着替えを済ませた生徒達が部室から出てくる。
もちろん男女別々の更衣室から出てくるのだが、更衣室の前で一緒になって帰る生徒もいた。
将冶は目立たないように、更衣室から少し離れたところでその様子を伺っていた。
最初の生徒が更衣室から出てきて10分ほど。
二人組みの女子生徒が制服姿で現れた後、急に静かになった。
周りに人の姿は無く、あれほど賑やかだったのが嘘のようだ。

その後、3分ほど経っただろうか?
女子更衣室の扉が半分ほど開くと、一人の女子生徒がそっと顔を覗かせた。

「…………」

将冶が無言でその女子生徒を見つめる。
すると、その女子生徒は周りを見た後、将冶に向って手招きした。
ゴクンと唾を飲み込んだ将冶は女子生徒の手招きに従い、まるで泥棒のようにそそくさと女子更衣室に忍び込んだ。


カチャッ


更衣室の中から鍵をかけ、初めて入った男子禁制の部屋を眺める。
壁際にはロッカーが並んでいて、更衣室の中央には木製の背もたれの無いベンチが置いてあった。

「もう誰も入って来ないよな」
「うん、大丈夫」
「そっか」
「でも、友達と一緒に帰る約束をしていたから断るのが大変だったのよ」
「他の生徒はグループになって帰ってたもんな」
「一人だけ残るのもちょっと不思議に思われたわ」
「だろうな。まあ、バレなきゃ大丈夫だろ」
「そうだけど……」

二人は、少し間をあけて立っていた。
将冶の前には、青い競泳水着を着ている女子生徒、鮫白真理奈がいる。
話すのは初めてだが、将冶は普段から話をしているような感じで会話をしていた。
鮫白真理奈も同じく、殆ど面識の無い将冶と親しげな雰囲気で話している。

「どうしたいの?」
「ちょっと待ってくれよ。そうやって立ったままで」
「……うん」

将冶は遠目で真理奈の体を上から下まで舐めるように見た後、ゆっくりと真理奈に近づいた。
そして、真理奈の目の前に立つと、その競泳水着に抵抗するように大きく膨れた胸をじっと眺めた。

「いやらしい目つき」
「男は皆、同じさ」

まだ体を拭いていないらしく、髪の毛からつま先までポタポタと雫が垂れている。
その濡れ具合が、先ほどまで練習していた事を想像させ、将冶の男心をくすぐった。
穴が開くほど見つめながら、真理奈の周りを一周する。
背中の部分が大きく開いた水着。
むっちりと張りのあるお尻がとても魅力的だ。
しみの無い足を雫が伝って落ちている様子が、何故か艶かしい。

「すばらしいプロポーションだよな」
「うん。私も嫉妬しちゃうわ」
「いや、もちろん唯子もスタイルいいよ」
「将冶ったら。お世辞でもちょっと嬉しいかな」
「お世辞じゃないって」
「そう?」
「ああ」

将冶は真理奈に向って、唯子と言った。
真理奈も、先生に対して将冶と呼び捨てをする。
二人にとってはそれが当たり前。

「鮫白って処女なのか?」
「……処女っていうか……処女なんだけど、激しい水泳の練習で処女膜が破けちゃったみたいね」
「そうなんだ」
「よくある事よ。ちょっと可愛そうな気もするけど」
「ふ〜ん……その子の記憶を読んだのか?」
「ちょっとだけね。この子、処女だと思ったの?」
「さあ、何となく聞いてみただけなんだけど」
「本当にそれだけ?」
「え?」
「処女じゃなくてホッとしてるんじゃない?」
「な、何言ってるんだよ」
「将冶の考えることくらい分かるわよ」

真理奈は微妙に笑みを浮かべながら、巨乳を持ち上げるように腕組みをした。

「どうするの?」
「そうだな。じゃあ……オナニーしてみてくれよ」
「オ、オナニー……するの?」
「ああ」
「恥ずかしいよ。こんなところで」
「いいだろ。誰も来ないんだから」
「だって……」
「頼むよ唯子」
「……もう。私はそんな気分じゃないんだけど」
「そう言わずに。なっ」
「……分かったわ。仕方ないわね」

しぶしぶ――将冶の願いを聞くことにした真理奈――いや、唯子。
真理奈の体を操り、ゆっくりと床に腰を下ろすと恥ずかしげに足を広げた。
そして、右手を胸にあてがい、左手を股間に沿わせた。

「やっぱり恥ずかしいよ」
「大丈夫だって」
「……もう」

白い指が、ゆっくりと胸を揉み始めた。
そして、股間に沿わせていた左手の中指が上下に動き始める。

「感じるのか?」
「……う、うん」
「自分の体とどっちが気持ちいいんだ?」
「そんなの、まだ分からないわ」
「そうか。じゃあさ、直接胸を揉んでみてくれよ」
「…………」

唯子は何も言わずに、真理奈の手を水着の中に差し入れた。
そして、その手のひらいっぱいに広がる乳房を優しく揉んだ。

「どう、うれしい?鮫白さんのオナニーが見れて」
「そ、そりゃ……まあな」
「鮫白さんとエッチしたいんでしょ」
「えっ……べ、別に……」
「私がこうやって他の女性に乗り移ったときに、エッチしなかった事ってあった?」
「……な、無いけど」
「素直に言ったら?この体とエッチしたいって」
「で、でもさ……」
「私のこと、愛してくれているんでしょ。私が一番大事だって思ってくれているのなら、別に構わないよ」
「…………」
「この体も、こうやってオナニーしているとエッチしたい気分になるんだから……んっ」

水着の上からクリトリスをクニクニと弄っている。
時折、開いている足がビクン、ビクンと動いているのは、真理奈の体が感じているからだろう。
きっと唯子も真理奈の体を使ってセックスしたい気分になっている。
そう思った将冶。

「したいよ。唯子が乗り移っている鮫白と」
「……うん。いいよ」

唯子はオナニーをやめると、将冶の前で膝立ちした。
そして、目の前にあるズボンのジッパーを下ろし、真理奈の手を使って中から勃起したチ○ポを取り出した。

つづく