「美代、ずっと座っていてもつまらないだろ。泳ぎに行こうぜ。なあ次郎」
「ああ。気持ちいいぜ、海の中に飛び込んだら!」

俺と次郎はそう言って、妻の美代を誘った。

「ううん。私はここで見ているだけでいいの。あまり肌、焼きたくないし」
「日焼け止め塗ってるんだろ」
「そうだけど、やっぱり……」
「折角海に来たのにさ」
「まあいいじゃん謙太。美代さんが泳ぎたくないって言ってるんだからさ。また俺たちだけで泳ぎに行こうぜ」
「……そうだな。じゃあもう一度泳いでくるよ」
「うん。溺れない様に気をつけてね」
「分かってるって」

今日は生産ラインの定期修理で会社が休みだったので、同僚の次郎と俺の妻、美代の3人で海に遊びに来ていた。
このシーズン、平日じゃないとこんなにゆっくりと楽しめないからだ。
でも、美代はいつもどおり――というか、付き合い始めた時から日焼けを拒んでいた。
美代曰く、「肌が白い方が好きなの」らしい。
俺は別に小麦色した美代も好きなんだけどな。

そんなわけで俺は次郎と疲れるまで遊びまくった後、海から上がった。
27歳にもなってこんなにはしゃいだら、次の日が大変そうだ。

「そろそろ帰ろうか、日も沈んできたことだし」
「そうだな」
「うん」

俺達は赤く染まり始めた空と海を見ながら帰り支度をして家に帰った。

折角だから、俺の家で飯でも食っていけよ。
俺と美代は、そういって次郎を狭い家に招いた。





美代の手料理と旨い酒。
俺達3人は、疲れていたせいか妙に美味しく感じた酒をいつもよりたくさん飲んだ。
食事が終わると、つまみを出して飲みなおす。

「私だって海ではしゃぎたいわよ」
「なら、はしゃげばいい」
「それが出来ないからずっとパラソルの下で座ってるんじゃない。ねえ、分かる?二人が楽しんでいるのをじっと見ているだけっていうつまらなさ」
「美代、おまえそんな事思ってたのか」
「当たり前でしょ、私の気持ちなんて全然分かってないんだから……もうっ」

美代は酒のせいか、心にとどめていた本音を言い始めた。
俺はちょっと驚いたが、やはりそういう気持ちを持っていたのかと内心、ホッとしていた。
普段から愚痴を言わない美代は、ずっと不満を溜め込んでいたんだな。
たまにはこうやって愚痴を聞いてやらないと。

そう思ってしばらく聞いていると、美代は徐々に言葉が少なくなってコテンとテーブルに突っ伏して寝てしまった。

「美代さん、相当ストレスがたまっていたんじゃないか?」
「そうだな。俺はあまり気づいてなかった」
「そうか。でも、まさか夜の相手もしてやっていないってことはないよな」
「う〜ん……」
「えっ、マジで?」
「結構忙しいからな。帰ってきたらそういう気になれないんだ」
「はぁ……そりゃまずいだろ。だってまだ結婚して1年しか経ってないんだろ」
「ああ。それは分かってるんだけどなぁ」
「美代さんに魅力を感じないってわけ?」
「そうは言わないけどさ。なんていうか……あまり積極的でないし」
「そりゃ美代さんの性格なんだから仕方ないだろ」
「そうなんだけどさ。俺からばかりってのもなぁ……」
「贅沢だぞ。美代さんみたいな綺麗な女性を嫁にもらっておいて」
「……ああ」

次郎の言っていることはよく分かる。
でも、俺が忙しいというのは本当のことだし、それは美代も分かってくれている。
だからお互いそのあたりは干渉せずにやってきたんだけど……

「う〜ん。それならさ、お前、美代さんの積極的なところが見れたら考え直すか?」
「えっ。積極的なところ?」
「ああ」
「……そうだな。一度見てみたいもんだよ、美代の積極的なところ。だったら俺だって積極的に美代と……って、お前、俺に何言わせるんだよっ」

そう言って次郎を見ると、次郎は胡坐を組んだまま頭を垂れて寝てしまっていた。

「……何だよそれ」

寝ている相手に何を言っても仕方がない。
俺はふぅ〜とため息をついてビールを一口飲んだ。
すると、目の前で寝ていた美代がゆっくりと目を覚まし、俺を見た。

「起きたのか?」
「……うん。次郎君、寝ちゃったのね」
「ああ。今寝たところだ」
「そう。それなら……ねえ」
「ん?」

美代は妙に色気づいた笑いを浮かべると、スッと立ち上がって俺の横に座った。

「ねえ謙太」
「ん?」
「……今からしようよ」
「……はっ!?」
「2度言わせるの?」
「い、今からって……次郎がいるんだぜ」
「寝ているんでしょ。だったら大丈夫よ」
「ダ、ダメだって。気づかれるから」
「……折角お酒の力を使って積極的になっているのに。謙太って臆病なんだ」
「なっ……俺は別に臆病なんかじゃ……」
「ふ〜ん、ならいいじゃん。フェラチオしてあげる」
「えっ……」
「じっとしないとチンポが取り出せない」
「お、おい……」
「ほら出てきた。何だかんだ言っても、こんなに勃起させてちゃ説得力ないね」
「み、美代……おまえ……」
「まあまあ。じゃあこの勃起したチンポを私がフェラチオします」
「おまえ……うっ……」
「んっ。んん……んふっ」
「うあ……す、すげぇ……」
「んぐっ、んっ、んんっ」
「美代っ……」
「気持ちいい?
「あ、ああ。すごく気持ちいいよ。お前、フェラチオなんてしたことあったのか?」
「そんな事女性に聞くもんじゃないでしょ」
「だ、だって……こんなに気持ちいいのって」
「気持ちいいなら構わないじゃない。もっと気持ちよくしてあげるから」
「うっ……くぅっ」
「んんっ。んん、んっ、んっ、はんっ……んんっ」

美代が初めてフェラチオしている。
しかも、こんなに上手いなんて。
俺が気持ちいいと思うことを、美代はことごとくやってのけた。
仮首を嘗め回し、吸い付きながら喉の奥までくわえ込む。
そして、唇を細めて何度も何度も頭を動かしている。
この動き、きっと初めてじゃない。
俺と付き合う前の男に仕込まれたのか、それとも――
生暖かい舌が絡み付いてくる。こんなにされたら、もうイッてしまいそうだ。

「み、美代っ。俺、もうだめだっ」
「んっ、んふぅ。イッちゃいそうになった?」
「あ、ああ……」
「イクなら私の中で出してよ。折角だし」
「み、美代……」
「嫌なの?私のマンコに出すの」
「マ、マンコって……」
「愛する人のチンポをフェラチオするだけで、女の体は濡れるんだよ。知ってた?」
「…………」
「知らなかったのなら教えてあげるよ」

美代は立ち上がり、緑のスカートをスルスルと脱ぐと、パンストとパンティを恥ずかしげもなく脱ぎ捨てた。
眠っているとはいえ、横には次郎が寝ているんだ。
もし起きたりしたら――

「大丈夫大丈夫。次郎君は起きないから」
「そ、そんなこと分からないだろ」
「そう?……じゃあ……わ〜っ!わ〜っ!次郎君起きて〜っ!」
「お、おい!」

いきなり大きな声を出し始めた美代に、俺はあせった。
そんなに叫んだら絶対に次郎が起きるじゃないか。
そう思っていたのだが、次郎は一向に起きる様子がない。

「ね、言ったでしょ。次郎君は起きないって」
「……ど、どういうことだよ」
「それはねぇ……ニヒヒ」

美代は俺を寝かせると、いきり立ったままのチンポの上にまたがった。
そして指でマンコを開くと、そのままゆっくりと腰を下ろして俺のチンポを飲み込み始めた。

「んっ!んぅぅ」
「くっ……」

ヌルンとした生暖かい感触がチンポを包み込んでゆく。
そして、それがチンポ全体を包み込んだとき、美代は俺の上に座り込む形になった。

「……っ。ふぅ。子宮の入り口まで届きそうな感じ」
「……美代。どうしたんだよ」
「だって、私の積極的なところが見たいっていうんだもの」
「……聞いていたのか?俺と次郎が話していたこと」
「聞いていたって言うか……ねぇ。実は私、次郎だし」
「はっ?」
「言ってなかったけど、アルコールを一定以上飲むと幽体離脱出来る様になるんだよねぇ」
「は、はぁ?」
「俺……今さ、美代さんの体に乗り移ってるわけ」
「……はぁ?」

俺は美代が何を言っているのか分からなかった。
こんな状況で冗談を言うなんて。
でも、美代が話している内容を聞いていると、どうやら嘘じゃないことが分かってきた。

「ということは……今寝ている次郎は魂が入っていないのか?」
「そういう事。美代さんは意識の奥でずっと眠ったままなんだ。その隙に俺が体を動かしているってわけ」
「か、勝手に美代の体を使うなよっ!俺の嫁なんだぞっ」
「だって、こうでもしないと美代さんがかわいそうだし。積極的な美代さんが見れたら考え直すんだろ」
「そ、それはそう言ったけど……だからって。うっ」
「あっ、んっ。美代さん、寂しいんだ。んっ、まだ1年しか経ってないのに……あっ。セックスレスなんてさ……んんっ」

美代に乗り移った次郎が、が俺の上で動き始めた。
クチュ、クチュとマンコが声を出している。
ずっと俺を待ち望んでいたかのように。

「あっ。こ、こんなに気持ちいいなんて。美代さん、お前をずっと待っていたんだぜ……はぁ、あっ、あっ、あんっ」
「うっ……はぁ、はぁ……あっ」
「ま、まるで全身が性感帯になったみたいだ……ああっ、あっ、あっ、あっ」

狂ったように跳ねる美代の体。
こんな美代を見たのは初めてだ。
オレンジの服に包まれた胸が、激しく上下に揺れている。
次郎がそうさせているとはいえ、これほど美代が乱れるなんて――

俺はいつしか興奮し、自分から腰を動かし始めていた。
艶のある喘ぎ声で俺の気持ちを高ぶらせる。
止まらない。
俺は美代を抱き寄せると、そのまま無我夢中で腰を動かした。

「ふああっ!あっ、あっ、す、すご……あっ……ああっ、そんなに動いたらっ……はあっ!」
「美代っ、美代っ!はぁ、はぁ……美代っ」
「お、奥まで届いてるっ……し、子宮まで届いてるよぉ」
「もっと、もっと突いてやるっ」
「んあっ、ああっ、あうっ、あうっ……こ、壊れちゃうっ」
「それでもいいっ……もっと感じてくれっ!」
「ああっ、いいっ、いいよっ。すごくいいっ!謙太のチンポ、すごいよぉ」
「はぁ、はぁ。あっ……ああっ」
「あん、あんっ、あんっ、あっ……だ、だめっ。イッちゃう!イッちゃうっ!」
「お、俺ももうっ……い、一緒にイこうっ!」
「あっ、だめっ……は、はぁっああっ!あっ、あっ、イクッ、イクッ!……んああああっ!」
「はぁ、はぁ、あぁ……くっ……んくっ……ううっ!」

俺と美代はほぼ同時に頂点に達した。
思い切り美代の中に精子を注ぎこむ。
ビュッ、ビュッと出るたびに、美代の膣にキュ、キュッとしめつけられた感じがした。

「はあ、はぁ、はぁ……ああ……」
「ふぅ、ふぅ、はぁ、はぁ……」

激しいセックス。
俺と美代は繋がったまま横になると、しばらくその余韻を楽しんだ――。





「なあ謙太。お前、途中から俺だって事、無視してただろ」
「……美代にしか思えなかったからな」
「ということは、俺の演技もまんざらじゃないってことか」
「……さあな」
「にしても、お前ってかなり激しいセックスが出来るんだな」
「そうか?俺自身も、こんなに激しくセックスしたことなかった」
「美代さんが積極的になればこれだけのセックスが出来るってことか」
「……まあ、そうかもしれないな」
「じゃあ今度からは頑張ってくれよ」
「そうだな。今日の事を思い出しながら頑張るか」
「たまに来てやってもいいぜ」
「……それは遠慮しとくよ。妻の体を勝手に使われるのはいい気持ちしないからな」
「そうか。そういう事なら止めとくよ。じゃあ最後に……謙太、愛してるわ。んっ」
「んっ……んふっ」
「んっ……んっ」

激しいディープキス。
目の前に見えるのは美代だが、その体に乗り移って動かしているのは次郎。
複雑な気持ちになりながらも、俺のチンポは美代のマンコの中でまた大きくなってしまった。

「んっ……ふぅ。また私の中で大きくなったね。もう一度する?」
「…………」
「今日で終わりって事で!」
「……ああ」

俺は次郎の誘惑に負け、もう一度セックスした。
明日から、いつもの美代とのギャップに耐えられるだろうか?
そんな不安を少しだけ抱きつつ、俺はセックスを楽しんだ。

おわり