続きです。
※画像の下にテキストを追記しました。

ツレの姉貴1_009
「容姿端麗って、吉沢の姉ちゃんみたいな女性の事を言うんだろうな」
「ダメだダメだ、相手はツレの姉ちゃんだぞ。それに俺なんかて不釣合いだ」
「悪いな、先に入らせてもらって。何読んでいるんだ?」
「ちょっとな。それよりもさ…姉貴はどうだった?」
ツレの姉貴1_010
「はい? どうだったって、どういう事だよ」
「身内で言うのもなんだけど、結構綺麗系だと思わないか?」
「そういう事か。綺麗系っていうか俺にとってはすごく好みのタイプだよ。いや、勘違いするなよ。別に付き合いたいって言っているんじゃないぞ」
「誰もそんな事まで聞いていないって。それに姉貴には彼氏がいるんだ」
「やっぱりな。お前の姉ちゃんほど綺麗で頭が良い女性に彼氏がいないなんてあり得ないからなぁ」
ツレの姉貴1_011
「ま、弟の俺とは出来が違うからな。もうちょっと考えて生んでくれたらいいのにさ」
「それより、どうしてそんな事を聞くんだ?」
「そりゃあ……お前が萎えたら困るからさ」
「はぁ?」
「あの足音、お前の姉ちゃんか」
「ああ、風呂に入るみたいだな」
「何か恥かしいな。俺が入った後にお前の姉ちゃんが入るなんて。一応綺麗にしてきたけど」
「そんな事、気にしなくって構わねえって。さて、じゃあ俺も準備するかな」
ツレの姉貴1_012
「準備って? まさかお前、いつも姉ちゃんと二人で風呂に入っているのか?」
「んな訳ないだろ。小学生じゃあるまいし。先にゲームをやっておいてくれよ」
「あ…ああ」
んん? あれ…薬かな?
ま…いっか…。アイツ、気を利かせてジュースでも持って来てくれるとか。
…まさか違うって言いながら、姉ちゃんと風呂に入っていたりしてな!
ツレの姉貴1_013
―そして30分後―
「遅いなアイツ。何やってんだよ」
バタン!
「随分遅いじゃないか。何してたんだよっ」
えっ!
ツレの姉貴1_014
ジャーン!
ツレの姉貴1_015
うわっ! 何でアイツの姉ちゃんが入って来るんだよっ。
「どうだ? 姉貴の体。バスタオル一枚ってのがセクシーだろ!」
「…へっ!」
ツレの姉貴1_016
「先にちょっとだけ楽しもうと思ってたんだけどさ。姉貴の体ってすごく気持ちよくて。初めて味わう女性のイクッて感覚、男じゃ味わえない最高の快感だった」
「な、何言ってるんですか。それに、そんな格好で来られたら……」
「へへ、姉貴の姿に興奮してるのか。加藤も男だな」
「いや、だから……」
ツレの姉貴1_017
「俺だよ俺、吉沢だよ。吉沢仁伍だよ」
「じ、仁伍? 仁伍って……」
ツレの姉貴1_018

「ああ、信じられないかもしれないけどさ。俺、姉貴の体を乗っ取っているんだ。さっき部屋から持って出た薬があっただろ。アレって幽体離脱できる薬なんだ。で、魂の状態になって姉貴の体に入り込んだ訳。すごいだろ」