Ts・TS

主にTSFを取り扱った創作物と、
個人的な日記を掲載しています。
掲載している作品は
フィクションです。
実在の人物や団体などとは
関係ありません。

与一

与一(6)

「与一っ。もうやめてっ!私っ……あっ!」

何も答えない与一は足を開いて腰を折らせ、強引に上半身を前に倒して便座に両手を付かせた。
お尻を突き出した私の膣に、パンストから変化した与一のチンポがヌルンと入り込んでくる。

「うっ。ちょっ……こんなところでっ……ああっ!」

膣の中いっぱいに入り込んだチンポが、私の体をブルブルと震わせた。

「あっ、ダメっ、あっ……んっ、んんっ」

すでに出来上がった私の膣は、何の抵抗もせずにチンポを受け入れ、そのチンポがストロークを始めるとジワジワと快感を放ち始めた。
体が待ち望んでいたこの行為は、快感を増幅させてゆく。
ズンズンと突かれる度に、私の体は自然と前後に揺れた。
独りでに揺れる体は他人から見れば、見えない者に犯されているような感じだろう。
突かれながら、声が漏れないように右手で口を塞ぐ。

き、きもちいいっ!
すごくきもちいいっ!

朝から弄られていた私の体が、めいいっぱいイキたい言っている。
私も――もうこのままイッてしまいたい。

理性なんて関係ない。
本気でそう思った。
チンポで突かれ、クリトリスを弄られている。
パスタ屋のトイレでパンストに変身した与一とセックス。
テーブルでは浩子が待っているのに。

「んっ、んっ、んっ、んんっ……ぁっ」

もうダメ。どうなってもいい――
私は目を瞑って、全身の神経で快感を味わった。
与一のチンポが奥深くまで入り込んできて、子宮口をノックする。
滴り落ちた愛液が、与一の変身したパンストに染み込んでゆく。

「い、いいっ。すごく……あっ。んんっ……んっ、んんっ!」

足に力が入らないのに、与一に強制的に立たされている。
こんなのって――こんなのって――

「あっ、ああっ!」

ガチャッと扉が開く音がした。
私はその音と同時に昇りつめた――






「敬菜?」

トイレに入ってきたのは浩子だった。
心配して来てくれたのだろう。
今イッたばかりで頭が朦朧としている私は無言でトイレを流すと、さっと手で髪を梳いて個室から出た。

「敬菜」
「っ……浩子」
「……だ、大丈夫?顔がすごく赤いけど」
「あ……う、うん。も、もう大丈夫……」

体に快感の余韻が残っている。それどころか、与一のチンポはまだ固くなったまま私の膣内にめり込んだままだった。

「今日はもう会社、休んだら?」
「……大丈夫。もう……すっきりしたから」
「……そうなんだ。今日ってアノ日なの?」
「う、うん。ちょっと重くて」

私は与一の悪戯を生理のせいにした。
与一はチンポを抜く気はない様子。
下腹部には圧迫感、そしてしびれるような快感を感じる。
食事する余裕もない私は、浩子の後ろをゆっくりと歩いて会社に戻った――



目の前に見える画面は、いつから変わっていないだろう?
オフィスに戻った私の膣は、いまだに与一に悪戯されていた。
手の動きは、浩子の20%以下のような気がする。
浩子も気になっているようだが気遣っているのか、わざと私へ接触しようとしなかった。

「ぅっ……んっ」

先ほどトイレに行ってパンストを脱ごうとしたとき、与一はまた別の物に変身した。
それは私の膣内を十分に満たすことの出来るチンポ型のバイブレーター。
たまったもんじゃないと私が引き出そうとすると、奥に入り込んでしまう。
その動きに、私は「あんっ!」と甘い声をだしてしまうのだ。
バイブに変身されたことで、私はタイトスカートの下には何も穿いていない状態。
下腹部を押さえる様にして更衣室に向かい、ロッカーから濡れて冷たくなっているピンクのパンティとパンストを穿いた。
これ以上愛液が滲み出ると、タイトスカートの表生地にまでシミが出てきそうだったのでナプキンを装着。さらにポケットティッシュを袋から取り出し、束のまま股間にあてがっていた。

いつまでこんな事を続けるのか。
バイブが自ら動き、膣の中をゆっくりと上下に移動する。
しかも回転しながら。
きっと、女性として最高の快感なんだろう。
私はそんなことを思いながら、コンスタントにイッてしまう体で必死に仕事をこなした。
いつもの半分くらいしか出来ていない。
今日中に仕上げなければならない仕事を優先に行い、2時間の残業を終えて退社した。

ずっと堪えて堪えて。

1時間ほど掛けてワンルームマンションにたどり着いた私は、ローヒールを脱ぐと部屋の中心に寝転がった。

そして――

「あああっ!あっ、あっ、あんっ。い、いいよぉ!いいっ、イッちゃうっ!イッちゃうぅぅっ!」

と、我慢していた喘ぎ声を思い切り叫んだ。
与一も私の喘ぎ声に反応して、思い切り膣の中で動き回っている。
私は仰向けになって足をM字に開くと、スーツの上から胸を揉みしだいた。
今までのストレスを発散するように喘ぎ続け、そしてイキ続けた。

「またぁ……あっ、いやっ、そ、そこ……す、すごいっ……ああっ、あっ。与一っ、与一っ……ダメぇっ……あっ、イクぅっ!」

束にして股間につけていたポケットティッシュも、もう役に立っていないかもしれない。
私はそう思うくらいイキまくり、そして愛液を出しまくった。
背中を反らせて頭を左右にふり、イッた事を表現する。
何回――いや、何十回イッただろうか?
失神寸前の私から与一が出てきた。
バイブのまま下着を押しのけて現れると、元の姿に戻ってゆく。
裸の与一は頭からつま先までずぶ濡れだ。

「はぁ、はぁ。すげぇな」
「あっ……はぁ、はぁ……んんぅ〜」
「今日は最高だっただろ」
「はぁ、はぁ……ん……んん」
「半日以上ずっと変身することが出来たな。これって最高記録だよ」

顔を拭いながら笑いかける与一に、私は怒る気力をなくした。
これだけ酷い目に会わされながらも――私は与一と別れることは出来ないだろう。
今日分かった。
もう与一の変身能力なしではいられない自分がいることが。
そして、自分がもうまともなセックスで満足できなくなっていることが――



おわり

与一(5)

私が戻ると、浩子達が昼食の準備をしているところだった。

「食べに行く?」
「うん」

もう一人の同僚はお弁当を持ってきているので、いつも浩子と二人で外に食べに行く。
浩子の準備が終わるのを待ち、二人で会社を出た。
高層ビルの窓ガラスに太陽の光が反射して余計にまぶしい。
対向2車線の道路には、トラックよりも乗用車がたくさん走っていた。
歩道の信号が青に変わると、人の束がゼブラゾーンを器用にすれ違ってゆく。

「今日は何にする?」
「私は何でもいいけど」
「そう。私、パスタな気分なんだけど」
「じゃあ……」

ということで、私たちはここから歩いて3分のところ、ランチメニューのあるパスタ屋に入った。
12時になってすぐ出たので、比較的空いている。
あと10分もすれば、きっと満席になるだろう。
二人で窓際の明るいテーブルの席に座り、ランチメニューを注文する。
私はシーフードパスタ。浩子はナポリタン。
パンとスープ、サラダがついて880円は安いと思っている。

「ねえ敬菜。さっきは何を考えていたの?」
「え?」
「仕事中よ、仕事中。与一君のこと?」
「あ、ああ。あれね」

本当のことは言えず、とりあえず適当な事を言ってごまかした。
与一が彼氏だということは浩子も知っている。
でも、与一に変身能力があることは少なくとも私の周りの人間は知らない。

「与一君、元気にしてる?」
「えっ、う、うん」
「あの様子じゃ、ほかに好きな人が出来たんじゃない?実はもう与一君とは別れたとか」
「そ、そんな事ないけどね……」

今ここにいるんだけど――とは言えないが、与一には聞こえているんだろう。
自分の存在を示すように、パンストに包まれた右足が勝手に動いて対面に座っている浩子の足を軽く突いた。

「え?」
「あ、ごめん。足当たっちゃった」
「ううん」

与一の仕業と気づかない浩子は、何食わぬ顔で話を続けている。
私の足は、勝手に組んだり蟹股に開いたり。
他人が見たら忙(せわ)しくて落ち着きがない女だと思われそう。
勝手に動くので、腕をテーブルにつけていないと不安定になる。
でも、こうやってふざけて足を動かしているだけならまだマシだ。

しばらくして、私たちの目の前にパスタが並んだ。

「じゃ、食べよっか」
「いただきます」

食べ始めると、与一のいやらしい悪戯が始まる。
お尻を撫でまわし、内ももを舐められる感触。
そして、生暖かい下半身、右足の親指がより一層生暖かくなった。
まるで口の中に含まれている感覚。
そのまま親指の腹を舌で舐められ、指と指の間をチロチロとはじかれる。
会話をしながら食べる私の手が緊張していた。
一本一本指を咥えられるたびに、ぞわぞわと寒気が走り、下腹部が熱くなるのを感じた。

ファッションや仕事、彼氏の話。
浩子はいろいろと話題を提供してくれるが、会話に集中できなかった。
楽しい会話に、なぜ緊張しなければならないのかと思いつつも、この状態がしばらく続く。
尚も悪戯を続ける与一は、タイトスカートの裾で制限される足をできるだけ開いた後、事もあろうか私の割れ目をグイッと開いてみせた。
窓際の席。
たまたま窓を背に向けて座っていたから大丈夫なものの、もし窓側を向いて足を開き、割れ目まで開かれていたことを考えるとたまったもんじゃない。
タイトスカートの暗闇で怪しく開く割れ目。
埋まり始めたテーブルの客に気づかれないか心配。

開いた割れ目の中を、いつ与一に触られるのだろう。
そう思うと、手を動かしてパスタを口にすることが出来なかった。

「どうしたの?もう食べないの?」
「えっ……そ、そうじゃないんだけど」
「今日の敬菜、何か変だよ。本当は何か心配事とかあるんじゃない?」
「あぁ。心配事じゃないんだけどね」

話している間も、ずっと足が開いて割れ目も開かれっぱなし。
そのうち、タイトスカートの裾がジワジワとずり上がってきて、足を開く角度が大きくなってきた。

ハシタナイ――

私は足に力を入れて閉じようとした。
いや、最初からずっとしているのだが、与一の力が私よりも上回っているので閉じられない。
これ以上はまずいと思った私は、椅子に座りなおすフリをして両手も加えて足を閉じようとお尻を上げた――のだが、逆に思い切り足を開かされてしまった。
完全にタイトスカートがずり上がって、足の付け根まで捲れている。
おかげで隠れていた股間が私からでも見える状態。
陰毛が、そして割れ目が思い切り左右に開かれている。

「やんっ!」
「えっ?」
「あっ……ううん。な、何でもない」

誰かに見られたら!?
白いテーブルクロスのおかげで、かろうじて周りに座っている客達からは見えなさそうだ。
でも、少しかがんで覗き込まれたら――
もう鼓動は高鳴りっぱなし。
お願いだから早くこの足を閉じさせてっ!

「下に何かあるの?」
「えっ!?」

私が俯いてばかりなので、浩子も気になったようだ。
体を横に倒してテーブルの下を覗き込もうとしている。

「あっ!だ、大丈夫だから」

ダ、ダメっ!
今覗かれたら、私のはしたない姿を見られてしまう。

「ひ、浩子っ」

私の問いかけに返事をしなかった浩子の頭が、テーブルの下へと消えていった。

もうダメっ!

私はとっさに両手で股間を隠した。
すると、両手を挟み込むように両足がギュッと閉じた。

「何してるの?」
「えっ……あ、だ、だから」

顔を上げた浩子が首をかしげている。

「か、痒いの?」
「そ、そうじゃない……けど……ちょ、ちょっと痛くて」

タジタジになりながら、急いで捲れあがったタイトスカートを元に戻した。
股間に触れた指がすごく濡れている。
午前中に乳首を弄られていたこともあるが、こうやって変態的な痴態をさせられたことで妙な快感が増幅してしまった。
はっきり言って私、体が疼いてる。
そんな私の気持ちを知ってか知らずか――与一はとうとう私の股間を弄り始めた。
少し足を開かされると、割れ目の中にパンストの生地がめり込んでゆく。
十分に充血したクリトリスの皮を剥かれ、舌のような感覚でチロチロ舐め始めると体中に電気が走った。

「っ……は、はぁ」
「敬菜、大丈夫?」
「ぁっ、んっ……ご、ごめん。ちょっとトイレ」
「う、うん」

やだっ、浩子の前でっ。

私は急いで立ち上がると、近くにある女子トイレの扉を開いた。
そして、中に2つ並んでいる小さな個室に駆け込んだ。

与一(4)

誰もいない更衣室。
私がロッカーを開いて白いブラウスを取ろうとすると、眠っていたと思っていた与一が急に行動を始めた。
というか――
ベストの中のブラウスがスッと消えてなくなり、下半身に違和感を覚えた。
スルスルと下着を下ろされている感じだ。

「ちょっ……な、何!?」

俯いたときには、タイトスカートの裾からパンストとパンティがずり下ろされているのが見えた。しかも、そのずり下ろしているのはパンストと同じ生地のもの。
まさか――

「きゃっ」

不意に右足を上げられた私は体勢を保つためにロッカーの扉を持った。
履いていた黒いローヒールが脱がされ、パンストとパンティが足から抜かれる。
同じように、今度は左足を上げられるとローヒールを脱がされ、足元にパンストとパンティがはらりと落ちた。
にもかかわらず、足は今脱いだパンストと同じものを穿いている。
非常に不思議な光景。まるでパンストを2重に穿いていたようだ。

「勝手にこんな事してっ!」

――結局、私は与一が変身したパンストを穿かなければならない状況になった。
タイトスカートを捲ると、ノーパンにパンストを穿いているセクシーな――というか変態的な格好だ。
まあ、人前でタイトスカートを脱ぐわけではないのでバレはしないが、さすがに恥ずかしい。
とにかく、上半身はベストだけというのはまずい。
急いでベストを脱ぎ、元々着ていたブラウスを身につけてベストを着なおした。

「もう……」

落ちているパンストとパンティを拾い上げた私は、赤面した。
パンティの股間がしっとりと濡れている。
与一の悪戯に反応してしまった証拠だ。
しかも、与一は今パンストになって私の股間にへばりついている。
感じていたのがバレバレ。
いや、どのみち乳首が勃起していたから分かっているだろう。

そのまま丸めてロッカーに放り込んだ私は、生暖かいパンストの生地を下半身に感じながらオフィスへ戻った。

与一(3)

会社に着いた私は、いつものように女子更衣室に入ると制服に着替え始めた。
青いベストと膝小僧より少し上までタイトスカート。
白いブラウスは今のままでよいが、私が三つボタンのスーツを脱いでハンガーに掛けたとたん――

「あっ」

ブラジャーが動いた。
与一が形を変えながら、ブラウスのボタンとボタンの間からすり抜けてきた。
そして足元に落ちたときには、今着ているブラウスとまったく同じ物に変身したのだ。

「ちょ、ちょっと。それは嫌よ」

急にひんやりとした胸元を抑えながら、私は落ちているブラウスに話し掛けた。
でも、ブラウスは勝手に動き出して私の足をよじ登ってくる。

「嫌だって言ってるのに」

お構いなしだ。
裾の部分が手の形に変化し、私が着ているブラウスのボタンを外し始める。
何を言っても聞かないところが、わがままというか、まだ子供っぽいというか。

無理矢理ブラウスを脱がされた私の上半身を、与一が変身したブラウスが包み込む。
先ほどは胸だけが生暖かかったのだが、今度は上半身全体が生暖かい。
仕方なしに、ブラウスの上にベストを着込み、タイトスカートに穿きなおした。
ノーブラで、しかも与一が変身したブラウスを身にまとっているんだと考えると――

私は一つため息をつくと、オフィスへと歩いた。


大きな窓が並んだ明るいオフィス。
5つの机が並んで向かい合い、合計10の机が一かたまりになって並んでいる。
私はその一つの机に座って、ノートパソコンを開いた。
ここが私の作業スペース。
事務処理が主な仕事なので、何か頼まれごとでもない限り一日中この場所を動かない。
左右には同僚の女性。
目の前の机には先輩の女性が座っていた。
私語は慎みつつ、それでもたまに小声で話す。
隣にいるのに、メールで会話することもしばしば。
それが私の日常だった。

上半身に生暖かさを感じながらキーボードを打つ。
ブラウスに変身した与一に気づく人はなく、皆、パソコンの画面を見ながら作業していた。
与一もしばらくは何もしてこなかったので、このまま何事もなく終われるかもしれないなぁ――なんて思っていたが、もちろんそんなはずはない訳で。

「ぅっ!?」

私はビクンと体を震わせて背筋を伸ばした。
ブラウスの生地が背中を擦ったのだ。
まるで、人差し指が背骨を上から下になでるように。
ざわっと鳥肌が立つ。
今度は、ベストの中で二つの手のひらが背中全体を擦っている。
その手のひらの感覚は、肩に移動したり、腰に移動したりした。
ブラウスの生地がひとりでに動くなんてありえない。この異様な光景は、半袖のベストが他人から見えなくしていた。

私は最初こそびっくりしたものの、その後は平静を装いつつキーボードを打ち続けた。
入力ミスはできないので、パソコンの画面に集中する。

手のひらは、腰からお腹に移動すると、そのまま円を描くように撫でた。
お腹の皮膚が、ブラウスの生地に撫でられて――
その後、ゆっくりと上に移動した。

「…………」

私はキーボードを打っていた指を止めた。
それとなく周りを見渡すと、皆、画面を見ていたり電話の対応をしている。
だから、こうやってノーブラの胸をブラウスの生地に揉まれているなんて事が分かる人はいなかった。
乳房を揺らされると、カサカサとブラウスの生地が擦れる音が。
そして、ベストが少し動いていた。
私は両脇を閉めた状態で机にひじを突き、両手を組んで顎を乗せて考えているフリをした。他人に見られるのは恥ずかしいし、こんな状況でキーボードを打っていたら間違えるかもしれないから。
腕で左右を隠していれば、少なくても同僚の女性からは分からない。
それに、目の前にいる先輩もノートPCの画面が邪魔をして私の状況は分からないだろう。
それが分かっているのか、与一は余計に大胆な動きをはじめた。
勃起した乳首を摘み、そのまま引っ張っている。
ベストが前に盛り上がり、また元通りに戻ってゆく。
それが何度か繰り返されると、私の口が自然と半開きになった。
こんな風に乳首を弄られたら、すごく気持ちよくなってしまう。
更に、ブラウスのボタンが上から一つずつ外れ、生地が左右に開いて――
ベストの胸元から、私の胸の谷間がとてもよく見えてしまった。
こんな姿を誰かに見られたら。

急激な羞恥心の高まり。
そして快感。

そんなに乳首ばかり弄らないで――
そんなにしたら……ダ、ダメなのに――
呼吸が乱れ、徐々に気が遠くなっていくように感じた。



だが、画面に現れたメール受信メッセージが私を現実に引き戻した。
あわててマウスでメッセージをクリックして内容を読んでみると、隣に座っている同僚の女性、浩子からだった。
【どうしたの?何か悩んでる?もしかして恋煩いとか。なんか耳、赤いよ(^^】
私が浩子を見ると、浩子はクスッと笑い返してきた。
いや、そうじゃなくて、今、あなたの目の前で愛撫されているのよっ!
とは言えず、
【ちょっとね】
とだけ返信した。
仕事をしなければならない。
私は右手でマウスを握りつつ、左手でベストから見えているボタンをそれとなく留めた。与一はそれに抵抗することはなかったが、ずっと胸を弄って楽しんでいた。

その後、しばらく胸を触っていた与一だが、私が反応を示さないので飽きてきたのか、今度は肩を揉んでみたり二の腕をプルプルと震わせたりした。
たまに脇をくすぐられたりしたが、ぐっと笑いをこらえた。
与一も、私があまりに不自然な行動をとって周りの人たちから変に思われることを望んでいるわけではないだろう。
今はこれ以上、ひどい悪戯はしてこない。
それよりも、乳首を口の中に含んで舌で転がすような快感には、私の理性が少し崩れかけそうだった。
蕩けような気持ちよさ。
会社に来てこんな快感を感じるのって――

そう思っているうちに、ブラウスの動きが止まった。
疲れたのか、5分経っても10分経っても何もしてこない。
もしかして、眠ってしまったのだろうか?
それなら都合が良い。
もうすぐ昼食の時間だし、一度更衣室に行って与一を脱ぎ、元のブラウスに着替えよう。私は席を立つと、皆より一足先に更衣室へ向かった。

与一(2)

満員電車は嫌い。
結構痴漢に遭遇し、お尻や胸を触られたものだ。
でも、女性専用車両ができた事で男たちの汚れた手から開放された。
とはいえ――こうやって女性専用車両に乗っていても、私は相変わらず痴漢をされていた。もちろん、ブラジャーに変身した与一によって。
スーツ越しには分かりにくいがブラウスの中では、ピンクでおしゃれなブラジャーが私の胸を優しく揉みしだいている。
中央に寄せて胸の谷間を作ったり、下から持ち上げるようにしてタプンタプンと揺らしてみたり。
Dカップの胸が他人の目のあるところで、そして他人の目に気づかれることなく弄ばれる。周りを見ても、恥ずかしさで少し耳が赤くなった私を見ている人はいない。

車窓に映るビルを見ながら平静を装いつつ、意識は胸に集中している。
いやらしい与一の事だから、もうすぐ――

や、やっぱり。

つり革を握っている右手にギュッと力が入った。

「…………」

ブラジャー右側のカップ、その裏生地がまるで舌のように滑らかな感触になり、器用な動きを始めた。
硬くした舌の先で乳首を転がしている。

「…………」

私は気づかないうちに足を絡めたり、膝同士を擦りつけたりしていた。
思わず甘い声を出したくなる。
でも――私は平静を装いつづける。
わざとらしく咳払いをして、肩に掛かるショルダーバッグの紐を直したり、左腕に嵌めた腕時計を見てみたり。
気を紛らわそうとすればするほど、胸に意識が集中した。
乳首が舌にはじかれている。
という事は、乳首が勃起しているという事。
感じやすくなってしまったのだろうか?
いや、誰でもこんな事をされれば気持ちよくなるに違いない。
そう自分に言い聞かせながら、無条件に早くなる鼓動を抑えるために大きく深呼吸した。

与一(1)

「今日はブラジャーな気分なんだよな」
「何言ってるのよ。私はそんな気分じゃないの」
「そんな事言うなよ。お前だって気持ちいいだろ」
「そういう問題じゃないでしょ。この前も与一のせいで半日ノーブラだったんだから」
「今日は大丈夫だって」
「大学はどうするのよ」
「サボる」
「そんなんじゃまともな会社に就職できないわよ」
「構わないさ。俺、敬菜のヒモになるから」
「何を訳分かんないこと言ってるのよ」
「駄目?」
「駄目に決まってるわ。私は真面目な人と付き合いたいのよ」
「じゃあ俺がいなくなっても寂しくないの?」
「……さあね」

私は与一との話を一旦やめると、パジャマ姿で小さな洗面所に向かい、髪を整え化粧を施した。OLの私にとっては大学生活を満喫している与一がうらやましい。
今日も私は会社に出勤。
そして与一は大学をサボるといっている。

2ヶ月くらい前にナンパされ、付き合うようになった彼。
今では私のワンルームマンションに入り浸り状態。
一応バイトしていて家賃を幾らか入れてくれているからココにおいてあげている。
年下で可愛いし、性格も憎めないところがあるから。
更に言うと、与一には本当に不思議な力――というか、能力があった。



私が洗面所から部屋に戻ると、与一の姿はなかった。

「……そんな気分じゃないって言ってるでしょ」

私はテーブルに綺麗に畳まれて置いてあったおしゃれなピンクのブラジャーに向かって話しかけた。
もちろん独り言を言ったわけじゃない。
それに、こんなおしゃれなブラジャーを私が持っているはずもない。
このブラジャーの正体は――
与一だった。


与一の能力は、物に変身できること。
最初は信じられなかったけど、今では私生活の中で当たり前となっている。
便利なときもあるけれど、そうじゃないときの方が多い。

「もう……」

パジャマを脱いで下着姿になった私は、部屋に備え付けてあったクローゼットを開いて、いつもの白いブラウスとダークグレーの三つボタンスーツに、同じ色のパンツを取り出した。
ちらりとテーブルの上を見ると、与一が変身したブラジャーがない。
その代わり、俯くと足元にブラジャーが歩いていた。
妙に生暖かいブラジャーが私の足をよじ登って来る。

「エッチなことばかりしないでよ」

そう言っても、ブラジャーに変身した時点で結果は分かっていた。
それが分かっていながら与一を受け入れている私は――



今つけているブラジャーを外して両腕を少し前に出すと、与一が変身したブラジャーの肩紐が勝手に腕をくぐり、肩へと移動した。
両脇を通り、背中でホックが止まる。
胸がパッドで包まれると、胸全体に生暖かさを感じた。
この生暖かさが結構気持ちよくて、ホッカイロをつけている気分。

今穿いているパンティが白なので、与一のブラジャーと同じくピンクのパンティに穿き替えた後、肌色のパンストを穿いて服を着込んだ。
外見はスーツ姿の私。
でも、私の胸には与一がへばりついている。
いつ、どこで悪戯されるか分からない。

「んっ……」

ほら――もう与一の悪戯が始まった。左の乳首がパッドの裏生地に摘まれた感じ。
私はスーツの上からパシンとブラジャーを叩くと、ショルダーバッグを肩から掛けてマンションを出た。続きを読む
ご注意!
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