エッチな事に興味津々の小学生の男子、稔君が姉の瀬里奈や、彼女の友達である範子を巻き込んでエッチな事をするお話です。
「い、いつの間に瀬里奈と……」
「実はね。姉ちゃんの部屋で予め体を入れ替えていたんだ。僕の演技、上手だったでしょ? 姉ちゃんも僕の真似をしてたんだ」
「そんな。瀬里奈まで私の事を騙してたの?」
「騙していたっていうか、姉ちゃんは僕の体と入れ替わっている事を範子さんが知ったら心配するだろうと思って、わざと僕のフリをしてたんだよ。だって、ラムネがあと二つしかなかったから」
「ラムネが二つしか無かったの? じゃあ私が元に戻ったから、稔君と瀬里奈は元に戻れないって事?」
「今はね。明日になれば手に入るから元に戻れるよ。でも、先に範子さんを自分の体に戻してあげたいからって言ってた」

 稔は瀬里奈の顔を立てるような言い回しで範子に話をすると、彼女はその内容を真剣に聞きながら、何度も頷いていた。

「でも、全部稔君がした事でしょ。瀬里奈と体を入れ替えるなんて……どうしてそんな事をするの?」
「だって、一度女の子になってみたかったんだ。それに、友達が持っている雑誌に載ってたんだ。男よりも女の体の方が気持ちいいって」
「何て本見てるの。稔君はまだ小学生なんだから、そんな本を見ちゃだめじゃない」
「興味があるんだ。範子さんもオナニーしてるの?」
「なっ……」

 その言葉に範子は顔を赤らめた。

「ねえ。範子さんもエッチな声を出しながらオナニーするんでしょ」

 瀬里奈の口からオナニーといういやらしい言葉が平気で出てくる事に、彼女は恥じらいだ。鼓動が高鳴り、息が苦しくなる。

「や、やめて。瀬里奈の姿でそんないやらしい事を言うのは」
「範子さん。姉ちゃんの事が好きなの?」
「えっ!?」

 その言葉に範子はビクンと体を震わせ、更に顔を赤くした。
友達の姉ちゃんと入れ替わり7
「うわぁ。真っ赤になった。やっぱり範子さんって姉ちゃんの事が好きだったんだ。手を握った時に何となく分かったんだよ」
「う、うそっ。そんなこと無いっ。私が瀬里奈の事を好きだなんてっ」

 ますます動揺する彼女に、瀬里奈(稔)はニコニコしながら話しかけた。

「それならエッチしようよ。僕が姉ちゃんの代わりをしてあげるからさ」
「な、何言ってるのよ。そんな事、出来るはず無いじゃない……あっ。そうじゃなくて、私はほんとに瀬里奈の事、そんな風に思ってないから」
「ふ〜ん。そうかなぁ。じゃあ……ねえ範子。アタシ、範子の事が大好きだよ。だからエッチしたいんだ。いいでしょ?」
「や、やめて。瀬里奈の真似するのは」
「アタシが瀬里奈だよ。ほんとに範子の事が大好きだから」

 そう言って後ろからギュッと抱きしめると、範子の体がビクンと震えた。制服越しにでも、妙に熱くなっている感じがする。

「ねえ、アタシとエッチしようよ。アタシ、範子とエッチしたいよ」

 瀬里奈の口調を真似ながら耳元で囁き、胸を揉んでみると範子は「あんっ」と可愛らしい喘ぎ声を漏らした。

「だめっ! み、稔君っ。こんな事をしたら瀬里奈に怒られちゃう」
「大丈夫。姉ちゃんには絶対に言わないから」
「そんなの信じられない」
「ほんとだよ。だって僕、姉ちゃんと範子さんを喧嘩させようなんて全然思ってないから。エッチな事がしたいだけなんだ」
「……私が瀬里奈を好きだって事も?」
「やっぱりそうだったんだ」
「あっ。そ、それは……」
「しゃべらないよ。だからエッチしてくれる?」
「でも、やっぱりだめ。そんな事出来ない」
「範子さん。僕が姉ちゃんの体になった今しか出来ないよ。きっと姉ちゃんはこんな事しないから。姉ちゃんの体、自由に触らせてあげるよ。裸も見せてあげるし。僕が姉ちゃんに成りすまして範子さんの体、触ってあげる」
「ゆ、誘惑しないで」
「絶対に言わないよ。自分の体に戻っても」

 範子は俯いたまま、少し間を置いた。そして、小さく呟いた。

「……稔君。お父さんにもお母さんにも、誰にもしゃべらない?」
「うん。僕と範子さんだけのヒミツ。誰にも喋らない」

 胸に宛がわれていた瀬里奈の手を遠ざけた範子は、体の向きを変えて向かい合った。眼鏡を掛けて自分を見つめる瀬里奈の顔がある。

「せ、瀬里奈……」
「いい?」
「その……約束してくれるなら」
「じゃあ……範子。アタシ、キスして欲しい」
「……うん」

 範子は瀬里奈の肩に両手を添えると、心臓が張り裂けそうになりながらゆっくりと顔を近づけていった。