Ts・TS

主にTSFを取り扱った創作物と、
個人的な日記を掲載しています。
掲載している作品は
フィクションです。
実在の人物や団体などとは
関係ありません。

コップを手に入れたくて

コップを手に入れたくて(おわり)

「お姉ちゃん」

紀子(恵美)は、隣の部屋にいる恵美(紀子)をたずねた。

「あ、お姉ちゃん」

ベッドに座って出迎えた恵美(紀子)は、まだ恵美のフリをしているようだ。

「……あの……」
「……どうしたの?お姉ちゃん」
「……ごめんなさい」
「…………」
「私が勝手にお姉ちゃんの身体を使ったから……」
「……いいわよ」
「えっ……」
「返してあげる、恵美の身体」
「ほ、ほんと?」
「うん。フフフ。恵美のおかげで色々なことが出来るようになったし」
「い、色々なこと……って?」
「まあいいじゃない。じゃあ返すわね、恵美の身体」

恵美(紀子)はそう言ったあと、フッと意識を失ったようにベッドに倒れてしまった。

「お姉ちゃん?ひっ……」

ズズズズズ……

身体から魂が強制的に引きずり出される感覚を覚えた紀子(恵美)も、一瞬にして気を失い、その場に倒れこんでしまったのだった――続きを読む

コップを手に入れたくて(13)

それからしばらく経過して、恵美の家――

バタン……

じっと紀子の部屋に篭り、ベッドの上で寝転がっていた紀子(恵美)は、隣にある恵美の部屋の扉が開いた音に気づいた。
どうやら恵美(紀子)が帰ってきたようだ――

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コップを手に入れたくて(12)

「うっ……ん……ふぅ……んん……」

何だか気持ちいい。
身体を弄られて……乳首を吸われているようだ。
そんな感覚を覚えた瀬梨夏は、ゆっくりと目を開いた――
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コップを手に入れたくて(11)

「誰もいないんでしょ」
「うん。父さんは仕事だし、母さんは隣の家の人と出かけてる」
「じゃあ何でも出来るね」
「何でもって、何するつもりなのよ」
「ふふ、瀬梨夏ったら分かってるくせに!もちろん、こんな事よ」
「あっ!」

瀬梨夏の部屋に上がりこんだ恵美……いや、恵美の身体を乗っ取っている紀子は、瀬梨夏をベッドに倒して抱きついた。瀬梨夏の上に身体を預けている状態だ。

「紀子っ」
「今は妹の恵美よ」
「でも紀子じゃないの」
「したくない?恵美と」
「し、したくないって……」
「エッチな事!」
「……べ、別に……」
「瀬梨夏って、ちょっとレズっ気あるよね」
「ええっ!?」

恵美(紀子)がグッと瀬梨夏に顔を近づけてたずねた。

「違う?」
「そ、そんな事無いけど……」
「そうかな?そんな事言って、実はもう乳首が勃ってたりして」
「や、やだ。何言うのよ」
「恵美の身体ってさ、まだ開発途上だけど乳首を弄ってるとすごく気持ちよくなるんだよ」
「……そ、そんな事言われてもねぇ……」
「分からないでしょ!だから瀬梨夏にも教えてあげるよ」
「お、教えてあげるって……」
「私はもう楽しんだからね。瀬梨夏にも体験させてあげる」
「ど、どういう意味??」
「うふっ、こういう意味……」

恵美(紀子)はそう言うと、瀬梨夏の胸に顔を埋めた。

「の、紀子?……えっ!?」

何かに身体を引っ張られる感じがする。
それはまるで、身体から魂を抜き取られるかのようだった。

ズズズズズ……

始めて体験する感覚に戸惑う間も無く、瀬梨夏の意識は一瞬にして途切れた――

コップを手に入れたくて(10)

「はぁ、はぁ、はぁ……」

どうやらバスは出てしまったらしい。
一生懸命追いかけたのだが、恵美が乗ったバスは出たばかり。
5分ほど待たなければならなかった。
でも、行き先は分かっている。

駅前の噴水。

そこに行けば、恵美はいるはずだ。

「お姉ちゃん……絶対お姉ちゃんなんだから」

そう呟いた紀子(恵美)は、やっと来たバスに乗り込むと恵美のいる駅前の噴水へと向かった――続きを読む

コップを手に入れたくて(9)

(どうなってるの?どうして私がもう一人いるのよ)

パンをかじりながらじっと思いつめる紀子(恵美)に、

「何怖い顔して食べてるのよ」と、話し掛けた母親。

(お母さん。私、お姉ちゃんじゃないの。恵美なのっ)

と言っても、きっとバカにするだけで信じてくれないだろう。
言いたかったが、グッと心の中に押し込んだ紀子(恵美)は、急いで朝食を食べ終わると、
もう一度恵美の部屋に向かった――
続きを読む

コップを手に入れたくて(8)

コンコン……

自分の部屋なのに、扉をノックする。
すると、

「はい」

と、恵美の返事をする声が聞こえた――続きを読む

コップを手に入れたくて(7)

PiPiPiPi――



薄暗い部屋。
眠たい目を擦りながら起きた紀子(恵美)は、服を拝借して1階に下りると、
紀子の歯ブラシで歯を磨き、髪を整えて家を出た。
もちろん、紀子の財布を持って。

「お姉ちゃん、勝手にお金使ったら気づくかな?800円だからおごってくれてもいいよね」

自分で勝手に納得しながら、始発のバスに乗り、駅前のデパートへと向かう。
紀子の財布には1万5千円ほど入っているようだ。
合わせて、免許証やバス、電車の定期券も入っている。

「本当にお姉ちゃんに成り済ませるんだ。すごいよね……」

声紋や指紋鑑定されても、姉の紀子としかでないだろう。
記憶は無いが、姉として生きていこうと思えば生きていけるのだ。
この姉の身体が自分のものとして自由に動かせる。
姉が築いた人脈を自分のものに出来る。
そう考えるとドキドキする反面、ちょっと怖くなった。
逆に、自分がそうされたら……
考えると恐ろしい。

「まあ、こんな事出来るのは私しかいないだろうから……うふふ」

そう言って微笑むと、紀子の定期券を使ってバスから降り、目の前にあるデパートに歩いていった。
デパートの前には、15人くらいの若い女性が並んでいる。
どうやら彼女達もコップを買う為に並んでいるようだ。
紀子(恵美)はその列の後ろに並ぶと、デパートが開店する10時までじっと待っていた――続きを読む

コップを手に入れたくて(6)

ムギュッ!
「あんっ!」

紀子の唇から切ない声が漏れた――

続きを読む

コップを手に入れたくて(5)

しばらくして――

紀子(恵美)は目をパチパチと開いて、薄暗い天井を見つめていた。

「だ、だめ。全然眠れないっ!」

これでコップが買えるとを思うと、興奮して眠れない。
幾ら目を閉じていても、全然眠気が襲ってこないのだ。

「あ……そうだ。私の身体、床に置きっぱなしだった」

ふと思い出した紀子(恵美)は電気をつけて部屋を出ると、自分の部屋に入った――
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コップを手に入れたくて(4)

その後、しばらくして――

「うっ……うう……」

指がピクピクと動き、紀子が目を覚ました。

「はっ……」

びっくりした紀子は頭を起こすと、目の前にある携帯電話を見つめた。
そして、自分の手を顔の前に持ってきてじっと眺める。

「……で……きた?」

紀子は小さく呟くと、上半身を起こして自分の姿を見た。
黄色いパジャマ姿の身体が、自分の意思で動いている。

「お、お姉ちゃん……」

それが紀子の口から出た言葉。
俯いて、自分の姿をマジマジと見つめる。
両手でペタペタと頬を触り、長い髪の毛を掴んで自分ではない……紀子の身体を感じる。

「す、すごい……ほ、ほんとに出来ちゃった!」

ベッドから立ち上がった紀子は、カーテンを開けて窓ガラスに反射する自分の姿をじっと見つめた。
目をパチパチさせて見つめる紀子……それは、姉の身体を乗っ取った恵美だった。

「わ、私がお姉ちゃんの身体を乗っ取っちゃったんだ。信じられないよ……」

まるで紀子が独り言を言っているようだ。
しかし、その言葉を発するのは恵美の意思。
恵美が姉の……紀子の口を、声を使ってしゃべっているのだった。

「うふっ!このお姉ちゃんの身体なら堂々とコップを買いにいけるよっ!」

嬉しそうにはしゃぐ紀子(恵美)。
早速、普段紀子が使っているかばんを探り、財布に入っていた運転免許証を確認する。

「お姉ちゃん!身体と免許証を借りるね!」

財布の中に免許証を戻す。

今からデパートに並びに行こうか?
そう思ったが暗闇の中を長い距離、一人で歩いて行くというのはとても危険だ。やはり朝になって、バスが走り始めてからの方がいい。

「そうね、そうしよっか」

一人で納得した紀子(恵美)は、ふと先ほど紀子がメールしていた事を思い出した。

「そうだ。お姉ちゃん、メールを打ってる途中だったんだ」

またベッドの上に寝転がり、紀子の携帯を手に取る。

「もう、こんな事書いて。私が書き直しておいてあげる」

内容を見てちょっとムッとした紀子(恵美)だが、すぐに嬉しそうな顔をする。

「え〜と……」

―――
ごめんね瀬梨夏。大事な妹の恵美が私の事を必要としているの。
姉の私が妹の願いを聞かないわけには行かないから、明日は
キャンセルさせて。ほんとにごめんねm(_ _)m
―――

「ふふ。コレで完璧ね」

そう言って送信する。
程なくして瀬梨夏から返信があり「仕方ないわねぇ」という事で決着。
これで明日は紀子の身体を自由に使える事となった。

「よし!それじゃあ明日は早いから、早速寝ちゃおっか」

紀子の部屋にある目覚まし時計を5時にセットし、電気を消してベッドの布団に潜り込んだ紀子(恵美)。

「おやすみ、お姉ちゃん!」

そう言って目を閉じた――

コップを手に入れたくて(3)

(お姉ちゃん、まだ起きてる)

紀子の部屋の扉を素通りした恵美は、ベッドで俯けに寝ころがって肘をつき、携帯でメールを打っている紀子を見た。

(誰にメールしてるんだろう?)

そう思って紀子の横に移動する。
どうやらさっき話していた友達の瀬梨夏にメールを打っているようだ。
その内容を覗き見してみると、恵美の事が書かれていた。

――恵美ったらミーハーだからね。もうたまんないよ――

そんな内容が書かれており、今も打ち込まれ続けている。

「お姉ちゃんっ。そんな事、友達に言わなくてもいいじゃないっ!」

腹を立てた恵美が、紀子に叫んだ。
でも、紀子には声が届かないようで、恵美を無視するかのようにメールを打っている。

「……私の声、聞こえないんだ……」

そう呟いた恵美。

「お姉ちゃんのブス、短足、バカ」

紀子の反応はない。

「やっぱり聞こえないんだ」

だからどうというわけでもないが、恵美は紀子に向かって何度も悪口を言った。
反応はないものの、本人を目の前にして悪口を言うと、結構すっきりするものだ。

「はぁ、とりあえずちょっと気持ちは収まったかな。じゃあ早速試しちゃお!」

少し機嫌がよくなった恵美はベッドの上に立った。
本来なら足の所がへこむはずだが、重さのない幽体の恵美がベッドに乗っても何ら変わりはしない。

「……出来るかな?」

そう呟いた恵美が寝転んでいる紀子の足首を踏みつけるように、そっと自分の足を乗せた。
いや、正確には紀子の足首に、恵美の足がめり込んだ状態だ。

「っ!」

ビクンと震えた紀子の身体。
どうやら全身が金縛りにあった状態らしい。
今までメールを打っていた携帯がベッドの上に落ちる。
その様子を見ながら、両膝を突いた恵美。
紀子の足に、恵美の幽体が隠れている。

「ぁ……ぁぁ……」

ビクッ、ビクッと震える紀子。
何が起きているのか分からないようで、その目は見開き、口を開けたまま言葉にならない声を出している。

「お姉ちゃんの足に、私の足がめり込んじゃった……」

そう呟きつつ、ゆっくりと紀子の身体に幽体を重ねてゆく。
腕立て伏せをするようにベッドの上に両手をついた恵美が、下半身、そして胸から頭まで紀子に覆いかぶさるように重なる。

「ぅっ……ぁっ、ぁぁぁ……」

苦しそうな表情をする紀子だが、恵美の幽体が完全に見えなくなったとたん、ガクンと首を垂れて気を失ってしまった――

コップを手に入れたくて(2)

ゴンッ!
「ふがっ!」

手を伸ばして開けようとした扉が急に開いた。
そして、恵美はおでこをシコタマ打ち付け、後ろに倒れこんでしまったのだ。

「あっ!大丈夫?」

と、扉から現れたのは姉の紀子だった。
大の字に寝転んだ恵美を見て「……何時まで寝転んでるのよ。明日は絶対に行かないからね」と言って、また部屋に戻ってしまったのだ。
わざわざ念を押しに来ただけ?
可愛そうな恵美は、おでこを押さえながらゆっくりと立ち上がった。

「いたたた……ちょっとお姉ちゃん、待ちなさいよっ!」

そう言って扉を開けようとした恵美。
しかし――

「えっ……」

恵美の手は、ドアのノブを握ることが出来なかった――続きを読む

コップを手に入れたくて(1)

個人的にODというのも好きですね。
好きなジャンルがいっぱいあって困ってしまいます(笑
で、一つ書いてみようかと書き始めたお話がありますので少しずつ書いていこうと思います。
男性アイドルの高平重則がプロデュースしたというコップ。
それを購入するためにはある条件があった。
その条件に満たない高校生の恵美は、姉にお願いするのだが――

というお話です(^^




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