「行こう!」シリーズの漫画版です。
幽体離脱し、他人の体に乗り移る事が出来る大学生の志郎と、その友人の博和が登場する漫画です。
コンビニで一緒にバイトをしている女性が気になる博和は、その女性に乗り移ってほしいと志郎に相談します。
就活で疲れた志郎ですが...
まだ博和が幽体離脱の能力を持っていない頃の設定です。
純粋に憑依を楽しみたいと思い、ぼちぼちと作っていく予定です(^^

※会話の部分をテキストに変換し、掲載しました(2015.10.4)。

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「ありがとうございました! ふぅ…この時間帯ってほとんど客が来ないですね」
「そうね…。ここは住宅街からちょっと離れてるし」

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「まあ、これでバイト代がもらえるならラッキーですけど」
「それはそうだけど…。つぶれちゃったら困るでしょ。近くに他のコンビニが無いから」
「流石にバイトの私でも心配しちゃうわ」
「でも夕方になればそこそこ入るし」
「休日で盛り返しているんじゃないですか?」

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「そう言えば佐藤さんは土日、シフトに入ってましたっけ?」
「ええ、家も近いし休みは何もすることないから。確かに休日は多いわよ。平日分を補えているかは分からないけど」
「そうなんですか。休日は僕も暇してるんです。ふ〜ん、そうなんだ。確か博和君って大学生だったよね」
「そうですけど…。就活するのが面倒で仕方ないんです」
「男性は特にそうよね。一生、働かなくちゃならないし…。私みたいに実家でのんびりなんてしてられないもんね」
「あの、佐藤さんって何歳なんですか? 二十代前半です?」
「私? 二十八だけど。普通、それほど親しくない女性に年齢を聞く? 私は構わないけど、そう言うのって気にした方がいいわよ」
「ついでに言うけど実はバツイチなの。前の旦那がパワハラする人でね」
「男を見る目が無かったから仕方ないけど」

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「そうだったんですか。あの…すみません。嫌な事聞いちゃて」
「別に…。まあ、そういう事で今は誰とも付き合いたいって思わない訳!」
「博和君、ここのバイトを初めて三週間だっけ? 私とシフトが同じ時は色々と話しかけてくれるけど…」
「私、ほんとに恋愛なんて興味が無いの。バイト仲間だって割り切って、これ以上は変に干渉しないでね。別に博和君が嫌だって言ってるんじゃないのよ」
「他に来ているバイトの男性にも同じことを言ってるから気にしないでね」
「あ…はい…。分かりました」
「……」 

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―ある日の午後―
「何だよ博和。こんなところに呼び出してさ」
「悪いな志郎。ちょっと頼みたいことがあってさ」
「俺、電話でも言ったけどさっきまで就活してたから疲れてんだ」
「そう言ってたな。ちょっとだけだからさ」
「お前の事だから、また誰かに乗り移ってくれって言うんじゃないだろうな」
「あ…当たり!」
「博和さぁ…。そろそろまじめに就職先考えた方がいいんじゃないか?」
「そりゃ分かってるけど、やりたい事が見つからないんだ。だから色々なバイトをしてやりたい事を見つけようとしているんだけど…」

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「それはそうと、今、俺がバイトしているコンビニに佐藤さんって女性がいてさ」
「ああ…この前、お前が言ってた女性だろ? 俺も何度か見たことあるよ」
「何だ? その佐藤さんに乗り移ってほしいのか?」
「ま、単刀直入に言うとそんな感じ」
「あの人、大学生か? 俺達と同じくらいの歳に見えるけど」
「いや、俗にいう家事手伝いをしている28歳だってさ」
「28歳? 結構年上だな」
「ああ、そうなんだ。彼女…バツイチらしくてさ。前の旦那がパワハラする人だったらしくて、今は恋愛するつもりが無いって…」
「ちょっとクールで大人の女性って感じでさっ。見た目も俺達と同じ歳くらいにしか見えないだろ! しかも美人だしっ。俺、ああいう感じの女性が大好きなんだ」

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「俺だったら…そうだな。もうちょっと若い女性と楽しみたいって思うけど。女子高生とか俺達と同年齢くらいのさ!」
「それに、クールな人よりもフレンドリーな人がいいよな」
「大人の女性ってのがいいんだよ。それと、いつもと違った彼女も見てみたいんだ」
「志郎が乗り移ったら雰囲気が全然変わるだろ? あのギャップがたまらないんだ」
「ふぅ〜、そうだな。最近は就活ばかりで忙しかったから…。久しぶりに気分転換するか」
「お! 頼む志郎っ。流石は悪友…じゃなくて親友だな」
「佐藤さんのシフトは調べてある。明日は佐藤さんと同じ時間に終わるんだ。だから佐藤さんに乗り移って、一緒に帰ってくれよ」
「親は帰ってくるのが遅いから俺の家でゆっくり出来るし! すごく楽しみだよっ」

つづく。