どのくらい経っただろうか?
カチャッとバスルームのガラス戸が開く音がして、タオルを身体に巻いた
めぐみが現れた。
身体から湯気が出ていてとてもセクシーだ。

(早く来い来い!)

ばれないように大人しく待っていると、
めぐみは身体に巻いていたタオルを洗濯機の中に入れ、
大きなバスタオルで髪の毛や身体を拭き始めた。
よくよく考えると、こうやってメガネを外しているめぐみを見るのって初めてだ。

(メガネをしていないほうが可愛らしいな)

そんな事を思っていると、めぐみの手が俺の方に近づいてきた。

(いよいよかっ!)

そう思った俺の横に手が伸び、パンティを掴む。

(なんだ、先にパンティから穿くのか)

ちょっと残念だが、ずっとドキドキしっぱなしだ。
次はブラジャーに変身した俺を手にするはず。
スルスルとパンティを穿き終えためぐみが、俺に視線を向ける。
そして、めぐみの右手が俺を掴み、引き上げたんだ。

ハァ、ハァ……

暖かいめぐみの手。
その手が肩紐を通し、俺を大きめの胸に押し当てる。
すると、何とも言えない柔らかさが身体全体に伝わってきた。
めぐみが背中に回ってホックを止めると、俺は完全にめぐみの胸に密着する。

(さ、最高だ……この感触、最高だよ……)

俺がめぐみの胸をしっかりと包み込んでいる。
こんな事って想像できるだろうか?

めぐみは全く気づかないままスウェットの長袖を着ると、髪の毛を乾かしてから歩き始めた。
どうやらキッチンへと向かっているようだ。
めぐみが歩く度に、俺が包み込んでいる胸が上下に揺れる。
目の前にはめぐみの可愛らしい乳首が……

(うう……た、たまらんっ!)

この刺激的な状況に耐えられなくなった俺は、思わずめぐみの乳首を
キュッと摘んでしまった。

「きゃっ!」

歩いていためぐみが急に立ち止まり、両手で俺を押さえつける。

「な、何??」

驚いためぐみが、スウェットの中を覗き込んできた。

(やべぇ!)

大人しくする。

「何!?い、今……乳首を触られたような……」

俺が知らん振りをしていると、めぐみはまた歩き始めた。

(ふぅ。今は大人しくしているほうがいいな。でもなぁ)

今さっき俺が摘んだ乳首が、少しだけ硬くなっている。
ちょっとくらい感じたのかもしれないな。

胸の揺れが止まり「いただきます」というめぐみの声。
どうやらご飯を食べ始めたようだ。
まだ父親は帰ってきていないようで、めぐみと母親の声、そして
テレビからは何やらバラエティ番組の音が聞こえてくる。

(そういえば、俺は何も食べてないんだよな)

変身している状態ではお腹が空いている感覚はない。
きっと元の姿に戻ったら……あるいは動物に変身したらお腹が空くのかもしれないな。
そう思いながら、目の前にあるめぐみの胸をじっと眺めていた。

(それにしても……やっぱり刺激的だよな)

俺はめぐみに気づかれないように、ゆっくりと胸を動かしてみた。
めぐみの胸が、俺の変身したブラジャーのカップによって少しずつ上に動き、
更に内側に寄せられる。

(たまらん……)

全身に胸の柔らかさを感じていると、めぐみの手が俺をスウェットの生地ごと掴んで
ゆさゆさと揺らした。
ちょっと違和感を感じたのかもしれない。
俺が大人しくしていると、めぐみはまたその手を遠のかせた。

(ちょっと時間が掛かるけど、とりあえずめぐみが寝るまで待つとするかな)

寝てしまえばこっちのものだ。
めぐみがいつ寝るかは分からないが、俺はその時をじっと待つことにした。
たまに悪戯しながら――