女性が女性に憑依する作品です。
少々ダークな内容が含まれますので、読みたいと思われる方のみ、読んでください。
「今日の安部、うざかったよねぇ」
「まあな」
「チンポ切ってネットに晒しちゃおうか。アタシなら簡単に出来るし〜」
「おいおい。電車の中だっつ〜の」
「へへ。いいじゃない。別にアタシ達の勝手じゃん」
「お前さぁ。もうちょっと女らしくしろよな。恥ずかしくね?」
「アタシ、女らしくない? そりゃちょっと派手だけどさぁ」

 長椅子に和也と並んで座っていた園子は、セーラー服の短いスカートをチラリと捲ってみせた。ライトブラウンに染め、パーマを掛けた派手な髪型。瞳を大きく見せるために長い付けまつ毛し、頬には可愛らしいピンクのチークを塗っている。もちろん、唇は真っ赤な口紅が塗られていた。今時の女子高生――を更に派手に仕上げた容姿は、先生に何度注意されても直るものではなかった。
 今日は風紀担当の安部先生に職員室に呼ばれ、何度もしつこく注意されたことに腹が立っているようだ。

「でさぁ。貴子とプリクラ撮りに行ったんだけどさぁ。金持ってなかったんだよねぇ。そんで、援交でもしようかと思ってたんだけど……って、和也。そっちの女、うざくね?」
「別に」
「うざいって。アタシの和也なんだから、勝手に凭れ掛からないでよね」
「ほっときゃいいだろ」

 和也を挟んで、園子と反対側に座っている女性が彼の肩に凭れ掛かっていた。余程疲れているのか、周りのざわめきも気にならないらしい。黒いストレートの髪に、同じく黒いスーツ姿。タイトスカートから伸びる、白いパンストに包まれた足が大人の女性を表現していた。和也は園子とは正反対の容姿を持つ大人の彼女に鼻の下を伸ばしているようだ。

「へぇ〜。和也って、そんな女が好きなんだ」
「べ、別に好きなんていってないだろ。勝手に決め付けるなよ」
「顔を見れば分かるよ。何かムカつく」
「勝手に言ってんじゃねぇって」
「じゃあさ。アタシとその女だったらどっちがいい?」
「そりゃ……」

 少し返答を躊躇った和也は、園子と肩に寄り添っている女性を見比べた。長い髪で顔が隠れてよく見えない。

「顔がよく見えないから分かんない……って、マジ!?」

 園子に視線を移すと、彼女は背凭れに凭れ掛かったまま目を瞑っていた。

「おい。今はヤバイって!」
「何がヤバイの?」

 ハッとして振り向くと、肩に掛かっていた重みが無くなり、眠っていたはずの女性がニヤニヤと笑っていた。白い肌に綺麗な顔立ちは、やはり園子と真逆であった。

「そ、園子っ」
「大体、すぐに返事をしない時点でこの女に気があるって事だよねぇ。こんな女の何処がいいんだか。アタシより胸も無いし」

 女性はスーツの上から恥ずかしげも無く胸を揉んでいた。

「や、やめろって」
「いいじゃん。今はアタシの体なんだからさっ」
「電車の中だっつ〜のっ!」
「そんなの関係ないし〜。って言うか、んふっ。そそられる?」

 彼等の前には、対面にある長椅子に座る乗客がいる。そして、吊革を持っている乗客も複数いた。そんな状況にも拘らず、女性はスーツの胸元から手を差し伸べ、いやらしく笑いながら胸を揉んで見せたのだ。

「園子っ。あっ!」
「ええ〜っ! やっぱり勃起してんじゃん。この女の方が良かったんだ」
「っていうか、そんな風にされたら誰だって同じ状態になるだろっ」
「この女、超ムカつくからエロ女にしてやるっ」
「お、おいっ!」

 和也の股間を握り締めた彼女は、細くて長い指を使ってズボンのファスナーを下ろすと、トランクスの中から肉棒を引き出そうとした。

「マ、マジでヤバイって」
「見えない様にするから大丈夫だって。和也もこの女にこうして欲しかったんでしょ」
「う、うそっ……ううっ」

 女性は直接肉棒を握り締めると、和也の下腹部に顔を埋めた。そして、周囲の乗客に見えない状態で肉棒を咥えたのだ。
 下半身の上で若い美女が恥ずかしげもなくフェラチオする姿に和也は興奮した。そして、周囲にいる男性も、そのありえない行動に股間を膨らませるのだ。

「んっ、んっ、んくっ。ほら和也、遠慮しなくてもいいよ。胸、揉んどきなよ」
「……あ、ああ」

 和也はフェラチオする女性を眺めた後、前屈みになっている上半身の下に手を入れ、スーツの胸元へと滑り込ませた。

「や、柔らけぇ〜」
「んふっ。んっ、んっ、んんっ」

 肉棒が喉元まで飲み込まれ、極上の快感を与えてくれる。容姿は違えど、いつも園子がするフェラチオと同じだ。

「そ、園子っ。も、もう出そうだっ」
「んっ。じゃあこの女の口で全部飲んであげる。んっ、んっ、んんっ」
「うっ。はぁ、はぁ、あっ、ううっ」

 女性の頭が激しく上下に揺れた。彼の太ももに手を沿え、肉棒を貪る様子は、その清楚な容姿からは到底想像できない。サラリーマンが携帯でその様子を撮影している。また、少し離れた場所に座っている女子高生三人組は、彼女の痴態を指差しながら冷ややかな視線を送っていた。
 我慢できなくなったのか、和也は女性の頭を押えた。その瞬間、女性が体をビクンと震わせた。

「んぐっ! んんっ、んっ、んん〜」
「はぁ、はぁ、はぁ」

 どうやら彼女の口内に射精したようだ。ゆっくりと頭を動かした女性は、肉棒から精液を搾り取るように口を窄めて開放すると、そのままトランクスの中に仕舞い、ズボンのファスナーを上げた。

「んふふ……」

 女性は上半身を起こし、周囲の乗客に分かるよう、口内に溜まっていた白い精液を掌に取って見せた。

「私、痴女だからこんな場所でフェラしちゃった。いただきま〜す」

 そして、呆気に取られている乗客達の前で掌に取った精液を舐める様に口へ運び、飲み込んでしまったのだ。

「やりすぎだっつ〜の」
「いいじゃん。アタシの体じゃないし、減るもんじゃないんだから。和也も気持ちよかったよねぇ」
「そりゃそうだけどさ」
「じゃあ何の問題も無いって。アタシが乗っ取っている間の記憶はないわけだし。ああ、でもあのおっさんに携帯で撮られたんだっけ」

 女性は立ち上がると、携帯でフェラチオしている様子を撮っていたサラリーマンの前に立った。四十歳くらいだろうか。その男性は額に汗を滲ませながら緊張した趣で女性を見た。

「な、何だね……」
「アンタ、勝手にアタシ達を撮らないでよね。携帯の動画、消しなよ」
「そんなのは知らない」
「よく言うよ。チンポおっ勃たせながら撮っていたくせに。アタシ、フェラしながら見てたんだからね」
「し、知らん。俺はそんな事はしていない」
「へぇ〜。ココはまだこんなに硬いのに〜?」
「わっ! お、おいっ」
「しらばっくれないでよ。ねえ、アタシの前で動画を消してくれたら、もっと気持ちいいことしてあげるんだけどなぁ〜」

 スーツの股間を撫でながらいやらしく囁いた女性は、彼の後ろに回りこむとズボンのポケットに両手を入れた。

「このままアタシの手でしごいてあげようか。アタシには叶わないけど、こんな美人にしごかれた事、無いんじゃない?」

 その言葉にサラリーマンは携帯を取り出すと、彼女に見えるよう動画を消した。

「分かってるじゃん。折角だから直接しごいてあげるよ」

 女性は男性が穿いているズボンのベルトとボタンを外すと、右手を中に忍ばせた。

「ガマン汁出しちゃって。オジサン、すごく興奮してたんだね」

 ズボンの中で女性の手が肉棒を握り締めている。男性は思わず「うっ」と声を上げ、前屈みになった。

「気持ちいい?」
「あ、ああ……」
「ほら、みんながオジサンの事を見てるよ。ズボンの中に手を入れられてチンポしごかれてるの。それも、若い女にね。オジサンは痴漢されているから捕まらないよ」
「ううっ。はぁ、はぁ」
「ねえ、最近は奥さんとセックスしてるの?」
「い、いや……」
「じゃあ尚更嬉しいんじゃない? だってタダでしごいてもらえるんだから。もう少し早くしごいてあげる」

 女性は背後からいやらしい言葉を呟きながら、右手を激しく動かした。

「はぁ、はぁ。す、すごいっ」
「気持ちいでしょ。出しちゃいなよ、溜まってんでしょ」
「ううっ。はぁ、はぁ……ああっ!」

 男性はビクンと体を震わせると、「うっ、うっ」と数回、呻き声を上げた。

「うわっ! 出たんだ。手がヌルヌルする」

 彼女はズボンから手を引き出すと、白い精液に汚れた手を男性の前に差し出した。

「ほら、こんなにいやらしい精液が出てるよ。よっぽど気持ちよかったんだね。見ててよ」

 男性の前に回った女性は、タイトスカートを捲り上げると精液の付いた指をパンストの中へと忍ばせた。

「んふふ。膣の中に塗っちゃったりして……んっ! エロい女。かなり濡れてるし」

 鼻に掛かった声を出しながらパンストの中で指を動かす彼女は、ニヤニヤしながら手を引き抜くと男性を置き去りにし、和也の隣に座りなおした。

「あ〜すっきりした。これでこの女も懲りたよねぇ〜」
「っていうか、お前が勝手にやってるだけじゃん」
「何よ〜、気持ちいい思いしたくせに。今度はアタシとセックスしてよね」
「家に帰ったらな」
「へへ。じゃあ戻るよ」

 女性は背凭れに凭れ掛かると、すぐに意識を失った。そして園子がビクンと体を震わせ、目を覚ましたのだ。

「戻ってきたな」
「うん。早くセックスしたいよね。突きまくってよ」
「だから電車の中だっつ〜の」
「アタシを今日、満足させてくれたら生徒カイチョーの奈々瀬に乗り移って、学校でセックスしてあげてもいいんだけど。満足させられる?」
「ったく。園子は相変わらずだよ」

 和也は呆れた顔をしながらも、またズボンの中で肉棒を勃起させたのであった――。

おしまい