ブルマ大好き1
「え〜?何それ。ブルマなんて小学校の時から穿いてないよ。っていうか先生、何でブルマなの?」
「い、いや。別に意味はないけど先生がお前達の頃はブルマが主流だったからなぁ」
「今時そんなの穿くわけないじゃん。大体、エロい大人がブルマ好きなんでしょ。先生もキモよね。ブルマ好きなんて」
「おいおい。誰もブルマが好きだ何て一言も……」
「うわっ、超キモっ!近寄らないでよねっ」
「い、井乃畑。先生に向かってそんな言い方は無いだろ」
「セクハラセンセーはあっちに行ってよ。マジでキモいんだから」
「なっ……」

 たまたま話しかけた相手が悪かったのか。井乃畑は俺を変態扱いしながら、更衣室に着替えに行った。
 俺が彼女達と同じ高校生だった頃は、赤や青のブルマを穿くのが当たり前で、あのブルマを穿いたお尻や滑らかな股間がとても魅力的だった。そういう姿が見たくて、学校の教師になった訳じゃないけれど、理由の1つではあった。
 でも、今時の女子高生は「短パン」しか穿かず、発育が良くなった女子達の体のラインを隠している。それが許せなかった。
 許せないといえば、井乃畑が取ったあの態度。
 軽く男のロマンを語ろうと思っただけなのに、キモいやセクハラなんていいやがって!

「そこまで言うなら、トコトン変態になってやろうか?」

 きっと井乃畑は、他の生徒にも俺がブルマについて語ろうとした事を話しているだろう。
 【ブルマ好きの変態教師】なんてレッテルが貼られたらたまらない。
 
「先に手を打っておいた方がいいよな。それに……あんな態度を取った井乃畑にはお仕置きをしてやらないと。自分の生徒に使うつもりは無かったけど、今回は仕方ないな」

 俺は「よしっ!」と気合を入れると、急いで職員室に戻り帰り支度をした。
 


 一体、井乃畑は何人の友達に俺の事を話したのだろうか?
 調べてみると、彼女は学校の帰りに仲の良い女友達に話していた。ただ、その女友達は携帯で彼氏にメールをしながら聞いており、興味が無さそうだったから更に話が広がる可能性は低いだろう。念のために、後で女友達の記憶から話を聞いた部分を消しておくか。
 それよりも、まずは井乃畑だ。


 大学の頃から殆ど片付けていない部屋は、趣味の美少女ゲームやフィギュアを置いたまま。こんな部屋に女性を連れてくれば軽蔑される事、間違いなしだが、今まで連れてきた女性は誰一人として俺を軽蔑することなく、この部屋を受け入れてくれる。
 もちろん、井乃畑だって例外ではない。

「どうだい?俺の部屋。オタクっぽい部屋に見えるか?ほら、お前が俺をキモいって言うきっかけになったブルマがあるだろ。赤いブルマと体操服、ネットで買ったんだよ。別に俺が穿くために買ったんじゃない。これが似合う女性のために買ってあるんだ。井乃畑、今日はお前が身に付けるんだ」

 井乃畑が制服を脱ぎ、体操服と赤いブルマを身に付ける。正確には、俺が井乃畑の手を使って制服を脱ぎ、体操服とブルマを身に付けさせる訳だが――。
ブルマ大好き2

「似合ってるじゃないか。本当はお前、こんな体操服姿で体育をしたいんじゃないのか?」

 彼女に話しかけても返事はない。それは、俺が井乃畑の全てを手中に収めているからだ。ベッドには魂の抜けた俺の体が横たわっている。そして井乃畑が一人、体操服姿で立っていた。
 要するに、俺が井乃畑の体を乗っ取っている。憑依ってやつだ。
 自分の体から幽体となって抜け出し、他人の体に入り込む。こうして俺は家へ帰ろうとしていた井乃畑の体を奪った。そして彼女の体を俺の家に持って帰って来たのだ。

「先生に向かってキモいなんて言ったら駄目だろ。しっかりとお仕置きしてやるからな」

 井乃畑の指を使い、ブルマの上から股間を上下に撫でる。柔らかい女性の触り心地だ。肌に密着するブルマの生地は、井乃畑の性器に食い込み、左右に割れた。

「先生の前でこんな事するなんて、井乃畑が変態でキモいぞ。それとも、先生の事が好きで気を惹こうとしているのか?」

 わざと嫌がる事を彼女に言わせながら、開いている手を胸に当て、体操服ごと揉んでみる。小さめだけど、女性としての胸はしっかりと存在し、敏感な刺激を楽しませてくれる。

「感じてきただろ。先生は井乃畑の事、何でも分かるんだからな」

 椅子に座り、程よい脂肪に包まれた太ももを開くと、当たり前の様にブルマの中に手を忍ばせる。この仕草が何ともたまらないのだ。
 ブルマを直穿きさせているので、短い陰毛に包まれた彼女の性器を容易に触れる事が出来る。

「んっ……。もう濡れてるのか?それに、先生の前で可愛らしい喘ぎ声を漏らすなんて駄目じゃないか。んんっ……はぁ」

 井乃畑の口から漏れる喘ぎ声に酔いしれながら、ブルマの中で蠢く指たちを眺めた。
 彼女の指一本一本が俺の思い通りに動き、クリトリスを弄っている。そして彼女の体は俺に女性の快感を味あわせてくれる。
 これだから憑依は止められないのだ。

「あふっ。んんっ……。先生に体の自由を奪われてオナニーするのはどんな気分だ?ほら、お前の指を膣の中に入れちゃうぞ」

 すでに男性との経験を済ませている井乃畑の膣内は熱く火照り、滑っていた。彼女の指でかき回してやると、クチュクチュといやらしい音がブルマの中から聞えてくる。

「いやらしいなぁ。先生が見ているのにこんな事をするなんて。先生、このままお前の体でイッちゃていいか?お前もこんなに濡らしているんだからイキたいだろ」

 彼女の記憶は覗けても、乗り移っている間は眠っているので意識を読み取れない。逆に眠ってくれていた方がやりたい放題なので、好都合というものだ。

「あっ!先生っ、ごめんなさいっ。私、先生に酷い事を言いました……あんっ」

 わざと井乃畑の真似をして謝らせた。でもクリトリスや胸を弄る手の動きは止めない。いや、むしろ井乃畑の体をイカせるために激しく動かした。

「ああっ。あっ、あふっ。ああんっ」

 意識せずとも、自然と女の子らしい喘ぎ方になる。
 ブルマにシミが出来て、中に入れた手が全体的に滑っていた。その手を必死に動かし、井乃畑の体をオーガズムへと導いてゆく。どんな女性に乗り移っても、この行為は同じだ。

「あっ、あっ、あっ。イ、イクッ!井乃畑の体が……イクゥッ!」

 大きく足を開きながら必死にクリトリスを刺激した俺は、井乃畑の体でオーガズムを迎えた。この瞬間が男の体では味わえない神秘的で極上な体験だった。

「ああっ〜。あっ、あっ、はぁ〜」

 数回体を震わせた後、快感の余韻を楽しむ。
 腰の力が抜けるような感覚。そしてイッた事による充実感。満足感。
 この後、俺は井乃畑にブルマを穿かせたまま、ベッドに横たわっていた自分の体とセックスさせた。魂が抜けていても体はしっかりと感じるようで、井乃畑の手で肉棒をしごいてやると間もなく勃起する。
 膣を貫かれる感覚は、男性では決して体験できないだろう。
 この、蕩けるような快感が女性にしか与えられていないなんて不公平だ。
 そんな事を思いながらも、俺は井乃畑の体でセックスを楽しむのだった――。



「先生、おはよう」
「ああ。おはよう」
「あのさ。私って昨日の放課後、先生と何か話さなかったっけ?」
「いや、何も話してないけど」
「……そっか。それならいいけどね」
「何だ?」
「ううん。何でもない」

 俺が正門前で立っていると、登校して来た井乃畑に声をかけられた。昨日、井乃畑の体で楽しんだ後、彼女の記憶を少しだけ修正し、俺がブルマの話をした部分を消去したのだ。きっともやもやした感じで気持ち悪いのだろう。


「普段は知らない女性に憑依してブルマを穿かせているけど、身近にいる自分の生徒に憑依してブルマを穿かせるものいいもんだな。今度はあの生徒に穿かせてみるか」

 今までは面識のない大人の女性をターゲットにして魅力的なお尻や股間を楽しんできたけど、女子高生も悪くない。
 そんな事を思いながら、目の前を通り過ぎた女子高生の背中を眺めた――。


……というわけで、ブルマ万歳!