を見て、「はて?」と思った優香子だが、まさか目の前にいる秋子が竜一だなんて思っていないだろう。
竜一に進められ、玄関の中へと入った。
「はい。借りてたDVD」
「え……あ……う、うん」
優香子が持っていた小さなビニール袋を竜一に手渡す。
そのビニール袋には、DVDが1枚入っているようだ。
もちろん、そんなDVDを貸していたことなんて竜一が知るはずもなかった。
「結構すごかったよ。私、興奮しちゃった!」
「え……そ、そうなの?」
「何?秋子だって興奮したって言ってたじゃない」
「……あ、はは。そ、そうだっけ」
「……変な秋子」
「は、ははは……」
(そ、そんなの僕が知るわけないじゃないか。何なんだよ、このDVDは)
表は真っ黒のDVDなので、どんな映像が入っているのか分からない。
何度見ても、再生しない限り分からないのだ。
「すごいよね、その男優って」
「えっ?だ、男優……」
「ほら、最初に出てきた男優よ。あんなにおっきいの、始めて見たわ」
「あ、あんなにおっきいのって……」
「何よ、覚えてないの?」
「えっ……あ、ああ。うん……ご、ごめん」
「別に謝らなくてもいいんだけど。じゃあもう一回見てみる?」
「そ、そうね……」
「あはは、朝からこんなの見てたらヤバイかもっ」
そう言って、困惑している竜一からDVDを受け取ると、テレビの下にあったDVDプレーヤーに挿入し、再生を始めた。
テレビ画面に映る映像。
それは……AVのDVDだった。
「なっ……こ、こんなの見てたの?」
いきなり映し出された映像に驚いた竜一。
「こんなの見てたのって、秋子が貸してくれたんじゃないの。すごいよこれって言いながら」
「えっ、ね、姉ちゃんが……あ、いや。わ、私が……か、貸したんだ……よね」
(まさか、姉ちゃんがこんなの見ていたなんて……は、初めて知ったな)
「ほら、この男優のアレを見てよ。ほんとにすごいよね」
「…………」
テレビ画面に映っているのは、
20センチはありそうな極太のムスコだった。
竜一本人も、更に周りにいる男子生徒さえこれほどのムスコを持った男性はいない。
あまりの大きさに言葉を失った竜一は、しばしそのムスコに見入っていた。
そんな竜一を見た優香子。
ニヤリと笑うと、それとなく後ろに回りこむ。
「ねえ秋子。あんなにおっきなアレとセックスしたらすごいでしょうね」
「え……あ、う……うん」
「私、何だか疼いてきちゃった」
「そう……って、ええ!?」
「秋子ももう疼いてるんじゃないの?」
「う、疼いてるって……」
「ねえ秋子。ちょっとだけ……ねっ!」
「ちょ、ちょっとだけって、何が??ひやっ!」
竜一の脇の下から両手を伸ばし、胸をムニュッと掴んだ優香子。
「興味あるんでしょ、秋子も」と言いながら竜一の胸を揉みしだいている。
「うああ。ちょっと!ス、ストップストップ!」
「いいじゃない。今は竜一君もいないんでしょ」
「だ、だからそのっ……ふああっ……そんなに揉んだら……うっ、ああっ」
(目の前にいるのが僕だって〜!)
優香子が半袖のワンピースのボタンを外し、直接中に手を入れてブラジャーに指を滑らせる。
「ふああっ」
「可愛い声出しちゃって。秋子ってそんなに可愛かったかなぁ」
「ちょ、ちょっと……はあ、はあ、はぁっ……うっ、くぅっ」
意識しなくても硬くなり始めた乳首。
その乳首を摘まれると、体全体に電気が走るような感覚を覚えた。
(ね、姉ちゃんの体って……こ、こんなに……)
首筋を舐められ、耳たぶを優しく噛まれる。
初めて味わう快感に、竜一は戸惑っていた。
秋子の体が……女性の体がこんなにも敏感で気持ちがいいなんて。
「もうこっちも濡れちゃってるんじゃないの?」
「えっ、あっ!ちょ……んああっ!」
「わっ!もうこんなになってる。秋子ったらいやらしいんだから」
「ち、違う……そ、そうじゃなくて……はぁ、はぁ……あっ、うあっ」
ワンピースの裾を捲り、パンティの中に手を入れる優香子。
竜一のアソコから湧き出る透明な液を指に絡ませ、目の前に持ってくる。
「ほら、もうこんなになってるよ。秋子ってもしかして溜まってた?」
「はぁ、はぁ。だ、だから違うって言ってるのに……も、もうこのくらいで……」
「何言ってるのよ、秋子だけ気持ちよくなって。私にもやってよ」
「えっ……ぼ、僕が?」
「ぼ、僕??」
「あ、そ、その……私が……優香子を?」
「じゃあ誰がするのよ」
「だ、だって……」
まさかそんな展開になるなんて予想もしていなかった竜一は、頬を赤らめながら振り返り、優香子を見つめた。
「そんな表情して、秋子ったら……もうっ!可愛いっ!」
「うわわわっ!」
その恥ずかしげな竜一の顔を見た優香子が、後ろからギュッと抱きしめた後、竜一を横に倒した。
「もうっ、脱がしちゃうっ!」
「ちょ、ちょっと……ま、待ってよっ」
「だめっ!待たないっ」
「あっ、だ、だめだって言ってるのに〜」
無理矢理ワンピースを脱がせて下着を剥ぎ取った優香子は、自分の服も脱いで同じく裸になった。
「フフフ。あ〜き〜こ〜ちゃん」
「うっ……はあっ!」
「こんな事されたら気持ちいいかなぁ?」
「あうっ!うあああっ」
「んふっ、そんなに感じるの?」
仰向けに寝かせた竜一の足の間に入り込んだ優香子が、ペロペロと竜一の……秋子のアソコを舐めている。
信じられない快感に、まともな返事が出来ない竜一。
(ね、姉ちゃんのアソコ……す、すごく……き、きもちいいっ)
「じゃあ一緒に舐めあおうよ」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
優香子が体を反転させ、シックスナインの体勢をとる。
目の前にある優香子のアソコ。
こんなに間近に女性のアソコを見た事がない竜一は、ゴクンと喉を鳴らした。
結構グロテスクな形。
そのアソコが近づいてきて、竜一に唇に触れる。
「あんっ!」
艶かしい優香子の声。
その声に誘われるかのように、竜一の舌が動き始めた。
「んっ……んっ……じょ、上手よ。もっとしっかりと舐めて……ああんっ!そう、その調子」
「うっ……はぁ、はあっ……ふあっ、あうっ……んんんっ」
お互いのアソコを舐めあう二人。
竜一の理性も、秋子の体が発する快感には勝てなかったようだ。
拒む事をせず、ただひたすら目の前にある優香子のアソコを舐めまわっている。
「ああん、きもちいいよぉ。もっと、もっと舐めてぇ」
「はぁ、はぁ、はぁ……んっ、ペロペロ……」
「ひんっ!そ、そう……あっ、あっ。そこ……イイッ!」
優香子は竜一に指示しながら、竜一の舌使いを堪能していたのだが……不意に扉が開いた。
ハッとして扉を見る二人。
そこには……何故かすでに裸になった秋子が立っていたのだ。
「ね、姉ちゃんっ!」
「あ、秋子。遅かったじゃない」
「ふふ、もう楽しんでたんだ。もっとゆっくり来たほうが良かったんじゃない?」
「そうね。もうちょっと竜一君を一人で楽しみたかったわ。秋子の真似、すごく上手かったんだよ。ねえ、竜一君っ」
「なっ……し、知ってたの?」
「当たり前じゃない。面白かったわよ、竜一君の秋子っぷりは」
「そ、そんなぁ」
「良かったじゃない竜一。優香子に褒めてもらって」
「そういう問題じゃないっ!」
秋子の顔で怒る竜一。
どうやら二人に騙されていたようだ。
「ねえ竜一、気持ちいいでしょ!私の体」
「そ、そんなの知らないよっ」
「ふふ、折角私の体になったんだから、三人で楽しみましょうよ」
「何言ってるんだよっ!そんなこと出来るわけっ……ふああっ!」
優香子がまた竜一のアソコを舐め始める。

「秋子、まずは竜一君を堕とそうよ」
「そうね、じゃあ私も混ぜてもらおっと!」
「ちょ……っ!!はああっ!ね、ねえちゃ……あうっ」
今度は優香子が竜一の胸の突起を舐め、秋子がアソコを舐め始める。
竜一の体がビクンビクンと波打つように動き、
まるで快感を全身で表しているようだ。
「はっ、はあっ、あああっ、あうぅっ、はぁ、はぁ、はぁ……あくっ……くふっ」
「どう?アソコと胸の突起を同時に攻められるのは?気持ちよすぎてしゃべれない?」
「うふ。指を入れちゃおっと!」
「ふああああっ!」
優香子がアソコを舐めながら2本の指を出し入れする。
クチュクチュといやらしい音を立てる竜一の体。
すっかり硬くなっている乳首をカリカリとかじり、もう片方の乳首を指で摘まんで刺激する。
もう体に力が入らない。
そして、何をされても抵抗できない。
(こ、こんなのって……こんなのって……あっ……も、もうっ……だめだっ!)
「きゃっ!」
「あっ、竜一ったら私の部屋なのにぃ〜」
「うはぁっ……はぁ、はぁ、はぁ……あううぅぅ」
気持ちよすぎて……気持ちよすぎて……
初めて味わった女性の快感に耐えられなかった竜一は、秋子の部屋で失禁してしまったのだ。
「もう……でもいいわ。今度は私達を楽しませてよ」
「あっ。さっきからずっとお預けになってたんだから、まずは私からよ」
まさか秋子が、そして優香子にこんな秘密があったなんて……
竜一は朦朧とする意識の中でそう思っていた。
もういいや……何も考えられないや……どうにでもなっちゃえ……
この後、二人のおもちゃにされた竜一は、両親が帰ってくるまでずっと秋子の姿から開放されなかった。
もちろん、秋子のおもちゃとして――
姉貴の悪戯……おわり
「もう起きてるって。すぐに行くから」
「まったく……」
1階から大きな声で竜一を呼んだのは、3歳年上の秋子。
昨日終業式があり、夏休みに入ると言う今日。
両親が2週間ほどの旅行に出てしまったので、姉の秋子が母親代わりになって竜一を起こしていた。
しかし、竜一は既に起きていた。トランクスだけを穿いて、なぜか部屋の隅で胸にサラシを巻いている。
彼はれっきとした男。

その竜一の体には……何故かふっくらとした大きな胸が付いていた。
「また大きくなってる……これじゃあもうサラシ巻いてもごまかせないよ。一体、どうなっちゃんたんだよ!?僕の体」
そう言った声も、昨日とは比べ物にならないくらい高いキーになっている。
朝起きてから、自分でも薄々気づいていたのだが、この声はまるで姉の秋子の声のようだった。
「竜一っ!」
「わ、分かってるから!」
再度秋子が声を上げる。
急いでサラシを巻き終えた竜一は、青いTシャツと茶色い半パンを穿いて1階に下りていった。
半パンも段々お尻のところが窮屈になって、ウェストのところはダブダブになっている。
なぜか分からないが、竜一は女性の体つきになりつつあるのだ。
「お、おはよう。姉ちゃん」
「……お、遅かったじゃない。今日は優香子(ゆかこ)が遊びにくるんだから早く起きててもらわないと困るのよ」
目の前に現れた竜一の姿を見て、秋子はつい言葉をかけるのが遅れてしまった。
「べ、別に僕には関係ないのに」
「関係あるのよ。それよりほら、パンとジュースを飲んで」
「うん……ねえ、姉ちゃん。ずっと気になってたんだけど、このジュースって何なの?」
「え?何が?」
「このジュースを飲み始めた時から……その……」
「何?」
「僕の体がおかしくなり始めたんだ」
「おかしく?どういう風に?」
秋子は笑いを堪えながら竜一に聞いた。
竜一は自分から言うのが恥ずかしいようで、モジモジしている。
そんな竜一の姿を見て、秋子は今まで隠していた秘密をバラすことにした。
その前に仕上げを――
「分かってるわよ、竜一が言いたいことは。でもその前にちゃんと朝食を食べなさい。分かった?」
「え……あ、うん……」
竜一は言葉少なめに、目の前に出されたパンを食べ、ジュースを飲んだ。
その様子をじっと見詰めていた秋子。
竜一が食べ終わったのを確かめた秋子が、ニヤニヤしながら話を始める。
「ねえ竜一。自分の体がどうなったか分かる?」
「え……だ、大体……」
「女の子みたいになっちゃったんでしょ」
「あっ……ね、姉ちゃん……気づいてたの?」
「当たり前よ。だって私がそうなるように仕向けたんだから」
「ええ!?ね、姉ちゃんが?これって姉ちゃんの仕業だったの?」
「そうよ。ちょうど今日のジュースで終わり。最後に飲んだジュースはすぐに効果が現れるから」
「ど、どういうことだよ。姉ちゃん、僕に何をしたの??」
「あのね〜。実はねぇ〜」
勿体ぶらすような言い方をしながら椅子を立った秋子は、キッチンを出てすぐに戻ってきた。
その手には、丸い手鏡を持っている。
「この鏡で自分の顔を見てみたら?」
「え……僕の顔?」
「そう。見てみて」
「う、うん……」
秋子から手渡された手鏡に、自分の顔を写した竜一。
「……なっ……こ、これって……ね、姉ちゃん!?」
その手鏡に映っていたのは、目の前で竜一を見ている秋子そっくりの顔だった。
気づかなかったが、いつの間にか髪の毛も伸びて先ほど自分で見た色よりも、更に軽い茶色になっている。
「ね、姉ちゃん。僕、一体どうなっちゃったの!?」
「その顔はここに降りてきた時からそうなってたわよ。私も自分がもう一人現れたのかと思って言葉を掛けるの、遅れたんだから。それよりも下。下のほうを確かめてみてよ」
「し、下って……」
「股間のことじゃないの。ほら、早く」
「…………」
手鏡をテーブルに置き、半パンのゴムを引っ張ってその中を見た竜一だったが――
「どう?」
「……な……ないっ」
「何が?」
「ね、姉ちゃんっ!僕の……僕のがなくなってるっ!」
「ふふふ。これで完全に私になっちゃんたんだ。すご〜い」
「す、すご〜いって!どうしてくれるんだよ。早く元に戻してよっ!」
「それは無理よ。そう簡単には戻らないから」
「ど、どういうこと?」
「私が持っている別のジュースを飲まなければならないって事」
「そ、それじゃあ早く持ってきてよ」
「だ〜め。折角私と同じ姿になったんだから」
「何だよそれっ!僕は早く自分の姿に戻りたいんだ。学校では変な目で見られ始めてたんだ。だから早くっ!」
「いいじゃない。もう夏休みになったんだから。それにお父さんもお母さんもしばらく帰ってこないし。私たち二人だけなのよ。フフフ」
「だからって、こんな姿じゃ、僕は外にも出られないじゃないかっ」
「何よそれ。私の姿になったら外に出られないってどういう事よ」
「ど、どうやって外に出ろって言うんだよ。姉ちゃんの姿なんだぞっ!」
「だから私の服を着て外に出ればいいじゃない。私に成りすまして」
「そ、そんな事出来るわけないよ……」
「大丈夫よ。それより、もうすぐ優香子が来るのよ。竜一が私のフリをして会ってよね」
「ど、どうして僕がっ!」
「私は彼氏とデートの約束をしてるのよ。だから午前中は帰ってこないからね」
「……そ、そんな事……出来るわけないって」
「出来るわよ。ほら、私の部屋に来なさい」
「い、嫌だよっ!早く元に戻るジュースを飲ませてよ!」
「ダメだって言ってるでしょ。私の言うことを聞かないなら、ずっと私の姿でいてもいいのよ。どうする?」
「そ、そんな……勝手なことばかり言って」
「フフフ。私のほうが立場は上なんだから。ほら、早くついて来なさいよ」
秋子が手招きしている。
もっと反撃したかったのだが……これ以上言う言葉が思い浮かばない。
「……ね、姉ちゃんが帰ってくるまででいいんだね。姉ちゃんが帰ってきたら元に戻してよ。絶対にっ!」
「分かってるわよ。私の声でそんなに怒鳴らないで。隣の家の人に私が怒鳴っているように聞こえるじゃないの」
「そんなの知らないよ。そ、そうだ!元に戻してくれないのなら、もっと大きな声を出してやるっ!」
「いいわよ。私はそんなことくらいじゃ何とも思わないから。でも、元に戻れなかったら学校はどうするの?お父さんとお母さんに何て言うの?私が前に来ていたセーラー服でも着ていく?」
「…………」
「早くおいでよ。優香子が来るまで、あと30分くらいしかないんだから」
秋子は嬉しそうに自分の部屋に竜一を誘った。
二人並んで歩いていると、双子のように見える。というか、双子にしか見えない。
「はい。この服を着て」
「え、ええっ!僕が……パ……パンティを穿くの!?」
「当たり前じゃないの。女になってるんだから。それとブラジャーと、私の洋服っと!」
タンスの引き出しやクローゼットから、竜一が着るための服を出した秋子。
それらが竜一の足元に置かれる。
「ブラジャーのつけ方、分かる?」
「そ、そんなの僕が知ってるわけないじゃないかっ」
「そりゃそうよね、クスッ。だったら私がつけてあげるわ。ほら、そのTシャツを脱いで」
「…………」
竜一は仕方なくTシャツを脱いだ。
その中からサラシに巻かれた見事な胸が出てくる。
「もう。そんなに無理に押し付けたら胸の形が悪くなるじゃないの」
「そんなの関係ないよ。この胸を隠すのに必死だったんだから」
「無理に隠さなくてもいいのに」
「あのねぇ〜」
「ふふ。じゃあサラシを取ってよ」
「だって……ぼ、僕がブラジャーなんかつけるなんて……男なのに」
「今は秋子でしょ。ほら、こうやって肩紐を腕に通して……そう。で、後ろのホックを止めてからパッドの中に胸を入れるのよ。よいしょっと……」
「あうっ!」
「何変な声を出してるのよ。もしかして感じたの?」
「そ、そんな事ないっ!」
「コレは?」
「あっ……うっ……」
「ほら、気持ちいいんじゃないの。だって私がこうやってされたら気持ちいいんだもの」
「や、止めてよ姉ちゃん……うあっ……」
「私って可愛い顔するのねぇ」
「だ、だから止めてって……」
秋子はブラジャーの中に手を入れて、竜一の乳首をキュッと摘んでいた。
体中に電気が走ったような感覚を覚える竜一。
「うあぁっ、あんっ!」
「うふっ、私より可愛い声出しちゃって」
「や、止めてって……ううっ……あっ」
「竜一ったら面白〜い」
「もうっ!止めてって言ってるだろっ!」
竜一は秋子の手を強引に払いのけた。
キッと秋子を睨みつける。
「ふ〜ん、私ってそんな顔も出来るんだ」
「いい加減にしてよ。こんなの、もうやだよっ!」
「まあまあ、そんな事言わないで。ほら」
「……本当にこれ、僕が着なきゃならないの?」
「当たり前じゃない。でないと優香子に変に思われるじゃない」
「べ、別に僕が変に思われるわけじゃないからいいんだけど」
「そんな事ばっかり言って。ねえ竜一、今は私の体なのよ」
「それがどうしたんだよ」
「竜一は女性なんだよ。これってどういうことか分かる?」
「…………」
「さっき乳首を弄られて気持ちよかったでしょ。ふふ、下のほうはもっと気持ちいいのよ」
「……え……」
「ふふ。早く着なさいよ」
「…………」
竜一の反応を見てニヤリと笑った秋子は、竜一に淡い青色の半袖ワンピースを着させると、
「じゃあ後は頼んだわよ。絶対に優香子にバレちゃダメだからね」
と言って、部屋を出ようとした。
「そ、そんな事言ったって」
「大丈夫よ。優香子の事、よく知ってるでしょ」
「そういう問題じゃないじゃないかっ」
「またそうやって大きな声を出す。私はもっとお淑やかなんだから大きな声は出さないでよ」
「どこが……」
「まあいいわ、じゃあね。あ、そうそう。私の部屋、自由に使っていいからね。ふふふ」
「ちょ、ちょっと……」
軽く手を上げて部屋を出て行ってしまった秋子。
「そんな……絶対無責任だよ……」
竜一は秋子のいないドアを見てそう呟いた。
優香子というのは秋子の親友で、たまに家に遊びに来る女性だ。
竜一は何度か優香子と話したことがある。
姉の秋子とよく似て、活発で明るい感じの女性だ。
その優香子が遊びに来る。
しかし、どうして優香子を呼ぶ日に、わざわざデートに行くのだろう。
計画性がないというか、無責任と言うか――
そんな姉の性格が若干嫌だった竜一。
とにかく、優香子にバレないよう、秋子の真似をしなければならない。
「どうしよう。姉ちゃんの真似なんて出来るのかな……」
そんな事言っても、やらなければバレてしまうのだ。
バレらた変態扱いされるんじゃないか?
要らぬ考えが竜一の頭の中でグルグルと回る。
「……はぁ……」
竜一は仕方なく、秋子の口調を真似しながら優香子と話す練習を始めた。
「……あ……ゆ、優香子さん。じゃないや、優香子。おはよう。元気だった?」
秋子の声だから、それなりの雰囲気で話すと本当に秋子がしゃべっているように思える。
「……う〜ん……優香子……優香子……ねえ優香子」
年上の女性を呼び捨てにする事に抵抗を感じるが、今は秋子になっているのだ。
気にしないように練習を続ける。
「あのね優香子。今日は何しに来たの?優香子ったら面白いわね。どうしてそんな事言うのよ。竜一には世話になりっぱなしなのよ」
適当な言葉を口から出し、女性の、秋子のしゃべり方を真似る竜一。
「やだぁ。そんなはずないよ。竜一はすごくかっこいいもの」
自分で言うのもなんだが、本当に秋子が言っているみたいだ。
そんな事を思いながら、しばらくブツブツと独り言を呟いていた――
ピンポーン
ドキッ!
インターホンを押す音がする。
「は、はいっ」
ドキドキしながら玄関に行き、ゆっくりとドアを開ける。
「やっほ〜。ちょっと早かった?」
黒いショートカットの髪に、クリッとした大きな瞳。
可愛らしい顔立ちだが、スタイルはしっかりと女性らしさをかもし出している。
小さめの白いTシャツに紺色のストレートジーンズという姿をした優香子が手を振りながら竜一を、いや、秋子を見た。
じっと見つめられて、ちょっと赤くなる竜一。
「ん?どしたの?」
「えっ……あ、いや。な、何でもないんだ」
「え?」
「えっ……あっ!な、何でもないわよ。ゆ、優香子、中に入って」
「うん」
顔を引きつらせる竜一を見て、「はて?」と思った優香子だが、まさか目の前にいる秋子が竜一だなんて思っていないだろう。
竜一に進められ、玄関の中へと入った。
「はい。借りてたDVD」
「え……あ……う、うん」
優香子が持っていた小さなビニール袋を竜一に手渡す。
そのビニール袋には、DVDが1枚入っているようだ。
もちろん、そんなDVDを貸していたことなんて竜一が知るはずもなかった。
「結構すごかったよ。私、興奮しちゃった!」
「え……そ、そうなの?」
「何?秋子だって興奮したって言ってたじゃない」
「……あ、はは。そ、そうだっけ」
「……変な秋子」
「は、ははは……」
(そ、そんなの僕が知るわけないじゃないか。何なんだよ、このDVDは)
表は真っ黒のDVDなので、どんな映像が入っているのか分からない。
何度見ても、再生しない限り分からないのだ。
「すごいよね、その男優って」
「えっ?だ、男優……」
「ほら、最初に出てきた男優よ。あんなにおっきいの、始めて見たわ」
「あ、あんなにおっきいのって……」
「何よ、覚えてないの?」
「えっ……あ、ああ。うん……ご、ごめん」
「別に謝らなくてもいいんだけど。じゃあもう一回見てみる?」
「そ、そうね……」
「あはは、朝からこんなの見てたらヤバイかもっ」
そう言って、困惑している竜一からDVDを受け取ると、テレビの下にあったDVDプレーヤーに挿入し、再生を始めた。
テレビ画面に映る映像。
それは……AVのDVDだった。
「なっ……こ、こんなの見てたの?」
いきなり映し出された映像に驚いた竜一。
「こんなの見てたのって、秋子が貸してくれたんじゃないの。すごいよこれって言いながら」
「えっ、ね、姉ちゃんが……あ、いや。わ、私が……か、貸したんだ……よね」
(まさか、姉ちゃんがこんなの見ていたなんて……は、初めて知ったな)
「ほら、この男優のアレを見てよ。ほんとにすごいよね」
「…………」
テレビ画面に映っているのは、
20センチはありそうな極太のムスコだった。
竜一本人も、更に周りにいる男子生徒さえこれほどのムスコを持った男性はいない。
あまりの大きさに言葉を失った竜一は、しばしそのムスコに見入っていた。
そんな竜一を見た優香子。
ニヤリと笑うと、それとなく後ろに回りこむ。

「え……あ、う……うん」
「私、何だか疼いてきちゃった」
「そう……って、ええ!?」
「秋子ももう疼いてるんじゃないの?」
「う、疼いてるって……」
「ねえ秋子。ちょっとだけ……ねっ!」
「ちょ、ちょっとだけって、何が??ひやっ!」
竜一の脇の下から両手を伸ばし、胸をムニュッと掴んだ優香子。
「興味あるんでしょ、秋子も」と言いながら竜一の胸を揉みしだいている。
「うああ。ちょっと!ス、ストップストップ!」
「いいじゃない。今は竜一君もいないんでしょ」
「だ、だからそのっ……ふああっ……そんなに揉んだら……うっ、ああっ」
(目の前にいるのが僕だって〜!)
優香子が半袖のワンピースのボタンを外し、直接中に手を入れてブラジャーに指を滑らせる。
「ふああっ」
「可愛い声出しちゃって。秋子ってそんなに可愛かったかなぁ」
「ちょ、ちょっと……はあ、はあ、はぁっ……うっ、くぅっ」
意識しなくても硬くなり始めた乳首。
その乳首を摘まれると、体全体に電気が走るような感覚を覚えた。
(ね、姉ちゃんの体って……こ、こんなに……)
首筋を舐められ、耳たぶを優しく噛まれる。
初めて味わう快感に、竜一は戸惑っていた。
秋子の体が……女性の体がこんなにも敏感で気持ちがいいなんて。
「もうこっちも濡れちゃってるんじゃないの?」
「えっ、あっ!ちょ……んああっ!」
「わっ!もうこんなになってる。秋子ったらいやらしいんだから」
「ち、違う……そ、そうじゃなくて……はぁ、はぁ……あっ、うあっ」
ワンピースの裾を捲り、パンティの中に手を入れる優香子。
竜一のアソコから湧き出る透明な液を指に絡ませ、目の前に持ってくる。
「ほら、もうこんなになってるよ。秋子ってもしかして溜まってた?」
「はぁ、はぁ。だ、だから違うって言ってるのに……も、もうこのくらいで……」
「何言ってるのよ、秋子だけ気持ちよくなって。私にもやってよ」
「えっ……ぼ、僕が?」
「ぼ、僕??」
「あ、そ、その……私が……優香子を?」
「じゃあ誰がするのよ」
「だ、だって……」
まさかそんな展開になるなんて予想もしていなかった竜一は、頬を赤らめながら振り返り、優香子を見つめた。
「そんな表情して、秋子ったら……もうっ!可愛いっ!」
「うわわわっ!」
その恥ずかしげな竜一の顔を見た優香子が、後ろからギュッと抱きしめた後、竜一を横に倒した。
「もうっ、脱がしちゃうっ!」
「ちょ、ちょっと……ま、待ってよっ」
「だめっ!待たないっ」
「あっ、だ、だめだって言ってるのに〜」
無理矢理ワンピースを脱がせて下着を剥ぎ取った優香子は、自分の服も脱いで同じく裸になった。
「フフフ。あ〜き〜こ〜ちゃん」
「うっ……はあっ!」
「こんな事されたら気持ちいいかなぁ?」
「あうっ!うあああっ」
「んふっ、そんなに感じるの?」
仰向けに寝かせた竜一の足の間に入り込んだ優香子が、ペロペロと竜一の……秋子のアソコを舐めている。
信じられない快感に、まともな返事が出来ない竜一。
(ね、姉ちゃんのアソコ……す、すごく……き、きもちいいっ)
「じゃあ一緒に舐めあおうよ」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
優香子が体を反転させ、シックスナインの体勢をとる。
目の前にある優香子のアソコ。
こんなに間近に女性のアソコを見た事がない竜一は、ゴクンと喉を鳴らした。
結構グロテスクな形。
そのアソコが近づいてきて、竜一に唇に触れる。
「あんっ!」
艶かしい優香子の声。
その声に誘われるかのように、竜一の舌が動き始めた。
「んっ……んっ……じょ、上手よ。もっとしっかりと舐めて……ああんっ!そう、その調子」
「うっ……はぁ、はあっ……ふあっ、あうっ……んんんっ」
お互いのアソコを舐めあう二人。
竜一の理性も、秋子の体が発する快感には勝てなかったようだ。
拒む事をせず、ただひたすら目の前にある優香子のアソコを舐めまわっている。
「ああん、きもちいいよぉ。もっと、もっと舐めてぇ」
「はぁ、はぁ、はぁ……んっ、ペロペロ……」
「ひんっ!そ、そう……あっ、あっ。そこ……イイッ!」
優香子は竜一に指示しながら、竜一の舌使いを堪能していたのだが……不意に扉が開いた。
ハッとして扉を見る二人。
そこには……何故かすでに裸になった秋子が立っていたのだ。
「ね、姉ちゃんっ!」
「あ、秋子。遅かったじゃない」
「ふふ、もう楽しんでたんだ。もっとゆっくり来たほうが良かったんじゃない?」
「そうね。もうちょっと竜一君を一人で楽しみたかったわ。秋子の真似、すごく上手かったんだよ。ねえ、竜一君っ」
「なっ……し、知ってたの?」
「当たり前じゃない。面白かったわよ、竜一君の秋子っぷりは」
「そ、そんなぁ」
「良かったじゃない竜一。優香子に褒めてもらって」
「そういう問題じゃないっ!」
秋子の顔で怒る竜一。
どうやら二人に騙されていたようだ。
「ねえ竜一、気持ちいいでしょ!私の体」
「そ、そんなの知らないよっ」
「ふふ、折角私の体になったんだから、三人で楽しみましょうよ」
「何言ってるんだよっ!そんなこと出来るわけっ……ふああっ!」
優香子がまた竜一のアソコを舐め始める。

「秋子、まずは竜一君を堕とそうよ」
「そうね、じゃあ私も混ぜてもらおっと!」
「ちょ……っ!!はああっ!ね、ねえちゃ……あうっ」
今度は優香子が竜一の胸の突起を舐め、秋子がアソコを舐め始める。
竜一の体がビクンビクンと波打つように動き、
まるで快感を全身で表しているようだ。
「はっ、はあっ、あああっ、あうぅっ、はぁ、はぁ、はぁ……あくっ……くふっ」
「どう?アソコと胸の突起を同時に攻められるのは?気持ちよすぎてしゃべれない?」
「うふ。指を入れちゃおっと!」
「ふああああっ!」
優香子がアソコを舐めながら2本の指を出し入れする。
クチュクチュといやらしい音を立てる竜一の体。
すっかり硬くなっている乳首をカリカリとかじり、もう片方の乳首を指で摘まんで刺激する。
もう体に力が入らない。
そして、何をされても抵抗できない。
(こ、こんなのって……こんなのって……あっ……も、もうっ……だめだっ!)
「きゃっ!」
「あっ、竜一ったら私の部屋なのにぃ〜」
「うはぁっ……はぁ、はぁ、はぁ……あううぅぅ」
気持ちよすぎて……気持ちよすぎて……
初めて味わった女性の快感に耐えられなかった竜一は、秋子の部屋で失禁してしまったのだ。
「もう……でもいいわ。今度は私達を楽しませてよ」
「あっ。さっきからずっとお預けになってたんだから、まずは私からよ」
まさか秋子が、そして優香子にこんな秘密があったなんて……
竜一は朦朧とする意識の中でそう思っていた。
もういいや……何も考えられないや……どうにでもなっちゃえ……
この後、二人のおもちゃにされた竜一は、両親が帰ってくるまでずっと秋子の姿から開放されなかった。
もちろん、秋子のおもちゃとして――
姉貴の悪戯……おわり
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