この作品は、同人誌「入れかえ魂Vol.3」「入れかえ魂Vol.4」に掲載された「どうにもならない(前編)」と「どうにもならない(後編)」となります。
先生が大好きな高校生が、彼女の体を乗っ取り、色々な悪戯を行います。また、その性質上ダークな展開になりますので、読みたいと思われる方のみ、閲覧くださいませ。
先生が大好きな高校生が、彼女の体を乗っ取り、色々な悪戯を行います。また、その性質上ダークな展開になりますので、読みたいと思われる方のみ、閲覧くださいませ。
しばらくすると、一階から夕食が出来たという母親の声が聞こえた。
何も食べる気がしなかった智恵だが、両親に心配をかけたくなかったので「今行くから」と返事をして1階のダイニングキッチンへと降りて行った。
いつもと変わらぬ夕食風景。智恵も心の中では不安な気持ちを抱いていたのだが、結局何事も無いまま夕食の時間は過ぎていった。夕食が終わり、後片付けの手伝いをして風呂に入るための準備をする。
部屋に戻って化粧を落とし、新しい下着とタオルなどを用意してバスルームへ向かった智恵は、脱衣場でスウェットと下着を脱ぎ、胸元からタオルを巻いて浴室へ入った。
掛け湯をしてゆっくりと湯船に浸かる。
「ふぅ……」
深い呼吸をすると、不安な気持ちや緊張感が少し和らいだ気がする。
湯船に揺らぐお湯に見える自分の体。親から授かったこの体を他人に使われるなんて。そう思うととても悲しく、悔しかった。
吾郎が本当に死んでしまったのなら、それは神が与えたバツだったのかもしれない。
そんな事を考えながら湯船から上がると、プラスチックの椅子に座って体を洗い始めた。
タオルにボディーシャンプーをつけて丹念に洗ってゆく。いつもどおり、首の辺りから肩にかけて、そして腕を洗って上半身へと。
「ん……」
不意に感じた快感。何気なく洗っていた智恵だったが、泡だった白いタオルを持っている右手は、胸を執拗に洗いつづけている。
「えっ?」
今まで自分で動かしていたと思っていた右手が、自分の意思とは無関係に動いているのだ。右胸を洗っていた手が、今度は左胸を洗い始める。
「あ、あれ?」
いや、左胸に手を動かしたのは智恵自身がした行動。こうやって胸を洗っているのは智恵自身なのだ。
自分の意思とは無関係に動いたと感じたのは錯覚だったのだろうか?
左胸の下をきれいに洗い、左脇の下をこすった後にお腹へ移動する。そして、少し足を開き股間を洗っている時に――
「はぁんっ!」
思わず甘い声が出てしまった。
股間を洗っていた時に、中指がグニュッとワレメの中に入り込んだからだ。とても不思議な感じだった。それは、中指だけが無意識の内に動いた感じがしたからだ。
「えっ? い、今のって……何?」
白い泡のついたタオルを持っていた右手を顔の前に持って来て何度か握ってみる。
しかし、何もおかしな感じはしなかった。
「…………」
とにかく体を洗おう。そう思って、もう一度タオルを持って体を洗い始めた。背中やお尻、そして足を洗い終わるとシャワーで泡を洗い流す。そして、髪も洗い終わり、再度湯船に浸かった。
「何だったのかしら?」
そんな事を思いながら、水滴のついているプラスチックの天井を眺めていた。
すると、また知らない間に――
「うっ!あんっ!」
両手が浮力を受けている二つの胸を揉んでいたのだ。しかも今度はいつまでも揉み続けている。やはり智恵の意思とは無関係に。
「ああっ、や……やだっ。どうしてっ!」
ほんのりと赤みを帯びた智恵の皮膚。額に汗を浮かべながらも、湯船の中で乳首を引っ張る両手の指達。
「んあっ! ああっ、い、いやっ! やめてっ」
顔をしかめながら必死に両手に力を入れる智恵だが、まったく反応しなかった。いつの間にか体全体の動きも封じられている。
「い、いやあ〜っ!」
その叫び声に驚いた両親が、慌てて飛び込んできた。
「どうしたのっ?」
母親の声が耳に入ると、智恵は湯船の中でギュッと体を縮めた。
いつの間にか体の感覚が戻っている。
「智恵?」
「はぁっ、はぁっ……お、お母さん……」
「何があったの?」
「……な、何でも……ない……」
「だって急にあんな声を出して……」
「う、ううん……ごめんなさい。何でも……ないの……」
脱衣場で父親も話を聞いている。何か隠しているようにも思えたが、本人が言いたがらないのには訳があるのだろう。
そう思った両親は、それ以上何も聞かずに戻っていった。
「……やっぱり……やっぱり私の体の中に……」
絶望の底に叩き落された智恵は、うなだれながら風呂場を後にした。
自分の部屋に戻り、髪の毛も乾かさないでベッドに突っ伏す。
「やだ……もう……どうにもならない……」
この体の中には吾郎が入り込んでいる。吾郎が智恵の体を勝手に使って好きなことをする。もうこの体は私一人の体じゃなくなったんだ。
いつまでも涙が出てくる。
どうしてこんな事になってしまったのだろう?
これが私の運命なのだろうか?
それなら……そうなら残酷すぎる……
「酷い……酷いよ。そんなの酷すぎるよ。私が何をしたっていうの? 私、何も……何もしていないじゃないの」
精神的にもボロボロになってしまった智恵は、そのまま深い眠りに落ちた――
何も食べる気がしなかった智恵だが、両親に心配をかけたくなかったので「今行くから」と返事をして1階のダイニングキッチンへと降りて行った。
いつもと変わらぬ夕食風景。智恵も心の中では不安な気持ちを抱いていたのだが、結局何事も無いまま夕食の時間は過ぎていった。夕食が終わり、後片付けの手伝いをして風呂に入るための準備をする。
部屋に戻って化粧を落とし、新しい下着とタオルなどを用意してバスルームへ向かった智恵は、脱衣場でスウェットと下着を脱ぎ、胸元からタオルを巻いて浴室へ入った。
掛け湯をしてゆっくりと湯船に浸かる。
「ふぅ……」
深い呼吸をすると、不安な気持ちや緊張感が少し和らいだ気がする。
湯船に揺らぐお湯に見える自分の体。親から授かったこの体を他人に使われるなんて。そう思うととても悲しく、悔しかった。
吾郎が本当に死んでしまったのなら、それは神が与えたバツだったのかもしれない。
そんな事を考えながら湯船から上がると、プラスチックの椅子に座って体を洗い始めた。
タオルにボディーシャンプーをつけて丹念に洗ってゆく。いつもどおり、首の辺りから肩にかけて、そして腕を洗って上半身へと。
「ん……」
不意に感じた快感。何気なく洗っていた智恵だったが、泡だった白いタオルを持っている右手は、胸を執拗に洗いつづけている。
「えっ?」
今まで自分で動かしていたと思っていた右手が、自分の意思とは無関係に動いているのだ。右胸を洗っていた手が、今度は左胸を洗い始める。
「あ、あれ?」
いや、左胸に手を動かしたのは智恵自身がした行動。こうやって胸を洗っているのは智恵自身なのだ。
自分の意思とは無関係に動いたと感じたのは錯覚だったのだろうか?
左胸の下をきれいに洗い、左脇の下をこすった後にお腹へ移動する。そして、少し足を開き股間を洗っている時に――
「はぁんっ!」
思わず甘い声が出てしまった。
股間を洗っていた時に、中指がグニュッとワレメの中に入り込んだからだ。とても不思議な感じだった。それは、中指だけが無意識の内に動いた感じがしたからだ。
「えっ? い、今のって……何?」
白い泡のついたタオルを持っていた右手を顔の前に持って来て何度か握ってみる。
しかし、何もおかしな感じはしなかった。
「…………」
とにかく体を洗おう。そう思って、もう一度タオルを持って体を洗い始めた。背中やお尻、そして足を洗い終わるとシャワーで泡を洗い流す。そして、髪も洗い終わり、再度湯船に浸かった。
「何だったのかしら?」
そんな事を思いながら、水滴のついているプラスチックの天井を眺めていた。
すると、また知らない間に――
「うっ!あんっ!」
両手が浮力を受けている二つの胸を揉んでいたのだ。しかも今度はいつまでも揉み続けている。やはり智恵の意思とは無関係に。
「ああっ、や……やだっ。どうしてっ!」
ほんのりと赤みを帯びた智恵の皮膚。額に汗を浮かべながらも、湯船の中で乳首を引っ張る両手の指達。
「んあっ! ああっ、い、いやっ! やめてっ」
顔をしかめながら必死に両手に力を入れる智恵だが、まったく反応しなかった。いつの間にか体全体の動きも封じられている。
「い、いやあ〜っ!」
その叫び声に驚いた両親が、慌てて飛び込んできた。
「どうしたのっ?」
母親の声が耳に入ると、智恵は湯船の中でギュッと体を縮めた。
いつの間にか体の感覚が戻っている。
「智恵?」
「はぁっ、はぁっ……お、お母さん……」
「何があったの?」
「……な、何でも……ない……」
「だって急にあんな声を出して……」
「う、ううん……ごめんなさい。何でも……ないの……」
脱衣場で父親も話を聞いている。何か隠しているようにも思えたが、本人が言いたがらないのには訳があるのだろう。
そう思った両親は、それ以上何も聞かずに戻っていった。
「……やっぱり……やっぱり私の体の中に……」
絶望の底に叩き落された智恵は、うなだれながら風呂場を後にした。
自分の部屋に戻り、髪の毛も乾かさないでベッドに突っ伏す。
「やだ……もう……どうにもならない……」
この体の中には吾郎が入り込んでいる。吾郎が智恵の体を勝手に使って好きなことをする。もうこの体は私一人の体じゃなくなったんだ。
いつまでも涙が出てくる。
どうしてこんな事になってしまったのだろう?
これが私の運命なのだろうか?
それなら……そうなら残酷すぎる……
「酷い……酷いよ。そんなの酷すぎるよ。私が何をしたっていうの? 私、何も……何もしていないじゃないの」
精神的にもボロボロになってしまった智恵は、そのまま深い眠りに落ちた――
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