続きになります。
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―その後。昼休み―
「どうしたの? 急に改まって話ししたいだなんて…」
「うん…。今朝寝坊したって言ったでしょ」
「あ…うん」
「夕べだけじゃなくて、最近はずっと寝不足なの。悩みって言うか…。恥ずかしいけど聞いてもいい?」
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「もちろん! 私で分かる事なら何でも答えてあげる」
「じ…じゃあ思い切って聞くね。セックスって気持ちいいの?」
「……へ?」
「だ…だから…」
「亜依は彼氏としてるじゃない…。私はまだ付き合ってる男性もいないし、経験も無いから」
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「最近はスマホでそんなことを調べてばっかり。自分でも分からないんだけど、女性がその…喘いでいる姿とか見たらすごく気持ちよさそうで…。私にも彼氏がいたらあんな風にするのかなって―。ねえ亜依、セックスって気持ちいいの?」
「あぁ…あはは…。まさかそっち系の話だなんて思ってなかったな。え〜と…そ…そうねぇ…」
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「…やっぱりそんな事答えられないよね。ごめんね亜依、変な事聞いちゃって」
「あっ…ううん。別にいいんだけど。ちょっと面喰っちゃって。……えっと、や…やっぱり自分でするよりもねぇ。色々触られたり…その…入れられたりしたら気持ちいいよ」
「そ…そうなの? どんな風に?」
「ど…どんな風にと言われると…。だ…だからオナニーするよりも満たされるって言うか…」
「じゃあ…亜依も喘ぐの? あんなに大きな声を上げるの?」
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「ちょ…ちょっと待ってよ! そこまで言ってないでしょ」
「だ…だって…。セックスしてる女性はみんなエッチな喘ぎ声を出してるから…」
「静香も経験しなくちゃ分からないよ。気持ちよすぎて喘いじゃう事もあるけど、人それぞれだと思うし」
「そう…だよね…。私…すごく興味はあるけど。男性にあんな風にされるのは抵抗があるの…」
「いっ?」
「亜依がっ…亜依が彼氏だったら良かったのにな…」
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「亜依が…男性だったら良かったのに。それなら私…すべてを委ねられるのに…」
「うう…。ちょ…ちょっと待ってよ静香…」
(何この展開―。まさか静香が私の事をそんな風に思ってたなんて)
「…なんて冗談よ! ごめんね亜依、困らせちゃって。私…女性同士って全然興味ないの。もし亜依が男性だったらって考えたらつい口に出ちゃって」
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「亜依って男勝りな所があるでしょ。他の女子もそう思ってるよ。だってほらっ、中学の時もバレンタインデーでチョコレートもらってたでしょ」
「そ…そうだね…ははは…。ほんとビックリ! 静香って実は女性の方が好きなのかと思っちゃった」
「でも亜依が男性だったらたくさん彼女が出来そうだね」
「そうかな? 私は全然思わないけど」
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(そっか…。私…男になれるじゃない)
「ねえ静香っ。私が男だったら私としたいよね?」
「えっ! もういいよ。そう思っただけだから。私にもいつか彼氏が出来たら少しずつ考えてみるよ」
「シシシッ! 私に任せてよ。私が静香の希望を叶えてあげるから!」