挿絵には、でじたるメイトを使用しています。
「さすが瀬都奈だよ。先生に信頼があるんだな。この姿で保健室に忘れ物をしたから鍵を貸してくれって頼んだら、簡単に貸してくれたよ」
2011_0723_1557_06461
 保健室に西日が差し込み、赤く染まっている。瀬都奈の容姿で、まだ職員室に残っていた先生に鍵を借りた澄明は扉の鍵を閉めずに返却すると、二人して保健室に忍び込んだ。窓の外に人影はなく、幾つかの木の枝が揺らめいている。車の走る音が遠くで聞こえるくらいで、昼間の学校のざわめきが感じられない事に妙な寂しさを感じた。
 机上にカバンを置き、向かい合うように立った星彦が口を開いた。

「何か静まり返ってて気持ち悪いな」
「そうか? 俺は全然平気だけどさ」
「別に怖いと言ってる訳じゃなくて、いつもと違う雰囲気だから。それに、保健室に多埜さんと二人きりってのも変な感じなんだ」
「お前が学校でしたいって言うから、わざわざ来たのに。瀬都奈の身体、じっくりと見たいんだろ?」
2011_0723_1559_34283
 澄明は瀬都奈の手で胸を指差し、ニヤリと笑った。彼が瀬都奈に取らせる行動の一つ一つに興奮を覚える。セーラー服に包まれた身体は、すでに何人もの男子が抱きしめているのかもしれない。今日、俺はその一人になるかもしれない。彼はベッドに腰掛けた瀬都奈を見ながら思った。

「瀬都奈の性感帯が分かっていれば、もし付き合いが始まった時に有利だろ」
「それはそうだけど、どうやって付き合うか……だよなぁ」
「そんなの、お前が告らなきゃ進まないだろ。瀬都奈からは絶対に告らないぞ」
「告ったら、必ず断られると思うけど」
「それでも構わないんじゃね?」
「どうしてさ」
「だって……今から私を抱くんだよ。気が済むまでセックスすればいいじゃない。私、澄明に身体を乗っ取られている間はされるが侭だから」
2011_0723_2250_30701
 途中から彼女の口調を真似始めた澄明が手招きした。本人が言っているような喋り方は、澄明の気配を隠してしまう。空いているベッドに腰を掛け顔を上げると、夕焼けを背に、ベッドに腰掛ける彼女が眩しく、また愛しく思えた。意識が澄明であっても、そう感じるのだ。

「私の性感帯、当ててみて」
「えっ?」
「この身体、好きに触っていいから。耳かもしれないし、項かもしれないよ。まあ、胸や股間は素直に感じると思うけど」
「い、いいのか? 触っても」
「今更、何を言ってるの? いいに決まってるじゃない。そのためにここにいるんだから。それとも、私が自分で性感帯を見つけてあげようか?」
「あ、いや……それは……」
「触りたいんでしょ、私の身体。触りやすいように制服を脱いであげる。あっ、そうだ! 折角だから……」

 瀬都奈がベッドから立ち上がり、カバンを取りに行った。その様子を眺めていた星彦が「何をしてるんだ?」と声を掛けると、「ちょっと目を瞑っててよ」と返事が返ってきた。何かを企んでいるんだと思い、前を向いたまま目を閉じる。するとカバンのファスナーを開く音がし、何かを探している風な感じがした。

「あったあった!」

 少し高いトーンで瀬都奈が独り言を呟いている。

「何があったんだ?」
「へへ。それは見てからのお楽しみって事でねっ」

 嬉しそうな声が背後から聞こえると、生地が擦れるような音がし始めた。音だけ聞いているとセーラー服を脱いでいる様に思える。無言でその音を聞いていた彼は、恐らくいきなり裸で登場するのだと予想した。自分の家で見た瀬都奈のセクシーな下着姿を思い出す。水色のブラジャーとパンティが大人びて、とてもセクシーだった。出来れば澄明の意思ではなく、瀬都奈自身が星彦に好意を持ってくれ、同じような事をして欲しかった。そんな贅沢な妄想を抱いた。
 二分ほど経っただろうか。生地が擦れる音が消え、裸足で歩いているような足音が近づいてきた。

「目を開けてもいいか?」
「どうぞ」

 目の前で聞こえた彼女の声にゆっくりと目を開けた星彦は、思わず「うおっ!」と声を上げた。裸になっていると思っていたが、そうではなかった。

「確か今日は体育があったからな。今の授業って水泳だろ!」
「スクール水着か!」
「ああ。乾ききっていないから、ちょっと水臭いけどな」
2011_0723_2312_35089
 彼女の身体に密着する紺色のスクール水着は、先ほどまで着ていたのセーラー服姿とはまた違ったいやらしさを表現していた。もちろん、女子生徒の水着姿は何度も見ているが、これほど間近で見る機会はなかった。ベッドに腰掛けている瀬都奈は、自慢げにニヤリと微笑みながら水着の肩紐に指を掛けている。大きな胸に細いウェスト、そして張りのある太ももに、星彦はまたセクシーさを感じた。

「まさか水着姿になるとは思わなかったよ」
「裸よりもそそられると思わないか? それにセーラー服よりも触りやすいだろ」
「ああ。もうたまんないよ」
「じゃあさ。裸になってこっちへ来いよ」
「何だか澄明だって分かってても恥ずかしいな」
「ニシシ。ねえ糸村さん、早く制服を脱いでよ。このスクール水着に触りたくないの? わざわざ糸村さんのために、使用済みの水着をもう一度着ているのに」
「そ、そういう言い方するなよ。も、もう我慢の限界だっ」

 やはり恥ずかしいのか、瀬都奈に背を向けると急いで制服を脱いでゆく。澄明は瀬都奈の顔でニヤニヤしながらその様子を見ていた。すでに肉棒は、はちきれんばかりに勃起しており、透明なカウパー液がトランクスの裏生地にいやらしく染み付いていた。

「ほら、後ろに座れよ……っていうか、後ろに座ってよ。後ろから私の性感帯を調べて欲しいの」

 彼女の口調を真似る澄明は、ベッドに浅く座り直すと、背後に座るように促した。

「ああ、分かった。うわぁ、多埜さんがこんなに近くにいるなんて」
「そんなに嬉しい?」
「もちろん」
「だよね。腰に勃起したチンポが当たってるのが分かるもん」
「多埜さんの口からチンポなんてエロい言葉を聞くの、一生無いと思うよ」
「当たり前じゃない。普段の私がそんな事を言うはずないでしょ。この容姿と声は多埜瀬都奈でも、言動は糸村さんの友人である井原澄明なんだから」

 少し固めのベッドに上がり、彼女の背後に回りこんだ星彦は、黒いポニーテールを間近に見つつ、ゆっくりと腰を下ろした。髪から香るリンスの良い匂いと、水着から漂う少し湿り気を帯びた匂い。瀬都奈の項が艶かしく、大人の雰囲気をかもし出していた。肩紐の間から見える肌理の細かな背中に吸い付きたくなる。俯くと、勃起した肉棒が紺色のスクール水着に密着し、生地越しに彼女の温もりを感じた。