信じられないというのはこの事だ。
世の中、不思議な事は多々あるけれど、今、俺もその瞬間を体験しているんだと思う。

「……へ?」
「へ……じゃないって。君がだ〜いすきな婦警だぞ」
「そ、それは……みりゃ分かるけど……」
「しかもこれ、本物の制服。そして本物の婦警さん」
「わ、分かってるって。昨日、原チャリで捕まった人だから」
「分かっていればよろしい。じゃあ……お前の好きなようにしていいぜ」

俺の家に押しかけてきた婦警さんは、やけに馴れ馴れしく俺に話しかけてきた。
しかも男言葉で。
それは、この婦警さんにクラスメイトの影由が乗り移っているからだ。
俺が昨日原チャリ乗っててスピード違反で捕まった婦警さん。
今日、学校でその事を影由に話すと、「よし、それじゃあその婦警さんへ仕返しだ。セックスさせてやるよ」
そんな事を言い出したんだ。
で、家に帰ってしばらくすると、本当にあの婦警さんが俺の家に押しかけてきた。

「ほら、遠慮するなよ」
「ほらって言われてもなぁ……」
「なんだ?ああ、俺がこんなしゃべり方しているからか」
「う〜ん……」
「ならば……ねえ、立花君。君は昨日私が捕まえたのよ。分かってる?」
「わ、分かってる……よ」

急に『私』だなんて。
そんなしゃべりかたされたら、本当に婦警さんに思ってしまうじゃないか。

「私、今度は立花君に捕まえて欲しいな。そのズボンの中でいきり立ってるチ○ポを私に突き刺してしっかりと捕まえて欲しいんだけど。ふふ」

婦警さんに乗り移った影由は後ろを向くと、腰をひねりながら右手で制服のスカートをスルリと引き上げた。婦警さんの白いパンティが俺の視界に飛び込んでくる。

「これでも捕まえてくれないの?それなら、私がまた捕まえちゃおっかな。この口でね!」

やばい……
俺、本当にこの婦警さんとしたくなってきた。
何より美人だし!

――ってな訳で、俺は影由が乗り移っている婦警さんとセックスしてしまった。
制服を着せたままフェラチオ。
そしてスカートを捲り上げてバックから挿入。
影由は女に乗り移るのが慣れているのか、婦警さんの声で可愛らしい喘ぎ声を連発していた。

「あっ、あっ、あんっ、あんっ。はぁ、はぁ。た、立花君のチ○ポ、すごく長いよ。私の奥まで突いてくるっ!」
「はぁ、はぁ、はぁ」
「ああんっ!いいよぉ。もっと、もっと。もっと立花君のチ○ポでかき回してぇ」

顔に似合わず過激な言葉。
そのギャップに、俺はもうイキそうになった。

「で、出るよっ!」
「うんっ、いいよっ。中に……中に出してっ!」
「い、いいのか?」
「うんっ!」
「じゃあっ!」
「ああっ、あんっ、あん、あ、あ、ああ、ああ、あ、あ、すごっ……あっ、あああ!」
「はあ、はあ、はあ、はあ……イ、イクッ!」
「はああ〜んっ」

こうして俺は婦警さんの中に精子をぶちまけた。
ヒクヒクと動く婦警さんの中は本当に気持ちが良かった。
こんなに美人な人と――しかもコスプレまがいのセックスが出来るなんて夢のようだ。

「はぁ、はぁ、はぁ……あ〜あ。中で出しちゃった!」
「えっ、だって」
「もしかしたら妊娠するかもな。この体、安全日かどうか分からないし」
「え……えええ〜っ!」

あまりに無責任な言葉に気が遠のいた俺。
いや、無責任なのは婦警さんの中にぶちまけた俺のほうか。

頼むから――妊娠だけは勘弁してくれよ。
交通ルールは守るからさ……


おわり