内股でふらふらした足取り。
乱れた息遣いに切ない喘ぎ声が混じっている。

「あら?どうしたの浩美。こんな時間に」
「はぁ、はぁ……ちょっと気分が……悪くなって」
「大丈夫?浩美が調子悪いって帰ってくるくらいなら相当辛いんじゃない?医者に連れていてあげようか?」
「い、いいのお母さん。休めば治るから」
「そう?顔も赤いし……大分熱があるんじゃない?」
「はぁ、はぁ。だ、大丈夫だって言ってるでしょ。部屋で休むから……入って来ないで」
「……浩美」

何とか家に着いた浩美は、玄関で出迎えた母親に気づかれないよう、二階にある自分の部屋に戻った。

「んっ……あぁっ」

部屋の扉を閉めるなり、絨毯の上に崩れ落ちた浩美。
必死に我慢していたのだが、もう限界。

「イ……イッちゃう……あっ、あっ、あっ……あああっ」

ビクビクと体を震わせ、今まで我慢していた快感を一気に放出したように見える。

「はぁ、はぁ……ああ。だめっ、まだ中で動いてる……そんなに動いたら……ま、またイッちゃうっ」

今、イッたばかりの体は、更に快感を増幅させながら浩美の精神まで犯そうとしていた。
朝から続いている異常に長い愛撫で、自分でも信じられないくらい敏感になっている体。
何をされても、どこを触られても感じてしまう。

「ひっ!あっ、だめぇっ!そ、そんな……あっ、イ、イクッ、イクッ……あああああ〜っ」

両胸の乳首が摘まれ、クリトリスを舐められる。
そして膣の奥深くに潜り込み、グニグニと内部を犯す生暖かい棒。
三箇所を同時に攻められ始めた浩美は、十秒もしないうちに二回目の絶頂を迎えてしまった。
それでも尚、攻撃は続いた。
服を着たまま絨毯の上で俯けに寝転び、その快感に身悶える浩美。
中途半端に足を開き、時折ピクッ、ピクッとお尻を震わせる。
そして、匍匐全身するように両腕を前に出し、絨毯の毛を握り締めた。
頭を横に向け、喘いでいる欲情した表情。
半開きの口からは、涎の筋が止まらない。

「ああっ!い、いやあ〜。も、もうっ……やめてぇ。あっ、あっ、だ、だめぇっ!」

浩美は目をギュッと瞑ると、体全体に力を入れた。

「んんん〜っ!」

またイッてしまったのだ。
ナプキンでは吸い取りきれない愛液がパンストに、そしてタイトスカートの生地へと染み込んでゆく。
もう理性ではどうにもならないレベル。
だが、三箇所同時攻めは収まる気配がなかった。
頭の中が真っ白になり、体に力が入らない。

「はあっ、はあっ、はあっ……ふああっ!」


……もう何度イッただろう。
それすら数えることが出来なかった。
部屋に戻ってきてから三十分。
休むことなく犯される体。

「いや……も、もう……許して……」

声が枯れて出ない。
酸素過多になりそうだ。
苦しくて息が出来ない。

「た、助けて……お、お母さ……ん……うっ……ぁぁっ!!」

膣内で、一際激しくピストン運動を始める。
喘ぎ声さえ出せなくなった浩美は、ビクビクッと体を震わせると涎を垂らしたまま失神してしまった。
全身の力が抜け、まったく動かなくなってしまった。
そんな状況でも、浩美は夕方ごろまで犯され続けていたのだった――




ピク……ピク……

浩美の指が動いた。
どうやら意識を取り戻したようだ。
ゆっくりと腕が動いた後、よろよろと体を起こして立ち上がる。
しかし、どういうわけか浩美は目を覚ましていなかった。
ダランと頭を垂らした状態。まるで操り人形のように、誰かに動かされているように見える。
そのまま椅子に座り、たどたどしい手つきで机の上にノートを広げ、ボールペンを持って字を書き始めた。
その内容は、『私は会社を辞めます。辞めない場合はずっと犯され続けても構いません』だった。
その後、浩美の自体ではない文字で名前を添えると、机の上に体を預けたまま動かなくなってしまったのだ――





次の日……

浩美は会社に出てこなかった。
その代わりに、母親が浩美の「辞表」を持って現れたのだ。
何があったのかは分からないが、とにかく会社を辞めたいという事。
浩美が布団の中に入り込んだまま顔を出さなかったので、母親には全く分からなかった。

「何があったんでしょうな。吉原さんは有能な課長だったのに」
「……私にも分からないんです。会社で何かあったのでしょうか?」
「さあ。私は知りませんな」
「そうですか……」

部長に浩美の辞表を手渡し、ほんの少しだけ話をした母親は、軽く会釈すると家に帰った。


「ふん。辞表も自分で持って来れんとはな」

何も知らない部長は、机の上に辞表を置くと椅子に座ってゆっくりと目を瞑った――



「宮崎係長!俺、もう最高っすよ!」
「たまらんだろ」
「はい。今もこうやって吉原課長を犯していると思うと」
「おい、大きな声を出すなよ」
「あ、す……すいません。でも、本当に……最高ですよね」
「そうだろ。あの吉原課長も、お前の巨根に突かれたらさぞ気持ちいいだろうさ」
「それにしてもすごいですね。どうしてこんな事が出来るようになったんですか?」
「さあな。俺にも分からないが、できるようになったのは仕方がないじゃないか。この俺の手の中にある感触。
吉原課長の胸は本当に柔らかいぞ。そしてこの口の中にあるコリコリとした硬さ。感じまくっている証拠だな」

宮崎は口の中で舌を転がし、浩美の乳首を愛撫していた。
全ては宮崎の仕業。
宮崎が超能力を使って浩美を犯し続けているのだ。
そして、その超能力を数人の部下に反映させ、手伝わせていた。

浩美の体には、男性達の無数の手と舌が這い回っている。
色々な肉棒が、順番に浩美の膣を犯し続けた。

家では、ベッドの中で快感地獄に堕ちた浩美が四六時中悶え苦しんでいるのだ。

「あひっ!あひっ!い、いいっ……そんなに奥までっ!あっ、い、イッちゃうっ。い、いやあっ!」

声にならない声を上げながら、絶頂と失神を繰り返す。
部屋中に異様な匂いを漂わせ、ひたすらイキ続ける浩美を見た母親が救急車を呼んだときには、もう遅かった。
精神的にも犯されてしまった浩美は、二度と世間の前に姿を見せる事はなかったのだ――




「宮崎課長。これでいいですか?」
「ん?どれどれ……よし。この資料で発表しろ」
「はい」

しばらくして、宮崎は課長に昇進した。
ほとんどの部下が、そうなるべきだと思っていたようで特に混乱はなかった。
しかも、宮崎が昇進するために協力した男子社員たちは尚更喜んでいるようだ。

「宮崎課長」
「なんだ?」
「あの、ちょっと躾をしてほしい女子社員がいるんですが」
「んん?誰だ?」
「二つ隣の席に座っている○○ 三代子です」
「ああ、あいつの態度にはちょっとムカついてたんだ。よし、躾をしてやるか」
「ありがとうございます」
「よし、お前が躾をしてみろ。ほら、手を出せ」
「は、はい」

こうして、男性社員の手に超能力を反映させる。
すると……

「きゃっ!」

急に胸を揉まれた感じがした三代子が、ビックリしたような声を上げながら胸を抱きしめた。

「どうした?」
「……な、何でもない……です」

恥ずかしそうに、顔を真っ赤にした三代子を見て、宮崎と男性社員が含み笑いをする。

あっ……な、何?む、胸が……

「はぁ、はぁ……んっ…んんんっ!」

こうして宮崎は、超能力と男子社員を使って女子社員たちへの『見えないセクハラ』を続けたのだった。
もちろん、一年も経たないうちに宮崎の課から女子社員の姿が消えたことは言うまでもない。

おわり