ちょっと行き詰ったので、気分転換に書きました。
続かないです(^^

 グレーのロッカーが並ぶ陸上部の男子更衣室。

 ロッカーの間には、プラスチック製の長ベンチが複数並んでいた。
 そのベンチの一つに、一人の男子生徒が座り、スマホを眺めていた。
「まさか十五人にジャン負けするなんてな。自分でも信じらんねぇよ」
 そう呟きながら周囲を見渡すと、他の男子生徒達がロッカーを背凭れにしながら、床にだらしなく座っていた。一年生から三年生まで、総勢十五名の男子陸上部員達は全員、眠る様に頭を垂れていた。
「俺、三年の副部長だぜ。普通はジャン勝ちしても後輩が譲るもんだろ。なあ仲上っ」
 彼の近くにいた仲上という後輩の頭を叩いた西沼 文明は、更衣室の外から聞こえ始めた声に耳を傾けた。
 暫くすると、更衣室の扉が開き、女子陸上部の生徒が賑やかに表れた。
 胸元に学校の名前が書かれた青いタンクトップに、同じ色の短パンを穿いた彼女たちは、練習を終えたばかりか、額に汗を滲ませながら嬉しそうな表情で西沼に視線を送っていた。
 その中の一人、小柄でショートカットの黒髪をした、幼さが残る顔立ちの一年生、三本 菜々が西沼に近づき、両手を腰に当てながら「西沼先輩。私の中に誰が入っているか分かります?」と、笑いかけた。
「分かるわけねぇだろっ。誰なんだよっ」
 少し苛立った様子の彼に、女子陸上部の部長である橋崗 美憂が、三本を背後から抱きしめつつ、「そんなに怒らないでよ。西沼君がジャンケンに負けたんだから仕方ないじゃない」と言った。
「それに、女子陸上部の部員、全員を相手に出来るんだよ。ハーレム状態じゃない。ほら、これが西沼君が好きだって言ってた進原 桃香の身体だよ」
 二年生の進原が、汗で濡れたタンクトップの裾を両手で軽く引き上げ、引き締まった腹筋を見せた。
「俺が進原に乗り移りたかったのによ。お前、誰なんだ」
 進原を睨みながら問い掛けた彼に、「私? 三年のうちの一人だよ。もし私に乗り移った人を一回で当てたら、生でココに射れさせてあげる。三年は西沼君を入れて四人しかいないから、当たる確率は高いんじゃない?」と、青い短パンの中に右手を差し入れ、股間を摩った。
「汗でマン毛が張り付いてる。うわ……これってヌルヌルしてるけど、進原のマンコから出て来たのか? あふっ!」
 彼女は上ずった声を漏らしながら、ビクンと身体を震わせた。
「おい待てよ。勝手に弄るのは反則だろ。約束を破るなら次はお前抜きでジャンケンするからなっ」
 一年生とは思えない、豊満な胸を揺らした北条 未笠が、彼女の行為を制止した。
「ああ。悪りぃ悪りぃ。つい調子に乗っちゃってさ」
 進原は「ごめんね西沼君。エッチな声を聞かせちゃって!」と、いやらしい笑みを浮かべながら、ゆっくりと短パンから右手を抜いた。愛液で濡れた中指の腹に、縮れた陰毛が一本、いやらしく付いている。
「私たちも、誰がどの身体に乗り移っているのか分からないの。十五人の男子が女子に乗り移っているけど、お互いの幽体は見えなかったし、誰かが乗り移っている身体には入れなかったから。まだ自分達でも答え合わせしてないのよ」
 三年生の小街 鈴江が腕を組みながらそう言った。
 今度は別の女子が、「それにしても、他の部活をしていた人たちは何が起きたのか心配してたよね。部活の最後にやってるストレッチの最中に、バタバタと気を失っていくんだもの。すぐに意識を取り戻したけど、熱中症かと思った人が先生を呼びに行ったからね」と、タンクトップの胸元を引っ張り、中を覗き込みながら話した。
「まあ、好みの女子に乗り移れなかった男子もいるだろうけど、文句は乗り移った身体が持ってる快感を味わってからにしてくれよな」
 進原は西沼に背を向けると、短パンを思い切り引き上げ、丸い尻の割れ目を見せつけた。青い生地の尻にパンティの線が浮き上がり、とてもいやらしく思えた。
「普段の喋り方をしてあげたんだから、簡単に分かるでしょ?」
 両手で尻を掴み、肉を震わせた彼女の問いに、西沼は「お前、北門だろ」と答えた。
「……うん、正解。私の身体、北門 周治が乗っ取ってるの……って事で、誰がどの女子に乗り移っているのか、答え合わせしようぜ。ちなみに一年の北条に乗り移ってるのは部長の笹本だろ!」
「ああ。ほんとは三年の後藤に乗り移りたかったんだけど、先に取られちゃって。俺が憑依薬を用意したのに、まさかの一年生とはなぁ。まっ……この強烈な胸があるから構わないけどさ。その後藤に乗り移ってるのは誰だよ」
「……あの、すみません。一年の平本です」
 女子陸上部で一番背が高く、スレンダーな後藤 新稲が申し訳なさそうに答えた。
「何だよ、後藤かよっ」
「すみません。僕、背の高い後藤さんに憧れていて……」
「ま、いいけどさ。一通り楽しんだら後藤の記憶から俺の事をどう思っているか調べてみてくれよ」
「あ、はい。分かりました」

……みたいな、女子陸上部の部員全員を乗っ取る様な、集団憑依もそそられますね!