前回からは全然繋がりのない話なんですが、久しぶりに文章のみのお話。
単発ですが、たまにはこういうのもよいですねぇ(^^
いや、最近18禁系TSFに飢えているんですよ(笑



「はぁ、はぁ、はぁ」

少し薄暗くなりかけた校舎の廊下。
絵梨奈(えりな)は体操服に包まれた豊満な胸を上下に揺らし、息を切らせながら誰もいなくなった教室の前まで走ってきた。
今一度、左右に顔を振って誰もいない事を確認すると、ガラガラと扉を開けて教室に入る。

「はぁ、はぁ。ふぅ〜」

よほど無理して走ってきた様子。
額から滲む汗が頬を伝って流れ落ちている。
その汗を細い腕で拭うと、大きく息を吸って呼吸を整えた。

「ふぅ〜」

絵梨奈はまだ少し息が上がった状態で、窓からグランドを見下ろした。
グランドでは女子陸上部の女の子達が、まだ練習を続けている最中。
さっきまで、あの女子陸上部で同じように練習をしていた絵梨奈。
走り高跳びを得意とする彼女だが、2年になってもまだレギュラーへの道のりは遠かった。
まだまだ練習が足りないのか?
それとも、自分でもコンプレックスとなっている大きな胸の重さが問題なのだろうか?
確かにE〜Fカップの胸は重量感があり、走り高跳びをするにはちょっと不利になっている可能性は否定できない。
ただ、世の中にはその『巨乳』が大好きな人も大勢いるのだった。

「誰にも気づかれてないよな」

ボソッと呟いた後、他人に見られないよう窓から離れた絵梨奈。
俯いて、汗が引いた体を眺める。
白い体操服に包まれた、滑らかな曲線を描く胸。
そして黄色い短パンに包まれた股間から伸びる、ほっそりとした少し小麦色した二本の足。
胸は大きいが、その他の部分は一般的な「女子高生」。
いや、運動している分、スタイルは良いのではないだろうか。
彼女がレギュラーになるためには苦労する体だが、女性としては非常に恵まれている。
身長が164cmあるというのも魅力的だ。
ブラウンのストレートショートに小顔なところが、胸をより大きく見せているのかもしれない。
そんな彼女が部活を抜け出し、一人で誰もいない教室へ。

「すげぇ……最高だよな。絵梨奈の体って。巨乳だよ、巨乳!」

彼女には似合わない言葉を口にした絵梨奈は、ゴクンと唾を飲み込むと、その豊満な胸に両手を添え始めた――