続きです。
落とし前1_021
「も…もうっ。そんな風に真似しないでよ」
「でもすごくないか? こうして被るだけで伴子と同じ顔と声になるんだからさ。それに…」
「何してるの?」
「ちょっと試しに―。上手く行きそうだ」
落とし前1_022
「伴子っ。ちょっとだけ目を瞑っててくれ」
「どうして?」
「面白いものを見せてやるよ」
「その笑い方…変な事考えてる?」
「……まだ?」
落とし前1_023
「目を開けていいよ」
「はっ! なっ!」
「ビックリした? 私…ほんとは男だったの。でも…このことは誰にも言わないでね」
落とし前1_024
「何してるのよっ! 私の体にそんなの生やさないでっ」
「面白いだろっ。スキンスーツだから出来るんだ。でもこのアングルはすごいな…。伴子の胸に俺のチンポ―」
落とし前1_025
(もう…やだ…。すごくいやらしい。自分の体にオチンチンが付いてるなんて―。私、興奮してる―)
「なあ伴子。このままセックスしてみないか?」
「えっ…。こ…このままって―」
落とし前1_026
「伴子との初めてのセックスが同じ容姿でって言うのも面白いだろ! 俺も伴子のまましてみたいし」
「そ…そんなの変だよ。自分が相手だなんて。やっぱり…変だよ―」
「いいだろ伴子―」
「か…和樹―」
「んん…。もう―」