中学生の女の子が、いつの間にか体を開発されちゃうお話です。
「洵子ちゃんの体で外を出歩くなんて、何かすごく興奮するよ。皆が僕の事を洵子ちゃんだと思っているんだから」

 洵子は可愛らしいピンクのフレアスカートを靡かせながら、他人の視線を楽しんだ。誰が見ても中学生の女の子。母親でさえ我が子としか思わないだろう。
 どうしても口元が緩んでしまう洵子は少し足早で歩き、彼女の家のすぐ近くにあるアパートの階段を上った。
中学生乗っ取り7
「ここが僕の住んでいるアパートさ。汚いけど住み心地は悪くない。それに、君が住んでいる家が見えるしねっ」

 相当興奮しているのか彼女は鼻息を荒くし、頬を赤らめながら端から二番目の古びた扉のノブに手を掛けた。どうやら鍵は掛かっていないようで、すんなりと開いた。

「ようこそ、僕の家へ。へへへ」

 少し湿気た匂いが漂う部屋は、足の踏み場も無いほど散らかっていた。内側から鍵を閉め、かろうじて見える板の間を歩くと、直に敷かれた布団の上に仰向けに寝転がる若い男性に視線を移した。
 眠っているように見えるが生気が全く感じず、死んでいるのかと思うほど微動だにしない。彼は何ヶ月も散髪に行っていないのか、縮れた髪は乱れており黒ぶち眼鏡を掛けた顔にはニキビが数個付いていた。細長く痩せた体はまともな食事を取っていないように思える。そんな男性をニヤニヤと笑いながら眺めた洵子は、「イエイ! とうとう家に連れ込んだぜっ」とガッツポーズを取った。
中学生乗っ取り8
「まさか洵子ちゃんを僕の部屋に連れて来れるとは思わなかったな。むさ苦しいところだけど、ゆっくりと楽しんでいってよ。へへ、実はね。君に素晴らしいプレゼントがあるんだ。今から着せてあげるよ」

 彼女は徐にフレアシャツを脱ぐと、同じくスカートも足元に脱ぎ捨てた。

「洵子ちゃん、下着も必要ないよ。あそこに寝転がっている男は起きないから恥ずかしがらなくてもいいんだ。だって、あのむさ苦しい男は君の中にいるんだから。アハハ」

 ブラジャーを外し、大事な股間を覆い隠していたパンツを脱いだ洵子は、机の横に置いてあった紙袋を手に取ると、中に入っていた衣装を取り出した。

「どうだい? これを今から身に付けるんだ。かっこいいだろ? いや、可愛いって言ったほうがいいかな。う〜ん、たまんないよ」

 一人ではしゃぎながら、順番に衣装を身につけてゆく。その行為自体に彼女はそそられた。

「はぁ、はぁ。ドキドキするよ。僕が買ってきた服を洵子ちゃんが身に付けているんだ。最高だよっ」

 緑色のスパッツにふわりと広がるスカート。頭と胸元についているリボンがとてもキュートだ。そして最後に両腕に付けたのは白いロンググローブ。全て彼女のサイズに合っていた。

「はは……。あはは。どう? この衣装、すごく似合っているよ。さすが洵子ちゃんだっ」
中学生乗っ取り9
 彼女が身に付けたのは、アニメで登場する緑色がベースの魔法少女が着ているコスプレ衣装だった。

「スパッツの密着具合がたまんないよ。やっぱり美少女はこうでなきゃ!」

 スパッツに包まれた股間を撫でた後、白いロンググローブの両手を顔の前に持ってゆき、指を開いたり閉じたりする。

「ふはは、いやらしいよなぁ。この手でチンポをしごいたらどんなに気持ちいいだろう。と、とりあえずこの姿を残さないとっ」

 洵子は色褪せたTシャツが掛かっている椅子に座るとパソコンの電源を入れた。そしてウェブカメラを起動し、ディスプレイに自分の容姿を映し出した。

「洵子ちゃんだ。やっぱり可愛いなぁ!」

 ディスプレイいっぱいに映像を拡大した洵子は、軽くウィンクしてみた。頭に付いている可愛らしいリボンが揺れると、彼女の鼓動は激しく高鳴った。
 録画ボタンを押し、いやらしい笑顔をパソコンに取り込んでゆく。

「ああ、ダメだ。こんな顔は洵子ちゃんらしくないよ。もっと普段どおりの笑顔じゃなきゃ」

 ディスプレイに映る表情に不満を持った彼女は、目を瞑って大きく深呼吸すると、ゆっくりと瞼を開き、真面目にウェブカメラを見つめた。先ほどまでのいやらしい笑みが完全に消え、本来の彼女が持つ表情に変わる。

「うん、これでいい」

 一度録画ボタンを解除し、もう一度録画を始めた洵子はこの部屋に入って初めて自分らしい言葉遣いで話を始めた。

「……私は葦神洵子、十五歳。今は魔法少女の衣装を着ているの。似合ってるかな? 自分でもすごく興奮してるんだ。ママに見せたら変に思われるかも知れないな。でも、私はこの衣装を着たままオナニーするの。それが、あなたの……邦夫の希望だから。ねえ邦夫、目を覚まして。私、今からオナニーするんだよ」

 そこまで言った彼女は、録画を停止した。

「はぁ、はぁ、はぁ。も、もうたまんないよっ! 僕が喋っているのに、洵子ちゃんが喋っているようにしか思えないっ。君の全ては僕のものだっ」

 これ以上ない程の興奮を覚えた洵子は乱れた息を整えながらウェブカメラの位置を調整し、椅子に座る自分の姿がほぼ全て移るようにした。
 頭から膝辺りまでを確実に捉えられるようにセッティングした彼女は、再び録画ボタンを押すと、ウェブカメラを見つめながら微笑んだ。

「この衣装を着てオナニーするのは邦夫の前だけだよ。ほんとなんだから。パパやママには見せられないいやらしい私のオナニー。しっかりと見ていてね」

 興奮しすぎて声が震えている。
 洵子は背凭れに体を預けたまま左手を胸に、右手をスパッツに包まれた股間へと添えた。