ゴクン……
ほ、本当に……白垣なのか?
俺には全く信じられなかった。
しかし、俺の彼女である美代はいやらしい笑みを浮かべながら話を続けた。
「こいつの意識が薄れている間、俺が憑依して身体を乗っ取ってるんだ。冗談じゃないぜ」
「だ、だって。急にそんな事言われても……」
「分かってるって。信じられないことは。でも事実なんだから仕方ねぇだろ」
「でも……もしかして……本当は俺と別れたいからそんな事を言ってるんじゃないか?」
「はっ?まだそんな事言ってるのか。じゃあお前に見せてやるよ」
「な、何を?」
「この姿をさ」
「えっ!」
美代は背を向けると、ロングスカートを掴んで捲りあげた。
あの恥ずかしがり屋で手も握ろうとしない美代が。
し、しかも――
「なっ!」
「どうだ?これで分かっただろ。俺がお前のダチの白垣だって事が」
「…………」
俺は言葉を失った。
美代は黒いパンティを穿いていて……それよりも、その黒いパンティに緑色の何かが捻り込まれていた。
小刻みに震えている。
これってきっと……バイブレーターだ。
「こいつってマジで何も知らない身体だからな。こうやって調教してやってるんだ」
「な……何てことするんだよっ」
「お前のためにやってるんだぜ。この前、お前が言ってたじゃないか。手も握らせてくれないほど恥ずかしがり屋で、全然進展がないって。だからこうやってこいつの身体に憑依して、精神よりも身体から崩してやってるんだ」
「そ、そんな事しなくったっていいよっ。俺は俺のやり方で美代と親しくなっていくからっ」
「そんなんじゃいつまで経ってもダメだって。知ってるか?俺がこうやって調教し始めてから1週間経つんだけどな。徐々に精神的にも引きづられてるんだぜ。昨日は2回もオナニーしてたし。身体が疼くんだろうな」
「オ、オナ……」
「もうすぐ手を握るなんて可愛い事よりも、フェラチオやセックスさせてくれるようになるさ。結構アブノーマルなプレイが好きになったりしてな。ははは」
「…………」
付き合いだして3ヶ月。
俺はその純粋で優しい美代に好かれた。
でも、今俺の目の前にいるのは淫乱で汚れた美代だった。
そんな美代を望んでいただろうか?
もっと清い付き合いを――。
「どうする?俺とセックスしてみるか?」
「なっ……そんな事出来るわけないだろ」
「今もすっかり出来上がってるんだぜ。このバイブを抜いて、お前のチ○ポを入れるだけなのに」
「だ、だから……もういいから美代の身体から出て行ってくれよ。俺はこんな形で美代とセックスしたくないんだ」
「へぇ〜。そんなに勃起させといて。身体と言葉があべこべだな」
「い、いいから早く出て行けって」
「友達甲斐のない奴だな。折角お前のためにと思ってやってるのに」
「俺は最初からそんな事望んでないんだっ」
「ならどうして手も握らせてくれないなんて俺に言ったんだよ。あれは俺に何か手助けしてくれっていう合図じゃなかったのか?」
「そ、それは……そんな風に思って言ったんじゃない。それに、まさかこんな事が出来るなんて……」
「そうか。そりゃ悪かったな。ならこの身体は俺の自由にさせてもらうよ」
「なっ……ちょ、ちょっと待てよ」
「ははは、冗談だよ。こうやって仕込んではいるけど、お前が好きだって言ってる女で遊ぶつもりはないって」
そう言うと、白垣は美代の手を使って、アソコからバイブを抜き取った。
ヌチュ……
股間からいやらしい音が聞こえた。
「この身体、すごく疼いているからお前のチ○ポ入れたら気持ちいいだろうな」
「まだ言ってるのか」
「ははは」
白垣は腰につけていたスイッチを取ると、バイブごと引き出しの奥に仕舞い込んだ。
透明な愛液がついたままのバイブを。
「じゃあ俺はこの身体から離れるからな。後は頼んだぞ」
「えっ……ちょ、ちょっと」
スカートを下ろし、近くにあった椅子に美代の身体を座らせた白垣は、スッと美代から出て行ってしまった。
一瞬気を失ったように見えたが、ピクンと身体が動いて美代が目を覚ました。
「う……んん……」
「み、美代?」
「……あ、あれ?田村君……」
「あ、ああ」
「わ、私……」
どうやら白垣が憑依していたときの記憶がない様で、かなり混乱している。
いつの間に自分の部屋にいるのか、そして、何故部屋の中に俺がいるのかが全く分からないようだ。
そして、美代は股間が気になるのか、顔を赤らめながらそれとなく前を隠していた。
俺はとりあえず適当にごまかして、美代の家から帰った。
帰り道、白垣が美代の声で言った言葉を頭の中にめぐらせていた。
「この身体、すごく疼いているからお前のチ○ポ入れたら気持ちいいだろうな」
あの光景を何度も瞼の裏に思い出しながら、自分の中に芽生えた欲望をグッと押さえ込んだ。
そして考えた。
俺は、美代と明日から今までどおりの付き合い方が出来るだろうか……と。
おわり
ほ、本当に……白垣なのか?
俺には全く信じられなかった。
しかし、俺の彼女である美代はいやらしい笑みを浮かべながら話を続けた。
「こいつの意識が薄れている間、俺が憑依して身体を乗っ取ってるんだ。冗談じゃないぜ」
「だ、だって。急にそんな事言われても……」
「分かってるって。信じられないことは。でも事実なんだから仕方ねぇだろ」
「でも……もしかして……本当は俺と別れたいからそんな事を言ってるんじゃないか?」
「はっ?まだそんな事言ってるのか。じゃあお前に見せてやるよ」
「な、何を?」
「この姿をさ」
「えっ!」
美代は背を向けると、ロングスカートを掴んで捲りあげた。
あの恥ずかしがり屋で手も握ろうとしない美代が。
し、しかも――
「なっ!」
「どうだ?これで分かっただろ。俺がお前のダチの白垣だって事が」
「…………」
俺は言葉を失った。
美代は黒いパンティを穿いていて……それよりも、その黒いパンティに緑色の何かが捻り込まれていた。
小刻みに震えている。
これってきっと……バイブレーターだ。
「こいつってマジで何も知らない身体だからな。こうやって調教してやってるんだ」
「な……何てことするんだよっ」
「お前のためにやってるんだぜ。この前、お前が言ってたじゃないか。手も握らせてくれないほど恥ずかしがり屋で、全然進展がないって。だからこうやってこいつの身体に憑依して、精神よりも身体から崩してやってるんだ」
「そ、そんな事しなくったっていいよっ。俺は俺のやり方で美代と親しくなっていくからっ」
「そんなんじゃいつまで経ってもダメだって。知ってるか?俺がこうやって調教し始めてから1週間経つんだけどな。徐々に精神的にも引きづられてるんだぜ。昨日は2回もオナニーしてたし。身体が疼くんだろうな」
「オ、オナ……」
「もうすぐ手を握るなんて可愛い事よりも、フェラチオやセックスさせてくれるようになるさ。結構アブノーマルなプレイが好きになったりしてな。ははは」
「…………」
付き合いだして3ヶ月。
俺はその純粋で優しい美代に好かれた。
でも、今俺の目の前にいるのは淫乱で汚れた美代だった。
そんな美代を望んでいただろうか?
もっと清い付き合いを――。
「どうする?俺とセックスしてみるか?」
「なっ……そんな事出来るわけないだろ」
「今もすっかり出来上がってるんだぜ。このバイブを抜いて、お前のチ○ポを入れるだけなのに」
「だ、だから……もういいから美代の身体から出て行ってくれよ。俺はこんな形で美代とセックスしたくないんだ」
「へぇ〜。そんなに勃起させといて。身体と言葉があべこべだな」
「い、いいから早く出て行けって」
「友達甲斐のない奴だな。折角お前のためにと思ってやってるのに」
「俺は最初からそんな事望んでないんだっ」
「ならどうして手も握らせてくれないなんて俺に言ったんだよ。あれは俺に何か手助けしてくれっていう合図じゃなかったのか?」
「そ、それは……そんな風に思って言ったんじゃない。それに、まさかこんな事が出来るなんて……」
「そうか。そりゃ悪かったな。ならこの身体は俺の自由にさせてもらうよ」
「なっ……ちょ、ちょっと待てよ」
「ははは、冗談だよ。こうやって仕込んではいるけど、お前が好きだって言ってる女で遊ぶつもりはないって」
そう言うと、白垣は美代の手を使って、アソコからバイブを抜き取った。
ヌチュ……
股間からいやらしい音が聞こえた。
「この身体、すごく疼いているからお前のチ○ポ入れたら気持ちいいだろうな」
「まだ言ってるのか」
「ははは」
白垣は腰につけていたスイッチを取ると、バイブごと引き出しの奥に仕舞い込んだ。
透明な愛液がついたままのバイブを。
「じゃあ俺はこの身体から離れるからな。後は頼んだぞ」
「えっ……ちょ、ちょっと」
スカートを下ろし、近くにあった椅子に美代の身体を座らせた白垣は、スッと美代から出て行ってしまった。
一瞬気を失ったように見えたが、ピクンと身体が動いて美代が目を覚ました。
「う……んん……」
「み、美代?」
「……あ、あれ?田村君……」
「あ、ああ」
「わ、私……」
どうやら白垣が憑依していたときの記憶がない様で、かなり混乱している。
いつの間に自分の部屋にいるのか、そして、何故部屋の中に俺がいるのかが全く分からないようだ。
そして、美代は股間が気になるのか、顔を赤らめながらそれとなく前を隠していた。
俺はとりあえず適当にごまかして、美代の家から帰った。
帰り道、白垣が美代の声で言った言葉を頭の中にめぐらせていた。
「この身体、すごく疼いているからお前のチ○ポ入れたら気持ちいいだろうな」
あの光景を何度も瞼の裏に思い出しながら、自分の中に芽生えた欲望をグッと押さえ込んだ。
そして考えた。
俺は、美代と明日から今までどおりの付き合い方が出来るだろうか……と。
おわり